みんなのGood

カメオは新型車のテストドライバーだった。
車に搭載された先進の自動ブレーキのデモンストレーションの為に、壁に向かってアクセル全開で突撃したカメオは、自動ブレーキの故障により大怪我を負った。
事故を起こしたカメオは当然罪に問われず、むしろ多額の賠償金を製造会社から支払われたと言う。
怪我が治ったカメオは、今日も趣味のドライブに出掛けるらしい。

「お父さんお腹すいたー　これ作って」
「カメコは本当にポップコーンが好きだな。分かった！ちょっと待ってろ」

仲のいい親子のワンシーンでした。
（年の離れた兄弟でも正解とします。）


余談
ポップコーンの製法は水蒸気爆発を利用しているので
比喩ではなく実際に爆発しています。
　（Wikipediaより爆発（ばくはつ、英: explosion）とは、
　　圧力の急激な発生もしくは解放の結果、熱・光・音などおよび破壊作用を伴う現象）

カメオは予定通りウミガメ駅で降りようとしていた。
ドアが開く瞬間、チラリとドアの方を見た。
すると、開くドアに貼られた広告に、カメオは【ハッ】とした。
カメオの｛大大大大大好きなアイドル｝が写っていた気がする…
気になるぞ…どうする…
ドアが閉じないと広告は見えないし…
少し迷った末、電車を降りず、確認することに。
ドアが閉まり、その広告を見ると、少し似ているがまるで別人だ。
ガッカリしながら、カメオは次の駅で降り、逆方面の電車に乗り、ウミガメ駅へ戻った。

＜要約＞
【ドアが開く瞬間にチラリと見えた広告が気になったから】

カメコは製薬会社の社長であり慈善活動として植林活動を行った。しかし、植えた木が杉であることから、花粉を撒き散らし、自分達が再度儲かるようにしたようにカメオには感じられたため批判した。

カメコにとってカメオは、とても大切な、かけがえのない存在……息子であった。

母から息子に初めて贈る贈り物。
それは、もちろん名前である。

生まれてきてくれてありがとうの気持ちを込めて、意味を込めて、素敵な名前をつけた。
しかし、赤ん坊のカメオにそんなことがわかるはずもなく、全く喜ばなかった。

(作者より：というか、大人でも自分に名前をつけてもらって嬉しい！と思う人は、あまりいない気がします。
当たり前のように使っていますが、親の気持ちがぎゅっと込められているものなんですよね。。。

元ネタは、娘の保育園でいただいた園便りでした。)