みんなのブックマーク

Take a picture!「3ブックマーク」
苦労の末に日本の三川岳を登頂したアメリカ人の青年ジャック。

山頂にいた陽気な登山サークルの面々に誘われて一緒に記念撮影したことで、ジャックは山中で出会った人に謝りたくなった。 なぜ?


(SP:ほずみさん 感謝!)
25年07月06日 23:39
【ウミガメのスープ】 [異邦人]



解説を見る
【解説:】

ジャック「ようやく山頂に着いた……! なんて素晴らしい景色だ!」

サークル代表「こんにちは、1人で登ってきたんですか?凄いですね! よければ登頂記念に一緒に写真を撮りませんか?」

ジャック「本当ですか!嬉しいな! ……あ、でも君の仲間たちは{『あっちへ行け!』のジェスチャー}をしてますよ?」

サークル代表「えっ!? ……ああ!あれは{『こっちへ来て!』のジェスチャー}ですよ! みんな手招きしているんです!」

ジャック「そうなんですか! {同じジェスチャーなのにアメリカと日本で意味が逆}なんですね!」

ジャック(……となると、山道から外れて迷ってしまった時に出会った人は、僕に手招きしてくれていたのか! せっかくの親切を勘違いして悪いことをしたな。 下山する際に会えたら謝りたいな……あの白い着物を着た女の人に)
噂のキッスをあげる「3ブックマーク」
「海が見えるところに住みたいな」

そんな妻の願いを叶えるために田中は昼夜問わず働いて、浜辺のそばに家を建てた。

妻はその家を大層気に入り、毎日浜辺に出かけて貝殻をひとつだけ拾ってくるのが日課となった。

その貝殻が30個ほど集まったある日のこと。

「見て見て!桜貝!」

妻が嬉しそうに田中の目の前に二片の貝殻を持ってきた。

「二枚貝だからこっちとこっちが対になってるの。他の貝殻とは絶対に合わないんだよ。だから…」
妻が貝の片方を田中の手に握らせて
「一つは君にあげる。もし生まれ変わってもまた君に会えるようにっておまじない」

そう言って桜貝のように頬を染める妻。

(ちくしょう!超絶可愛いな!俺の嫁!)

田中はそう思わずにいられないのであった。

問題
その前日、田中が釣ってきた魚は何?
理由とともに答えよ。
25年07月13日 00:32
【20の扉】 [ダニー]

7/20(日) 22:00ごろ締めます




解説を見る
状況は絶望的だった。

2人が海難事故の末に打ち上げられたのは無人島。

そしてライターやナイフなどサバイバルに必要なものを何一つ持ち合わせていなかった。

それでもこんな時だからこそ明るく行動しないとと2人は気丈に振る舞っていた。

「とりあえずこれ以上体を冷やさないように屋根のある拠点を作らないと」
「どうせなら海が見えるところに住みたいな」

田中は昼夜問わず島の至る所から材料をかき集め、浜辺のそばに簡易的な家を拵えた。

妻はその家を大層気に入り、ここに着いた経過日数を数えるために毎日貝殻を拾って家の中に並べていった。

浅瀬での釣りや森の中での野草など食料はある程度確保できたものの、いかんせん火が起こせないというのは致命的であった。

飲料水は雨水。しかしそれを煮沸することはできず、食料も生でしか食べることができない。
2人は体調を崩し体力を消耗していくのを止められなかったのだが、希望を捨てずに生きようと明るく努力し続けた。

この島に着いて30日が経過。

「見て見て!桜貝!」

妻が嬉しそうに田中の目の前に二片の貝殻を持ってきた。

「一つは君にあげる。もし生まれ変わってもまた君に会えるようにっておまじない」

2人はこの時点で限界を超えていた。
このタイミングで希少な合わせ貝が見つかったということも、{昨日フグが釣れたということも}、天の啓示なのではないだろうか。

2人は来世で結ばれることを祈りながらフグの肝を同時に口にしたのだった。































以外、本問の真相には関係のない話。

「俺、フグ太!生まれた時から囲いに囲まれた場所で暮らしてるんだけど、大海に憧れてるんだ!」
「でも憧れで終わらせるつもりはないよ!今日はあいつの目を盗んで…」

フグのフグ太は養殖場を抜け出すことを決意していた。
気合いで身につけた大ジャンプ。これで囲いを飛び越える。
しかしフグ太に異様なほどの執着を持つ男がいる。
この養殖場のオーナー、あなご君である。

フグ太は見事そのジャンプで養殖場を抜け出すことに成功したのだが、あなご君はフグ太の逃亡の瞬間を目撃し、執拗なまでに追いかけ回した。なんかちっちゃい舟で。

逃げるフグ太、追うあなご。

三日三晩の逃走劇でフグ太は目の前に島を発見し、いったん身を隠すことに。

それにしてもお腹が空いて仕方がない。
そんな時にフグ太の目の前にミミズが現れた。

ミミズに食いつくフグ太。

しかしそれは針に仕掛けられた釣り餌だったのだ!

フグ太はなんか顔色の悪い夫婦に捕まり、その一生を終えることとなった。

一方のあなご君。島のあたりでフグ太を見失い、とりあえず島で一夜を過ごして捜索を再開。

そこで顔色の悪い夫婦に出会った。
彼らがフグ太を口に入れたタイミングで。

「お前ら、俺の、俺のフグ太を!」
「人!人だ!僕ら以外に人がいたのか!でもフグを食べてしまった。もう助からない…」
「助かるよ」
「へっ?」
「うちのフグ太には毒ないよ」
「うちの…フグ太…?」
「養殖フグは適切な管理をすれば無毒化することが可能です。フグ毒は餌を通じて体内に蓄積される後天的なものであり、養殖では毒を持つ餌を与えなければ、無毒のフグを育てることができるのです」

ということでフグ太の尊い命を犠牲にして顔色の悪い夫婦は助かりました。

めで鯛!
罪の蜜「3ブックマーク」
大学生の奈々子には、どうしても気に入らない男がいた。
その男――「ウエダセンパイ」は、奈々子の親友・真希にやたらと馴れ馴れしく接する軽薄な先輩。
女好きそうな雰囲気でナヨナヨしていて、見ているだけでイライラする。
「真希にはもっと誠実でまともな人がふさわしいのに……」と奈々子は、真希づての話と遠目から見たくらいしか知らないウエダのことを、密かに“真希の彼氏として不合格”と勝手に見定めしていた。

ある日、奈々子はキャンパスで、ウエダが{ある犯罪}を犯そうとしている場面を目撃してしまう。
そんな奈々子はその後、ウエダへの印象を少しだけ{好意的に見直した}。

ある犯罪とは何か?
25年07月23日 21:13
【20の扉】 [さなめ。]



解説を見る
【{女子トイレの盗撮}(不法侵入)】



「…てか、真希のサークルのウエダセンパイって女だったんだね」
「え?」
「真希の話だけだとテニスは上手いとか距離が近いとか、それぐらいしか分かんなかったから、馴れ馴れしい軽薄な男なのかと思ってたよ〜。なのに真希はちょっと楽しそうでお熱みたいな雰囲気出しちゃって。ちょっとイライラしててさー。」
「…それで?」
「でも、この前ウエダセンパイがお手洗いに入るとこ見かけてさ、うわーそうきたかーって。いや、私が勘違いしてただけなんだけど。見た目とかファッションとか、ちょっと中性的じゃん。そりゃ同性なら距離も近いよねって。やきもきして損した〜。」
「…あの〜。」
「え、なに」
「上田先輩、普通に男性。」
「…」
「…」
「…やっぱ真希、テニサーなんてやめときなよ。」


あ、ウエダセンパイは程なくして退学したってさ。
【らてクエ33リサイクル】苛斂誅求「3ブックマーク」
ラテラテ国で、眠った時間に応じて課税される「睡眠税」が導入されることになった。
それを知ったロングスリーパーのカメオは、ラテラテ国への移住を決めた。
一体なぜ?

*らてクエ33 No.6 海苔巻太郎さんの問題です。
25年07月28日 12:26
【ウミガメのスープ】 [かたな]



解説を見る
ラテラテ国周辺の文化圏では、長く眠ることは「社会の時間を浪費する行為であり罪」とされ、睡眠時間を最小限に抑えることを美徳とする文化がある。
しかし、ラテラテ国の睡眠税を払うことで「睡眠の罪」が清められ、長く眠ることが社会的に許される。(免罪符を与えられる。)
カメオはロングスリーパーで長く眠りたいが、元の国では罪悪感や非難に耐えられなかった。
ラテラテ国の睡眠税を払えば、長く眠っても道徳的に許されると知り、罪悪感なく睡眠を楽しむために移住を決めた。
荒れ果てたアパートの一室にて「3ブックマーク」
ほこりっぽい荒れ果てたアパートの一室。
ひび割れた壁、倒れた本棚。
割れた窓の破片が床に散らばり、そばには空っぽのジャム瓶が転がっている。
ウミコは幼いカメオの唇に、震える手でそっと指を押し当てた。
同時に、カメオの小さな手は、ウミコの服をぎゅっと握りしめていた。

やがて、ウミコは人々から称えられたという。
いったいなぜ?
25年08月05日 17:21
【ウミガメのスープ】 [かたな]

9日(土)22時頃まで




解説を見る
{地震}でアパートが半壊し、ウミコと幼い息子のカメオは{部屋に閉じ込められた。}
空のジャム瓶が示すように食料は尽き、水もなかった。
ウミコは{割れた窓の破片で自らの指を傷つけ、滲む血をカメオに与えて}命をつないだ。
数日後、救助隊が到着し、二人とも無事に生還。
ウミコの自己犠牲と母の愛が人々に知れ渡り、彼女は深く称えられたのだ。