みんなのGood

良質:3票トリック:2票納得感:4票
ある日のおやつの時間、クッキーを食べていた食いしん坊の姉妹は、お皿に残ったクッキーが10枚を切ったのに気付きました。
「ねえ、クッキー残り少なくなってきたね」
姉が言い、妹が頷きます。
「うん。あたし残り全部食べたい」
食い意地の張った妹の言葉に、今度は姉が頷きます。
「私だって全部食べたいよ。……だからさ、ゲームで決めない? 勝った方が、お皿に残ったクッキーを総取りできるの」
「うん、いいよ!」
「ゲームは……こんなのどう? おはじきとか鉛筆とか、1つ2つって数えられるものを8つ用意して、テーブルに並べる。そして、それを先攻後攻、交互に取っていき、最後の1つを取った方の勝ち」
「ふむふむ」
「ただし、駒を取っていい数は1ターンに1つから3つまで。1つも取らなかったり、4つ取ったりするのはダメ」
「じゃあ、あたし先攻! 先攻がいい!」
先攻を望む妹に、姉はほくそ笑みました。このゲームは、最初に先攻がいくつ駒を取ろうと、後攻が残り4つになるよう取りさえすれば、絶対に後攻が勝てるからです。

ところが、ゲームが始まった直後、姉の笑みは崩壊しました。一体なぜ?
18年07月05日 21:40
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]

ニム




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「いいよ。じゃあ私は後攻でゲーム成立ね」
「早速ゲームを始めよう。駒は……あ、これでいいよね?」
姉の言葉を受けた妹は、皿に手を伸ばし、9枚残っていたクッキーのうち8つを、テーブルに並べました。唖然とする姉をよそに、妹は
「まず私のターン。1、2、3つ取るよ」
とテーブルの上のクッキーを3つ取り、口に入れてしまいます。
「えっ、ちょっと待ってよ……!」
戸惑う姉に、妹はクッキーを咀嚼しながら言います。
「だってお姉ちゃん言ってたじゃない。“勝った方が、お皿に残ったクッキーを総取り”って。私が今食べた分はテーブルに載ってたゲームの駒だよ」
屁理屈だと思いつつも、必勝法のあるゲームで妹を嵌めようとした手前、姉は何も言えません。仕方なく自分も最大数の3つクッキーを取ろうとしたときに、姉は気づきます。
自分がどのように取ったとしても、あと3つしかクッキーを食べられないことに。
必勝法を守って1つだけ取った場合、恐らく妹は最大数の3つを取るので、自分は最後の1つを取り、お皿のクッキー1枚を手に入れられるでしょう。食べられるクッキーの合計は、ゲーム中に取った2つと合わせて3枚です。
必勝法を無視して3つ取った場合、妹は残りの2つとお皿のクッキー1枚を手に入れます。この場合も、食べられるクッキーの合計は3枚です。
必勝法も最大数も無視して2つ取った場合は、一番悲惨です。残りの3つもお皿のクッキー1枚も妹に取られ、姉は2枚しか食べられません。
「ううーーっ……」
姉は唸ったまま、クッキーに手を伸ばすことができませんでした。
マタタビ運転禁止「9Good」
トリック:2票納得感:7票
とある辺境に知る人と知る変身屋というお店があった。
そこは12時間限定で魔法使いがお客様を要望通りの姿に変身させてくれるという夢のようなお店であった。
そこではシンデレラのようにお姫様になる人がいれば、ある人は耳をロバに変え、ある人は全身を猫に変えてもらったとか…

ある時、その店の常連客であるカメコは猫の日という事で猫耳を注文した。
注文通り頭の上に2つの猫耳を生やし御満悦なカメコは行きに乗って来た車を置いてタクシーを呼んだという。
一体何故?
*ただし聴力は関係しないものとする。
20年02月22日 20:20
【ウミガメのスープ】 [ゲクラ]

久々出題!2020年猫の日!一応2/24〆切にします。




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恋人へのサプライズに変身屋に訪ねたカメコ、

「念のため身長に影響するのはNO、目関係も怖いのでなし、手と足も無理…」

今日は1人で来たので帰りの運転に支障の出ないよう慎重に考えていた。

「今日は猫の日なので猫耳はいかがでしょう?」

魔法使いからの助言により猫耳を選択したカメコ。

コンタクトをつけれないカメコがメガネという運転必須の装飾品を思い出したのは変身後のことだった。

「次回割引にいたしましょう」という言葉で機嫌をよくしたカメコは後日、車を取りに来たついでにと別の姿に変身して、またタクシーを呼ぶ羽目になったのだとか…

答え
耳が頭についてメガネがかけられ無かったから。
トリック:2票物語:7票
「ねえねえ、一昨日の晩ごはん覚えてる?」
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?

「マクガフィン」さんの問題なのです
20年03月18日 22:07
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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男はその昔、歴代の天才発明家夫婦が作り出したAI型ロボットなのです。


今はその夫婦の娘のお世話を見るのが私の長年のお仕事でした。

(私に未だに名前はない。その前に天才夫婦は事故でなくなってしまったから)




「ねえねえ、一昨日の晩ごはん覚えてる?」


娘にそう問いかけられたとき、【娘が】一昨日の晩ごはんを思い出せないほど記憶障害が進行していたので、娘がもうじき死ぬことを悟った。


人間は機械と違い、年老いて記憶が劣化してしまうほど寿命が近くなる。


データにあることだ。


機械の身体では時間の流れは人間のように感じられは出来ないが
そうか娘はもう高齢な訳か・・・・


機械の私は娘に出来ることは無いかと脳内のメーターをフル回転させて
「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をした。
(余分な情報は破棄されてしまうため、いちいち記憶など付けていなかったので本当に大変でした)



すると娘は目尻に柔らかい皴を浮かべ

{嘘つき}っとつぶやいた。



娘は昨日の記憶はちゃんと残っていたらしい。


ロボットなのに人間みたいな嘘を憑くのね
流石私のお父さんとお母さんの最高傑作だわ、傑作だわ

娘は子供のように楽しげに笑っている。


どうやらロボットとしての初めての嘘(ジョーク)はお気に召してくれたようだ。


良かった・・・
また笑顔になってくれて







あれ?変だな?


液晶画面がぼやけて上手く見えないや・・・・



(´;ω;`)
傲慢なカメオ「9Good」
トリック:7票納得感:2票
あるとき、カメオは上司に上から目線であることを注意されたので、本屋に行って分厚い辞書を買った。しかし、それ以降カメオがその辞書を読むことは全くなかった。
これはいったいどういうこと?

20年04月24日 21:44
【ウミガメのスープ】 [ぎんがけい]

3人正解で締め切り。ところで、外出できない生活が続きますが、皆さん元気でお過ごしですか?




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カメオは上司とのwebミーティングの際に、PCの位置を低くセットしすぎたため、
上司はカメオが上から目線で発言しているように感じたため、カメオに注意した。
その注意を受けたカメオはPCの位置を高くするため、PCの下に辞書を置いた。
置くためだけに辞書を買ったのだから、その辞書を読まないのは当然であろう。
良質:3票トリック:1票物語:2票納得感:3票
皆様はじめまして。私はアカネと申します。
息子のマー君のことでご相談があって参りました。

マー君のお絵かき帳を見ていたら{不気味な絵}があったんです!
何の絵なのか聞いてみたのですが、曖昧な回答ばかりでよくわからないのです。
私の知らない間に何か恐ろしい出来事でもあったのではないかと、もう心配で心配で。
{この絵は一体何を表しているのか……?}
どうか皆様のお知恵で真相を解き明かしてくださいませんか?
よろしくお願いします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※「マー君が描いた絵」を問題に添付する予定です。以下のルール説明をご覧いただきながら、しばしお待ちください。

*この問題は2段構成です。
*【第1部:情報収集パート(亀夫君形式)】
お母さん(アカネ)と息子(マー君)に質問ができます。
オープンクエスチョン(YES・NOだけでは答えられない質問)も可能ですが、マー君は幼いので、答え方の幅が広いと上手に回答できないことがあります。うまく質問して「手がかり」を引き出していきましょう。
明かされた「手がかり」はまとメモに表示していきます。
{特に重要な7つの「手がかり」}が全て出揃ったら第1部終了です。ヒント欄で第2部開始をアナウンスします。
*【第2部:推理パート(ウミガメ形式)】
第1部で得た「手がかり」をもとに、YES・NOで答えられる質問で{「描かれているシチュエーション」とその「真相」}を解き明かしてください。回答は、通常のウミガメと同じく出題者が神視点で行います。
*一応、第1部の情報のみでも真相にたどり着ける想定です。第1部の途中で真相がひらめいた場合は、第2部の開始を待たずに解答いただいてかまいません。
*行き詰まってきたらヒント増し増しでいこうと思います!
20年05月03日 21:36
【新・形式】 [もっぷさん]

出題したいけど何もネタが浮かばないので、お蔵入りになってたヘンテコ問題を蔵出し。




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【出来事の全貌(マー君視点)】
こないだ幼稚園でお歌の時間にね、ユウコ先生がピアノを弾いて、みんなでかえるのうたを歌ったの。
ピアノは新しくて黒くてピカピカなんだ!
壁の方に置いてあるから、先生はピアノを弾いてる時は僕たちが見えないの。
ユウダイ君たらね、先生が見てないからって、歌わないでカエルがピョンピョンする真似をしてたんだよ。
そしたらね、先生一度もこっち見てないのに、「こら!ユウダイ君、ふざけないの!ちゃんと歌って!」って言ったんだ!
みんなびっくりしたの。
「先生なんでわかったの?」「こっち見てないのになんで?」ってみんなで聞いたらね、先生はにっこり笑って、
「先生はね、みんなが後ろにいてもちゃんと見えるんだから!隠れて悪いことしてもバレバレなのよ」
って言ったんだ!
だからね、先生は怪物なんだ!
{髪の毛に隠れて見えないけど、きっと頭の後ろに目玉がついてるんだよ……!}
でもママには内緒なんだ。先生が怪物だって知ったら、きっとママびっくりして病気になっちゃうもん。


【すべての真相】
ユウコ先生がピアノを弾きながら園児を注意したのをみて、園児達はとても驚いた。
実は、{ピッカピカのアップライトピアノの表面に鏡のごとく後方が映っていたので、先生は振り向かずともふざけている園児を見つけて注意できた}だけのこと。
……真相なんて、概してあっけないものである。


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アカネ
「なるほど、そういうことでしたか!過度に心配してしまってお恥ずかしい……
子供の発想には毎度驚かされるばかりです。大人にはなんでもないことでも、子供の目にはこんな奇怪な光景に映るんですね。
真相を解き明かしてくださりありがとうございました!」