みんなのGood

三姉妹「11Good」
良質:6票トリック:1票物語:4票
貧乏な家で、三姉妹が暮らしていました。
1番上のお姉ちゃんが、商店街の帰りにいもうと達に自慢しました。

「今週の日曜日、友達と遊びに行くの」

日曜日、1番上のお姉ちゃんはひとり、三姉妹の家の中で涙を流していました。

一体なにがあったのでしょうか?
20年03月04日 01:33
【ウミガメのスープ】 [醤油]



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貧乏な家の三姉妹は、商店街でくじを引きました。頑張ってコツコツと貯めたくじ引き券です。
見事、3等!遊園地の招待券が当たりました。
…よく見ると、2枚。2人分しかありません。
招待券は、今月中までしか使えないそうです。3人の今月の用事を考えると、行けるのは今週中。

3人のお家はお金はありません。チケット1人分を追加で買うお金を、日曜日に用意するなんて、3人には無理でした。

どうしようと困る妹たちをみて、お姉ちゃんは咄嗟に

「今週の日曜日、友達と遊びに行くの!その遊園地よりもっといい所よ、だから気にしないであなた達2人で行ってきなさい」

そう言って、妹たちに譲りました。

日曜日に、喜んで出かける妹たち。

本当は自分も行きたかった姉は、妹たちを見送ったあと、涙を流しました…
良質:6票トリック:2票物語:2票納得感:1票
田中が死んだ女の髪の毛を集めているのは、死んだ女の母親に見せるためである。

一体なぜそのような事をするのだろうか?
20年03月13日 22:29
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

シンディで出題済み問題。知ってる方はお口ミッフィー




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「パパー、髪結んでー」
「ママにしてもらえばいいだろ? パパ会社の準備で忙しいんだ」
「パパがいい、パパがいいの! ねえ早く結んで!」
「・・・しょうがないなぁ」
「・・・今のあなたのにやけ顔、超ブサイクよ」
「ウルサイ。・・・はい、できたー」
「ありがとーパパ」
「うん上手。パパの意外な特技よね。マナミ、かわいくなったわよー」























「パパー、ママは? ママどこ行ったの?」
「・・・」
「パパ? パパどうしたの? お腹痛いの?」
「・・・マナミ、大事な話があるんだ」



























「じゃあお父さん行ってきます!」
「ちょっ、ちょっと待て! 今日まだママに挨拶してないだろ!」
「ごめんなさい! 遅刻しそうなの! もう行かなくちゃ!」
「わかったけど、ゆっくり行けよ! 車に気をつけろよ! 」
「いってきまーす!」
「・・・ったく、せっかちなのは絶対あいつ似だな」


























「・・・だから気をつけろって・・・言ったじゃないか・・・」
田中は涙を堪えながら、横たわる娘の髪を集めてゴムでまとめた。
昔から娘が好きだった髪型。
向こうでまたママに褒めてもらえるように。
ミステリースケート「11Good」
トリック:2票納得感:9票
シーズンになると、{アイススケート場に入場しない}のに入場券を求めて買いに来る人が毎年いる。
いったいなぜ?
20年03月15日 23:40
【ウミガメのスープ】 [東雲篠葉]

別サイトで出題済みの問題なため、知っている方は見学でお願いします。




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アイススケートの入場券はスケートを滑らずに見学だけ行う人のための券であり
入場券には「滑らない方」と書かれていた。
その「滑らない券」を求めて受験シーズンを迎えた学生やその親、教師などが
<「受験に滑らない」願掛け>として買いに来るのである。

※「滑らない」と「受験の願掛け」の要素を取り入られた答えなら正解とします
物語:3票納得感:8票
女はこのショッピングモールにはもう何度も訪れたことがあるのに、いまだに{「ここを1人で歩くのは怖い」}と言う。
なぜだろうか?
20年04月12日 00:25
【ウミガメのスープ】 [やすくん]

この世で最も恐ろしいもの・・・それは「孤独」なのかもしれない




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女には4歳になる息子がいた。
息子と2人でショッピングモールへ買い物に来ている時、人混みの中で息子が迷子になると困るので、「危ないからママの手を繋いでいて」と言ってみる。しかしヤンチャで動きたい盛りの息子は言うことを聞いてくれない。
そこで{「ママ、1人で歩いていると迷子になりそうで怖いなあ。〇〇君、ママの手を繋いで、ママを守ってくれない?」}と言うと息子は自分から手を繋いでくれるのだ。「ママは僕が守る!」とのことだ。
実際の育児雑誌にも載ってる方法です。
トリック:1票物語:8票納得感:2票
ここはウミガメ王国、大海原にぽつりと浮かぶ小さな島国である。
"ラテラル家の長男が国王を務めること"
この絶対的な不文律に従い、長らくラテラル家による統治が行われてきた。

しかし、国王たちの努力もむなしく、国内の情勢は不安定であった。
ラテラル家の長男であるカメオは、反政府組織の襲撃により両親を失ってしまう。
彼らの遺体は、国の中心部にあるラテラル家の墓へと納められた。

時は流れ、両親の死から早十年。
カメオは人知れず二人が眠る墓を訪れると、持っていたタバコを供えた。
ところが、カメオの両親はタバコが嫌いであり、王家のイメージを落としかねないという理由で、カメオが人前でタバコを吸うことを禁じるほどであった。

カメオの行動は一見すると不可解だが、カメオの妻だけはその真意を理解しているという。

なぜカメオはタバコを供えたのだろうか?
20年04月21日 21:00
【ウミガメのスープ】 [えいみん]

SP:天童魔子、キャノー、油獣、ダニー(敬称略)




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【簡易解説】

妻だけに自分が生きていることを伝えるため。



【解説】

「国王専用機墜落、カメオ国王死亡か」


カメオが搭乗していた国王専用機は、反政府組織の襲撃によって墜落した。
「ああ、まただ...」
激しい火の手から逃れたカメオは、目も当てられぬ惨状を見て絶望した。


ウミガメ王国の情勢は最悪であった。
ウミガメ王国の敵対国と繋がり、力を持ち始めた反政府組織。
度重なる政府関係者への襲撃や暴動を、政府は抑えきれなかった。
カメオは自分が国王として反政府組織の暴挙を止められないこと、何より家族を巻き込んでしまうことに対して忸怩たる思いでいた。
国王であった父を狙う襲撃により、両親は亡くなった。
愛する妻や娘さえも命の危機にさらされた。
いっそのこと国王なんて辞めてしまいたかったが、不文律は絶対的なものであり、カメオの意志で国王を辞めることは叶わなかった。
自分は家族を危険な目に遭わせてまで、国王でいなければならないのか。
カメオは苦悩していた。


そんな中で起こった国王専用機の襲撃。
機体は大破し、大炎上している。
今回の襲撃で奇跡的に生き残ったのはカメオだけであった。
また身近な人がこうなるかもしれない。
次は家族がこうなるかもしれない。
このままではいけない。
カメオは左手の薬指から指輪を外し、轟々と燃えさかる炎へと投げ込むと、その場を後にした。


炎は丸一日猛威を振るった。
長らく行われた消火活動の後、調査隊が焦土へと足を踏み入れた。
予想されていた通り、生存者はひとりも見つからなかった。
燃え尽きて無残な姿となった機体からはいくつか遺体が発見されたが、どれも損傷が激しく、判別はおろか数すらも正確には分からないほどである。
しかし、カメオの結婚指輪が見つかったことから、カメオは死亡したと判断されたのであった。
カメオの結婚指輪は遺体の代わりとして、ラテラル家の墓に納められた。


カメオの死後、ウミガメ王国の政府は混乱した。
カメオには息子がまだいなかったので、不文律に従って国王を決められなかったのである。
現在も国王は存在せず、これまで国王の下で働いていた政府関係者たちが協力して政治を執り行なっている。
一応警備こそされているものの、カメオの妻や娘は"国王の家族"ではなくなったので、彼らを狙った襲撃は今のところ起きていない。


娘とともにカメオのお墓参りをしに来たカメコ。
カメオが生前好きだった食べ物やお酒がたくさん並ぶ中で、ポツンと置かれているタバコを見つけた。
「俺はタバコのせいで先に死ぬだろうから、墓にはタバコでも供えといてくれ」
カメコの頭の中でカメオの言葉が蘇った。
両親の言いつけを守っていたカメオは、自宅でしかタバコを吸わなかった。
そのため、現在カメオがタバコ好きなことを知っているのは、カメコとその娘だけである。
さらに、タバコの銘柄はウミガメ王国では非常に珍しいものであった。
「遺体がひとつ足りない可能性がある」
調査員の言葉を思い出した。
損傷の激しさゆえ、全員分の遺体をしっかり確認できたわけではなかったらしい。
「怖い思いをさせてしまってすまない」
辛そうな顔でこう告げたカメオの姿が浮かび上がる。


カメオはこれ以上家族を危険な目に遭わせないために姿を消した。
そして、今もこの国のどこかで生きているのだ。


今日はカメオの命日であり、大勢の国民が代わる代わるラテラル家の墓を訪れている。
お墓参りに来た国民たちが、墓に供えられたタバコを不思議に思う傍ら、カメコだけがその意味を悟り、ひとり涙を流すのであった。