みんなのブックマーク

見た目は子供、頭脳は大人「2ブックマーク」
カメコは人気アニメ「名探偵クナン」が好きであったが、その一方でその登場人物のクナン君のようには絶対なりたくないと思っていた。彼は名探偵と呼ばれていたものの、彼の行き先では必ずと言っていいほど事件が起き、そのたびに誰かが死んでいたからだ。それが原因でクナン君を{「死神」}と呼ぶ人も多かった。
{ある日、カメコの目の前で、一人の男が電車に飛び込み自殺した。}カメコはこのとき初めて、クナン君のようになりたいと思った。
ここでの男の死はどうみても事故であり、探偵の出る幕なんてないはずだ。ましてや、クナン君みたいには絶対なりたくないと思っていたのに。
カメコはなぜクナン君のようになりたいと思ったのだろう?

20年11月12日 19:49
【ウミガメのスープ】 [ぎんがけい]

「死」に関連する問題だから、赤亀がつくかな?




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(簡易解説)
カメコは初めて人の死を目撃し気が動転してしまった。その後何日も死体のことを忘れられずにいた。こういうときクナン君ならば、死体を見るのに慣れていて冷静にしているだろうと思い、クナン君のようになりたいと思った。


(解説)※便宜上、この解説文では新二はクナンと同一人物だとします。
人の死を初めて目の前にしたカメコは完全に気が動転してしまった。その後数日間は食事ものどを通らないほどだった。男の死以外何も考えられない、その場に立ちすくんで身動きが取れない状態になっていた。こんなとき、ふと「名探偵クナン」のあるシーンを思い出した。

ルン「新二、あんたは人が死んだのによく平気でいられるわね。」
新二「俺は現場で見慣れているから。」

カメコはこのシーンを思い出し、「そうか人の死を見慣れているクナン君なら、私みたいに取り乱したりせずに冷静でいられるんだろうな。それなら今だけはクナン君になりたい。」と思った。
じゅん喫茶 長作「2ブックマーク」
ジュンコは、炭火でお湯を沸かし、1杯ずつ豆を挽いて淹れる
美味しいコーヒーの店を出したいという夢を叶え、
喫茶店「ロングメイド」をオープンさせると、休みなく営業を続けた。

ある日、この店に立ち寄ったショージは
店の居心地とコーヒーの味をとても気に入り、
翌日もまた同じ時間に同じ場所を訪れたが、
そこでジュンコの淹れるコーヒーを飲む事はできなかった。
それは、ジュンコの趣味が散歩だったためだというが
どういうことだろうか。
20年11月14日 21:38
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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ジュンコは散歩が趣味だったため、お店を持つなら
歩いている途中で気軽に立ち寄れる屋台にしたいと思っていて、
ついに珈琲屋台「ロングメイド」をオープンさせた。
ショージが最初にロングメイドを訪れた次の日の同じ時間帯、
ジュンコは屋台を別の場所で出店していて、
前日と同じ場所にジュンコと店の姿はなかった。
「2ブックマーク」
殺人犯であるカメオは警察から逃れるために後ろ向きでのんびりと歩いた。
その気になればすぐさま前向きにダッシュして誰にも気づかれることなくその場を立ち去れるというのに、一体なぜ?
20年11月18日 21:39
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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招かれた知人の家でケンカになり、突発的に知人を殺してしまったカメオ。
殺人犯として捕まることを恐れたカメオはとりあえず室内で自分がいた証拠となるようなものは隠滅した。
しかし、家の前から数メートルほどは前日の雨でぬかるんで自分が歩いてきた足跡が残っている。

カメオ「くそっ!俺の足跡だとわからないように消さねば……!ん?こいつ(殺した知人)は俺よりも靴のサイズが大きい……そしてこいつは昨日と今日は外出をしていないようだ……よし!これで後ろ向きで歩けば……」

カメオは知人の靴を履いた。
そして「自分がこの家まで歩いて来た足跡」の上を後ろ向きで歩いて靴の足跡を上書きをし、あたかも自分よりも足のサイズが大きい誰かが歩いてきた足跡であるかのように偽装工作をしたのだった。

数日後……死亡推定時刻に現場付近で後ろ向きに歩いているというあまりにも怪しい目撃情報がきっかけとなってカメオは殺人の容疑で普通に逮捕された。

カメオ「(´・・`)」
法の抜け穴「2ブックマーク」
お騒がせ大富豪ゴルシュが晩年に書いた自伝に
「誘拐」「監禁」「殺害」「死体損壊」には幾らでも金を出す。しかし、「死体の処分」だけは金を払ってでも私が行う。
と書かれている。
自伝が出版されると、多くの人がその文に目にしたが、ゴルシュが逮捕されることはなかった。何故?
20年11月20日 22:31
【ウミガメのスープ】 [sennrinn]

あんまり考えるな




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グルメのゴルシュは、自分の牧場を持ち従業員を雇っていた。
産まれて間もない子牛を母牛から引き離し、
牛舎に入れて育て上げ、
併設された屠殺場と精肉場で食肉にし、
最後は自分で食べるのだった。
夏休みの最終日、慌てて絵日記を仕上げるサボり魔のカメオは、日記のテーマの1つに8月の花火大会を選んだ。

しかしその日は生憎の雨で花火大会は中止になったのだが、カメオはそれを覚えていたにも関わらず、大輪の花火をかいて提出したのだという。

どういうことだろう?



ラテクエ6選考会、なこさんの作品です。


ラテクエ6の詳細については下記の「ラテクエ6問題文決定戦!!」をご参照ください。

https://late-late.jp/mondai/show/12143
20年11月21日 21:11
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]

すいません、リサイクルつけ忘れました! メモ公開「お茶を一つくださいな」




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ある8月の、カメオとは違う地方の花火大会。小さいわけではないが、特段全国ニュースになるほどの規模でもない、花火大会。
そこへ両親に連れられて来たカメオは、人ごみの中に自身の担任教師であるカメミの姿を見た。

二人で仲睦まじい様子。ただ、その傍らにいるのは、カメミの夫で同じ学校の教師である、カメスケではなかった

教頭の、カメキチだったのだ


見回り? こんな離れた地方に、生徒が来ることを予期して? いやいや、ちがう。あれは・・・不倫だ
その時、小雨だった雨が強くなり、結局花火の打ち上げは中止となってしまった

残念そうに、帰ろうか、という両親。そして、カメミとカメキチもまた、残念そうにしていたのを、カメオは見逃さなかった



***

夜。カメミは提出された生徒たちの宿題を確認していた。

カメミ「これは・・・?」
カメミの手が、ピタリと止まる。その目に映ったのは、カメオの絵日記の、花火のページだった。

そこには、大輪の花火が描かれており、大変楽しかった旨が書かれてある。
この花火大会の開催地はここから遠く離れた場所だが、カメミには当然覚えがあった。

この花火大会は、あの人と行った・・・まさかカメオくんも来ていたなんて。いや、それよりも、あの花火大会は直前に雨天中止したはずだ。


そうだ。カメミの頭には、まだあの時の残念だった思いが残っている。

と、いうことは。この内容は、当然虚偽となる。

適当な日記を書かないように、注意しなきゃーーー。
そう思った時、カメミが、自身の心臓が凍り付くのがわかった。


これを虚偽と指摘したところで、じゃあなんでそのことがわかったか、となる。

あのような規模の花火大会が開催されたかの有無など、地元だったりしなければわからない。

調べたことにする? わざわざ、生徒の日記の真偽を一つ一つ確かめたりしたというのか!?

そう。この場でこの内容が虚偽と即座に看破するのは、実際に行っていないと不可能なのだ。


そもそも、だ。なぜカメオくんはこんな虚偽の内容の日記を書いたのか。
実際は行っていない花火大会を適当に書いた?
いやいや、それで私とあの人の行った花火大会をピンポイントで拾い上げたりするだろうか。

いや、というよりも。それならまだいい。
適当に行ったことにして書いた大会が雨天中止だったと知らなかった。

なんとも小賢しい学生らしい、微笑ましいミスではないか。

しかし。

しかし、もしも実際に現地に訪れていて。
雨天中止と知っていてそれにもかかわらずに虚偽の内容を書いたとしたらーーー?

カメミはそこで、日記の提出時にカメオが言っていたことを思い出した。

カメオ「先生。もし僕が適当に宿題を仕上げたと思ったら、気兼ねなく言ってください。『誠心誠意、すべての宿題を正しくやり直して再提出しますから』」

あの時は、少し気になっただけで聞き流してしまったが。

ああ、そういうことか。

大人を脅迫するとは、なんと末恐ろしい中学生なのか

カメオの、ほかの宿題を見る。

到底真面目にやったとは思えぬ、適当な回答ばかりであった。

しかしカメミは、震える手でそれらに丸をつけることしかできなかった。