

さなめ。「売り文句によるミスリードがとても上手な作品です。『魔法の箒システム』というネーミングも、ミスリードされた状況と実際の状況、どちらでもありそうな雰囲気がしっかりあり、ルンべへのイメージが変わる面白さを直に感じさせてくれます。」


さなめ。「初デートじゃないけど、なんとなーく身に覚えがあって納得できました。ウミコが緊張しているところと解説で明かされる性格的な側面が上手く対応している点、解説の状況をこのように謎に換える点なども面白いと感じます。」


さなめ。「Oヘンリーの有名な作品が元となっていますが、その情景に係る言い回しを絶妙なバランスで解釈され、全く違ったストーリーを生み出すことで謎が生まれています。そうした鮮やかな謎の生み出し方にわくわくさせられる問題です。」


さなめ。「『掃除に用いるものではない』と言われても、ついつい惨状をなんとかしないといけないような思考になって色々思いついてしまう点が、題材選びを含め問題文の魅力として良かったです。それでいて解説の、ある意味では肩透かし的な答えも納得でした。」


さなめ。「シンデレラが魔女に変身する理由や、魔法を使う度に伏字を思うという状況など、一見すると奇妙な羅列に思えるものですが、解説によって明らかにされる要素一つで、実際にそのようなシチュエーションが起こっていても不思議ではないような、キャラクターの生きたストーリーが現れ、とても納得できました。」


さなめ。「問いの置き方が綺麗な作品だと感じます。いろいろと選びようのあった問題文の中で、『普段は気にしない』『路上駐車』『つい』などの言葉えらび、ものえらびが上手く機能しており、謎の魅力と解説の意外性を共に高めています。」