みんなのブックマーク

さようなら、カメえもん「4ブックマーク」
男は漫画雑誌『週刊少年ラテラ』を毎号欠かさずに買っている。
男が初めて『ラテラ』を買ってからちょうど十年が経った日、大人気漫画『カメえもん』が最終回を迎えた。
『カメえもん』の最終回は衝撃的な内容であった。
最終回からしばらく経った今でも、男は『カメえもん』が終わる前に戻りたいと嘆き続けているという。
何故?
23年04月13日 12:10
【ウミガメのスープ】 [貧困太郎]

SP:ハイジさん 天童魔子さん ありがとうございました! 4/19(水)終了予定




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男は『週刊少年ラテラ』を{年間プラン}で【定期購読】していた。
しかし、年々読む漫画は減っていき、今では購読し始めたころからの看板作品である『カメえもん』しか読んでいなかった。
しかし、ついに『カメえもん』も完結の時を迎える。

「もう読む漫画もないし、名残惜しいけど定期購読は解約するか…」

迎えた『カメえもん』の最終回。その日は奇しくも男が定期購読を始めてからちょうど十年目となる日だった。
『カメえもん』の最終回は誰も気が付かなかったような伏線の回収や想像を絶する展開、それでいて誰もが納得するような締め括りで終わる衝撃的な最終回だった。
男は深い感動と喪失感でその日一日何も手につかなかった。ようやく感情が落ち着いた頃、男は重大な失敗に気が付く。

【「あっ……定期購読、解約してなかった!」】

確認すると、『カメえもん』の最終回が掲載されたその日、一年分の定期購読期間が終了し、契約が{【自動更新】}されていた。
キャンセルもできず、向こう一年は読む漫画のない『ラテラ』を買い続けることになってしまった。

「くそっ…なんとかあの最終回の日に戻れないかな…」

男は読まない『ラテラ』が毎週家に届く度に、後悔の言葉を呟くのだった。
今日から甘さ控えめ「4ブックマーク」
ウミコのために毎朝コーヒーを淹れる。
それが僕の日課だ。

彼女の好みは角砂糖を二つに、粉末ミルクをスプーン一杯。
初めてこれを彼女に振る舞ったとき
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
と言っていたのを良く覚えている。

今日もいつものようにコーヒーを淹れたのだが、
彼女は少し怒ったように一言呟いた。
「ブラックがいい。」
それを聞いた僕は心から嬉しく思った。



これはどういう状況か。
23年04月20日 18:38
【ウミガメのスープ】 [やや]

ご無沙汰してました。コーヒーは砂糖必須の人間です。




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簡易解説:

ブラックコーヒーの好きだったウミコは事故によって食の嗜好が変化し、甘いコーヒーを好むようになった。
そのため「僕」は現在のウミコの好みに合わせたコーヒーを毎朝彼女に振舞っていたのだが、今朝ウミコが甘いコーヒーを拒否して、ブラックコーヒーを要求してきたことから彼女の記憶が戻ったことを悟り、「僕」は心から喜んだのであった。


-以下蛇足-
ウミコが不運な事故により記憶を失ってから数ヶ月が経った。

幸いにも目立つ外傷はなく、彼女の見た目は事故以前と全く変わっていない。

だが他の何もかもが変わってしまった。

歩き方が違う。
キビキビと背筋を伸ばして歩いていた彼女はもうおらず、今はどこか申し訳なさそうにゆったりと歩くようになった。

喋り方が違う。
口数も少なくぶっきらぼうな喋り方はなりを潜め、今はとても丁寧に話すようになった。
敬語なんて間違っても使わなかったから
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
なんて言われたときにはとても驚いたのをよく覚えている。

甘さと言えば食の嗜好も違う。
以前の彼女は甘いものが好きではなく、コーヒーは絶対にブラックしか飲まないと豪語していた。
缶のカフェオレを買っていったときには飲んでもくれなかったっけ。

確かに以前のウミコはそっけないタイプで2人の間には所謂甘い雰囲気が足りていなかったかもしれない。

むしろ今の彼女の方が物腰柔らかで女性的と言えるかもしれない。

だが僕はぶっきらぼうでクールな彼女との気の置けない関係が好きだったのだ。

それでももう二度と彼女の記憶が戻ることはないのだろう。
そんな絶望を抱きながら僕は今日もミルクと砂糖をコーヒーに入れる。

すると僕の様子を見ていたウミコが
「ブラックがいい。」
とぶっきらぼうに呟いた。

今日から甘さ控えめの日々がまた始まる。
なら作るな「4ブックマーク」
自作のウミガメのスープが評価されるたびにどこか悲しくなる男。
一体なぜ?
23年04月28日 21:20
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



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失恋した実体験に基づいたウミガメのスープだったので
イイネやブクマがつくたびに失恋した記憶を思い出してしまうから。


※らてらてにおいてイイネやブクマがつくと画面左下に通知が来ます
カメオの音速ドリブル「4ブックマーク」
Jリーガーのカメオが朝出かける際に奥さんから言われた言葉を聞くことができなかったのは、カメオのドリブル技術があまりに卓越したものだったからである。
一体どういうこと?
23年05月03日 09:27
【ウミガメのスープ】 [うつま]



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Jリーグの試合をラジオで聞いている僕。この解説者は、選手のリサーチが詳しすぎることで有名で、好きな食べ物から最近あった嬉しいことまで、なんでも把握している。

『このカメオ選手は最近モデルのカメコさんと結婚したんですが、夫婦仲がとても良いということで有名です。今朝も家を出る際に奥さんに激励をかけられましてね。その激励というのが――』
『おおっとここでカメオ選手、一気にドリブルを加速してDFを抜き去った!!』


簡易解説
カメオが卓越したドリブル技術で膠着した試合を一気に動かしたため、解説が話していた「カメオが朝出かける際に奥さんから言われた言葉」を最後まで聞くことができなくなってしまった。
One Two Three「4ブックマーク」
田中が大事に育てていたABが死んでしまった。

田中にとってその子はペットというより相棒。特別な存在だった。

田中はその子がひょっこり現れてくれる気がして、ついAッBの中を覗き込んでしまう。

しかしそこには田中の涙のシミしかなかった。


問題
AとB、それぞれに当てはまる一字をカタカナで答えなさい。

※質問制限なし!
23年05月01日 22:47
【20の扉】 [ダニー]

基本的に夜に集中して回答します。5/3(水)24時まで




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A=ハ B=ト

何も言わないけどそばにいてくれる。

そんな君に何度助けられたことだろうか。

仕事の時は相棒だけど、仕事の時以外は友達だった。
一方的な片想いだったかもしれないけど。

なかなか君がいない現実を受け止められないよ。

だから僕は今日もつぶやいてしまう。

「ワン、ツー、スリー」