みんなのブックマーク

自己分析なら得意な理由「11ブックマーク」
面接官「あなたを漢字1文字で表すとしたら何ですか?」

男「{A}です」

面接官「本当にその通りですね」



{A}は何?
11画で答えよ。
23年06月27日 23:54
【20の扉】 [「マクガフィン」]

選考結果をお伝えします。




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{自由}
読みがなテスト「11ブックマーク」
「挙」

これは何と読む?
23年07月09日 20:22
【新・形式】 [わかめ]



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「枚挙」に「い」と「ま」がない

と読みます
明るみに入る「11ブックマーク」
夜7時、泥棒のカメオはターゲットの赤倉家が住む一軒家を電柱の陰から見張っていた。
赤倉家の一家全員が外に出掛けたのを確認すると、カメオは門を通って塀の裏側に回り込んだ。
赤倉家に防犯設備はなく、近所の住人も皆外出中であることは確認済みだったが、カメオは念のため明るくなるのを待ってから侵入することにした。
一体何故だろう?
23年08月23日 20:50
【ウミガメのスープ】 [わかめ]



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この日は花火大会、会場から数km離れた閑静な住宅地に住む赤倉家は、毎年この花火大会の夜の数時間は家を留守にする習慣があった。
カメオは腕時計を夜空にかざしてタイミングを計り、花火が{明るく}光ってから数秒後に届く爆音に紛れて窓ガラスを割った。
功利の女神「11ブックマーク」
『春の向日葵』は、桜色と黄色のコントラストが美しい伝説の宝石である。

稀代の女怪盗エマノンが件の宝石を盗むに際して、スムーズに事が進んだのはアオイに恋人がいたからである。

というのは、いったいどういうこと?
23年09月28日 21:20
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]



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【{人気アイドル 保科 葵に熱愛発覚!?}】

という記事が週刊誌に多く寄稿された。


怪盗エマノンは、

【新】{月}の<日>の【午】{後}【11】時、<{春}>の【向】日【{葵}を】{頂}【{戴}する】

という、記事の切り貼りで作る予告状を書く際、先の週刊誌から『春の向日葵』の「葵」の漢字をすぐに見つけることができた。
なかなか見つけにくい漢字『葵』をメジャーな記事で発見でき、任務の一環としての予告状の作成をスムーズに行うことができたのである。
サスペンス・ロジック「11ブックマーク」
「ヤヨイ〜!また玄関の掃除、忘れてる!だから朝のうちにやっとけっていっつもいつも言ってるだろう!!」

年度末の厄介な仕事をいなしてきた夕方、妻への文句を並べながら靴を脱いだ俺は、彼女の返事がないことに疑問を抱く。健診かどこかに出かけているのか…とリビングに来たところで、衝撃的な場面に遭遇した。

帽子を真深く被って棚を漁る男。強盗だった。

俺を見つけるや否や、持っていた小さなナイフで脅しながら、金目のものの場所を尋ねる男。恐怖に駆られ言いなりになるが、目当ての金品をすぐに探し当てると、男は置いてあった花瓶で俺を殴りつけた。

壁に激突しながら、俺は倒れ込む。視界の端で逃げ出す男を捉えるが、彼を止める術はなかった。

もう一つ視界に映ったものがあった。俺が壁にぶつかった衝撃で、リビングに飾ってあったカレンダーの画鋲が外れていたのだ。側には、当の画鋲とカレンダーが転がっている。

それに気づくと、朦朧とした意識の中、俺は必死に左手のひらを握りしめた。

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さて、「俺」が手のひらを握りしめたのはなぜか?
23年10月06日 22:54
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]



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リビングの棚に置いてあった花瓶で殴られ、俺は生死の境にいる心地がした。今まで受けたことのない衝撃。頭の後ろで、血が滲む感覚がする。

割れるように痛い頭。どこから侵入してきた?なんて勝手なやつだ。次々に思考が乱れ、どんどん意識が遠ざかっていく。

そんな中で、俺は壁から滑り落ちていたカレンダーの存在に気づいた。俺がぶつかった拍子に画鋲が外れたのか、その画鋲の行方は知れない。

年度末の{3月}を指し示すカレンダー。殴られた為すがままに倒れ込んでいた俺は、左手を頭の横に位置させ、{図らずもそのカレンダーを指差していた。}

3月、{ヤヨイ}。

俺は必死に、しかし緩慢な動作でやっとのこと、その左手を握りしめ、指を差す姿勢を崩した。

今にして思えば、もし俺があのまま殴られたショックで亡くなっていたら。そこまでいかなくとも、証言できないほどの重傷となっていたら。家にあった花瓶で夫を殴ったとして、真っ先に疑われたのは妻のヤヨイだろう。帰った直後、俺はヤヨイを怒鳴りつけていたし、ヤヨイは普段、夕方や夜にはいつも家にいる。夫婦喧嘩が起こっていたと勘違いする隣人がいて自然だ。

その上に、俺があのカレンダーを指差していたら、どうだろう。訪れた警察か何かは、それをいわゆる{ダイイングメッセージ}だと思うんじゃないか。朦朧とした意識で、必死に妻のヤヨイへの怨嗟をぶつけた、なんて。

第一発見者になるのも、もちろんヤヨイだ。そういう人間が疑われやすいのも、俺は知っている。あのまま俺の息の根が止まっていれば、ヤヨイが捕まっていたかも知れない。

尤も、強盗に襲われたパニックと朦朧とした意識では、生への執着に必死でここまでは考えていない。ヤヨイを指差していたことに辛うじて気づいて、そうじゃない、俺を殴ったのはヤヨイなんかじゃない、と無意識に否定していただけだ。その一心で、必死に人差し指を握ったのだった。


なんて、気を落ち着かせるための笑い話を病室でしたら、「ミステリーの読みすぎよ」と、ようやく落涙も引いてきたヤヨイの震える声に一蹴された。年度末を凌ぐ俺を労おうとスーパーに出かけていた帰りだったヤヨイは、件の強盗と鉢合わせ、女性だからと油断していたそいつを得意の柔道で黙らせたのだという。全く妻には、いつも頭が上がらない。


【要約:】
倒れた姿勢で図らずも、「俺」はカレンダーの3月を指差していた。生死の境で、所謂{ダイイングメッセージのように妻のヤヨイを指している}ことに気づいた「俺」は、ヤヨイに殴られたという{間違ったメッセージを残さないために}、必死に手のひらを握りしめて指を差す姿勢を崩したのである。