本日(5/30)の18時頃に問題出します^ ^
[慣れた人にお願いする][3人:3人][公開&部屋解放] NSGN「マクガフィン」ゴリリーマンぎんがけい 《問題文 初版》
すっかり深夜の酔っ払いになっていた私は、回送中のタクシーに無理矢理乗せてもらった。
「そんな訳で、おれは手っ取り早く金が欲しいんだよ。」
「そうかいそうかい。まったく、人生最後の客があんただなんて、後味が悪くてしょうがない。」
「何だって!?運転手さん今日で辞職かい。足を洗うときは、初めてその仕事やったときの記憶が懐かしくなるだろ?違うか?」
「そういえば、初めての客もあんたみたいにうるさくて、後ろの席に移動してもらったのを思い出したよ。」
あまりにしつこく絡んでいたのだろう、私はてきとうなところで下ろされてしまった。酔っ払っていた私が覚えていたことと言えば、薄汚れたダボダボのスーツを着た運転手の顔と、家に着くまで随分長く歩いたということだけだ。頭はまともに回っていなかった。
次の朝自宅で目覚めた私は、財布がないことに気が付いた。どこで落としたのかはさっぱり覚えていなかった。しかしなんと、財布を紛失したことが私の金運に拍車をかけ、私は思いがけない大金を手にすることができたのだ。
Q.「私」がタクシーを降りてから大金を手にするまでの物語を、タクシーの運転手目線で描出してください。
《初版解答》
(ノートがありえん長くなってるので一旦消します)
《改訂版》
私はすっかり深夜の酔っ払いになっていた。千鳥足の勢いが余って道路に飛び出したところに走ってきたのは、私がこのあと乗ることになるタクシーだった。急停車したタクシーを捕まえた私は、そのまま「乗せてくれ」の一点張りだ。タクシーは回送表示だったが、こうなってしまうと諦めて私を乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
のべつ幕なしまくし立てられるのに痺れを切らしたのだろう、彼は私をいい加減なところに降ろし、再びタクシーを走らせて夜の闇に消えてしまった。私がその夜の行動を自省したのは、日も昇りきった後だった。次の日、昨晩の無礼を詫びようとタクシー会社に問い合わせたのだった。
後日私は、ピカピカで新品のスーツを購入した。私の乗っていたタクシー、その運転手にすぐにでも渡してあげたかった。運転手は本当にスーツが欲しいのかと言われると私の思い過ごしのようにも感じるが、それでも構わなかった。
あの夜私の隣でハンドルを握った彼は、それっきり私の前に姿を見せていない。出来るならそのまま、金輪際私の前には現れないで欲しいものだ。折角スーツも用意したのに、私がそう思うのはなぜだろうか?
《改訂版解説》
(簡易)
ハンドルを握っていたのは偽物の運転手であり、彼に殺された本物の運転手はトランクの中にいた。自分が事件の渦中にいたことを後になって知った「私」は、タクシーに乗った晩のことがトラウマとなったため、偽物の運転手=事件の犯人と再び会うことを拒んだ。
(本編)
俺は会社をクビになってすっかり落ちぶれていた。溜まりに溜まった苛立ちが爆発して首を絞めてしまったのは、ひょんな理由から口喧嘩を始めたタクシー運転手だった。彼に少し黙って欲しかっただけで、殺すつもりはなかったのだ。
俺は彼の服装を奪って運転手になりきり、死体はトランクに乗せて、タクシーごと人目のつかない場所に遺棄しようと企んだ。その真っ最中に、運悪くあの酔っ払いに遭遇してしまった。元々客をお断りするための回送表示だったが、こうなってしまうと諦めてこいつを乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
その"うるさい奴"が今も後ろにいるとは、酔っ払いは知る由もなかろう。
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
実際、このスーツは俺のサイズに合っていないので着にくい。
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「...俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
もし会うとしても、それは俺が手錠をかけられた後だ。
今日が初仕事のタクシー運転手に土地勘なんてものはなかったので、こいつはいい加減な場所に降ろしてしまった。ようやく邪魔が消えたので、死体処理を済ませてさっさとずらかろうと、森の中へタクシーを走らせた。明日か明後日位にあの酔っ払いが真実を知って、恐怖に震えた姿を想像すると、とてもおかしくなった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「回送中に酔っ払いを乗せた?そんな話ここの従業員からは聞いておりませんよ。」
「え、どういうことですか...?」
電話での会話で私は、昨晩の運転手は偽物であり、本物の運転手は現在消息を絶っていることを知った。そしてその運転手は、間もなく亡くなっている状態で発見された。
あの夜、タクシーに乗っていた私のすぐ後ろで、本当の運転手が殺されてトランクに閉じ込められていたなんて。そんなことをこれっぽっちも知らないまま、酒の回った頭で人殺しを相手に騒ぎ立てていたことに、自責の念が込み上げてきた。
「そういえば、新しいスーツを買ってあげると約束したなあ。私が見たダボダボのスーツは、本当はトランクにいたあんたの物だったのか。あの時気付いてあげられなくて申し訳ないよ。」
運転手が最後に着ていたスーツと同じサイズの、立派なスーツを購入した。そして、運転手と共に棺の中に入れて冥土の土産にしてあげた。
事件の犯人は無事に逮捕された。タクシーに乗った晩の出来事は私にとってトラウマとなり、時々それが夢にまで現れる。私の隣で"運転手ごっこ"をしていた彼とは、当然二度と会いたくないものだ。
[慣れた人にお願いする][3人:3人][公開&部屋解放] NSGN「マクガフィン」ゴリリーマンぎんがけい 《問題文 初版》
すっかり深夜の酔っ払いになっていた私は、回送中のタクシーに無理矢理乗せてもらった。
「そんな訳で、おれは手っ取り早く金が欲しいんだよ。」
「そうかいそうかい。まったく、人生最後の客があんただなんて、後味が悪くてしょうがない。」
「何だって!?運転手さん今日で辞職かい。足を洗うときは、初めてその仕事やったときの記憶が懐かしくなるだろ?違うか?」
「そういえば、初めての客もあんたみたいにうるさくて、後ろの席に移動してもらったのを思い出したよ。」
あまりにしつこく絡んでいたのだろう、私はてきとうなところで下ろされてしまった。酔っ払っていた私が覚えていたことと言えば、薄汚れたダボダボのスーツを着た運転手の顔と、家に着くまで随分長く歩いたということだけだ。頭はまともに回っていなかった。
次の朝自宅で目覚めた私は、財布がないことに気が付いた。どこで落としたのかはさっぱり覚えていなかった。しかしなんと、財布を紛失したことが私の金運に拍車をかけ、私は思いがけない大金を手にすることができたのだ。
Q.「私」がタクシーを降りてから大金を手にするまでの物語を、タクシーの運転手目線で描出してください。
《初版解答》
(ノートがありえん長くなってるので一旦消します)
《改訂版》
私はすっかり深夜の酔っ払いになっていた。千鳥足の勢いが余って道路に飛び出したところに走ってきたのは、私がこのあと乗ることになるタクシーだった。急停車したタクシーを捕まえた私は、そのまま「乗せてくれ」の一点張りだ。タクシーは回送表示だったが、こうなってしまうと諦めて私を乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
のべつ幕なしまくし立てられるのに痺れを切らしたのだろう、彼は私をいい加減なところに降ろし、再びタクシーを走らせて夜の闇に消えてしまった。私がその夜の行動を自省したのは、日も昇りきった後だった。次の日、昨晩の無礼を詫びようとタクシー会社に問い合わせたのだった。
後日私は、ピカピカで新品のスーツを購入した。私の乗っていたタクシー、その運転手にすぐにでも渡してあげたかった。運転手は本当にスーツが欲しいのかと言われると私の思い過ごしのようにも感じるが、それでも構わなかった。
あの夜私の隣でハンドルを握った彼は、それっきり私の前に姿を見せていない。出来るならそのまま、金輪際私の前には現れないで欲しいものだ。折角スーツも用意したのに、私がそう思うのはなぜだろうか?
《改訂版解説》
(簡易)
ハンドルを握っていたのは偽物の運転手であり、彼に殺された本物の運転手はトランクの中にいた。自分が事件の渦中にいたことを後になって知った「私」は、タクシーに乗った晩のことがトラウマとなったため、偽物の運転手=事件の犯人と再び会うことを拒んだ。
(本編)
俺は会社をクビになってすっかり落ちぶれていた。溜まりに溜まった苛立ちが爆発して首を絞めてしまったのは、ひょんな理由から口喧嘩を始めたタクシー運転手だった。彼に少し黙って欲しかっただけで、殺すつもりはなかったのだ。
俺は彼の服装を奪って運転手になりきり、死体はトランクに乗せて、タクシーごと人目のつかない場所に遺棄しようと企んだ。その真っ最中に、運悪くあの酔っ払いに遭遇してしまった。元々客をお断りするための回送表示だったが、こうなってしまうと諦めてこいつを乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
その"うるさい奴"が今も後ろにいるとは、酔っ払いは知る由もなかろう。
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
実際、このスーツは俺のサイズに合っていないので着にくい。
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「...俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
もし会うとしても、それは俺が手錠をかけられた後だ。
今日が初仕事のタクシー運転手に土地勘なんてものはなかったので、こいつはいい加減な場所に降ろしてしまった。ようやく邪魔が消えたので、死体処理を済ませてさっさとずらかろうと、森の中へタクシーを走らせた。明日か明後日位にあの酔っ払いが真実を知って、恐怖に震えた姿を想像すると、とてもおかしくなった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「回送中に酔っ払いを乗せた?そんな話ここの従業員からは聞いておりませんよ。」
「え、どういうことですか...?」
電話での会話で私は、昨晩の運転手は偽物であり、本物の運転手は現在消息を絶っていることを知った。そしてその運転手は、間もなく亡くなっている状態で発見された。
あの夜、タクシーに乗っていた私のすぐ後ろで、本当の運転手が殺されてトランクに閉じ込められていたなんて。そんなことをこれっぽっちも知らないまま、酒の回った頭で人殺しを相手に騒ぎ立てていたことに、自責の念が込み上げてきた。
「そういえば、新しいスーツを買ってあげると約束したなあ。私が見たダボダボのスーツは、本当はトランクにいたあんたの物だったのか。あの時気付いてあげられなくて申し訳ないよ。」
運転手が最後に着ていたスーツと同じサイズの、立派なスーツを購入した。そして、運転手と共に棺の中に入れて冥土の土産にしてあげた。
事件の犯人は無事に逮捕された。タクシーに乗った晩の出来事は私にとってトラウマとなり、時々それが夢にまで現れる。私の隣で"運転手ごっこ"をしていた彼とは、当然二度と会いたくないものだ。
[2107]くろだ
参加はできませんでしたが、面白かったです!
財布版もよいですが、出題されたものの方がすっきりしてわかりやすいですね。原案含め素晴らしい一連のspでした。
参加者の鋭利な質問もまた驚きで笑。
自分だったら、sp中にも出ていたかもですが、非礼を詫びるだけでスーツまで買うか?という点から切りかかるだろうと想像します。
よいスープをありがとうございました。
[20年06月01日 18:52]
参加はできませんでしたが、面白かったです!
財布版もよいですが、出題されたものの方がすっきりしてわかりやすいですね。原案含め素晴らしい一連のspでした。
参加者の鋭利な質問もまた驚きで笑。
自分だったら、sp中にも出ていたかもですが、非礼を詫びるだけでスーツまで買うか?という点から切りかかるだろうと想像します。
よいスープをありがとうございました。
[20年06月01日 18:52]
3+
[2081]NSGN
最近の質問者はレベルが高い気がしてましたが、今回もそれに然りって感じでしたね~。
今回SPをしていただいたことによって、まずは問題の質が格段に上がりました。しかしそれに加え、今後問題を作りそれを実際に出題して、正しい誘導も行っていくためのノウハウをたくさん学ぶことができたなあと実感しています。そういう意味でも、今回この問題作成に協力していただいたことは非常に良い経験になりました。ありがとうございました!
[20年05月30日 19:25]
最近の質問者はレベルが高い気がしてましたが、今回もそれに然りって感じでしたね~。
今回SPをしていただいたことによって、まずは問題の質が格段に上がりました。しかしそれに加え、今後問題を作りそれを実際に出題して、正しい誘導も行っていくためのノウハウをたくさん学ぶことができたなあと実感しています。そういう意味でも、今回この問題作成に協力していただいたことは非常に良い経験になりました。ありがとうございました!
[20年05月30日 19:25]
1+
[2080]「マクガフィン」[☆☆編集長]
改めて出題おつかれさまでした。
想定より早めに正解が出たということは、質問者様の立場でも問題文・誘導ともに適切なものだったからだと思うのです。
私としても学ぶことの多いSPになりました。ありがとうございました!(^^)
[20年05月30日 19:11]
改めて出題おつかれさまでした。
想定より早めに正解が出たということは、質問者様の立場でも問題文・誘導ともに適切なものだったからだと思うのです。
私としても学ぶことの多いSPになりました。ありがとうございました!(^^)
[20年05月30日 19:11]
[2059]NSGN
だいぶ煮詰めましたしさっさと出題しちゃっていいんじゃないかなーと思ったので、明日の18時頃に問題出そうと思います!
ほぼ1ヶ月間、皆さんが親身になって問題を検討したくさんアドバイスをしてくださって、本当にありがとうございます!!僕の言ったわがままに付き合わせてしまうことも多々あったと自覚しています..頭が下がるばかりです。あとは、この問題を出題して無事解説文を出すまで、残されたタスクを頑張っていこうと思います!
[20年05月29日 21:08]
だいぶ煮詰めましたしさっさと出題しちゃっていいんじゃないかなーと思ったので、明日の18時頃に問題出そうと思います!
ほぼ1ヶ月間、皆さんが親身になって問題を検討したくさんアドバイスをしてくださって、本当にありがとうございます!!僕の言ったわがままに付き合わせてしまうことも多々あったと自覚しています..頭が下がるばかりです。あとは、この問題を出題して無事解説文を出すまで、残されたタスクを頑張っていこうと思います!
[20年05月29日 21:08]
[2012]「マクガフィン」[☆☆編集長]
2005>>はい、それでいいと思います。
問題のタイプにもよりますが、『回答不能であること』『曖昧な返答しかできないこと』それ自体が手掛かりになることも往々にしてございます。
NSGNさんご自身やぎんがけいさんが言及してらっしゃるように、ただYES NOと答えるだけでなく補足的な一言二言があると質問者としてもありがたいと思います。
[20年05月28日 12:49]
2005>>はい、それでいいと思います。
問題のタイプにもよりますが、『回答不能であること』『曖昧な返答しかできないこと』それ自体が手掛かりになることも往々にしてございます。
NSGNさんご自身やぎんがけいさんが言及してらっしゃるように、ただYES NOと答えるだけでなく補足的な一言二言があると質問者としてもありがたいと思います。
[20年05月28日 12:49]
[2005]NSGN
ふむふむ..。「回答不能です」や「YesNo」といった返答は、質問に対してなるべく明確な答えを出すという大義上なるべく控えようと思っていましたが、お2人も同じ提案をしてくださっているので、やはりそれを採用したいと思います。
具体的には、そもそも質問内容がその中で矛盾を孕んでいる場合、「回答できません。その理由も含めて考えてみてください」などのように回答する具合でしょうか。
[20年05月28日 09:06]
ふむふむ..。「回答不能です」や「YesNo」といった返答は、質問に対してなるべく明確な答えを出すという大義上なるべく控えようと思っていましたが、お2人も同じ提案をしてくださっているので、やはりそれを採用したいと思います。
具体的には、そもそも質問内容がその中で矛盾を孕んでいる場合、「回答できません。その理由も含めて考えてみてください」などのように回答する具合でしょうか。
[20年05月28日 09:06]
[1984]「マクガフィン」[☆☆編集長]
※例外
犯人=運転手 とミスリードされている以外の単なる言い間違えであることが明白な場合
「男はタクシー会社から運転手のことを聞きましたか?」
→「YES!『男』ではなく『私』ですが。」など
[20年05月27日 21:28]
※例外
犯人=運転手 とミスリードされている以外の単なる言い間違えであることが明白な場合
「男はタクシー会社から運転手のことを聞きましたか?」
→「YES!『男』ではなく『私』ですが。」など
[20年05月27日 21:28]
[1983]「マクガフィン」[☆☆編集長]
トリックスープはどうしても進行が難しくなるので不安に感じられるのは仕方ないのです〜
NSGNさんに挙げていただいた例の場合ですと、
私なら「YES NO そもそも…?[良質]」
または「YES NO 回答不能です。[良質]」
のように回答します。
こうした応答ですと、質問者としては回答してもらえない質問の多さから叙述トリックの存在を感じ取りやすくなりますが、進行の正確さをより重視すべきだと思います。
いずれにせよミスリード注意は多用することになりますね〜
[20年05月27日 21:24]
トリックスープはどうしても進行が難しくなるので不安に感じられるのは仕方ないのです〜
NSGNさんに挙げていただいた例の場合ですと、
私なら「YES NO そもそも…?[良質]」
または「YES NO 回答不能です。[良質]」
のように回答します。
こうした応答ですと、質問者としては回答してもらえない質問の多さから叙述トリックの存在を感じ取りやすくなりますが、進行の正確さをより重視すべきだと思います。
いずれにせよミスリード注意は多用することになりますね〜
[20年05月27日 21:24]
[1981]NSGN
未熟なもので、完全に誤った判断をしておりました..。回答の仕方を確認しておいて良かったです。ありがとうございます。
全ての質問に対して、基本的に「運転手」=殺された運転手という体でいきます。質問者が犯人のことを「運転手」と言ったとしても、そのような言い間違いをしていることは知らんぷりするつもりで回答します。例外として、
運転手が「再会する余裕はない」と言ったのは重要ですか?
のように、犯人を運転手と呼び間違えていることが明らかな場合のみ「運転手」=犯人として回答しようと思います。
そして必要に応じて、1975のような補足説明を加えていきます。この方針でも自信が持ててないのですが、こんな感じで大丈夫でしょうか?
[20年05月27日 19:14]
未熟なもので、完全に誤った判断をしておりました..。回答の仕方を確認しておいて良かったです。ありがとうございます。
全ての質問に対して、基本的に「運転手」=殺された運転手という体でいきます。質問者が犯人のことを「運転手」と言ったとしても、そのような言い間違いをしていることは知らんぷりするつもりで回答します。例外として、
運転手が「再会する余裕はない」と言ったのは重要ですか?
のように、犯人を運転手と呼び間違えていることが明らかな場合のみ「運転手」=犯人として回答しようと思います。
そして必要に応じて、1975のような補足説明を加えていきます。この方針でも自信が持ててないのですが、こんな感じで大丈夫でしょうか?
[20年05月27日 19:14]
[1975]ぎんがけい
私が質問者とのミスマッチを防ぐために、やっている手段を紹介させていただきます。
「○○ですか?」「その質問は△△という風にとらえます。それなら、YESです。」という風に自然な流れになるように、質問の意図をとらえてあげる方法がひとつ。
ほかには、「その質問はある事情により答えづらいです。なぜ答えにくいかを考えたうえで、ほかの観点からアプローチしてください。」
「その質問は答えづらいです。もう少し質問を詳しく書いたうえで再質問をお願いします。」
といった感じですね。
とにかく、嘘はつかないことが大事です。その中で微妙なニュアンスの質問については上に述べたようなやり方で誘導してミスマッチを防ぐように回答して下さい。[編集済]
[20年05月27日 16:30]
私が質問者とのミスマッチを防ぐために、やっている手段を紹介させていただきます。
「○○ですか?」「その質問は△△という風にとらえます。それなら、YESです。」という風に自然な流れになるように、質問の意図をとらえてあげる方法がひとつ。
ほかには、「その質問はある事情により答えづらいです。なぜ答えにくいかを考えたうえで、ほかの観点からアプローチしてください。」
「その質問は答えづらいです。もう少し質問を詳しく書いたうえで再質問をお願いします。」
といった感じですね。
とにかく、嘘はつかないことが大事です。その中で微妙なニュアンスの質問については上に述べたようなやり方で誘導してミスマッチを防ぐように回答して下さい。[編集済]
[20年05月27日 16:30]
[1900]「マクガフィン」[☆☆編集長]
もちろん『男』などと曖昧なもの、または主語が欠落しているものは質問者の意図を汲んで回答なさる姿勢で大変良いと思います。
どうしてもミスリード注意が多くなる問題だとは思いますが、むしろ運転手と犯人とをその都度混同した回答の方が質問者を惑わせることに繋がります。
一見問題文と矛盾している回答が返ってきた……これは私(質問者)が勘違いしているのでは!? となる。これがトリック系スープの醍醐味だと思います。
[20年05月26日 21:15]
もちろん『男』などと曖昧なもの、または主語が欠落しているものは質問者の意図を汲んで回答なさる姿勢で大変良いと思います。
どうしてもミスリード注意が多くなる問題だとは思いますが、むしろ運転手と犯人とをその都度混同した回答の方が質問者を惑わせることに繋がります。
一見問題文と矛盾している回答が返ってきた……これは私(質問者)が勘違いしているのでは!? となる。これがトリック系スープの醍醐味だと思います。
[20年05月26日 21:15]
[1899]「マクガフィン」[☆☆編集長]
NSGNさんの質問者と真摯に向き合う態度は大変素晴らしいと思います。きちんと相手の意図も汲んで回答なさろうとしているのは間違いなく出題者に欠かせない考え方だと思います。
しかしながら、「運転手」と明示された質問を「犯人」として回答する、という点につきましては明確に反対させていただきます。
以前逆接の話でも言及しました通り、叙述トリックを核とするスープにおいてはトリックに引っかかっていることを前提としてはいけないと考えます。
この場合ですと「え?昨日の男が運転手とは一言も言ってないよ?勝手に早とちりしたんでしょ?」というスタンスが肝要であり、文脈的に、また質問者の意図的に犯人を指すことが明らかな場合であっても、『運転手』と質問文に明記されていた場合にはそれは殺された運転手のこととして回答すべきです。
[20年05月26日 21:10]
NSGNさんの質問者と真摯に向き合う態度は大変素晴らしいと思います。きちんと相手の意図も汲んで回答なさろうとしているのは間違いなく出題者に欠かせない考え方だと思います。
しかしながら、「運転手」と明示された質問を「犯人」として回答する、という点につきましては明確に反対させていただきます。
以前逆接の話でも言及しました通り、叙述トリックを核とするスープにおいてはトリックに引っかかっていることを前提としてはいけないと考えます。
この場合ですと「え?昨日の男が運転手とは一言も言ってないよ?勝手に早とちりしたんでしょ?」というスタンスが肝要であり、文脈的に、また質問者の意図的に犯人を指すことが明らかな場合であっても、『運転手』と質問文に明記されていた場合にはそれは殺された運転手のこととして回答すべきです。
[20年05月26日 21:10]
[1885]NSGN
そろそろ出題する日を決めてもいいかなあと思います!ぎんがけいさんが以前言ってくれましたが、当日の質問誘導などでサポートしていただけるなら、都合の良い時間を選んで出題するつもりです。
[20年05月26日 19:53]
そろそろ出題する日を決めてもいいかなあと思います!ぎんがけいさんが以前言ってくれましたが、当日の質問誘導などでサポートしていただけるなら、都合の良い時間を選んで出題するつもりです。
[20年05月26日 19:53]
[1884]NSGN
細かいところでしたが、全て納得ですね笑。4カ所とも訂正いたしました。あと、解説をノートに載せました。
運転手が2人いることで、質問に対する回答の仕方が難しくなってます。予想される質問とその回答例を検討しました。↓
Q.運転手と私は本当に再会していませんか?
A.(「再会」という言葉が私と犯人が会っていることを含意している。この場合「運転手」は犯人であると捉えて)YES
Q.私は運転手にスーツを渡すことが出来たのですか?
A.(私が殺された運転手にスーツを用意したことを前提にしているので、「運転手」は本物の運転手であると捉えて)YES
Q.運転手は死にましたか?
A.(どちらかの運転手を指定できる質問ではない。迷うところだが、もう1人の運転手がいることが明かされていない時点では、「運転手」は犯人であるとして)NO ミスリード注意[編集済]
[20年05月26日 19:40]
細かいところでしたが、全て納得ですね笑。4カ所とも訂正いたしました。あと、解説をノートに載せました。
運転手が2人いることで、質問に対する回答の仕方が難しくなってます。予想される質問とその回答例を検討しました。↓
Q.運転手と私は本当に再会していませんか?
A.(「再会」という言葉が私と犯人が会っていることを含意している。この場合「運転手」は犯人であると捉えて)YES
Q.私は運転手にスーツを渡すことが出来たのですか?
A.(私が殺された運転手にスーツを用意したことを前提にしているので、「運転手」は本物の運転手であると捉えて)YES
Q.運転手は死にましたか?
A.(どちらかの運転手を指定できる質問ではない。迷うところだが、もう1人の運転手がいることが明かされていない時点では、「運転手」は犯人であるとして)NO ミスリード注意[編集済]
[20年05月26日 19:40]
[1836]ぎんがけい
1833は1835のマクガフィンさんの箇所を訂正さえすればもう文句のつけようがない文章です。
運転手と彼のトリックもばっちり決まっています。
[20年05月26日 07:47]
1833は1835のマクガフィンさんの箇所を訂正さえすればもう文句のつけようがない文章です。
運転手と彼のトリックもばっちり決まっています。
[20年05月26日 07:47]
[1835]「マクガフィン」[☆☆編集長]
念には念を入れて細かい口出しを……
最初の段落の「タクシーは回送中だったが〜」
回送中の表示だったが、などの方がいいと思います。実際に回送中かと言われると厳密には違うので。
犯人のセリフ一つ目「この前もうるさい客がいて〜」
これは別にアンフェアとかではなく好みの問題なのですが、うるさい客→うるさいやつ、ではどうでしょう?
地の文ではないので正確性はなくても良いと思いますが、不穏な雰囲気のクルーとしては機能すると思います。
「のべつ幕なし喋られる〜」
喋られる、という受動態がやや幼稚に感じる(失礼!(>人<;))ので、騒がれる、まくし立てられる、などの方が良いかもしれません。
「彼は私をてきとうなところで〜」
特に意図がないようでしたら「てきとう」は漢字にした方が良いと思います。また、「降ろしてしまい、」「夜の闇に消えてしまった。」と、「〜してしまう」が続いていますので、「適当なところで降ろし、」の方が良いと思います。
このあたりはスープの本筋からは外れたディテールの口出しですので、一意見としてお聞きください。[編集済]
[20年05月25日 22:22]
念には念を入れて細かい口出しを……
最初の段落の「タクシーは回送中だったが〜」
回送中の表示だったが、などの方がいいと思います。実際に回送中かと言われると厳密には違うので。
犯人のセリフ一つ目「この前もうるさい客がいて〜」
これは別にアンフェアとかではなく好みの問題なのですが、うるさい客→うるさいやつ、ではどうでしょう?
地の文ではないので正確性はなくても良いと思いますが、不穏な雰囲気のクルーとしては機能すると思います。
「のべつ幕なし喋られる〜」
喋られる、という受動態がやや幼稚に感じる(失礼!(>人<;))ので、騒がれる、まくし立てられる、などの方が良いかもしれません。
「彼は私をてきとうなところで〜」
特に意図がないようでしたら「てきとう」は漢字にした方が良いと思います。また、「降ろしてしまい、」「夜の闇に消えてしまった。」と、「〜してしまう」が続いていますので、「適当なところで降ろし、」の方が良いと思います。
このあたりはスープの本筋からは外れたディテールの口出しですので、一意見としてお聞きください。[編集済]
[20年05月25日 22:22]
[1833]NSGN
私はすっかり深夜の酔っ払いになっていた。千鳥足の勢いが余って道路に飛び出したところに走ってきたのは、私がこのあと乗ることになるタクシーだった。急停車したタクシーを捕まえた私は、そのまま「乗せてくれ」の一点張りだ。タクシーは回送表示だったが、こうなってしまうと諦めて私を乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
のべつ幕なしまくし立てられるのに痺れを切らしたのだろう、彼は私をいい加減なところに降ろし、再びタクシーを走らせて夜の闇に消えてしまった。私がその夜の行動を自省したのは、日も昇りきった後だった。次の日、昨晩の無礼を詫びようとタクシー会社に問い合わせたのだった。
後日私は、ピカピカで新品のスーツを購入した。私の乗っていたタクシー、その運転手にすぐにでも渡してあげたかった。運転手は本当にスーツが欲しいのかと言われると私の思い過ごしのようにも感じるが、それでも構わなかった。
あの夜私の隣でハンドルを握った彼は、それっきり私の前に姿を見せていない。出来るならそのまま、金輪際私の前には現れないで欲しいものだ。折角スーツも用意したのに、私がそう思うのはなぜだろうか?
このまま出題しても文句ないくらいの出来になったと思います!(長い間協力していただき本当に感謝です!)
変更点は、まず例の逆説表現を最後の問いかけの文に移動させて、加えて強調部分をはっきりさせるため表現に少し手を加えました。⑦は別になくていいかなあと思ったので入れませんでした。[編集済]
[20年05月25日 19:50]
私はすっかり深夜の酔っ払いになっていた。千鳥足の勢いが余って道路に飛び出したところに走ってきたのは、私がこのあと乗ることになるタクシーだった。急停車したタクシーを捕まえた私は、そのまま「乗せてくれ」の一点張りだ。タクシーは回送表示だったが、こうなってしまうと諦めて私を乗せるしかなかった。
「まったく、この前もうるさい奴がいて後ろに移動してもらったっていうのに、また同じような迷惑客かい。」
「いいじゃないか、助手席にいたって。お詫びに何か買ってあげるさ。今欲しいもの、何でも言ってみな。」
「それじゃあ、今着ているこのスーツをどうにかしたいものだ。」
「そのスーツ、もうダボダボじゃねえか。新しいのを忘れず調達しておくさ!ハハハ!」
「俺とどこかで再会するつもりか?残念だがこっちにはそんな余裕ないよ。」
のべつ幕なしまくし立てられるのに痺れを切らしたのだろう、彼は私をいい加減なところに降ろし、再びタクシーを走らせて夜の闇に消えてしまった。私がその夜の行動を自省したのは、日も昇りきった後だった。次の日、昨晩の無礼を詫びようとタクシー会社に問い合わせたのだった。
後日私は、ピカピカで新品のスーツを購入した。私の乗っていたタクシー、その運転手にすぐにでも渡してあげたかった。運転手は本当にスーツが欲しいのかと言われると私の思い過ごしのようにも感じるが、それでも構わなかった。
あの夜私の隣でハンドルを握った彼は、それっきり私の前に姿を見せていない。出来るならそのまま、金輪際私の前には現れないで欲しいものだ。折角スーツも用意したのに、私がそう思うのはなぜだろうか?
このまま出題しても文句ないくらいの出来になったと思います!(長い間協力していただき本当に感謝です!)
変更点は、まず例の逆説表現を最後の問いかけの文に移動させて、加えて強調部分をはっきりさせるため表現に少し手を加えました。⑦は別になくていいかなあと思ったので入れませんでした。[編集済]
[20年05月25日 19:50]
1+