納得部門
とかげ「「これは何のスープだ?」 「はい、こちらウミガメのスープでございます」次の日、また次の日と繰り返されるやりとりに、変化していく男の反応。感情の発露をともなう問題は、時に納得感が薄れがちだが、この状況では納得せざるを得ない。」
トリック部門
とかげ「18年ぶりの11月の雪が降った日、生まれて初めて父の名を口にする雪子。問題文中の具体的な情報が何を示唆しているのか、探って繋ぎあわせていくのが楽しかった。こういうトリックのしかけ方、センスが良い。」
トリック部門
とかげ「10個の○を3人でわけると1つ余る。でももう1つ○を描くとぴったり分けられる……? トリック自体の面白さもさることながら、場面設定や問いかけも魅力的で、トリックの良さを巧みに生かした構成になっている。」
納得部門
とかげ「「肩ですよ?」という何でもないセリフから、こんなにありありとその状況が思い浮かべられるとは。これが最適解と思わざるを得ない、納得感抜群の真相だ。同じ題材を思い付いても、なかなかこういう料理の仕方はできない。」
納得部門
とかげ「ナイフを探す僕に、妻が言った言葉は一体……。もしその特徴に気づけたとしても、問題として成立させるのは至難の技だろう。わかった瞬間、これが正解に違いないと確信させるほどの納得感、さすがです。」
納得部門
とかげ「一万円を借りた友達に、更にもう一万円借りて二万円を返す。ごく普通の借金返済に見える行為に、納得感抜群の真相が隠されている。題材の料理の仕方のセンスも良い。」
トリック部門
とかげ「「ある食材」以外のものを料理に使おうとしたタカシ。物当てだけど、物当てのつもりで解こうとしたらきっと解けない、華麗なトリック。綺麗に騙された。」
納得部門
とかげ「ただの点を描いた絵にしか見えないのに、タイトルは「かえる」? 一歩間違えると消化不良ななぞなぞになりそうなアイディアを、しっかり納得させる問題に仕上げている。」
トリック部門
とかげ「文章に登場する①~⑦は一体何か? 物当てかつ要知識だと、普通ならただのクイズなのだが、 この工夫の仕方は洒落ている。このギミックを思い付いても、問題として仕上げるのはかなり難しかったはず。」
トリック部門
とかげ「「ー」だらけのおかしな文章から導かれる答えは。一部要知識だが、それだけで終わらず、他のトリックとも巧みに組み合わされている。初出題ナンテ信ジラレナイナー。」