【正解を創りだすウミガメ】投票会場【第29回】

★本投票★(ネタバレあり)

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）
…本問題文の二大要素といえる、｢月末｣｢バナナ｣の回収において、普通では考えつかないであろう特徴に着目されている点に惹かれました。
匂いが重要という要素から、バナナの甘い香りに誘われる様を連想させるのは今回の要素群でとてもやりやすい手法で、当作品にもそのエッセンスを含む回収があります。その上で、その誘われた結果の個性がとても面白いです。面白いというより、衝撃的といった方が正しいかも知れません。スイカの逸話に描かれる奇妙な性質が不気味を越えた恐怖へと変貌し、禁止という言葉の強さに見合った原因を提示できています。
また、新月の日が特に危険である所以を書いた部分も、この解説の隙を取り払う巧妙な構成を後押ししています。物語そのものもその衝撃を要素と共に克明に描き出していて、とても素敵な作品でした！

⑪『芭蕉問答』（ハシバミさん）
…この物語の著し方、とても虜にさせてくれます！普段から時間が締め切りが、とうんうん唸っている創りだすの人たちだからこそ、その苦悶がこうしたスタイリッシュでどこかお茶目、抜けたところもある対話に変換されている文に魅力を感じた方も多いと思います。というか私がそれです！物語の道案内をしてくれる要素が全体を右往左往させるという状況はとても要素が使われる場面として合っていますし、特に①⑥⑦(トラップ、匂い、ヒント)の使い方に表れる本作品の雰囲気は、私の中では新しい要素の行く末を示唆する綺麗な回収で、心底惹かれました。
もちろん、投票に至った最大の理由として、最後の結論が納得のいくものだったというのは言うまでもありません。

⑫『くりす博士と黄色の研究🍌』（弥七さん）
…清々しいまでに、奇怪なのに楽しい世界でした。
まず特筆しておきたいのは、当作品ではバナナである点が非常に巧くかつ斬新に活用されているところです。誤解のないように先に記しておきますが、創りだすにおいて(少なくとも私の中で)、問題文に出た物固有の性質があるから即すごい！というふうにはなりません。それは例えば今回では、月末とバナナ(、あとは村とかルールとか)が主要なパーツになりますが、ここで｢バナナ特有｣の性質を推せば推すほど、強引になりやすくなるからです。バナナじゃなくてリンゴでもいい真相であっても、本当に素晴らしい解説は創りだせ得ます。
…全っ然作品と関係ない話をしちゃった！しちゃいました。しかし、この前提の上でも、当作品の回収は固有の個性が魅力に繋がる｢良さ｣が沢山あるのです！
バナナの摩擦。それが真相の核になるなんて、私には考えつきもしませんでした。その要素をファンタジーすれすれ(？)まで振り切り、想像の翼がプロペラ並みに羽ばたくことで初めて見える、発明品の奇怪さ。マッドサイエンティストの鑑！
これには村長もびっくり仰天してしまうだろうなあ。禁止になるのが月末だけである理由もすごく好きですし、物語全体の少し不思議な楽しさにもとても魅了されます。こんなに素敵な世界を見せて頂いて、投票しない手なんてない！そんな気持ちにさせてくれる素晴らしい作品でした。

以上の作品に一票ずつお願い致します！

◆匠◆
⑥⑦⑪⑫⑬
…こちらは要素や作品全体に対する評価寄りの投票になります。

▽エモンガ▽
⑤⑥⑦⑨⑪⑫⑬
…問題文を土台として織り成される物語が素敵だと思う作品への投票です。

▼スッキリ▼
⑦⑪⑫
…こちらは問題文への解説という面での評価寄りの投票になります。

以上のように投票を致します！


☆最難関要素☆

⑦(ヒントを出しすぎた)に一票をお願い致します！
…今回は比較的には簡単な要素が集まった印象でした。これは明らかに要素やろ！というのがないことが一番の表徴ですね！
その中で、｢これは何か使い方に正解がありそう！｣というような期待が個人的に内包されてしまった要素に投票します。何か上手い使い方がある、気がする…。そう思うと、意外とさらっとは使えないというのは難しさの一つのあり方…なのでしょうか？？
ハシバミさんの作品での使用が特に素敵でした！

投票は以上になります。 [編集済]

1＋

メイン投票：
④『神様の与太話』（さなめ。さん）に１票

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）に１票

⑨『-とあるバナナ農家の回顧録-』（くろださん）に１票

最難関要素：③伸び縮みします

匠：⑥⑦⑧⑨⑬
エモンガ：④⑥⑦⑧⑨⑭
スッキリ：①②③④⑥⑭

＜創りだす感想＞
⚠️少々のネタバレを含みます！

①『ゲットワイルド』(tsunaさん)
スマーーーート！！！
もはや要素決めの時点で構想を練っていたとしか考えられない速さでの投稿でしたが、それでもそれぞれの要素がしっかりと解説に食い込んでいるところが素晴らしいと思いました。「掃除のお姉さん」をスイーパーとして使うところに、小洒落た印象を受けます。関係ないけどこのお姉さんおっきなハンマー振り回しそう…2019年に劇場版とか作られてそう。ハリウッドにも進出してそう。…ヒント出し過ぎ？？

②『スティルラブハー』（tsunaさん）
うーん…不思議なだなぁ、どうして神谷明さんの声で再生されるんだろうなぁ…🙄
なんとなくきの子さんの「伸び縮みする」という要素のせいで予想がついていましたが、実際に作品として投稿する人が現れようとは…。創りだす界隈の勇気と度胸を感じました^ ^;笑　でも元作品がチラついてしまうせいか、あんまり下品にも思わないところが救いですかね(￣∇￣)　その他の要素回収も含めて素晴らしく、スマートの一言につきます。また第一話との要素の解釈かぶりも少なく、作者さんの発想力の高さも伺えました。

③『らんにんぐとぅーほらいずん』（tsunaさん）
tsunaさんの三作品めー。
結局全ての投稿作品を書ききるのに1時間もかかっていないのですから本当に驚きです。これが発想力ぅ…ですかねぇ…（すごい！！）前作の続きもの、という感じはしませんでしたが、他二作品と同様、随所に遊びがあって短いながらもクスッと笑ってしまう構成がクセになりました。これくらいサクッと読めた方が面白いよね！......ん？？コミカルな内容に隠れていますが、これってカレーを食べちゃったってことですよね？？カニバリましたってことでいいんですよね？？ねえどうなんですか！！？

④『神様の与太話』（さなめ。さん）
チャットの方でさなめ。さんが投稿RTA一番取れなかったって嘆いてましたけれども。十分早いんですよさなめ。さんだって。結局開始してから2時間かかってないんですからね。作品の方は大の大人がおやつにバナナが含まれるかどうかで大論争している様が面白かったです。みかんのバナナの件は作者さんの語り口調が滑らかで、やっぱり語彙力すごいなぁって感じでした。今回はRTAを意識してか少々短めに切り上げたのかなという印象受けましたが、思い返してみればさなめ。さんが17回？で最優秀賞を取ったときはこれより短文だった気がするので、少ない文章に自分のスキルを全力で注ぎ込んでいく系の創りだすニストであるということなんでしょうね。

⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七）
また自分語りをば。今回の元ネタはサリンジャーが書いた９篇の短編集の中のひとつでして。たった文庫本20ページに満たない内に強い不気味さや不可思議さをはらんでおり、初めて読んだ時にかなりの衝撃を受けました。（ぜひ読んでみることをお勧めします。）実際には存在しないバナナフィッシュが何を表しているのか。現在に至るまで多くの考察がされていますが今回はサリンジャーが元軍人であったという史実から「バナナ」と「戦争」をつなげて物語を作ってみました。もしかしたら本当に、サリンジャーはバナナ穴を見たことがあるのかもしれませんね…。

⑥『黒歴史ジョバナーナ』（あひるださん）
なるほど「その村」ね…。その方法は思いつかなかった！！笑
みんなが苦労していたバナナに対する解答も「自分に課していた罰ゲームだったから」とバッサリ切っていくスタイルが痛快ですね^ ^ その他の要素においても、定期テストネタでスルスルと回収されていく様は見ていて気持ちが良くて、全体的に構えることなく読了することができました。創りだすは自由な発想が問われる大喜利系エンタメなんだもん、これくらい気軽に楽しめる方が絶対いいよね！！ギャグ作品枠の中ではダントツの面白さでした、素晴らしい！！ジョバナーナくんには、私からもねぎらいの言葉をあげたいです…よくがんばったな…。

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）
私、正直に話せば、最初のタイトルの意味が分からなくて…バナナの話なんだよなぁ…？と思いながら読み進めていきましたが、最後の最後のタイトル回収になって初めてその真実に驚き、そすて感動しました。すごいなぁ…作者さんは微グロ注意と書いていましたが、それを感じさせないくらい、というかそれが薄れてしまうくらいラストのシーンが美しく、素晴らしい物語と思いましたね。今回の創りだすにおいては課題文の様相から爆笑をさらうギャグ路線か肝のさめざめするシリアス路線かのどっちかに絞られるんだろうなぁと思っていましたが、怖いんだけどそれでいて感動させられるとはなぁ…エモンガ一本です。あと登場人物のセリフに方言があって雰囲気倍増でした、そこもよかったです。

⑧『月ヲ喰ラウ怪物ノ伝承』（異邦人さん）
非現実要素はありますか？と思わず聞いてしまいたくなるくらいファンタジーにガン振りした物語は、字面以上の世界観を私たちに与えてくれます。月をバナナに見立てるという発想は今回投稿された作品達の中でも随一の美しさを誇っており、一際輝いて見えましたね。それぞれの要素回収も作者さんの独自の解釈を含んでいておもしろかったです。私も要素は言葉のまま取り入れるのではなくひとつでもふたつでも創意工夫をした方が素敵な作品になると思っています。その点でも素晴らしい作品でした。最後に良い話で締め括られるというのも、ハッピーエンド狂の私に刺さりました^ ^

⑨『-とあるバナナ農家の回顧録-』（くろださん）
上で書きましたけれど、今回の課題文でギャグやシリアスはあっても、感動モノを創りだすのは難しいだろうな、だってバナナだし…と。と思っていましたが、蓋を開けてみればエモさの際立つ作品の多いこと多いこと。この作品も要素のひとつ、「掃除のお姉さん」を主人公として前面に出して、その優しく芯の強いキャラクター性を遺憾なく発揮し最後には涙なしには見られない、感動的なフィナーレに持っていきました。さすがの技術力ですね！！本物のウミガメのスープ問題でもそうですが、ただの良い解説で終わるのではなく、何かひとつ読者にメッセージを渡していける作品は強いです。今回も「虐げられているだけじゃダメ、未来は自分で切り開くものだ」と作者さんから言われているような気がいたしましたー。

⑩『バナナの皮は死亡フラグうほ。』（リンギさん）
そうそう、もうひとつ私が驚いたのはバナナが課題文なのにゴリラが登場する作品が１個しかないの！！やっぱり村のルールっていう文面から人間を出さざるをえなかったのかな？？それだけに、この解説文は一際異彩をはなっていたというか、目立っていましたねー。オチも含めてコテコテのギャグ路線なのですが、解説自体は超現実的でそこも面白いというか。実際に出題されていたとしても成立できるクオリティだったのではないでしょうか？もし出題者に「登場人物は人間ですか？」って質問が飛んできたらなんて答えるんでしょうね？^ ^要素⑦の解釈も個性的でGoodでした！

⑪『芭蕉問答』（ハシバミさん）
これは新しい展開です…。物語は全て読者に委ねて、地の文なしで文章を終わらせるとは…ざんし〜ん！！察するに作者さんは「答え」を見つけるのに相当苦労したんだろうなぁ〜、あれやこれや考えた挙句、もうこの思考自体をストーリーにしちゃえば良いんじゃね？？という逆転の発想が、今回の作品を生み出したのでしょう。先生とワトソンくん（鈴木）の会話のみという構成は非常に個性的で、脚本調とはまた違った面白さを持っています。内容は解説文に対する考察という作者の頭の中をそのまま書き記したように見せながら、サンタのやりとりなど、ところどころにコミカルな調子を混ぜることで最後まで飽きさせない努力が垣間見えますね！素晴らしい！＞＜

⑫『くりす博士と黄色の研究🍌』（弥七）
そういえば、『劇団ココナッツ🌴』を結成してもうすぐ一年経つんだよな…とか思い出して感慨深くなってました。私が初めて「３人で劇団をやりましょう！」って言った時に、みづさんやくりすさんが本当に困惑していたのを今でも覚えています^ ^笑　７作品目となる本作は、それぞれが博士と助手そして掃除係のお姉さんに扮したドタバタコメディ（を目指して）を作りました。今まで保育士さんや看護師、喫茶店のマスターなどたくさんの登場人物として参加していただきましたが、「こども博士」なんて突飛なモノ、初めてかもしれません。何せ今回は本当にキャラ付けが難しかった…σ^_^;「バナナと摩擦の関係を研究する」なんて、大の大人で登場させたらギャグなんだか真面目なんだか分からなくなっちゃうからね(￣▽￣;)コミカルなストーリー作りは不得意だったので苦労しました…みんなすごいなぁ…。

⑬『『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラさん）
なるほど。作者の気持ちになって考えよう、地の文なしで攻めようというのはちょっとハシバミさんと似てますが、解説文がひとつのストーリーとして完成しているタイプということで、これもまた個性ある作品ですね。脚本としても、サスペンスドラマとして読んでもどちらも楽しめるのはある意味お得かもしれません！最後の要素回収はイトラさんご自身が反則気味とおっしゃっていましたが、全然アリだと思います。その要素は私が投稿したんですけれど、やはりそれは「休み鶴さん」が司会者だったからだもんね！物語から急に現実に戻されるラスト、構成としては非常に面白いです(￣∇￣)

⑭『バナナは神聖なもの』（まりむうさん）
神様は人それぞれ、信仰の対象もまたそれぞれ。それがバナナであっても何ら不思議はないってことなんでしょうねー。民族学というテーマから切り出されたこの作品には、そんなメッセージが読み取れました。ストーリーの内容もバナナを崇拝する部族との異文化交流を通して、研究員がそれに気付いていく過程が想像できておもしろかったです。どの作品にも言えることですが、今回のおそらく最難関要素（と予想してます）「伸び縮み」をどうやって回収するのかと思ったら…伸び縮みする槍…とは、これまた個性的＞＜笑

⑮『聖なるバナナの木事件』(ぎんがけいさん)
村の掟でバナナを食べないのではなく、進んで村民がバナナを食べる権利を「手放す」というまったく新しい角度からの答えは、私たちに斬新な視点を与えてくれました。殺人の動機もさることながら、登場する名探偵金田も殺人事件の犯人を見つけるために自ら囮捜査を行うなど、全体的に突飛さを感じますが、『村おこし』をしたかったという村長の建前は対照的に現実的を帯びていてそのギャップがいいですね。今回の課題文は私が察するに参加者にとって難度が高く、「バナナを食べない掟」の持つ奇妙さは過去一だったと思いますが、その「字面のインパクト」から「目立つ」→「村おこし」につなげる発想は素晴らしいと思いました。

エキジビジョン作品『鶴九皐に鳴き、声天に聞こゆ』（休み鶴さん）
今回の要素⑨『鶴の一声』を投稿したのは、私です。その理由は紛れもなく休み鶴さんが司会だったからなのですが、さてさてどんな作品が出てくるのだろう…と思って楽しみにしておりました^ ^ まさかの本物の鶴が登場してくるとは！（まあ、休み鶴さん本人が登場する作品もありますから全員みんな個性的＞＜）人間ではない登場人物（？）が参加するのはこれが２作品目ですが、かぶらないもんですね…。童話というか、昔話の「鶴の恩返し」をオマージュさせた物語としては元ネタのイメージも染み付いていますので、頭にスッと入ってきやすく馴染みやすい内容に仕上がっていました。要素回収においても自然な流れで違和感を感じることもなく読み進めることができました。また「鶴が転んで頭を撃つ」などの少々のコメディ要素もはまっていて面白かったです。前情報で「涙なしには見られない…」なんて言っていたのでそのギャップもまた含めて良かったです。素晴らしい！！(*^▽^*) [編集済]

まず最難関要素ですが、今回はどれも組み込みやすく感じました。
とはいえ、特に捻ることもできませんでしたが。ひとまず⑧でしょうか。
要素というか、問題文の村、が一番難しかったです。


さて、以下感想はメイン投票のみ手短にさせていただきます。

⑤サリンジャー呼んだことないんです。恥ずかしながら。今回どうしてもどこか明るめフィクション調の作品になってしまう中で、鈍くずっしりとして大変好みでした。主題であるバナナを食べてはいけないについて最も説明が理解できました。

⑥これ好きなんですよ。村から抜け出せなかった私にはその村、園村、でもう匠あたりは決まっていました。スポーツ実況系の言い回し好きなんですよね。こちらは打って変わってバナナを食べてはいけない理由なんてねぇ！！強く生きろジョバナーナ！！

⑫バナナ物理学、そういえば大学に講義がありました。私は単位落としました。さて、可愛らしい手紙につられて物語を読み進めるとすっかりのめり込み、まさか電話がかかってきてそうなるとは・・！エモンガと悩みましたがメインで投票させていただきます。

今回は沢山のバナナ伝説と村が生まれましたね。個人的にはなんとはなしに不完全燃焼。飛ばなかった発想。普段の難しい、とは少し違うような。問題文に縛られすぎたかな、とエキシビジョンをみて思いました。

サブの趣旨と一致しているかわかりませんが、ひとまず以下に投票いたします。
匠①
エモンガ⑦⑩うほ
スッキリ④ [編集済]

1＋

メイン投票：
③『らんにんぐとぅーほらいずん』（tsunaさん）に１票
まずあの短時間に3作品も投稿するというtsunaさんの速筆に脱帽。3作品をリンクさせながら要素もそれぞれ別の方法で回収する技も匠です。個人的にホラー感があって解説として納得感があるこちらに1票。

⑤『J.Dサリンジャー先生によろしく』（弥七さん）に１票
エモがすごい。文章の上手さと情景描写の豊かさにより、物語の納得感が高い作品だと感じました。問題文の設定から突飛な舞台設定になりがちなのですが、実際にあり得そうな情景が浮かんできます。

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）に１票
私はホラーが好きだ。それは置いておいて、登場人物の人物描写や性格付けがしっかりしてあるので、グロ描写が映えますね。花掃き人の設定など娯楽色高くて、楽しく読みました。


最難関要素：②自ら手放しました
これだけどういう風に回収するか最後まで思いついていなかったです。

匠：①②③⑤⑦
エモンガ：⑤⑦⑨⑩
スッキリ：①②③⑨

1＋

メイン投票：
「バナナ」という単語のコメディ力にひれ伏した自分からすれば、この問題文でシリアスを創りだした文豪は凄いと思います。そんな思いがメイン票に表れてますね。

⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七様）に1票
ガチシリアスにドキドキしました。戦争物は本気でしんどく思ってしまうタチなので好みではないのですが、しっかり読めてしまうあたり弥七さんの力量なんでしょう。すごい。

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫様）に１票
ゴリゴリの方言好き。ゴリゴリなのにちゃんと言ってることが分かるあたりが絶妙ですね。「月齢」に匠を感じます。

⑬『『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラ様）に1票
特番ミステリーだぁと思ってたらオチでくすっときました。バナナアレルギーは自分も考えてたんですが形にならなかったのでそこもおぉ、と思いました。

最難関要素：⑦ヒントを出しすぎました
1番無理がある回収をしてしましました。「①トラップに気づきました」もどっこいどっこいなのですが、こちらは自分が出した奴なので自重。要素投げるときはなんにも考えてないタイプです。

匠：①②③⑥⑦⑪⑫⑭⑮
エモンガ：④⑤⑥⑦⑧⑨
スッキリ：①②③


以上です。簡素で申し訳ない…
ありがとうございました。 [編集済]

1＋

メイン投票：
⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）に２票
　方言が取っ付きにくさを一瞬感じますが、「太陰暦」・「固有種」といったその村の隔絶さを言外に強調する巧みさだと気付いて「上手い・・・」と唸るばかりです。
　僕が最も使い所に困った「④好きか嫌いかでいえば嫌いです」と「⑧掃除のお姉さんが関係します」の２つを、重要なパーツとして据えていることにも感服しました。
　同系統と名乗るのもはばかられますが、僕も「新月」・「怪異」を主題としたものを書いただけに、凄みを最も感じた作品でした。

⑫『くりす博士と黄色の研究🍌』（弥七さん）に１票
　面っ白いなぁ・・・。要素をどう回収したとかどうでも良いぐらい面白い。
　摩擦０の新発明という非現実要素で全部を説明していくわけですが、「バナナ＝滑る」というあるあるを使っていることもあって、抵抗少なく受け入れられるところも面白いです。

・『鶴九皐に鳴き、声天に聞こゆ』（休み鶴さん）
　「トラップ」「鶴」と来たら『鶴の恩返し』だろうと、アイデアとして最初に浮かんではいたのですが、こうもシンプル・コミカル・テクニカルにまとめられた作品を見せられたら、心底「やらんで良かったぁ！」と思いました（笑）。

最難関要素：⑧掃除のお姉さんが関係します
　「掃除のお姉さん要らないだろ！」と何度も思いました。コレ１つで世界観が強すぎます。
　次点を言うなら、『④好きか嫌いかでいえば嫌いです。』　曖昧な表現なのでどうとでも使える分、上手い使い方が思い浮かびませんでした。

匠：⑦
エモンガ：⑫
スッキリ：②

1＋

【投票】
メイン投票：
⑨『-とあるバナナ農家の回顧録-』（くろださん）に１票

最難関要素：③

匠：⑤⑧⑨⑪⑬
エモンガ：②⑥⑦⑧⑩⑫⑬
スッキリ：①②⑤⑨

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◆作品感想（ネタバレあり）

①『ゲットワイルド』(tsunaさん)
バナナ（感謝の意）。
はやい！そしてストーリと要素回収がシンプルで、とても読みやすかったです。
掃除屋の解釈、やられました。しかも三部作とは恐れ入ります。

②『スティルラブハー』（tsunaさん）
バナナ♂。
まさか相棒ももっこりしてるとは…

③『らんにんぐとぅーほらいずん』（tsunaさん）
バナナ（隠し味）。
BADEND…オチは甘くなかった！
カレーにバナナは本当にあるみたいですね。ちょっと気になります。

④『神様の与太話』（さなめ。さん）
バナナ（争いの種）。
フランクな神様だなぁ(；・∀・)
チョコっと金額超えても許してくれる、アメー先生だったら良かったんですけどね～。

⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七さん）
バナナ（トラウマ）。
なんという説得力。これは赤い亀さんがつきますね…。
匂いとトラップの結びつきがえげつないです（褒め言葉）。

⑥『黒歴史ジョバナーナ』（あひるださん）
バナナッ！（黒歴史）。
あなた…覚悟して来てる人ですよね。人に罰ゲームを課すってことは(ry
「その村→園村」「という→と言う」、ダブルで来ましたねこれは…！

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）
バナナ（寄生植物）。
破奈々の甘さと裏腹に、ストーリーはビター…(´・ω・`)
ストーリーを踏まえてからタイトルを見直すと、なんとも感慨深いものがあります。

⑧『月ヲ喰ラウ怪物ノ伝承』（異邦人さん）
バナナ（月の子）。
雰囲気がとても好きです。このまま絵本やゲームにできそう。
映像がつくとしたら、たぶんデフォルメされた絵柄が却って恐怖を煽るタイプですね。
罠に気づいた瞬間の絶望感(；ﾟДﾟ)

⑨『-とあるバナナ農家の回顧録-』（くろださん）
バナナ（おいしい話）。
要素回収の自然さに驚きました。現実的な展開の中で、素直かつ自然に回収する手際が見事です。
果たして彼女がどのような最期を迎えたのか…それは読者の想像次第でしょうか。もちろん私の中ではハッピーエンドです。

⑩『バナナの皮は死亡フラグうほ。』（リンギさん）
バナナ（ウホウホ）。
ゴリラ語でおｋ。
まさか「伸び縮み～」や「匂い～」がここまできったなくなるとは…イカン掃除しよう。

⑪『芭蕉問答』（ハシバミさん）
バナナ（らてらて）。
他の話を活かしつつ、最終的にオリジナルの解答に繋げる技量は流石です。
叩くと伸び縮みする鈴木君好き。

⑫『くりす博士と黄色の研究🍌』（弥七さん）
バナナ（ソフト&ウェット）。
何だか某ロボットのひみつ道具みたいだな～と思いました。
ギャグ補正で、翌日には何事もなかったかのように元通り…ですね多分！

⑬『『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラさん）
バナナ（動かぬ証拠）。
まずドラマのトリックがあり、それを成り立たせるための脚本を解答とするのは面白いと思いました。
ちょいちょい第四の壁を突破してくる、あの作品との相性も抜群です。

⑭『バナナは神聖なもの』（まりむうさん）
バナナ（独自文化）。
何というバナナ愛。こういう他文化交流、興味はあるんですが一か月はキツイなあ(；・∀・)
帰ってくる頃には価値観が変わっていそうです。

⑮『聖なるバナナの木事件』(ぎんがけいさん)
バナナ（事件の傷跡）。
一瞬そのまんまかと思いました。いちたりなかった！
それにしてもお粗末な犯行だ…。

『鶴九皐に鳴き、声天に聞こゆ』（休み鶴さん）
バナナ（古典的トラップ）。
「バナナ皮トラップ」や「鶴の一声」のド直球っぷり。それでいて、ストーリーに沿った活かし方なのは流石です。
「ドヤ顔掃除担当→羽から石鹸臭→痕跡出しすぎたわ」の下りは特に鮮やかでした。


◆余談・好きな要素の使い方

トラップに気づきました
②♂。これもハニートラップと言えるのでしょうか…？
⑬排水トラップ！若干の強引さも含めて好きです。

伸び縮みします
②♂。言及は止めておきます(;^ω^)
⑧文章表現として活用されていて凄い。こういう使い方をしてみたいです。
⑨この要素が無くても使いそうな表現だと思いました。つまりメッチャ自然。
⑪私は褒められて伸びるタイプです（叩かれ耐性が無いだけ）。
⑬一番納得感がありました。トリックへの活かし方が上手いです。

好きか嫌いかでいえば嫌いです
⑬言いそう。否定的な意見もズバズバ言いますからね～。

ヒントを出しすぎました
⑥そういう時は、先生の性格で判断するんだ！

掃除のお姉さんが関係します
①②③その発想はなかった…。確かに掃除屋ですね。街の。
⑥この解釈大好きです。でも（50）くらいだったらなぁ、とちょっと惜しくも思います。

すぐそこにあります
⑧作品の展開によって納得感が上がっていました。
⑫臨場感が凄い。想像して笑って……状況的には笑えないな！？

1＋

メイン投票：
⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七さん）に１票
今回は問題文の要素の回収を苦労された方が多かった印象を受けましたが、さすが弥七さん！問題文要素の回収が最も自然と言っても過言のない作品でした。バナナというものが戦争の象徴となる世界。私には到底想像できない世界ですし、想像したくもありません。バナナが食べられなくなるのが嫌ですから。参考文献ありとはいえ、このような世界を創り上げた弥七さんの腕はただ者ではないといえます。

⑦『愛か仇か隣人か』（キジ猫さん）に１票
太陰暦を使用して、新月の日を月末にする。いやぁ、その発想はなかったです。その発想を自分も持つことができれば・・・と思いました。もしバナナがそんな凶悪な食べ物だったらと考えると恐ろしくて夜も眠れません。バナナにそのような凶悪性を持たせ、非現実の物語になる。実に見入ってしまうような素晴らしい作品でした。

⑧『月ヲ喰ラウ怪物ノ伝承』（異邦人さん）に１票
⑦と同じで、太陰暦を使うという発想に脱帽です。バナナを昔話や言い伝えの中で用い、神聖さを表現していることも素晴らしいです。私もバナナ大好きですが、普通はそんな考えには至りませんからね。そして、何よりもこの作品の好きな点は月光果、暗闇ノ獣、月出ル山という表現です。特に最後の二つのカタカナの「ノ」。あとタイトルのカタカナ。これだけで一気に神話っぽい感じが出ています。この神話っぽさに存分に引き込まれたので一票投じさせていただきました。

最難関要素：⑦「ヒントを出しすぎました」
何のヒントだよ！？と突っ込みたくなります。その上、出しすぎてしまうってどういう状況！？ってなりました。無理やり詰め込まざるを得なくなってしまったり、物語の設定を限定されてしまったりしました。

匠：④⑤⑦⑧⑩⑫⑬
エモンガ：⑤⑧
スッキリ：①②③④⑤
[編集済]

1＋

メイン投票：
⑩『バナナの皮は死亡フラグうほ。』（リンギさん）に１票
なんとか書き上げて投稿しようかと思って目に入ったときの衝撃と困惑。ウ、ウホ……？
しかし色々とメチャクチャながら、納得度は高かったです。
勢いもさることながら話は綺麗にまとまっており、面白かったです。

⑬『『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラさん）に２票
リップクリームを塗る描写があるのは何故だろうと思っていたら見事な伏線回収でした。
わざわざ偽装工作をする理由には成程と唸ってしまいました。
バナナを食べない理由としても十分納得感のあるものでした。

最難関要素：⑧掃除のお姉さんが関係します
他の要素が自由度が高かった分、毛色が違うといいますか……わざわざ「お姉さん」というからにはやはりそこに意味を付けなければいけないのかと、難しかったです。

匠：②⑥⑩⑫⑬
エモンガ：⑤⑦⑩⑫⑬
スッキリ：① [編集済]

1＋

【メイン投票】
④『神様の与太話』（さなめ。さん）に1票
⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七さん）に2票

【サブ投票】
匠：⑤、⑬
エモンガ：⑤、⑩、⑫
スッキリ：④

【最難関要素】
③伸び縮みします
(伸びる、縮むどちらかだけなら簡単ですが、伸び縮みしないといけないのが辛かった！伸び縮みする物なんてゴムぐらいしか思い付かなかったのですよ…)

──────────
以下、個別の感想になります。

④『神様の与太話』（さなめ。さん）
｢先生、バナナはおやつに入りますか？｣という普遍のテーマを巡って繰り広げられる、なんとも平和な争い。そりゃあ9ヶ月も毎月末に目の前でバナナ論争が繰り広げられ続ければ神様も物申したくもなりましょう。
今回短くまとめるのが難しかったのかほとんどの作品が中～長編と言える長さの中、最もスッキリとテンポ良く構成されていると感じました。
そして驚くべきは投稿までのスピードでしょう。要素が確定してから二時間ちょっとでこのクオリティの作品が生み出せる事にそんなバナナと思わずにはいられません。
心がほっこりするこちらの作品にメイン賞1票、スッキリ賞を投票させて頂きます。

⑤『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七さん）に2票
こちらの作品を読んでまず感じたのは、根本的な文章力の高さ。普段から文章を書き慣れているのでしょうか、途中で違和感を覚える様な言い回しなども一切無く、あっという間に世界観に没入できました。
恥ずかしながら自分はバナナフィッシュという言葉についてどっかで聞いたことあるな、ぐらいの認識しか無かった物で、まさか｢月末バナナ禁止｣というテーマからこれほど重厚で現実的な話が作り出せるとは想像もできませんでした。
注釈に全てフィクションとはありますが、何処までが史実でどこからが創作なのか判断できない程の説得力と臨場感にただただ圧倒されました。
奇天烈なテーマの中現実を深く考えさせられる情景を描き出したこちらの作品にメイン賞2票、匠賞、エモンガ賞を投票させて頂きます。

⑩『バナナの皮は死亡フラグうほ。』（リンギさん）
一言で言えば、好きです。この作品。読み終えてから｢ウホウホ｣言う語尾が頭から離れなくなりました(笑)
ゴリラ達は服着てるのかな、きっと掃除のお姉さんゴリラはちょっと前に話題になったイケメンゴリラのように世にも見目麗しいゴリラなんだろうな、と諸々想像を掻き立てられます。
主人公の和田氏と探偵(？)の神谷氏の素性も気になる所。以前リンギさんの作品に登場したキャラクターとかなのでしょうか？
ウホが止まらないこちらの作品にエモンガ賞を投票させて頂きますウホ。

⑫『くりす博士と黄色の研究』（弥七さん）
村長は思ったに違いない。せめて結論から言って欲しかった、と。
突っ込みどころ満載過ぎてどこから突っ込んで良いのか分からない展開に終始振り回されながら楽しく読ませて頂きました。作者様の意図する所かは分かりませんが、あえて深読みすると現実に有る科学の失敗の歴史も大概手遅れで、対応が後手後手で、こんな理不尽な対応だよなあ…と思うと社会風刺的なシュールな側面が見え隠れしている様にも感じました。
突っ込み力が鍛えられそうなこちらの作品にエモンガ賞を投票させて頂きます。

⑬『『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラさん）
要素一つに焦点を絞っての感想になってしまいますが、｢伸び縮みします｣の使い方にその手があったか！！と言わずにはおれませんでした。
｢伸びる｣と｢縮む｣を分ければもっと発想の幅が広がったのかあ……と。
難易度の高い要素を巧みに生かしたこちらの作品に匠賞を投票させて頂きます。 [編集済]

1＋

⑯『【神様の与太話】』（さなめ。さん）に１票
こんな神様がいたら面白いと思えるような話でした。

⑯『J.D.サリンジャー先生によろしく』（弥七さん）に１票
名前を挙げた人物の人生や書いた本をもとにストーリーをうまく作成しているのがいいと思いました。

⑭『警部補　新島仁一』執筆中』（イトラさん）に１票
脚本形式というのが斬新だと思いました。

最難関要素：①
トラップをどのようなものにするかで悩みました

匠：①『ゲットワイルド』（ツォンさん）に１票
ここまで簡潔に、しかし納得できる解説が素晴らしい。
エモンガ：⑨『-とあるバナナ農家の回顧録- 』（くろださん）に１票
少女の働きによる悪法廃止成功とその後の少女の人生にきゅんとなりました。
スッキリ：⑩『バナナの皮は死亡フラグうほ。』（リンギさん）に１票
簡易解説を見て一番答えとして納得できるものを選びました。

1＋