みんなのブックマーク

壁の穴∽心の穴「2ブックマーク」
女には娘がいた。
娘は反抗期真っ只中で、日常的に家庭内暴力を繰り返していた。
しかし娘が反抗する理由も、女にはわからなかった。

ある日、女がこっそり娘の部屋に入ると、中は雑然としており壁は傷だらけだった。
毎日あれだけ暴れていれば無理もない。
女は対して気にも留めなかったが、時計の下の大きな傷を見つけたとき、ひどく残念な気持ちになった。


一体なぜか?

18年06月03日 22:06
【ウミガメのスープ】 [野生の天狗]



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【解説】

娘が手首を切ってそのまま自死してくれていれば、自分の手で殺さずに済んだのにと残念に思った。


【以下、ストーリー】

(......今日こそ......今日こそ何とかしなければ......)

もう限界だった。
日常的に繰り返される暴力。
家の中は滅茶苦茶だ。
私の身体も、心も。
どうしてだろう。あんなにいい子だったのに。
あんなに愛していたのに。

バタン!

今日も深夜を回って帰ってきた。
良くない男たちと遊んできてるに違いない。
......不潔な子。
でも遅く帰ってきてくれる日はいい。
あまり暴れずすぐに寝てくれる。
......今日こそは。

ガチャ......

久しぶりに入ったあの子の部屋。
汚い。壁も傷だらけ。
あの子は......やっぱりもう寝てる。
あれは——昔買ってあげたぬいぐるみ。
まだ持ってただなんて。
どうしてだろう。あんなにいい子だったのに。
どうしてだろう。
どうして、私はこの子を
どうして、
どうして。
この子、帰ってきたままの格好で寝てる。
着替えもしないで。汚い。
腕時計。......なんだろう。傷?
腕時計の下......手首に結構大きな......この子、もしかして......

(どうして死んでくれなかったの)

どうして、
どうして。
そのまま死んでくれれば。
あなたを殺さずに済んだのに。
愛するあなたを。
殺さずに済んだのに。
でも、もう限界なの。
ごめんなさい。
本当に、
ほんとうに、

「愛してるわ」

そう言って、彼女の首に手をかけた。


簡単な博打「2ブックマーク」
男と女は暇潰しにと簡単な賭けをすることにした。
ルールは簡単。見た目では区別がつかない二つの卵の内、男が一方を茹でたあと適当な順番で板の上に並べ、女はどちらが茹でられた側かを当てるというものだ。このとき、女は卵に触れてはならない。
男と女にはそれぞれ茹でる時間と考える時間とで10分間部屋に一人になれる時間がもらえる。最後に女が男の茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける。
男と女も上記に反するイカサマは禁止とし、行ったのがバレたものは強制敗北となる。
それぞれが以上のルールに同意し、勝負が始まった。

結果、女は茹で卵を男の前で割って見せたが、勝負は男の勝ちとなった。何故だろう。
18年06月09日 22:10
【ウミガメのスープ】 [まっしろ]

ヒントのつもりで一言コメントにかいてた……orz




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女は、このゲームは茹で卵はどちらかを当てるというより、要するに茹で卵を男の前で割って見せれば勝ちなのだと考えた。
そこで、女は卵には直接手を触れず、板ごと二つの卵を鍋に入れ、蒸すことにした。蒸して両方に火が通れば、どちらを割っても出てくるのは茹で玉子なのだ。
女は卵に触ってしまわないように気をつけて実行し、自信満々で男の前で片方の卵を割って見せた。
「どう?あたしの勝ちよね?」
「……本当に触ったりしてないんだよね?」
「ええ。」
「……もう片方も割らせてくれないか?」

そう言って男はもう片方の卵を割った。こちらも茹で玉子である。
「あら、残念でした。
 せっかくだから種明かし。見ての通り、両方に火を通し直したの。これであなたの前で割ればどっちを選んでも茹で玉子って寸法。

 あ、でも勘違いしないでね?私『卵に触れ』てはいないから、イカサマじゃなくってよ?」
「……残念ながら君の敗けだ。僕が茹でたのは今僕が割った方だよ。」
「えっ!?何でわかるの!?」

「だって僕は温泉卵を作ったんだもの。
 沸騰させたお湯に火をつけずに卵を沈めておけば10分でも温泉卵は作れるんだよ。
 だから僕の前に出てくるのは温泉卵か生卵じゃないとおかしいんだよ。

 仮に君が卵に触っていないとしてもね、ルールには『茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける』と書いてあるけど、『茹で卵を割ったら女の勝ち』とは書いてない。割った方が僕が茹でたものであるか否か、証明できればいいのさ。
 二つが君によって火が通される前の状態は、かたや生卵、かたや温泉卵と来た。火の通り具合の違いによって、どっちがどっちかは明らかなんだよ。」

よく見ると、女が割った方の卵は半熟だったが、男が割った方は完熟か固めくらいの茹で具合になっている。

「あ、そうそう、これも言っとかなくちゃ。ルール上、『一方を茹で』るとは言っいても『茹で卵を作る』とは書いてない。茹でて作るものなら温泉卵でもルール違反にはならないよ。

 これでわかったかな?今回は僕の勝ちだよ。」
女は地団駄を踏んだ。


余談ですが、茹で卵を作るときは蒸すと結構綺麗に作れます。後お湯で温泉卵というのも本当にできますので、是非お試しください♪
キース! キース!「2ブックマーク」
文化祭当日。
劇の本番もいよいよ終盤に差し掛かっていた。

カメオ姫(男)が眠りにつき、ウミノ王子(女)がその眠りを覚ますシーン。
真実の愛のキスで、姫が眠りから覚めるのだ。
これが終わることで、劇は大団円を迎える。

それなのに、ウミノは泣いてしまった。
リハーサルでは泣かなかったのに、どうして?

《参加テーマ:もう好きなラブコメでいいや》
18年09月14日 16:06
【ウミガメのスープ】 [とろたく]

懲りずに続きを書いたはいいがあっさりスナイプされそうなの作っちゃったマン




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涙が落ちることで姫の眠りが覚めるから。
リハーサルで泣かなかったのは、元々当初の予定がキスだったが、カメオが固まるので急遽変更したから。

『王子が姫にキスをする。姫が眠りから目が覚める』
 このようにト書きが書いてある。
 しかしリハーサルの日、いざそのシーンに差し掛かった時に問題が解決しなかった。
「カメオ、動きが硬い! それじゃあ目が覚めるってバレバレでしょうが!」
「す、スミマセン! 緊張して……」
「気持ちはわかるけど、本番もそうじゃ台無しでしょ? 実際にするわけじゃないんだし……」
 そんなカメオと演出の先生のやり取りも何度か見る。
 だが、明日は本番だ。いつまでもそんなことでつまづくわけにはいかない。
 どうしたものだろう……ウミノは考えた。そして、打開策を思いついたのだ。
「……先生、こういうのはどうですか?」

 そして、本番当日。
 順調にクライマックスに差し掛かる。
 そして、問題のシーン。
 カメオは身構えた。
 そして……。

 ……あ、あれ?
 カメオは目を瞑っていたが、肌に温かい液体が当たるのを感じた。
 思わず目を開ける。
 視界に入ったのは、ウミノが目から涙を零しているところだった。
「……王子?」
「……姫……? 姫が生き返った……!!」
「え? ……えっ?」
 戸惑うカメオをよそに、舞台は大団円を迎えた。
 
『先生、ラストのシーンなんですが……少し変更してもいいですか?』
『え? いいけど……どういう風にするの?』
『そうですね……泣く、とかどうでしょう。涙が零れ落ちて目が覚める、のような』
『なるほど……いいかもしれないわね。でも、ウミノさんは大丈夫なの?』
『ええ。やってみせます!』

 ……そして、そのアドリブは見事に効いた。
 流石演劇部のエースというべきか、泣きの演技もお手の物であった。
 そしてカメオが知らずに素の反応を出したのが、かえって自然な演技を引き出す結果にもつながったのだ。
 カメオはそのことを知り、ホッとしたが同時にちょっと残念な気分になった。
 自分の素人さが、こんな形で足を引っ張ってしまったのか……。


「……ほんとはキスのほうが良かった?」
「えっ」
「ふふ。なーんてね。楽しかったよ!」
水族館「2ブックマーク」
藤井が水族館で見てテンション上がったいきもの

1.ラッコ
2.???
3.ペリカン

第2位はな〜んだ?
18年08月21日 00:04
【20の扉】 [藤井]

すっごく遅くなってしまい申し訳ないです。22日0時半、完走しました。




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ウツボ。

(鳥羽水族館でウツボのぬいぐるみ買いました)

新ラテシン ゴミくずのスープ「2ブックマーク」
カメオにチャーハンを注文された料理人のカメコは料理に砕いた貝がらを混ぜ込んだ。

一体なぜ?
18年07月16日 22:03
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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調味料(鶏ガラのがら、貝のがら)だからなのです



バリボリ(・ω・) 美味いね、隠し味に何使ってんの?