みんなのブックマーク

絶景「5ブックマーク」
タケルはマサヒコにらてらて山の頂上の景色をしっかりと目に焼き付けて欲しかったので、いつもかけている眼鏡を外すよう言った。


一体なぜだろう?
20年05月27日 22:42
【ウミガメのスープ】 [元灯台暮らし]



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-らてらて眼鏡店-

「こんにちわー。」

「こんにちわ。」

「今日はどうされました?」

「えーっと、最近眼鏡の度が合わなくなってきた感じがしてて、実は今度らてらて山に登るんですけど折角ならしっかりと景色が見たくて…」

「なるほどー分かりました。ではちゃんと景色が見られるように新しいレンズを作りましょうか。」

「では、度数を測りますのでいったん眼鏡を外していただけますか?」

「はい、お願いします。」
街で評判の定食屋『野々村亭』は、自店のホームページや情報誌など一切のメディアに店の営業時間を載せていない。
長年、営業時間は決まっており、店員に聞けば普通に教えてくれるのにである。

これには合理的な理由があるというのだが、一体何故なのだろうか?
20年05月30日 20:25
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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『野々村亭』は両親が共働きなど家庭の事情を抱えた幼い子供たちの食事と居座りを営業時間を超えても黙認していたのです。
もし万が一に子供たちがお店の営業時間を知ったら親切にしてくれている店員に迷惑が掛かっているっと気を使い、居残りにくくなってしまい

『大事な小さなお客様が離れてしまう』ので

営業時間を秘密にしていて聞かれたお客さんにだけ子供たちには内緒でこっそり教えていたのです。
興味が湧かないラブレター「5ブックマーク」
ユキコはヨシタカが書いたラブレターを真剣に読んでいる。
しかし、{最後まで読みきらなかった。}
一体なぜ?
20年06月04日 18:48
【ウミガメのスープ】 [やすくん]



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ユキコは{百人一首大会の読手}だった。
上の句を読んだ時点で札が取られたので、彼女は読むのをやめたということ。
百人一首の半数近くは1000年前に詠まれた恋文なのだ。


【君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひぬるかな
藤原義孝】

(訳)君のためなら惜しくはないと思っていたこの命でさえ、やっと君に逢えた今となっては少しでも長生きしたいと思ってしまうのだ。
秋風切った叫声「5ブックマーク」
カメオの出発する準備が整った。

「いってらっしゃーい!」
カメオの母はそう言って手を振った。こんな風にカメオを見送るのもこれで最後だ。

それでも母は、悲しみを忍びながらいつもと変わらず笑顔で見送ってくれた。カメオもこぼれそうになる涙をぐっと堪えて、元気に手を振り返した。

とうとう母が見えなくなりカメオの眼前に映ったのは、慣れ親しんだウミガメ王国の豪勢な街並みだった。カメオにとって、この先二度と見ることのない風景だ。

「うわーーー!今までありがとうーーー!」
カメオが叫んだとしても、永遠の別れという運命に逆らうことは叶わない。


しかしこの後カメオが、王国の外に出ることすらせずに、間もなく母の元に帰ってきたのはなぜ?
20年06月04日 20:16
【ウミガメのスープ】 [NSGN]

誕生日を記念して出題します




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- Answer -
今日で閉園の遊園地で、スタッフとして働く母の持ち場であるジェットコースターにカメオが乗り、コースターが無事に一周して戻ってきたから。
※ジェットコースターは、観覧車などでも許容。
※遊園地は「今日で閉園」以外にも、カメオの家族が二度と遊園地に行けない状況なら何でも可。


- Explanation -
そのテーマパークは、××町に残っていた広大な土地を使って建設された。20年以上もの間パークには全国からひっきりなしに来場者が訪れ、パークを看板として掲げることの出来た町は、活気に満ち溢れた場所となった。まさに町の一番星であったパークは地元民からもリピーターを増産し、皆から愛され続ける存在となっていた。

××町に住むカメオもまた、地元から訪れるリピーターの1人だった。そんなカメオの母は、このパークが職場だ。スタッフとしてパークで働き、パークに息を吹き込むことを生業としていた。

大好きなパークに遊びに行く、というのが週末のカメオの楽しみだった。パークには、父や友達が一緒に付いてきてくれた。あるいは、母の仕事がない日は家族みんなで行くときもあった。

カメオは飽きもせずに幾度とパークに訪れた。それほどの魅力が、このパークにはあったのだ。その1つが、西洋をモチーフにした建物の数々だ。煌びやかだけれど心を落ち着かせてくれるような優雅な街並みに心を奪われて、カメオは何度も自分のいる国を忘れてしまうのだった。

上品な空間に見とれた次は、遊園地には欠かせない定番の乗り物に乗って遊び尽くす。カメオのお気に入りは、急斜面を一気に滑るジェットコースター。その理由は、疾走感やスリルがたまらないことに加え、この乗り物を担当するスタッフとしての母を見たいからでもあった。

「いってらっしゃーい!」
そう言いながら出発するお客さんに手を振るのが母のマニュアルだった。カメオが乗っているときは、母はこっそりカメオに視線を向けながら手を振ってくれた。カメオもそれに応えて、他のお客さんに紛れながらいつも手を振り返した。

母が見えなくなると、ジェットコースターは機械音を鳴らしながらレールのてっぺんまで運ばれていく。その最中ではパークの様子を一望することができた。地面を踏みながら眺めていた景観が全く違う角度から見下ろされ、さらに広大な範囲の風景が1つの視界の中にキャプチャーされるので、まさに絶景だった。

美しい眺めに見とれているのも束の間、ジェットコースターは突然急降下を始める。コースターが一周して元に戻ってくるのはあっという間だ。コースターが帰ってきたときも、母はカメオに視線を向けて手を振りながら「おかえりなさーい!」と言ってくれた。

カメオにとって特別な存在だったテーマパーク。指で数え切れないくらいの想い出が詰まっていた。そんなパークも徐々に来場者が減り、経営は悪化の一途を辿っていたのだ。パークの中が年々静かになっていることに、カメオは気付いていながらも見て見ぬ振りをしていた。


少し空気の冷たくなった晴天の日。今日もカメオはパークに訪れた。

「いってらっしゃーい!」
カメオの乗ったジェットコースターが動き出した。母は今日も元気にカメオを見送ってくれた。

空に向かって進んでいくジェットコースター。見下ろされるのは西洋の豪勢な街並み。人生最後の景色を見たカメオの脳内には、パークでの記憶の数々が駆け巡っていた。ラストランのジェットコースター、遂に急降下の始まりだ。
「うわーーー!今までありがとうーーー!」
パークに対するカメオの気持ちが丸ごと絶叫になり、ジェットコースターにぶつかる風を次々に切っていった。


{テーマパーク「ウミガメ王国」は、惜しまれながらも今日をもって閉園した。}
田中は、抹茶クリームあんみつパフェが運ばれて来たのを見て、急に無口になった。



特に甘いものが苦手だという訳でもないのに、一体なぜ?
20年06月06日 22:05
【ウミガメのスープ】 [キュアピース]

「ラテシンで出題した問題のリバイバルです。見た事あるぞっ!という方は、見守って頂ければ幸いです。」




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カラオケルームでカラオケを楽しんでいた田中。



注文していた抹茶クリームあんみつパフェを店員が部屋に運んできたので、

十八番を熱唱していた田中は恥ずかしがって急に歌うのを止めたのだった。