さなめ。「私にはこの問題の解説は、自分でリサイクル出題したもの一択しか思いつかなかったのですが、階段を駆け降りることの受動性、12時の意味の置き方など、見た目からは想像しにくい死角を突かれて面白い問題でした。」
さなめ。「」
さなめ。「「弟が父に似ている」という、単純な帰結であれば当然のことなのに殺害に発展する、という謎の提示までは問題としてよくありますが、この問題文を見たとき、誰もが始めから真相を察することはできないと思います。記述された少ない情報はそれだけで読み手の疑いの目をあさっての方へ向け、奇怪な真相は煙に巻かれます。繊細な叙述管理が素晴らしい問題でした。」
さなめ。「姫様が下町の娘に誘われて外の世界を楽しむ、というわくわくさせられる展開が、その展開はそのままでありながら景色は解説で一変するのが魅力的です。伏字が問題の根幹を端的に表しているところも綺麗で洗練されています。」
さなめ。「「過酷な環境で必死に生きようとしている」ことのスケールがとても細かく過程を追ったものになっており、その過酷さに狂気を覚えます。ヘリが救助に失敗した状況の水平思考も興味深かったです。」
さなめ。「」
さなめ。「解説の挿絵と合わせ、試験の問題を彷彿とさせる問題でした。街路樹にスポットを当てているのが面白かったです〜。」
さなめ。「『漫画に触れる機会が増え』という文言の真意がわかると、『上下逆向き』に漫画を読むという奇妙な光景が途端にありそうな情景に変化します。細かな設定がとても絶妙です。」
さなめ。「Oヘンリーの有名な作品が元となっていますが、その情景に係る言い回しを絶妙なバランスで解釈され、全く違ったストーリーを生み出すことで謎が生まれています。そうした鮮やかな謎の生み出し方にわくわくさせられる問題です。」
さなめ。「『20世紀、「地球は青かった」という名言を残した』という言い回しを、解説を読んだ後に見返すとなかなか面白いです。この名言について新しい解釈の視座を与えてくれる素敵な問題でした!」