みんなのブックマーク

コーヒーの澱「5ブックマーク」
御崎ハルカは幼稚園の三年生だ。
ある日、彼女は父親の御崎ケイにこんなことを尋ねた。
「友達はね、みんなお父さんと毎日お風呂に入ったり一緒に寝たりしているって。ハルカ、ほとんどしてもらったことない。ハルカにもやって!」
それを聞いたケイはハルカの頭を撫でようとして、手を止めた。そして代わりに肩を軽く抱いた。
「ごめんねハルカ。それは……できない。他のことだったらなんだってしてあげたいけれど。だから、どうか我慢してくれないか?」

ケイはハルカを確かに愛していたし、偽りなく何でもしてあげたかった。だが彼には、今回のハルカのお願いだけは叶えたくないと考える理由があったのだ。

その理由を推測してみせよ。
20年04月30日 22:48
【ウミガメのスープ】 [Hugo]

サイダーの泡




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一言解説:
ハルカの髪の毛を手に取る機会を極力減らし、本当の親子かどうかという問題から目を背けるため。

経緯:
ケイの妻、ハルカの母親は、産後すぐに死んでしまった。父子家庭となったケイはハルカを絶対に守り抜くと、幸せにすると自分に誓った。
だが彼には一つ気がかりがあった。それは、{亡くなった妻が浮気をしていたのではないか}という疑念だった。確証はない。だが、もし一人だけ残ったハルカが自分の娘ではなかったとしたら……。ケイはかぶりを振った。このことについて考えるのはやめよう。
ケイの賢明な子育てによって、ハルカはすくすく育った。顔立ちも、亡くなった妻に少しだけ似てきた。
自分にはあまり似ていないけれど。
ケイの中に、とうの昔に封印したはずの疑念が再び芽生え始める。
意識してしまうと、ふとしたときに確かめたくなる衝動に駆られるようになった。お風呂でハルカの髪を洗ってやる瞬間、上がった時にタオルで頭を拭いてやる瞬間、一緒に寝そべった布団に残ったハルカの長い髪の毛を見た時ですら。{これさえあれば、本当の親子なのか確かめられる。}DNA鑑定をすれば、ほぼ確実に。
だがそんなことをすれば、もうハルカのことを愛する理由がなくなってしまうかもしれない。たった今、ハルカのことを愛しているのは本当だ。でも親子でないという証明が成立してしまったとき、今と同じようにハルカを愛せるだろうか?
もし確かめなかったら、妻の愛が本物だったのかもう知ることはできない。ハルカを育ててきたのも、妻への義理がなかったとも言い切れない。それに何年も後になって知るのはハルカにとっても酷なのではないか。やるなら今だ、今のうちに確かめておくのだ……。
ケイには分からなかった。分からないまま、日々を葛藤の中で過ごした。
そしてある日、彼は決意した。妻は不貞を働いていないと、ハルカとは血のつながった親子だと、盲目的に信じることにした。
そのために、{自分の決意を揺らがしかねないハルカの髪の毛のことをできるだけ意識の外に追いやる}工夫を始めた。
ハルカには自分でお風呂に入れるようにしつけた。身体の水気を自分で拭えるように教えた。いままでは一緒の布団を使っていたが、部屋はそのまま布団だけ分けるようにした。ハルカの頭に触れないように気を付けるようになった。
全てはハルカとの幸せな生活のため、全てはハルカのためなのだ。
プレイ/リプレイ「5ブックマーク」
「ノリノリで音楽を聴いていた男が、
突然ヘッドフォンを外し、手を叩き始めた。
どうして?」

この問題の答えは、{「部屋を飛び回る羽虫を叩くため」}です。



では、改めて問題です。

「ノリノリで音楽を聴いていた男が、
突然ヘッドフォンを外し、手を叩き始めた。
どうして?」

出題者(休み鶴)の思考を汲んだ上で、状況を説明してください。



※便宜上、1つ目の問題を{問1}、2つ目の問題を{問2}とします。
20年05月03日 18:55
【ウミガメのスープ】 [休み鶴]

回帰のスープ。




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問2の鍵カッコ内の文章は、羽虫の主観から見た事実の描写及び心情の吐露である。

羽虫である自分を殺そうと手を叩き続ける男を見て、
「{どうして}ただ飛んでいるだけで、このような危険な目に遭わなければならないのか?」
という怒りにも似た疑問が込み上げてきている。
脱出ゲーム~詰み~「5ブックマーク」
カメオは扉を開けようと扉の鍵を部屋中探し回った。
結局、鍵を見つけることはできたがカメオは喜ぶどころか{絶望に叩き落されたという。}
いったい何故?
20年05月09日 22:00
【ウミガメのスープ】 [アルカディオ]

ほずみさん、休み鶴さん、SP感謝です! 少しだけ要知識かも。




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FA要件:探し回った車の鍵が車内にあることに気がついたから(インキー、インロック)

解説
久々の休日にドライブをしようと考えたカメオ。
車の鍵を持っていざ出発!と言いたいところだが{肝心の車の鍵がどこにもない。}
前に車に乗ったのはこの前の休日。鍵をどこに置いたかすら覚えていない。
普段カギを置いてある棚、先週着てたジャケットのポケット、ソファーの下、さらには掃除する時くらいしか見ることのない隙間の中、{部屋中のいたるところをくまなく探すも、鍵は見つからない。}そんな時彼は最悪の可能性を思い出してしまう。
【「インロック…してんじゃねえか?」】
あわてて確認するカメオ。するとやはり、なくしていたと思っていた{鍵が車の中に置いてあったのでカメオは絶望したのである。}
悲しい告白「5ブックマーク」
{『カメオくん!わたし、あなたが野球を頑張る姿を見ているうちに好きになっちゃったの!良かったら、わたしと付き合ってください!!』}

カメオに告白したカメコはその直後
足元から崩れ落ちた

なぜ?
20年05月10日 22:34
【ウミガメのスープ】 [やすくん]

【注意】超ネタ問題です!




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カメコは王家の末裔だった。
身につけたアクセサリーは飛行石。
カメコはカメオと空に浮かぶ古代の要塞都市を探検中に、つい気持ちが溢れて告白してしまったのだ。
彼女の不用意な発言で天空の城ラピュタは崩壊を始め、彼女は足元から崩れ落ちたのだ。

【滅びの呪文『がん{「バルス」}がた・・・』】
資産家カメオの家には、世界的に有名で価値ある作品があるという。
記者のウミオはその美術品を取材に向かった。

カメオが持ってきた作品が入っているという箱の中には

『このお宝は私がいただいた。 怪盗X』

それを見て驚くウミオ
しかしカメオはニコニコしている。

どういうことか説明せよ
20年05月20日 22:51
【ウミガメのスープ】 [アルタ]

正解者3人で締め切り




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「こ、これは17世紀に活躍したといわれる伝説の怪盗Xの犯行カード!!」

「すごいでしょう?世界に10枚とない怪盗Xのカードです。盗まれた物以上の価値がありますよ。」


怪盗xのカードは芸術的価値が高く一つ一つが違うデザインなのでコレクターが多い。
そのうちの一枚を持っているのがカメオだったのだ。


簡略解説

怪盗Xのカード自体が芸術品だった。