みんなのGood

ホテルのロビー。
休暇中のカメオ署長は、友人と些細なことで口論になった。激昂した友人は、手近にあった小さな像を掴み、署長を撲殺した。

実はこの像は、ホテルのオーナーに恨みを持つ男により仕掛けられた｛像の形をした爆弾｝だった。
警察は、それに気づかないまま｛凶器として押収｝。男は、当初の目的を果たすとができず、爆弾は警察署で爆発してしまった。

「ただいまー」

「・・・おかえり」

「アレっ、油の匂い？　揚げ物したの！？」

「・・・うん」

「凄いじゃん！！　何々？　あっ、｛唐揚げ｝！　凄い！！　｛野菜炒め｝もあるし！」

「・・・まあ」

「美味しそうだよ！　食べよ食べよ！　いただきまーす！」

「いただきます・・・」

「美味しいよ！　・・・ちょっと塩気が薄いけど。　ん？　コレ鶏肉じゃないね？　なんだろ、豚肉かな？」

「・・・うん」

「｛豚肉の唐揚げ｝なんて面白いじゃん。｛野菜炒め｝も添えてあってさ。｛コレに味付けた餡をかけたら・・・｝」

「・・・・・・・・・・・・」



「・・・・・・デザートに｛パイナップル｝食べよっか？」

【「うあああああぁぁぁ私はダメだあああぁぁぁぁ！　ダメな奴だああああぁぁぁ・・・！！」】

【「美味しい！　美味しいから！　落ち着いて！！　こんな頑張り屋さんと結婚できて僕は幸せだなぁ！！！」】



【｛酢豚｝を作ってる途中で、挫けちゃったんだね・・・。】

男はWiFiが使えるスポットとしてとある店を見つけたが長居しすぎたせいかその店の店員から嫌われそこを出禁になってしまったただ隣にWIFiこそ飛ばしてないものの隣ならギリギリその店のWiFiが使えることに気づき少しの悪あがきの意味とその新たな喫茶店の居心地の良さもあってそこに居座ることにした
解答：出禁にされた隣の店のＷｉＦｉが使いたいから

オオトロの名前はシンゴ。
芸名「オオトロ シンゴ」である。

オオトロは本名でデビューし、誰もがその本名を知っていた。

知っていた‥。そう、過去形である。
現在は「知っている」者は数少ない。

というのも親の離婚により、オオトロは苗字が変わってしまったのだ。

現在の本名は「フジミノ シンゴ」
それを知るものはごくごく限られた人間なのだった。

理科室の標本の骸骨は受肉すべくカメオの内臓や筋肉を奪おうと
剥がしにかかったのです。


カメオは大怪我を負ったものの


クラスメートたちがカメオの足りないパーツを少しづつ寄贈してくれたおかげで
無事退院できたのですが


カメオは鏡を見るたびに思うのです。
この皮膚も眼も髪も爪も唇も・・・・全部僕のものじゃない。
僕に流れる血液もみんなから貰ったものだ。
そしてそこから細胞が入れ替わる・・・僕だけの僕がなくなってしまう