

物語部門
さなめ。「気象ニュースなどではよく耳にする、実に何年かぶりの〇〇という文言。これを基点として広がる不可解で魅力的な問いかけ、そしてそれにぴったり繋がる真相の特殊な面白さ。こうした問題の至るところまでの構成が素敵でした。」


物語部門
さなめ。「カメオ視点で進んでいく物語に合わせた問題文や、奪い桜に隠された秘密が明かされると、編み出されたストーリーが色んな面から沢山の衝撃を与えてくれます。ウミガメのスープという形式が魅せる素晴らしい一問です。」


物語部門
さなめ。「スケールの違う問題文にぶつける答えとしてぶっ飛び方がとても合っていて(笑える意味で)面白かったです!それだけでなく、『おやしき編』である理由のはまり方や、本のストーリーや販売方法にばかり注目がいっていたであろう読み手の予想を的確に裏切る背景はとても考えられており、そのバランスの良さが素晴らしいと感じました。」


物語部門
さなめ。「「もう一度だけでいいから好きな人に会って」という切り取り方が上手すぎます。色々なお約束を異なる角度から集約させ「好きな人に分かってもらえない」という予測が確かなものである謎を綺麗に生み出されています。細かな設定、あれもこれもそういうことか〜!なんて発見も楽しめました。」


物語部門
さなめ。「「本当は人間が一番恐ろしい」というのもその本当の意味というのも頻繁に目にする展開なので、これだけの問題文で納得が導けるようには到底思えないところからの解説が凄まじかったです。その活かし方も、あくまで無機質に徹しつつ問題文の表現に気を配った硬派な作りがお見事です。」