「ツン・デレ」「1ブックマーク」
困り顔で自分の鼻やほっぺた、部屋の壁などをツンツンつついているカメミ。
そんな彼女の困りごととは?
そんな彼女の困りごととは?
26年03月01日 22:44
【20の扉】 [アカシアン]
【20の扉】 [アカシアン]

ツンツン ツンツン
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▽解説
「ウミコちゃん、ばぁばが『すまぁとふぉん』で写真撮るからねえ」
「はーい」
👵🏻
あらやだ、私の顔が映ってるじゃない。
ほれ、ほれ・・・ツンツン
なにこれ、直らないわ・・・ツンツン
「ばぁば早くー」
どうすればカメラを切り替えられるのかしら・・・。
▽解説の解説
カメミがスマートフォンで孫の写真を撮ろうとしたところ、何かの拍子でインカメに切り替わってしまった。
機械に弱いカメミは戻し方が分からず、画面に映った自分の顔や壁をただツンツンするだけだった。
そんな彼女の困りごとは「カメラが切り替わらない」である。
「ウミコちゃん、ばぁばが『すまぁとふぉん』で写真撮るからねえ」
「はーい」
👵🏻
あらやだ、私の顔が映ってるじゃない。
ほれ、ほれ・・・ツンツン
なにこれ、直らないわ・・・ツンツン
「ばぁば早くー」
どうすればカメラを切り替えられるのかしら・・・。
▽解説の解説
カメミがスマートフォンで孫の写真を撮ろうとしたところ、何かの拍子でインカメに切り替わってしまった。
機械に弱いカメミは戻し方が分からず、画面に映った自分の顔や壁をただツンツンするだけだった。
そんな彼女の困りごとは「カメラが切り替わらない」である。
「腹いっぱいの唐揚げ」「1ブックマーク」
問題行動の絶えなかった息子コウヘイが晴れて高校を卒業し、この春から社会人となる。
今後は寮生活となるため、コウヘイは荷物をまとめてこの家を出て行った。
コウヘイの部屋のドアを開けると、ベッド脇の壁に穴があいている。
父親のマサシはその穴を見て、不可能だと知りながら「唐揚げを腹いっぱい食べたい」と思った。
いったいどういうことか?
今後は寮生活となるため、コウヘイは荷物をまとめてこの家を出て行った。
コウヘイの部屋のドアを開けると、ベッド脇の壁に穴があいている。
父親のマサシはその穴を見て、不可能だと知りながら「唐揚げを腹いっぱい食べたい」と思った。
いったいどういうことか?
26年03月03日 21:45
【ウミガメのスープ】 [壱]
【ウミガメのスープ】 [壱]
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解答
コウヘイの部屋はかつてのマサシの部屋で、壁の穴もマサシが学生時代にあけたものだった。
荒れていたマサシに、母親は何も詮索することなくマサシの大好物の唐揚げをたくさん作り、お腹を満たしてくれた。
そんな母はもうすでにこの世を去っている。
壁の穴を見て当時の記憶が蘇ったマサシは、叶うことはないと知りながら、また母の作った唐揚げを食べたいと思った。
解説
暴言暴力、警察沙汰……まぁ色々あった。
決して簡単な子育てではなかった。もちろん、それはどこの家庭にだって言えることだろう。
紆余曲折ありながらも無事に高校を卒業し、この春から社会人として働き出す息子のコウヘイ。
これからは寮生活となるため、たった今荷物を運び出し、この家を出て行った。
別れ際なんて実にあっさりしたものだ。じゃ、の一言で目も合わそうとしない。まぁ、男なんてそんなものか。
がらんとした息子の部屋。扉を開けて中を見渡すと、6畳ぽっちの空間がやけに広く見えるものだ。
ベッド脇の壁には穴があいていた。拳で思いきり殴ってへこんだいびつな穴。さぞかし荒れていたのだろう、……学生時代の俺は。
そう、この穴はコウヘイではなく、過去の俺があけた穴だ。つい先刻までコウヘイの部屋だったこの場所は、元々は俺の部屋だった。
誰にだって無性にイライラする時期というものがあるもんなんじゃないだろうかと、俺は思っている。いや、もしかしたら無い人も居るのかもしれない。
けれど、問題行動を起こしてばかりのコウヘイは、まるで過去の俺を目の前で再生させられているみたいだった。
暴言、暴力、警察沙汰。母が隠れて泣いていたのも知っている。それすらも当時はイライラして仕方がなかった。
そしてある日、この壁を思いきり殴ったのだ。壁って案外脆いんだなと驚いたのを覚えている。穴があき、俺の拳には血が滲んだ。
あまりに大きな音に驚いた母が慌てて様子を見に来た。そろりとドアを開けて中を覗き込む母に、なんでもねーよ、と一言返した。
その日の夕飯は、俺の大好物の唐揚げだった。母は何も言わなかった。ただ、俺の大好物の唐揚げをこれでもかというくらい山盛りに揚げていた。
俺はそれを腹いっぱいになるまで食べた。何だか泣きたくなった。きっと唐揚げが旨すぎるせいだと思うことにした。気がつくと目から涙が溢れていた。乱暴に拭って、唐揚げを食べ続けた。やはり母は何も言わなかった。ただ伏し目がちに柔らかな表情をしているだけだった。
そんな母は、60代でこの世を去った。早すぎる別れだった。
社会人になってからも母の作る唐揚げは何度も食べたし旨かったが、あの日、壁に穴をあけた日の山盛りの唐揚げは、この世のどんなご馳走よりも旨かった。
コウヘイが巣立った後の空っぽの部屋。
俺は母のようにはなれなかったが、父親として、何か一つでも息子に渡してやることができただろうか。
部屋の中に入り、そっと壁の穴に触れる。
刹那、猛烈に母の作った唐揚げが食べたくなった。
もう一生食べることのできない母の味。
あの日の無言の愛情を深く深く噛み締めるように、俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。
コウヘイの部屋はかつてのマサシの部屋で、壁の穴もマサシが学生時代にあけたものだった。
荒れていたマサシに、母親は何も詮索することなくマサシの大好物の唐揚げをたくさん作り、お腹を満たしてくれた。
そんな母はもうすでにこの世を去っている。
壁の穴を見て当時の記憶が蘇ったマサシは、叶うことはないと知りながら、また母の作った唐揚げを食べたいと思った。
解説
暴言暴力、警察沙汰……まぁ色々あった。
決して簡単な子育てではなかった。もちろん、それはどこの家庭にだって言えることだろう。
紆余曲折ありながらも無事に高校を卒業し、この春から社会人として働き出す息子のコウヘイ。
これからは寮生活となるため、たった今荷物を運び出し、この家を出て行った。
別れ際なんて実にあっさりしたものだ。じゃ、の一言で目も合わそうとしない。まぁ、男なんてそんなものか。
がらんとした息子の部屋。扉を開けて中を見渡すと、6畳ぽっちの空間がやけに広く見えるものだ。
ベッド脇の壁には穴があいていた。拳で思いきり殴ってへこんだいびつな穴。さぞかし荒れていたのだろう、……学生時代の俺は。
そう、この穴はコウヘイではなく、過去の俺があけた穴だ。つい先刻までコウヘイの部屋だったこの場所は、元々は俺の部屋だった。
誰にだって無性にイライラする時期というものがあるもんなんじゃないだろうかと、俺は思っている。いや、もしかしたら無い人も居るのかもしれない。
けれど、問題行動を起こしてばかりのコウヘイは、まるで過去の俺を目の前で再生させられているみたいだった。
暴言、暴力、警察沙汰。母が隠れて泣いていたのも知っている。それすらも当時はイライラして仕方がなかった。
そしてある日、この壁を思いきり殴ったのだ。壁って案外脆いんだなと驚いたのを覚えている。穴があき、俺の拳には血が滲んだ。
あまりに大きな音に驚いた母が慌てて様子を見に来た。そろりとドアを開けて中を覗き込む母に、なんでもねーよ、と一言返した。
その日の夕飯は、俺の大好物の唐揚げだった。母は何も言わなかった。ただ、俺の大好物の唐揚げをこれでもかというくらい山盛りに揚げていた。
俺はそれを腹いっぱいになるまで食べた。何だか泣きたくなった。きっと唐揚げが旨すぎるせいだと思うことにした。気がつくと目から涙が溢れていた。乱暴に拭って、唐揚げを食べ続けた。やはり母は何も言わなかった。ただ伏し目がちに柔らかな表情をしているだけだった。
そんな母は、60代でこの世を去った。早すぎる別れだった。
社会人になってからも母の作る唐揚げは何度も食べたし旨かったが、あの日、壁に穴をあけた日の山盛りの唐揚げは、この世のどんなご馳走よりも旨かった。
コウヘイが巣立った後の空っぽの部屋。
俺は母のようにはなれなかったが、父親として、何か一つでも息子に渡してやることができただろうか。
部屋の中に入り、そっと壁の穴に触れる。
刹那、猛烈に母の作った唐揚げが食べたくなった。
もう一生食べることのできない母の味。
あの日の無言の愛情を深く深く噛み締めるように、俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。
「まちぶせ」「1ブックマーク」
笑顔で振り向いたカズオを見て、彼と交際しているミウは不機嫌になった。
なぜ?
なぜ?
26年03月04日 23:00
【ウミガメのスープ】 [アカシアン]
【ウミガメのスープ】 [アカシアン]

あなたを振り向かせる
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▽解説
マジでないんだけど。
私よりさっきの女の方が可愛いって思ったんでしょ。
あの女とすれ違った時、すぐ振り向いて目で追ったじゃん。
めっちゃニタニタしてたよ。
私あんな笑顔のカズ、見たことないよ。
「ごめん?」
どういう意味?何のごめん?それ?
私なんかよりあの女追いかければいいじゃん?
まだいるかもよ?そのへんに。
きょうもう帰るから。
連絡してこないでね。
▽解説の解説
女とすれ違った時、彼氏のカズオがニヤケ顔で振り向き、女を目で追った。
カズオがその女に向けた強い好意を察知し、ミウは不機嫌になったのだ。
マジでないんだけど。
私よりさっきの女の方が可愛いって思ったんでしょ。
あの女とすれ違った時、すぐ振り向いて目で追ったじゃん。
めっちゃニタニタしてたよ。
私あんな笑顔のカズ、見たことないよ。
「ごめん?」
どういう意味?何のごめん?それ?
私なんかよりあの女追いかければいいじゃん?
まだいるかもよ?そのへんに。
きょうもう帰るから。
連絡してこないでね。
▽解説の解説
女とすれ違った時、彼氏のカズオがニヤケ顔で振り向き、女を目で追った。
カズオがその女に向けた強い好意を察知し、ミウは不機嫌になったのだ。
「MMORPGでトレイン」「1ブックマーク」
日曜日の夜、バイトから帰ったウミタはようやくMMORPGの世界へとログインした。
広大なフィールドに降り立ち、プレイする仲間へ一通りあいさつし、さあ冒険の始まりだと意気込んだその矢先、たたみかけるように不幸が襲い掛かってきた。
一体、ウミタに何が起こったというのだ?
広大なフィールドに降り立ち、プレイする仲間へ一通りあいさつし、さあ冒険の始まりだと意気込んだその矢先、たたみかけるように不幸が襲い掛かってきた。
一体、ウミタに何が起こったというのだ?
26年02月28日 18:57
【ウミガメのスープ】 [mintadel]
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

通常スープです。
解説を見る
その不幸の正体は、ゲーム内のチャットログに突如現れたメッセージの連投だった。
「そういえば、宿題やったか?」
「引きこもってないか?」
「夜更かしするなよ~」
それは、ウミタが最も聞きたくないはずの、先生からの言葉だったのだ。
先生、いつも協力プレイありがとうございます、身近の大人からのマネーパワーは本当に助かってます。
ですが……ネットゲームのプレイ中の会話(チャット)に現実を持ち込むのはやめてください!
「そういえば、宿題やったか?」
「引きこもってないか?」
「夜更かしするなよ~」
それは、ウミタが最も聞きたくないはずの、先生からの言葉だったのだ。
先生、いつも協力プレイありがとうございます、身近の大人からのマネーパワーは本当に助かってます。
ですが……ネットゲームのプレイ中の会話(チャット)に現実を持ち込むのはやめてください!
「ゴム鉄砲でひとっとび」「1ブックマーク」
小学生のケイスケは母に問う。
「ママ、俺の傘知らない?」
そんな息子に、母は慌てた様子で輪ゴムを渡した。
いったい何のために?
「ママ、俺の傘知らない?」
そんな息子に、母は慌てた様子で輪ゴムを渡した。
いったい何のために?
26年03月03日 08:06
【ウミガメのスープ】 [壱]
【ウミガメのスープ】 [壱]
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解答
代わりのビニール傘に目印をつけるため
解説
朝。窓の外はどしゃぶりの雨。
小学4年生のケイスケは、いつも集合時間ぎりぎりに家を出る。
「行ってらっしゃい。雨ひどいから長靴履いて行きなね」
「ねぇママ、俺の傘知らない?」
「えっ?知らないよ」
「あれー?おっかしいなぁ」
どうやら傘が無いようだ。
「学校に忘れてきたんじゃないの?これ使って」
母は咄嗟に家族共用の透明なビニール傘を手渡した。
しかし、ビニール傘には名前が書いていない。
小学生の持ち物には名前を書くのがお決まりだ。しかし、持ち手は黒だし…あぁ遅刻してしまう。
「ちょっと待ってて」
母は急いでキッチンへ行き、輪ゴムを一本持ってきた。
「これ目印にはめといて」
ケイスケは輪ゴムを受け取ると、持ち手のところにねじってはめた。
そして勢いよくドアを開け、慌ただしく家を出て行ったのだった。
代わりのビニール傘に目印をつけるため
解説
朝。窓の外はどしゃぶりの雨。
小学4年生のケイスケは、いつも集合時間ぎりぎりに家を出る。
「行ってらっしゃい。雨ひどいから長靴履いて行きなね」
「ねぇママ、俺の傘知らない?」
「えっ?知らないよ」
「あれー?おっかしいなぁ」
どうやら傘が無いようだ。
「学校に忘れてきたんじゃないの?これ使って」
母は咄嗟に家族共用の透明なビニール傘を手渡した。
しかし、ビニール傘には名前が書いていない。
小学生の持ち物には名前を書くのがお決まりだ。しかし、持ち手は黒だし…あぁ遅刻してしまう。
「ちょっと待ってて」
母は急いでキッチンへ行き、輪ゴムを一本持ってきた。
「これ目印にはめといて」
ケイスケは輪ゴムを受け取ると、持ち手のところにねじってはめた。
そして勢いよくドアを開け、慌ただしく家を出て行ったのだった。












