みんなのブックマーク

揺れない不良たち「5ブックマーク」
ある学校の話。
真面目で大人しい生徒が多いAクラスと不真面目で落ち着きのない生徒が多いBクラスがあった。

ある日、突然地震が起こったのだが、すぐさま事態を把握して机の下に隠れるなど冷静に対処出来た生徒が多かったのはBクラスの方であった。
一体なぜ?
20年06月10日 20:01
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]

SP:イナーシャさん、ダニーさんです。ありがとうございます!




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この高校では、「校内ではスマホ・携帯電話等の電子機器類の電源はオフにする」という校則があった。真面目なAクラスの生徒はそれを律儀に守ってスマホの電源を切っていたが、不真面目なBクラスの生徒はほとんどの者がこれを守らず、当然の権利のようにスマホを利用していた。

ある日のこと、Bクラスの生徒の持っていたスマホから、緊急地震速報のアラームが鳴り出した。これにより、Bクラスの生徒は「地震が来る」という事態をすぐさま把握し、冷静に対処出来た。これに対して、Aクラスの生徒は皆スマホの電源を切っていたため、緊急地震速報が鳴らず、対応が遅れた。
ラインはV「5ブックマーク」
口にできない、デリケートな部分の毛を剃る習慣のないケイコ。
しかし、それゆえが男性とホテルに行った際に恥をかかずに済んだ。

いったいどういうことだろうか?
20年06月14日 22:52
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

他人を変態という人が変態なんです!




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口に当てることのできない場所
そして「げじげじじゃん!」などと言われると非常に傷つくデリケートな部分…「眉毛」

ケイコは眉毛を剃る習慣がなく、いつもハサミで整えていた

ある日、意中の男性とデートした日のことだった
ケイコは自分の着ている服にタグが付いてることに気づいた。新品でそのまま切らずに着てきちゃった!

焦ったケイコだったが、化粧ポーチに「眉毛カットのハサミ」があることに気づき、タグを切った。

その後ホテルで上着を脱いだ際、タグをきっちり取ったことで恥をかかずに済んだ。

もし剃るのが習慣だったらタグをつけたままで恥をかくとこだった…と思ったケイコだった
(I字のカミソリでだったら…というツッコミもありそうなのですがそこはご容赦を)
女と友情「5ブックマーク」
電話の最中にインターホンが鳴った。モニターにはケイコが映っている。だいぶ酔っている様子だ。部屋には上げたくなかったが、またマンションの玄関で騒がれてはたまらない。仕方なくロックを解錠した。「泊めて~」と言いながらケイコが転がり込んで来るのと同時に通話を終えた。「何。今頃。男?」とケイコ。「サトミから。カメオが浮気してるみたいって泣いてた。今夜もまだ帰らないんだって」「ふうん。いい男だもんね。カメオ」「そうだ。今からふたりで行ってあげようよ」「サトミん家に?やだよ。めんどくさい。飲み直すのだー」「思い詰めたら何するかわかんないじゃん、あの子。ほら、行くわよ」
渋るケイコを急き立てて駐車場まで降りる。半ば強引にケイコを助手席に座らせると、あたしは車を発進させた。
そう。あたしにはどうしてもそうしなければならない理由があったのだ。
その理由、何だか分かる?
20年06月14日 00:00
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

実話ではありません。念のため。




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クローゼットに隠れてるカメオを早く逃がしてあげたいの。
『世界一美しい海』で知られる観光スポット、
『ラテラルビーチ』にやってきたカメオ。

しかし、普段は人でごった返すはずのこのビーチ。
今日は泳いでいる客が一人もいない。

誰も泳がないのなら帰ろうかとも思ったが、
砂浜で体を焼いている客がいるのを発見したカメオは、
思い切って、普段は行かない砂浜に行ってみることにした。

カメオのこの思い切りのおかげで、
ビーチは次の日から客で賑わうようになったという。

さて、一体なぜ?
20年06月15日 23:00
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集9




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ラテラルビーチの近海を遊泳禁止に追い込んだ張本人
いや、シャチである人食いシャチ『カメオ』。

今日も元気に人間を喰らおうとビーチにやってきたのだが、
遊泳禁止のせいで、人が一人も泳いでいない。

人が泳がないのならば、食事は諦めて帰ろうかとも思ったが、
海のそばの砂浜で体を焼く人間を発見したカメオは、
思い切って、海から砂浜に飛び出して行って、そいつを襲うことにした。

が、行ってみたはいいものの、陸の上では思ったように体の自由が効かない!
海に戻ろうとまごまごしてる内に、
気がつけば、カメオは多数の銃を持った男に囲まれていた。

「あんだけ苦労させられた人食いカメオが、自分から死にに来てくれるとはな。」

・・・

元凶が居なくなったおかげで遊泳禁止が解かれ、
今日もビーチは大盛況であった。
めでたしめでたし。


答え:
遊泳禁止の元凶である人食いシャチのカメオが、
人を襲おうと砂浜に飛び出して来てくれたおかげで、簡単に排除できたため。

要知識部分:シャチはアザラシとかを捕食するために、陸に飛び出してくることがあるのです
闇に支配された世界、アレーフガルドゥン。

全ての元凶である大魔王象馬を倒す為、旅に出かけた勇者田中。

そして長い長い旅の末、象馬の住む城までたどり着いた。

後は象馬を倒すだけ。世界平和は目前である。

しかし田中はここまできて象馬を倒すのが嫌になってしまった。

そしてなぜ嫌になってしまったのか、田中自身もわからないのだという。

田中から直接話を聞き、象馬を倒すのが嫌になった理由を見つけてください。


[ルール]
当問題は亀夫君問題です。
答えがYESNOの質問に限らず、自由に質問することができます。
ただし田中本人が知らない事は答えられません。


SPは魔子ちゃんです。多大なる感謝を。
20年06月15日 22:02
【亀夫君問題】 [ダニー]



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「お前、3組のさしゃこのことが好きなんだろ?」

放課後、ランドセルの中に教科書を詰めている時に同じクラスの象印君が話しかけてきた。
とても体が大きくて、話す声も大きくて僕の苦手なやつだ。

「見たぜ、日曜日一緒に遊んでるとこ」
「べ、別にあれは遊んでた訳じゃ…」

「あのおとこ女が好きなのかー」
象印君の舎弟(手下みたいなものだって)で意地悪な馬之面君もそんなことを言ってきた。
「べ、別に好きとかじゃない、よ。い、家が近所なだけで…」

「あんなおとこ女が好きなお前はおんな男だな」
「おんな男、つまりオカマってことだー」
「だ、だから好きとかそういうんじゃないって!」
「じゃあ嫌いなのか?」
「・・・き、嫌いとか、そんな…」
「みんなー、こいつ3組のさしゃこと付き合ってるんだぜー」
「や、やめて、や、や、やめろ!」

僕は頭の中がなんだかよくわからなくなって、目の前の象印君を突き飛ばしてしまった。

「・・・痛ってぇ、何すんだお前」
「え?あ…あぁ…」

さっきまで笑っていた象印君の顔がいきなりすごく怖くなって僕は何も喋れなくなった。

「おんな男が触んじゃねえよ!」

今度は象印君がさっきの5倍くらいの力で僕を突き飛ばす。
僕は後ろの机にしこたま体をぶつけた。

「みんなー、こいつオカマだから話さない方がいいぜー」
「そうそう、触られたらオカマになるぜ」
「田中菌がつくから近づかないようにしろよ」

そうクラスの皆に言い残して象印君と馬之面君が教室を出ていった。

「ィタタタ… 象印君、ひどいなぁ」

立ち上がる時にそう呟いたけどクラスの皆は誰も反応してくれなかった。

その後も帰る準備をしている僕を誰も見ようとしてない。

その時だけのことだと思った。

でも、違ったんだ。


・・・


次の日、学校に来ると僕の机に花の入った花瓶が置いてあった。

なぜそんなことをされたのかわからず、クラスのみんなに理由を聞いても誰も答えてくれない、目すら合わせてくれない。

それで僕はようやくこの花瓶の意味を悟った。

{僕はどうやら死んでしまったらしい。}


僕は、なんだカ、アタマガ、スゴクスゴク、ギューッテナッテ…


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・


・・うしゃよ


勇者よ、勇者田中よ!今こそ魔王討伐に向かう時じゃ!


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小学4年生の田中は自分がいじめられているという現実を受け入れることが出来ず、夢の中へ現実逃避するようになった。

彼の頭の中では夢が現実であり、現実が夢の中。

そしてその夢の舞台は彼が大好きなRPG「ポリゴンクエスト3」
略してポリクエ3の世界だったのだ。

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田中は起きている時、ボーッとしたまま1日を過ごす。

そんな田中を近所に住むさしゃこはとても心配したのだが、彼は無意識のうちに彼女を避けていた。

さしゃこは何度も田中の家を訪ねるも、田中は会うことを拒否。
彼女は自分のせいで田中を傷つけてしまったと酷く悲しんだ。

そんなさしゃこのことを考えようともせず、田中は夢の中でしか前向きに行動しなかった。

仲間を集め、村人をモンスターから守り、伝説の武器を集め、魔王討伐の準備を進める勇者田中。

しかしゲームだから終わりがある。

大魔王象馬を倒してしまえばゲームクリア。

クリアしてしまえばまたイジメのある現実と向き合わなくてはいけない。

彼は心の奥底で知らず知らず、それを拒んでいたのだった。


しかし君たちのおかげで田中は自分のことを思い出した。
そして傷ついている女の子を助けなくちゃいけないということも。

今、田中は頼りになる君達と一緒に象馬の目の前にいる。

囚われの姫を助ける為に。

そして

この夢を終わらせる為に。






それから一年後・・・






「おい!田中!」


変わらないもの。


「あ、象印くん…」


変わっていくもの。


「これ、借りてたゲーム。すげえ面白かったぜ」


きっとどちらも僕らに必要なもの。


「もうクリアしたの? ラスボス強くなかった?」


時にどちらも僕らに優しくて


「まあ日曜日に10時間以上やったからな」


時にどちらも僕らに残酷だ。


「やり過ぎだよ!」


でも


「またゲームの話?」


僕らは前に進んでいる。


「あ、おはよう、さしゃこ」


後退なんかしていない。


「よう、さしゃこ」


この前怪我した場所には


「田中ー、ほらシャツ!ズボンから出てる」


もうかさぶたができている。


「え?あ、ホントだ。ごめん」


この前まであんなに高かった目の前の壁は


「・・・俺先行ってるぜ! 算数の宿題してねえからな」


今ならなんとかよじ登れそうだ。


「え? ちょっと象印くん!? ・・・走って行っちゃった」


だから僕らは進む。


「・・・ぷっ、ふふっ。走って行っちゃったね」


光のさす場所へと向かっていく。


「え? 何がおかしいの?」


希望や未来、不安や恐怖も一緒くたにして


「ふふっ、田中はわからなくていいの。 さ、私たちも行こ!」


ただ、前へと。


「ちょっ、さしゃこ? 待ってよ!」


僕らの冒険はきっと始まったばかりだ。


※ここでポリクエ3「ロートのテーマ」が流れます。