みんなのGood

納得感:2票
カメオが5歳の時、うるさかった妹にイライラし、なんと妹を殺してしまった。
妹の死体は家の井戸に捨てたのだが、翌日、井戸を見に行くと死体は消えていた。

大人になったカメオは、付き合っていた彼女を殺したり、嫌いな上司を殺したりした。
殺人を犯す度に死体を井戸に捨てたのだが、翌日、井戸を見に行くと死体は絶対に消えていた。

ある日、老いた母に介護が必要になったため、邪魔な母を殺した。
母の死体は井戸に捨てた。
{翌日、死体は井戸に残ったままだった。}



…さて、この話は「意味が分かると怖い話」の中でも特に有名な、井戸にまつわるお話である。
この話のオチは、母親はカメオを庇うために、井戸に捨てられた死体を別の場所に運び、処分していたというものである。


ここで問題だ。
母の死体を見たカメオは、母を殺したことを最初は後悔したが、その後「あること」に気づくと、今度は喜んだという。
カメオは何に気づき、どうして喜んだのだろうか?
21年06月05日 15:05
【20の扉】 [キャノー]

元ネタは「意味が分かると怖い話」。




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当初、井戸に残り続ける母の死体を見たカメオは、母が死体を隠蔽していたのだと考えた。
だが、その推理はすぐに撤回した。


カメオが5歳の時、母は大体26~30歳程度だと考えるのが妥当だろう。
この時に、母が妹の死体を捨てる行為自体には不自然な所はない。十数キロの死体を井戸の底から回収することは、まぁ不可能ではないだろう。

だが、カメオが大人になった時、母は若く見積もっても40~45歳程度ではないか。
老いに近づいていく母が、「成人した女性の重い死体」や「成人した男性の重い死体」を、「井戸の底」から「1人」で回収するというのは、あまりにも無理がある。
何かしらの道具を使ったにしても、50~60キロの死体を回収できるものなのか。


この時、カメオはある可能性に気づいてしまった。
…そうか、母は死体を1人で隠蔽していた訳では無い、共犯者が居た可能性が高い!別の人が一緒に井戸の死体を隠してくれていたのだ!


そして共犯者とは、恐らく…父だ。

家の井戸に近づけるのは、家族だけだ。だから消去法で父が犯人だ。
そもそもの問題として、昔から井戸の水を汲むのは父の役割だった。死体に先に気づいたのも父に違いない。


{死体を隠蔽していたのは、母だけではなく父もだったのだ。母と父が2人で死体を隠していたのかもしれないのだ。}


井戸の中に捨てられた母の死体を見ながら、カメオは安堵した。
大丈夫、自分は恩人かもしれない人を全員は殺していなかった。


今まで僕を庇ってくれたんだ。
今回も、僕と2人で母の死体を隠してくれるに決まっているさ!!!





このカメオという男、どこまでもクズである。



簡易解説


本当に死体を隠蔽していたのは父であることに気づき、父と一緒なら母の死体を隠せると思ったから。
訳ありのゴミ「2Good」
物語:1票納得感:1票
結婚して5年。
会社に行く前にゴミ出しをしているたか君。
ゴミ置き場にたまっている若妻達と少し会話をしてから出勤することが習慣になっている。
ある日、妻がゴミ出しをしてくれると言うのでそれに甘え、任せて仕事に向かった。

たか君が仕事から帰ると、家の中が大量の石鹸であふれていた。

一体なぜ?
21年06月07日 00:18
【ウミガメのスープ】 [Taka]



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たか君は結婚して5年になるが、仕事の関係で単身赴任している。そのため、家事やゴミ出しも自分で行なっている。
たか君は夜に出勤し、お昼頃に終わる仕事をしているのでゴミ出しは前の日の夜に出さなければならなかった。
しかし、そのせいで猫やカラスにゴミが荒らされ、周りの住人は困っていた。
若妻達はゴミの日の前日にゴミ捨て場に集まっており、ゴミを出すたか君に注意をしていたが、たか君もその時間にしかゴミを出せないと、押し問答を繰り返していた。
ある日、妻が単身赴任先にやってきて、ゴミ出しをしてくれると言うのでお願いした。
妻はもちろん朝にゴミを出したのだが、見慣れぬ女がゴミを出しに来たのを若妻達は見逃さず声をかけ、たか君の妻だと確認しゴミ出しの一部始終を妻に説明した。
妻はたか君の言い分も理解していたが、他人様にご迷惑をかけてしまっている事を申し訳なく思い、お詫びとして近くの住人全家庭分の石鹸の詰め合わせを購入していた。

このままではこの問題は解決しない。そう思った妻は単身赴任ではなく、一緒に住むことを決めた。愛する夫のために。
納得感:2票
図書業界の歴史に残る売上を叩き出し、一大ブームを巻き起こした「鬼の刃」。
映画のヒットも加えて人気は留まるところを知らない。
そんな「鬼の刃」も最終巻が発売され、その当日にカメオも無事入手することができたのだが、カメオは読み進めながらこの後の展開がありありとわかったという。
一体なぜ?
21年06月07日 11:02
【ウミガメのスープ】 [ナナマガリ]

炭焼の少年は無関係ですゲフンゲフン




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新選組「鬼の副長」と言われた土方歳三。「鬼の刃」は、彼と彼の愛用した刀「和泉守兼定」に焦点を当てた歴史小説である。
よってその物語はある程度史実に沿うことになる。
カメオは鬼の刃最終巻を読んだことはなかったが、土方歳三について知っていたため、その後の展開がわかったのだった。
(司馬遼太郎さんをイメージ)
デブエット成功「2Good」
物語:2票
ホームセンターで体重計を購入した田中。

早速自分の体重を量ってみる。

体重計は85kgを指した。

「85キロか… ダイエットしないとなあ…」

田中は自分のデブさ加減を目の当たりにしてがっかりした。

田中が次にその体重計に乗って体重を量った時は90kgだった。

「90キロ! すごい!」

田中は喜んだ。

なぜ?
21年06月11日 23:00
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

みんな遠慮するな。全力で来い。




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ガリガリにやつれた子犬を拾ってきた田中。

なかなか懐いてくれず、手ずからでは餌を食べてくれない。

田中は甲斐甲斐しく辛抱強く世話を続け、ようやく子犬が心を開いてくれた。

でもまだまだ痩せぎすな子犬。

病院に連れて行った時、獣医さんに
「この子なら適正体重は5キロくらいですね。あと2キロは太った方がいいかな」
と言われたこともあり心配していたのだが、それから一週間ほどで子犬は段々と肉付きが良くなってきた。

田中は早速ホームセンターに行き体重計を購入。

まず自分の体重を量る田中。

体重計は85kgを指した。

「85キロか… ダイエットしないとなあ… 僕の贅肉をこの子に分けてあげたいよ…」

田中は自分のデブさ加減を目の当たりにしてがっかりした。

次に田中は子犬を抱えて体重を量った。

「90キロ! すごい!」

90キロ引く85キロで子犬の重さは5キロということになる。

子犬が獣医に教えてもらった適正体重になっていたので田中は喜んだのであった。
物語:2票
高校卒業後、俳優になる事を夢見て上京してきたカメオ。小さな芸能事務所への所属は決まったものの、あらゆるオーディションに落ち続け、俳優としての稼ぎはほぼなく、レストランでのアルバイトで生活を支えていた。
だが、上京して10年目の春、いよいよ母親から、今年俳優として何の仕事も決まらなかったら芸能界はもう諦めて帰ってきてと言われてしまった。


上京して10年目の夏、最高気温が35℃を超えたその日、帰れと言われて悩んでいたカメオは、ペットボトルの水を買った。


照り付ける太陽の下、水を手に進むカメオの脳裏に、ふと母親の言葉がよみがえってきた。
「今年俳優として何の仕事も決まらなかったら芸能界はもう諦めて帰ってきて」
その瞬間、足を止め、水のペットボトルを握りしめたままばったりと倒れながら、カメオはぼんやりと心の中で母親に答えた。
(ごめんなさい、この水を買ったがために、年末帰ることは、できなくなった…)

・何故水を買ったか?
・何故倒れたか?
・何故水を買って帰れなくなったか?
以上のことについて状況を補完してください。
21年06月04日 20:28
【ウミガメのスープ】 [すぃ]



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35℃を超えるとても暑かったその日、無名俳優のカメオは脱水症状で倒れている子供を路上で発見した。周囲にお店や人のいる建物がなかったため、カメオはとっさに自動販売機で水を買って飲ませ、119番通報をし、子供を助けた。

この事が話題になり、思わぬ形で注目を浴びたカメオ。報道の中で、救助の際購入したペットボトル水飲料の銘柄が公表されると、カメオの元に、当該商品のメーカーからCMのオファーが来た。

水のCM撮影中、照り付ける太陽の下で水のペットボトルを握りしめてばったりと倒れる演技をしながら、カメオは心の中でぼんやりと親に謝った。
(CM決まったから、まだ帰ることはできないな)
(完)

・何故水を買ったか?
→子供を助けるため
・何故倒れたか?
→演技
・何故水を買って帰れなくなったか?
→CMが決まったため