みんなのブックマーク

沸き立つ蒸気に消えた声「1ブックマーク」
<お盆の時季なのに閑古鳥が鳴く温泉街>
で、カメオたちは湯気の立ち込める温泉に浸かっていた。

【「これで今夜もぐっすり眠れるぜ」】

と呟く彼らの横で、カメオの妻であるウミコだけは

【「これじゃあ、またお客さんが減っちゃうよ」】

と不安げな顔で言った。
‥‥ウミコは何を考えているのだろうか?物語の背景とともに足りない情報を補完願います。

余談:……この温泉街、どこかで見たことありませんか?
25年08月11日 00:28
【ウミガメのスープ】 [mintadel]



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<カメオとウミコの二人は温泉街というサイト(観光地)の、温泉の湯を提供する夫婦。>
カメオたち温泉街の旅館運営者らは、定期的に会合を開いては、その会合の開かれた場所の温泉につかって帰るということをしていた。
その会合で、カメオたちは{「この温泉はこういうものなんだ」として自分たちの好み・理想を優先するあまり湯の温度をどんどん上げ}、{熱い源泉を注ぎ込むこと}ばかりをいつも話し合っていた。
今日もカメオの温泉は湯温がさらにあげられる設定がなされ、皆がそのあっつい湯につかって満足していた。

しかし、それでは{熱すぎて一般の客が入ることができない}ため、ウミコは{また客足が遠のくことを心配}していたのだ。

‥‥ところが、【一部の熱い湯を好むマニア客だけが集まる効果も同時に出ていて、サイト(観光地)はわずかながら経営維持はできている】のだそうな。

このマッチポンプ、いつまで続くのでしょう‥‥ウミコの心配が当たる日がいずれくるかもしれませんね‥‥