ガイド:上手な質問の仕方
- 最初は「基礎質問」で外堀を埋め、前提(世界観・人物・状況)を固めます。
- 情報が増えたら「重要度」「関係性」「仮定」「確認」で整理し、推理を前に進めます。
- 相談or雑談チャットの活用や、質問の連投・メタ質問の扱いに気を配ると、全体がスムーズになります。
はじめに #
水平思考推理ゲームでは、発想・想像・柔軟思考で質問を作り、論理的思考で得た情報をつないでいきます。 しかし、最初は「何から質問すればいいか分からない」「途中で詰まって進め方が分からない」という場面も起こりがちです。 ここでは、真相に近づくための質問方法をいくつか紹介します。
基礎質問をしてみよう #
まずは、問題の外堀を埋める「基礎質問」をしてみましょう。 世界観・登場人物・状況など、前提を整えることで、その後の推理が格段に楽になります。
設定についての基礎質問
- 非現実要素はありますか?(魔法やタイムトラベルなどの要素が関わるか)
- 現代日本で成立しますか?(時代・国・文化の前提の確認)
- 季節は夏の話ですか?(時期や時間帯の確認)
- 思想背景は現代のものと同じですか?(迷信・科学観・宗教観などが違う可能性)
質問の切り口の例:
- 物語は現実世界の話ですか?
- 場所はどこですか? 屋内ですか? 屋外ですか?
- 日時はいつですか? 朝昼夜/春夏秋冬は重要ですか?
- 特別な日(誕生日・元日・記念日など)は関係しますか?
- 時代(現代/過去/未来)は重要ですか?
- 政治/経済/宗教/民族/迷信/科学など、特定の考え方が前提になっていますか?
登場人物についての基礎質問
- 他に重要な登場人物はいますか?
- ○○は人間ですか?
- ○○は大人ですか?
- ○○は目が見えますか?
- ○○の職業は重要ですか?
- AとBは知り合いですか?
質問の切り口の例:
- 登場人物は何人ですか? 問題文に出ている人だけですか?
- 人間/動物/植物/非生物(ロボット等)ですか?
- 性別・年齢(大人/子供など)は重要ですか?
- 健康状態(ケガ・病気・障害など)は重要ですか?
- 職業・立場(警察官・犯罪者・会社員など)は重要ですか?
- 人物間の関係(赤の他人・顔見知りなど)は重要ですか?
問題の性質についての基礎質問
- 現実に起こりうることですか?
- 言葉遊びはありますか?
- らてらてますか?(「関係しますか?」の意味で使われることがあります)
質問の切り口の例:
- 現実に起こりうる話ですか?
- 特別な知識が必要ですか?
- 比喩表現・言葉遊びが含まれますか?
シチュエーションについての基礎質問(例)
問題文により様々ですが、例として次のような状況を考えます。
質問の切り口の例:
- 何のスポーツですか?
- 特殊なスポーツですか? 道具を使いますか? 危険はありますか?
- 自発的/依頼/強制/偶然のどれですか?
- スポーツをした動機は重要ですか?(利己/利他/恋愛/怨恨など)
- 泣いた理由は何ですか?(悲しみ/嬉しさ/別要因など)
- 死んだ理由は何ですか?(自殺/他殺/事故/病死など)
当たり前だと思っていることを確認してみよう #
ウミガメのスープでは、思い込みを利用した問題もあります。 トリックや先入観系の問題では、基本質問や確認質問が特に重要になります。
- 人間のようにふるまっているけど本当に人間ですか? 実は動物やロボットでは?
- 平和そうに見えるけど本当に平和ですか? 戦争中では?
- 被害者に見えるけど本当は加害者では?
- 同じ場所にいるように見えるけど実は違う場所では?
重要な情報を拾いだそう #
基礎質問で情報を引き出したら、次は「何が重要か」を絞り込みます。
- ○○は重要ですか?(キー要素かどうかを確認)
- ○○について深掘りは必要ですか?(次に掘るべき軸を決める)
YESならその要素を深掘りし、NOなら別の要素へ切り替えると迷走しにくくなります。
情報の関係性を明らかにしよう #
得た情報同士の関係を、早めに確認して誤解を減らします。
- ○○と××は関係ありますか?
例えば「男が死んだ」「殺人事件が起こった」という情報があっても、 それらが直結するとは限りません。推理が一方向に寄りすぎる前に確認すると安全です。
仮定の質問をしてみよう #
場面設定を限定して、連想や切り分けを助ける質問です。
- ○○は××でも成立しますか?
例:
- 男性でなくても成立しますか?
- お金が大好きでなくても成立しますか?
- 遺産ではなく宝くじの当選金でも成立しますか?
確認の質問をしてみよう #
言葉の意味を取り違えそうなときや、途中経過を整理したいときに有効です。
- ○○とは××ということですか?(用語・表現の確認)
- まとめると~~ということですか?(途中経過の整理)
例:
- 質問番号1番、7番、42番より、男は無人島に上陸した後に持っていたマッチでのろしを上げて救難信号を送ったのですか?
その他の質問テクニック #
問題文と既出質問をよく読む
問題の謎を把握することは良い質問への第一歩です。 他の参加者の質問にも目を通すと、質問被りの防止にもつながります。
質問を編集するとき
質問を編集したときは、相談or雑談チャットで「●番の質問を編集しました」など一言伝えると、 編集の見逃しによる行き違いを防ぎやすくなります。 ただし、出題者の回答が追いつきそうなときは、あえて編集せず新しく質問し直した方が良い場合もあります。
質問意図と違う回答が返ってきたとき
- 確認の意味で同じ意味合いの質問をする(文章を変えると効果的なことがあります)
- より具体的・詳細に質問し直す
- 明らかに解けなくなってしまう場合は、相談or雑談チャットで回答の意図を問い合わせてみる
質問数制限がある場合 #
質問数制限がある場合は、いきなり質問するのではなく、まずは相談or雑談チャットに自分の考えを書いて、 参加者同士で「何を質問するか」を話し合うのが有効です。
反応が少なく相談しづらい場合でも、一定期間(1日〜2日程度)反応が得られないときは、 独断で進めても構わないでしょう。その場合は、あらかじめ雑談チャットでその旨を宣言しておくとより好ましいです。
- 「反対意見がなければ○○時に質問します」
- 「賛同してもらえる方がいたら○○時まで待たず質問しちゃってください」
具体的な質問案がなくても、他の参加者の質問案に賛同することも立派な参加であり協力です。
メタ質問 #
物語の内部ではなく、物語の外側(構造や形式)に関する質問を「メタ質問」と呼びます。 状況によっては良い質問につながる場合もありますが、使い方によっては問題批判につながりかねない点に注意が必要です。
例:
- 劇中劇はありますか?
- 解説はハッピーエンドですか?
慎重になった方が良い例:
- この問題を解くのに水平思考は必要ですか?
- この問題は面白いですか?
みんなで楽しく問題に参加する #
ウミガメのスープは、コミュニケーションによってはじめて成立するゲームです。 出題者・参加者全員が居心地よく遊べるよう、次の点に気を配ってみてください。
参加宣言や挨拶
参加時や解決時に相談or雑談チャットで「参加します」「出題ありがとうございました」などの挨拶は、意外と大切です。 もちろん挨拶をする・しないは自由ですが、一言添えると、触れ合いのきっかけやモチベーションにつながることもあります。
質問の連投
一人だけが連続で質問すると、他の参加者の邪魔になってしまう場合があります。 目安として「一人当たり三連投」までなら気にならないことが多いとされています。 ただし参加者が少ない問題では、出題者が「連投を気にせずどんどん質問して下さい」と申し出てくれる場合もあります。 その場合でも、一言断ってから連投すると無難です。
正解の横取りについて
ある参加者の良い質問で真相に迫ったタイミングで、別の参加者が正解してしまうことは「横取り」と呼ばれることがあります。 一方で、今までの内容をまとめて推理し正解に至ることも立派な参加です。 気になる場合は、正解後に一言感謝やねぎらいを添えると、場がやわらぎやすくなります。
本記事執筆に用いた出典 #
- 先生の黒板
- 『スープの味わい方』 - 質問者用公式議論チャット
- 質問の十戒(オリオンさん提供)












