良質部門
とかげ「スープを温めて欲しいと言う男に理由を聞くと、「いろんなことを話せるようになったから」。「どうして」と聞いた方の理由を問題にすることで、男の返答の理由を問うよりもはるかに魅力的なウミガメになっている。」
良質部門
とかげ「宅配便にメガネ、絆創膏、そしてサンマ……それらの関係を探ろうとした時点で、もう騙されている。アイディアも当然素晴らしいが、違和感がなくチャームの高い題材選びのセンスと、これらを組み上げた文章力も見事だ。」
良質部門
とかげ「「Hello.」を「またね。」と訳した理由は? 日常あるあるを組み込んだ、無理無駄のない解釈が見事。誤訳だが全く無関係とも言い切れない、2語の微妙な違いまでもきちんと回収されている。シンプルでわかりやすく、これ以外ないと思わせる納得感の高さだ。」
トリック部門
とかげ「大好きな先輩との相合傘というシチュエーションが、ちょっと違った意味を持つ。シンプルかつ効果抜群なトリック。」
トリック部門
とかげ「重要なものを隠すトリックは、隠し過ぎると物当てになってしまい、ヒントを出し過ぎると簡単で満足感が薄れるが、これはさじ加減がちょうどいい。」
トリック部門
とかげ「床に広がる血を見て恋人の手を握る理由は、「怯え」ではなく……? 真相がわかると問題文の印象がガラッと変わる。よくあるトリックだが、その生かし方が絶妙。」
トリック部門
とかげ「バナナ嫌いだったゴリラのお墓を訪れる人の中には、バナナを持っていく人がいる? シンプルながら巧みな引っかけ。このトリックを生かす文章構成もうまい。」
トリック部門
とかげ「京都の修学旅行中に最も多く口にした食べ物とは……簡単なトリックだが、これが生きるようなシンプルな扉にしたセンスが見事。難易度が低くても良問は良問であるというお手本だ。」
トリック部門
とかげ「こっそり2人の免許証を交換するのは何のため? 嘘は書いていないのに、問題文から想像するイメージに惑わされること間違いなし。トリックだけに頼らず、小さなあるあるをうまく組み合わせている点もさすが。」
トリック部門
とかげ「ジャンパーを脱ぎ、落とし物センターに届けて欲しいという男。多くの人がこの場面を想像した途端騙されるだろう。日常のあるあるをうまく組み込んでいる。」