

トリック部門
さなめ。「「10人11脚」や「10位を目指すことにした」などの個々の表現について、一読した印象では、無作為で要領を得ない問いかけのように見えてしまったのですが、解説からそういった印象そのものがこの問題の核心の見どころであることに気づかされて驚嘆します。印象をひっくり返すことについて、扱いづらそうな当問題のトリックを最大限に生かしている問題だと感じました。」


トリック部門
さなめ。「短い問題文に詰められたポイントが、解説で起こっていることの断片にしっかりとなっており、綺麗な顛末を辿るところが素晴らしい問題だと思いました。この問題を見なかったら気にも留めなかった現象を持ち寄るトリックの良さに憧れます。」


物語部門
さなめ。「「もう一度だけでいいから好きな人に会って」という切り取り方が上手すぎます。色々なお約束を異なる角度から集約させ「好きな人に分かってもらえない」という予測が確かなものである謎を綺麗に生み出されています。細かな設定、あれもこれもそういうことか〜!なんて発見も楽しめました。」


トリック部門
さなめ。「あるなしクイズが俎上としてしっかりと用いられているだけに、答えとなる( A )の意外性が問題文からは上手く隠されており、トリックがとても自然です。トリックを元に編み出される会話の流れもどこかにありそうな雰囲気があり、説得力が高まっています。」


物語部門
さなめ。「スケールの違う問題文にぶつける答えとしてぶっ飛び方がとても合っていて(笑える意味で)面白かったです!それだけでなく、『おやしき編』である理由のはまり方や、本のストーリーや販売方法にばかり注目がいっていたであろう読み手の予想を的確に裏切る背景はとても考えられており、そのバランスの良さが素晴らしいと感じました。」