彼は憎悪を覚えるか

ルキノさんからの通報についてですが、「助けてくれ！ノートンが！…ノートンがエミリーに壊される！」という可能性もありますよ？ルキノさんとエミリーさんが、ノートンを巡って争っていたという証言もありますし、まだノートンを犯人と決めつけるのは難しいと思いますよ、刑事さん。

サイコパスのファイルのインストールが20:39に行われるならば、通報があった20:30にはまだインストールは行われていなかったという事です。見方を変えれば、エミリーさんが殺害された時、ノートンはまだサイコパスでは無かったと考えられませんか、刑事さん？

88　いえ、ノートンには自己破壊機能があって、その自己破壊機能が作動した場合、ノートンにあるデータはこのラテ・サンタマリア病院に送られるとのことです。研究長はラテ・サンタマリア病院でそのデータを受け取ろうとしているのだと考えています。

刑事さん、エミリーを殺害した犯人はルキノです。まず19時ごろにノートンが記録していた動画ではノートンの動画の向きが縦であるのに対し、20時30分にノートンが撮影した動画では横向きになっています。これは何らかの形でノートンが倒れたということです。またこの時点ですでにエミリーは倒れています。ということは犯行はノートンが電源を切っている時間に行われたと考える方が自然です。凶器はノートンの頭部でノートンが起動されていない時間にエミリーを撲殺したのでしょう。そしてこの時間帯に研究所ににいたことが確認できるのはエミリーとノートン以外にはルキノさんしかいません。だからルキノさんが犯人です。ルキノさんは犯行を行った後にノートンにサイコパスの人格を植え付け、あたかもノートンが暴走してエミリーを殺害したかのように見せかけたかったのでしょう。そして自己破壊命令で爆発することでノートンひいては研究所から証拠を隠滅しようとしたのです。

【推理タイム】

刑事さん聞いてください！
結論から言うと、エミリーさんを殺害した真犯人は研究長のルキノです…！！


ルキノとエミリーさんが、ノートンの使い方で対立していたのはご存知ですね？それを踏まえた上で、事件当日何があったのかを推理しましょう。
まず、ノートンの ～19:00の録画映像から分かる事ですが、事件が起きたあの日の19:00、ルキノとエミリーさんは言い争っていました。この時の言い争いが、ルキノがエミリーさんに殺意を抱いた原因でしょう。
この様子をノートンが見ていた事に気づいたエミリーさんは、ノートンに充電するように指示を出します。恐らくノートン自身に、ノートンの事で争っている両親の姿を見せたくなかったのでしょう…。

そして20:30あたりで、ルキノはエミリーさんを『ノートンの頭部』で殺害します！
凶器を特定するに至ったポイントは以下の通り。

・エミリーさんの後頭部にねじや配線の一部がある。
・丸い形をしたボーリング玉ぐらいの大きさ、重さの物をぶつけられた。
・ノートンに血が付着していた。
・ノートンは頭部を酷く損傷している。

ここから、ノートンの頭部そのものが凶器にされたと考えられます。
…そしてここが重要なのですが、ノートンの足には、ルキノの指紋がべったりと付いていました。
恐らく、ルキノはスリープ中のノートンの足を掴み、『鈍器』としてエミリーさんの後頭部に振り下ろしたのでしょう……
足を掴んだのなら、先端に当たるノートンの頭部が後頭部にヒットした事も納得出来ます。

続いて20：30～20：40の映像を考えていきましょう。
この時点ですでにエミリーさんは横たわっていたため、ノートンが起動する前にエミリーさんは殺されていたのでしょう。
…さて、ノートンの稼働時間を調べたところ、ノートンは20:30に起動したようですが、ノートンは自力では起動出来ず、誰かに起動ボタンを押してもらう必要があります。
自力で起動できないノートンと、殺されたエミリーさんにはノートンを起動させる事は出来ません。つまり、消去法でノートンを起動させたのはルキノです。
（ちなみに、受付さんにはアリバイがありましたね。）

その後の映像を見ると、ルキノは「助けてくれ！ノートンが」と通報していますが、これはルキノが仕掛けた罠です。
このように通報する事で、『ノートンが犯人であり、ルキノは事件に巻き込まれた悲劇の被害者』であるかのように見せかける細工を行いました。実際に刑事さんは騙されていましたよね？
その後、ルキノは図書室から辞書を持ってきて、ルキノに例の『サイコパスプロファイル』をインストールさせるように設定しました。その様子はしっかりと映像に移っています。インストールさせようとした理由は後程…
しかし、ここでルキノはエラーにより一旦停止します。理由としては、（確証はありませんが）頭部を損傷していた事や、サイコパスプロファイルを導入された事により、充電を司る部分が悪影響を受けたからだと考えられます。

次にルキノは、辞書の『boot her hers Maria』にエミリーさんの血を付けました。エミリーさんは即死なので、エミリーさんの血を利用出来るのは、犯人のルキノだけです。（駄目押しで、映像にはルキノが辞典を持っている姿が映されていた。）
この英文ですが、例のサイコパスプロファイルの解読のヒントとなりましたね。
奇妙な話ですよね、サイコパスプロファイルを設定したのがルキノなら、そのパスワードを設定したのもルキノなのに、何故私たちにパスワード解除のヒントを与えたのか…？
これは正直意味が分からないので、ルキノを逮捕してから話を聞きたいと思います。

この後、ルキノはラテ・サンタマリア病院へ逃げ込みます。ルキノがラテ・サンタマリア病院に居た根拠も挙げておきましょう。
まずサイコパスプロファイルに仕込まれていた『自己破壊命令』が実行されると、ラテ・サンタマリア病院にデータが送られるようになってましたね。このサイコパスプロファイルを仕込んだのはルキノであると証明済みなので、じゃぁデータを受け取るのもルキノになりますね。
更に言いますと、煙草の吸殻をルキノが吸っていた事も分かっていますし、そこにあったパソコンには『Ｒ』のシールがありました。このＲはルキノのイニシャルであり、ルキノの所持品である事が分かりますね。

ここでルキノの目的を考えておきましょう。
もしもノートンにサイコパスプロファイルの中にある『自己破壊命令』が実行されると、ラテ・サンタマリア病院にはノートンのデータ、すなわちノートンが撮影している映像が全て送られます。

つまり、ルキノはラテ・サンタマリア病院で、見る事が出来るんですよ。
サイコパスの人格を植え付けられたノートンが、殺人現場でどのような行動をするのかをね…

恐らく、サイコパスとなったノートンは、自らをエミリーさんを殺した加害者だと思い込み、何らかのアクションを起こします。これはエンジニアの私が言うので間違いありません。
そして、ルキノの目的は『人工知能にサイコパスの人格を学ばせて、犯罪心理学の研究材料』とする事です！
サイコパスとなったノートンの言動が、ノートンの撮影映像に撮影され、そのデータがパソコン越しルキノに送られます！


さて、このサイコパスプロファイルは、もうすぐ実行されるようなのですが、それ即ち、もうすぐデータがラテ・サンタマリア病院に送られるという事です。
つまり、もうすぐルキノが、ラテ・サンタマリア病院にデータを回収しにくるという事です！
刑事さん、私の言うタイミングで、警察の複数人をラテ・サンタマリア病院に突入させてください！そこに殺人犯のルキノが居ます！！


…あぁ後、最後にもう１つだけ。
『自己破壊命令は消しておく』事がベストでしょう。
これはエンジニアの私が、責任を持って自己破壊命令をキャンセルしておきます。このままだと絶対に良くない事が起きるのは明らかですから。


まとめ

真犯人はルキノ、目的はサイコパスになったノートンが、どのような言動をするかを確かめる事で、犯罪心理学に役立てたい…という野望を実現させるため。
自己破壊命令はしっかりとキャンセルしておきます。 [編集済]

刑事さん聞いてください！　やはりエミリーさんの死因は刑事さんの推測通りノートンが関係していると思われます。

これを裏付ける証拠はノートン自身の録画です。
19時ごろまでのノートンの動画は二人が言い争いをしています。
そしてここで充電しなさい、と言われていますね？　この充電の間に、ある理由でノートンが倒れてしまったのです。
それは、ルキノさんとエミリーさんの言い争いのヒートアップです。
エミリーさんはルキノさんを突き飛ばし、ルキノさんはバランスを崩して倒れます。

このとき、ルキノさんが倒れた先には充電中のノートンがいました。
ルキノさんの指紋がノートンの足についていたことが、その出来事をよく物語っています。

そしてぐらりとノートンは倒れ・・・エミリーさんの後頭部めがけてノートンの頭がぶつかってしまった。当たり所がまずかったのでしょう。

・・・ノートンは決して故意でエミリーさんを殺してしまったわけではありませんが、ここで頭部のスイッチが押され、20時30分～40分に録画がされました。
この時にノートンはきっと自分のしてしまったことを理解したのだと思います。

どうかノートンのことを責めないでください。ノートン自身も、彼女の死を深く悲しんでいる様子ですから。

自己破壊命令はノートンが人を殺してしまったときに最終手段としてプログラムしたのでしょう。ただし、ルキノさんはちゃっかりデータを転送してますけどね。エンジニアの自分にはよくわかりませんが、研究者は自分の研究には異常なほどの執着を見せますし、たぶんそれでしょう。(適当)

行方不明なのはもちろん自己防衛のためです。廃病院で今頃恐怖にうち震えているであろうルキノさんがニコチン中毒になってしまう前に警察の皆さんで手厚く保護しましょう！

そうだ、自己破壊させてしまうと重要な証拠も消えてしまいますよ。自己破壊プログラムはキャンセルしておきましょう！ (・・・と、さりげなくルキノが犯人である証拠は一応残しておきます) [編集済]

刑事さん！聞いてください！
イヤ　ルキノ オトウサン　ト　オヨビスルベキデショウ

（読みにくいのでやめますが以下もカタカナなイメージで）

そもそも　友人とはいえエンジニアに捜査協力を要請するでしょうか
それに　辞書にパスワードの手がかりが残っているのもおかしい
圧倒的に不自然な行動です

研究長が自分のためにヒントを残したなら
辞書をそのまま置いていなくなるはずがないし
持ち運ぶのが大変なら ページをちぎったり
燃やしたりしてもよかったはずです


みんな 僕の性能を試すための試験なんだよね

エミリーさん　部下の役お疲れ様です
エンジニアの部下にしてはちょっと鋭すぎたよ

お父さん　ノートンを早く"治して"あげて下さい

ボク　キタイ ニ　コタエ ラレタカナ？

（メタまとめ）
・先生と呼ばれた私は人工知能
・刑事さん＝ルキノ
・部下＝エミリー
・すべては私の性能試験の一環
・誰も死んでない
・タイトルの"彼"は私のことでもある

（メタ根拠）
相談チャットより
『探偵役を担うかどうかもその人次第です！それによってまたエンド分岐があるかもないかも….[13日00時12分] 』 [編集済]

刑事さんきいてください　犯人はルキノさんでしょう　ノートンの足をもちエミリーさんを撲殺したのです　その際誤ってノートンの電源が入ってしまい　電話や辞書を運んでいるところをノートンが記録してしまったのでしょう　その後ノートンに罪をきせるためにサイコパスのデータと自爆のスイッチを入れたのでしょう　ノートンが犯行後の映像を記録しているとも気づかず　パスワードは恐らくノートンが毎回変更するようにプログラムされていたのでしょう　なんていったってAIですからね　恐らく出てきた文章から解読のしかたは決まっていたものの　毎回パスワードが変わるのでルキノも辞書を見ながらでないと解読できなかったのです　このため僕らにもパスワードを解かれてしまったのがルキノの1番の誤算でした　さて自爆をとめるのかどうかは僕が決めることではないと思います　ノートン自身に決めてもらいましょう　母を失い父に裏切られたノートンは自分の行く末を自分で決める権利があるように思えます　それではルキノを捕まえに病院へ行きましょう

（「刑事さん、聞いてください。」の前に準備。） できればノートンから現状のデータを所内PCにバックアップ。 ノートンからはネットワーク通信系の部品を外します。 インストールのキャンセルはしません。 ノートンにインストールしようとしているプログラムを計算させ ノートン自信に「キャンセル」できる権限を与えます。 そして 「…刑事さん、聞いてください。」 私はエンジニアなので誰が犯人かまではわかりませんが、 少なくとも、ノートンが犯人ではありません。 人工知能、犯罪心理のプログラムだけで撲殺は選択しませんし できないと私は考えます。 そしてこれはお願いですが、ノートンを、こっそりと 「ラテ・サンタマリア病院」に送り隠しておいてください。 データをそこに転送しようとしている者がいる事は明らかで その者をおさえれば真相に近づけるのではと思います。 その際に、そこにノートンがいれば必ず役立つでしょう。 刑事さんに私がアドバイスする範囲ではありませんが… データを取りに来た者が「ラテ・サンタマリア病院」に入ったら 「ラテ・サンタマリア病院」を全方位囲み、中からは「誰も」 逃げられない様にご注意ください。 できれば報酬として、バックアップのデータとノートンの内の 記憶媒体内のデータをコピーでもいただければと思います。 最後に刑事さん、お手紙も温かみがありますが、お仕事の時は 電子メールの方が便利なので、今度使い方を教えてあげますよ。 では、よろしくお願い致します。

刑事さん聞いてください！
19時にルキノとエミリーがノートンに関してケンカ。
充電に入る。
ルキノが20：30にオフ状態のノートンの足を持って、エミリーの頭部を殴った。
その衝撃でノートンは起動したが、衝撃が強すぎ、記憶や言語が混乱した。
ルキノはエミリーの血液をつけて、あたかもサイコパスプログラムの破壊をエミリーがしたように工作。
20：39にサイコパスのプログラムのインストールが自動でスタート。
ルキノはプログラムの消去と転送を20：40以降に行なっている。
と言うのが私の推理であります。 [編集済]

刑事さん聞いてください！
犯人はルキノで、凶器は英和辞典でしょう！
エミリーとルキノはノートンの開発の話をしていて途中で意見が噛み合わなくなって喧嘩が始まりました。
そして、手元に英和辞典があったからそれで撲殺をしてしまった。
証拠隠滅のためにデータをリセットの準備をしてノートンを壊した。
その証拠にノートンは20:30〜20:40までの間はエラーが発生してたのもそれが原因でしょう！
さらにノートンに英和辞典を持たせてノートンに犯人と仕立て上げた。
これがこの事件の真相です！ [編集済]