みんなのブックマーク

旅×本「1ブックマーク」
図書館で初めて怒られた女は、楽しみにしていた旅行に急に不安を覚えた。

一体なぜ?
18年07月27日 18:08
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]

その心は、どちらもしおりあると安心でしょう




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「ーーっと、ちょっと。起きてくださいっ」
「…ん?」

女は、いつの間にか寝てしまっていたらしい。
図書館の職員に睨まれ、女は反射的に謝った。

「あ、すみません。ここで寝てたら迷惑ですよね…」
「少しくらいなら構いませんが、静かにしてもらわないと困ります」
「えっ、そんなにうるさかった…ですか?」
「ええ、びっくりするぐらい大きないびきでしたので…」


今更ながら、女は周りの視線を感じた。
微かだがクスクス笑う声も聞こえてくる。

(うそ…こんな人の多い所でいびきかいちゃったの!?)


顔から火を吹いた女は、慌てて図書館を飛び出した。
恥ずかしいのもそうだが、ショックで混乱している。

(私っていびきうるさいんだ…知らなかった………
てかまって!旅行やばい!……彼に聞かれたら死ねる…)



しばらく固まっていた女は、神妙な顔でスマホに呟いた。

「hey Siri、いびきの治し方を教えて」
会社員のカメオは、会社のお金に関する情報を記録する役目を担っている。

そんなカメオは、ミスをした訳でもないのに、
何故か「自分は間違った情報を記録してしまった」事にしているという。
そのおかげで、カメオは早く帰れるようになったという。

一体どういう事だろう?
19年01月20日 22:02
【ウミガメのスープ】 [キャノー]

…これも一つのテクニック




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お金の記録は非常に重要なため、記録する人のミスで、お金の桁数や金額が間違っていたら、大変な事になる。
なので、会社は定期的に、記録されている情報に誤りがないかを確認させるのだが…


カメオ
「確認終わりましたが、1つもミスはありませんでした」

上司
「そんな訳ないだろ!これだけ記録していたら、最低5箇所はミスがあるハズだ!
それともアレか?カメオさんは完璧だから、ミスでもしないとでも言いたいんですか???
ミスを見つけ出すまで帰るんじゃないぞ!」

カメオ
「………」


部下の報告を信じない、典型的なブラック上司にウンザリしていたカメオ。
そこでカメオは、ある策に出たのです。


カメオ
(ここと、これと、あそこを…わざと桁をズラして…こっちは計算を間違えた事にしておこう…)


カメオ
「先輩!以上の箇所にミスがあったので訂正致しました!」

上司
「よろしい!帰っていいぞ!」

カメオ
(こいつチョロいな…)


カメオは、上司に時間を無駄にされなくなったため、早く帰れるようになった。
新ラテシン 怒髪天人「1ブックマーク」
ジャック天まで届く豆の木を登って雲の上の国に辿り着きました。
そこで金の卵を産む鶏を盗むところを雲の国に住む巨人に見つかり
巨人はジャックを捕まえようと追いかけてきました。
しかしジャックが豆の木まで辿り着くと巨人はあっさり引き返していきました。

一体なぜ?
19年01月21日 21:21
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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雲の上に住む巨人。

その背中にはいくつもの太鼓を背負っており頭には角が生えていました。


(´・ω・) 雷様だ~!!!!   oh~!(゚д゚#) ナンジャワレ


雷様は大事な金属を奪われ鬼の形相で追ってきましたが
ジャックが豆の木までたどり着くと追うのをやめてしまいました。
                      三(うД`)


(´・ω・`) そっか、雷様も鬼の一族だから豆の木に成っているマメが苦手なんだ



こうしてまんまと金のニワトリを奪われた雷様は時々、屋根の上に飾られている風見鶏を見てあの時の悔しさが蘇り雷を直撃させるようになったとか ヾ(゚д゚´#)
Lock & Knock「1ブックマーク」
俺はトイレのドアがノックされていることに気がついた。
俺は少し焦ったが、ドアを開けて驚いた。
ドアの向こうには、うずくまって泣いている男がいた。
しかし男から訳を聞くと、俺は2年前のことを思い出してとても嬉しくなった。

どういうことだろう?
19年01月21日 22:23
【ウミガメのスープ】 [ミンタカ]



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要約…男はトイレに閉じ込められて内側からノックしていた自分の息子の成長を嬉しく思った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺は短い午睡から覚めた。
夕刊を読んでいると、インターホンが鳴った。
出ると妻と2歳になる息子だった。
妻「ごめーん!鍵忘れちゃってさ…」
俺「だいじょぶだいじょぶ。お帰り!」
息子「ただいまー!」
妻は仕事帰りに、息子を保育園から迎えに行って一緒に帰ってくる。
久し振りに休みだった俺はそんなことも知らなかった。


午後6時。
そろそろ夕食の時間かな。
手を洗ってくるか。インフルエンザも流行ってるし…
洗面所へ行くと、何やらドンドンという音が聞こえる。
音はトイレからしているらしい。内側からノックしている。
あれっ、入っているのは妻のはずだ。何かあったのか…
ちょっと焦ったが、ドアを開けた。そして俺は驚いた。

入っていたのは息子だったのだ。息子はうずくまって泣いていた。
俺は思わず「大丈夫か⁉︎」と声をかけた。息子は、
「大丈夫…一人で行こうとしたら、ドアがしまっちゃって…」

どうやら俺が使った後ドアが開けっ放しだったトイレに入った後、風でドアが閉まってしまい、ドアノブに手が届かなくて閉じ込められていたらしい。

俺は2年前のことを思い出した。
あの日生まれた息子。あんなにちっちゃかったのに…
今では自分でトイレに行こうとするほど成長した息子。
大きくなったなあ…息子の成長が男には嬉しくてたまらなかった。

そして時間の経つ速さにも気付かされた。
あっという間に成人して、結婚して…
我が子の姿をずっと見ていられるわけではないのだ。少し悲しかった。


その日の夕食はカレーライスだった。
息子はまだあまり食べられないが、それでも懸命に食べようとしている。
俺が「おかわり!」というと、息子も負けじと「おかわり!」と言う。
何気ない瞬間が愛おしかった。
全員、動くな!「1ブックマーク」
私達の村には奇妙な掟がある

それは『村に幼い子供が一人で訪れた場合、村人は誰一人身動きをしてはならない』というものだ

なぜこんな掟が必要なのだろうか?
19年01月21日 08:40
【ウミガメのスープ】 [ルピカ]



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私達の村は人間達にメリーゴーランドと呼ばれている

門番の人間が見張っているため小さな子供が一人でやってくる事はほとんど無いが…
保護者である大人が居ない際は残念だが僕らは幼い子供を背に乗せて動き出す事は禁じられている
次は大人と一緒か、大きくなってからくるんだぞ

今日も村人達は村に訪れた人々を背に乗せ楽しそうに村中を踊って回る
門番は元気よく舞踏会の始まりを告げた

「安全の為シートベルトをしっかりと締めてバーから手を離さないようお願い致します。それでは楽しいひと時を!いってらっしゃーい!」


村がメリーゴーランドであり、
幼い子供一人では安全面の問題で作動させることができない、というお話でした。