山間に存在するこの村では、飢饉が起こると山奥に住まう大蛇に供物を捧げる習わしがある。
村で最も美しい娘は3日間、社に籠もって身を清める。そして供物を捧げた祭壇で「おろちの舞」を踊って大蛇をおびき出すと、そのまま生贄となるのだ。
儀式当日。
村のために、ぶるぶる震える娘を山奥の祭壇に置き去りにして家に帰った娘の父は、戸棚の水を飲むと急いで祭壇に引き返した。なぜ?
村で最も美しい娘は3日間、社に籠もって身を清める。そして供物を捧げた祭壇で「おろちの舞」を踊って大蛇をおびき出すと、そのまま生贄となるのだ。
儀式当日。
村のために、ぶるぶる震える娘を山奥の祭壇に置き去りにして家に帰った娘の父は、戸棚の水を飲むと急いで祭壇に引き返した。なぜ?

No.3[輪ゴム]07月20日 00:0607月20日 00:08

大蛇に酒を捧げるはずが、間違えて水を捧げてしまったのに気づいたので急いで取り換えに行きましたか?

NOですが! 供物のお酒重要!! 父は間違えていません! [編集済] [良い質問]
No.12[アカミドリ]07月20日 00:1207月20日 00:15

大蛇に捧げる供物とは、娘が飲んだお酒のことですか? [編集済]

+2

YES!! 父の懸念は、娘が供物のお酒を飲むことです! [良い質問]
No.13[霜ばしら]07月20日 00:1307月20日 00:16

娘が生贄に相応しくない人間だったので、生贄を変更しないと儀式が上手くいかないと思いましたか?

父はそう考えましたが、答えてほしい方向としては(12)で!
娘が供物の酒を飲んでしまう! と父が思い至ったキッカケを答えてFAです!
No.15[シュガー⭐︎]07月20日 00:1607月20日 00:17

娘を置き去りにした際、父は娘が禁断症状を起こしていることに気付いていましたか?

NO! あることをきっかけに思い至りました!
No.16[霜ばしら]07月20日 00:1607月20日 00:18

父は、娘が戸棚の酒を飲んだ後に水を入れて誤魔化したと気付いたのですか?

その通り!!! 諸々合わせて正解です!!! [編集済] [正解]
正解:戸棚の寝酒を勝手に飲んで水に入れ替えてたアル中娘が供物のお酒を飲んでしまうと思ったから。
以下、「大蛇の舞」の解説:
「ようこそ!栄村の酒恵祭(さかえまつり)へ!
私はミス栄村の酒井灯里です!
あ!『ミス栄村』っていうのは、毎年この村で行われる美人コンテストの優勝者のことです! 今年はなんと私です!へへへ!
栄村は酒造りの村でして!元日に今年1年の酒造りの成功を祈念してお祭りをします!
そして、そのお祭りの要となるのがミス栄村による『うわばみの舞』なんですねっ!
その昔、村の英雄が山に住んでいた巨大な怪物を退治して浴びるほどお酒を飲んで踊ったものが由来とされています!
しかもなんとその英雄は村一番の美女だったそうですよ! だからミス栄村に選ばれた女性が踊るんですね!今年のミス栄村は私なので私が踊りますよ!
うわばみの舞は伝承に倣ってお酒をたらふく飲んで踊ることになっています!まあ大抵の場合はお酒は飲まずにメイクで赤ら顔にするだけなんですが、私はお酒めちゃくちゃ強いのでガンガン飲みますよー!
お祭り中は村の至るところでお酒が振る舞われます!皆さんもぜひ楽しんでいってくださいね!
以上、『大蛇(うわばみ)の舞』の解説でしたー!」
以下、「大蛇(おろち)の舞」の解説:
山間にあるこの村には、飢饉の時に行う「酒餌奉り(さかえまつり)」という習わしがある。
山奥に住まう巨大な蛇「大蛇神」を崇めて供物を捧げ、そのご利益によって豊穣を願うのである。
大蛇神が喜ぶ供物は大量の酒である。
村で最も美しい娘を巫女に選定し、洞穴で眠っている大蛇神を目覚めさせる「おろちの舞」を踊らせ、そのまま酒と共に生贄にするのだ。
私には娘がいる。
村の男連中が敵わぬほどの腕っぷしと飲みっぷりの破天荒極まりない娘だが、10年前の飢饉で巫女となった妻に似た器量良しで、此度の巫女に選ばれた。
村のためである。娘が巫女となることに私は異を唱えなかった。10年前もそうだったように。
娘も巫女の役目をすんなりと受け入れた。意外だった。
「おとっつぁん。大変お世話になりました」
らしくもなくそう言うと、娘は社へと連れて行かれた。
私は酒造りを生業としており、供物の酒も私が造らねばならないので、感傷に浸る暇は無かった。
酒造りに明け暮れているとまもなく3日が経った。
社から出てきた娘は幾分か痩せ細り、そして顔色悪くぶるぶると震えていた。男勝りな娘のそんな姿を見るのは、流石に堪えた。
夜になると長老たちと共に、供物の酒と娘を大蛇神が住まう洞穴前の祭壇に運んでいった。
祭壇に立つ娘の背中を見た。変わらずぶるぶる震えており、すんすんと鼻を鳴らしていた。 思わず涙が出たが、飲み込んだ。
私は家に帰った。さっさと寝てしまおうと思った。
震える娘の後ろ姿が脳裏に焼き付いていた。とても寝れそうになかった。
寝酒を飲んで寝ることにした。枕元の戸棚から徳利を取り出した。
盃に酒を注いで一気に呷る。何の味もしなかった。強烈な酒だというのに。当然かもしれない。
力なく首を振り、もう一杯飲んだ。本当に味がしない。
私はもう一杯、今度はしっかり味わって飲んだ。水だ。これ水だな。
なぜだ。寝酒を飲むことなどしばらく無かったが、水に入れ替えた記憶など全く無い。
しばし考え込む私の脳裏で、後ろ姿の娘が申し訳なさそうな真っ赤な面でこちらに振り返った。
あ ん の バ カ 娘 ! !
親の寝酒を勝手に飲むとはどういう了見だ。
というかぶるぶる震えてたの本当に恐怖からか?3日も社に入れられて酒切れ起こしてただけじゃないのか?
いや待て、酒、あるぞ。アイツのそばに酒、あるぞ。 アイツ鼻鳴らしてたけど、アレ本当に泣いてたか??
おい。大丈夫か。儀式だぞ。村を飢饉から救うための習わしだぞ。大蛇神に喜んでいただく儀式だぞ。
嫌な予感がした私は全速力で祭壇へと駆けた。
祭壇に辿り着くと、娘の後ろ姿が見えた。
私の足音に驚いたように、ぎぎぎと娘が振り返った。申し訳なさそうな真っ赤な面で。
「おとっつぁん。ごめぇん……」
娘の周りにはいくつもの空っぽの酒樽が転がっていた。娘の震えは止まっていた。
「お、お前ってやつは……何のための儀式だと思っているんだ!村を飢饉から救うためなんだぞ! 大蛇神を喜ばせるどころか逆に怒らせるような真似して!!」
私の怒声を聞いた娘がびくっとする。
「そ、そう、それなんだけどさ……」
そう言うと娘が祭壇の向こうを指差す。
目を凝らして見ると、酒樽を顎に突っ込まれて、大蛇神が死んでいた。
私は絶句した。
「こっちが気持ちよく飲んでるところに急に来るもんだから、その、思わず……」
眩暈がした。
「そ、それにしてもおとっつぁん、よく戻ってきたね?」
「お前が俺の寝酒を勝手に飲んだことに気付いたからな」
「うげっ!そっちもバレた!」
「同列に並べるなバカ娘が!」
「いやぁ、なんと言うか……大変美味しゅうございました」
「……」
もはや怒る気力も湧かず、私はその場に座り込んだ。
「どうするんだ。本当にバチ当たるぞ」
「……今更だろ、こんなバチ当たりな村」
はっと見上げた娘の顔はすっかり酔いが醒めていた。
「おっかぁが死んだ時からずっと思ってたよ。こんなバチ当たりな村、なくなっちまえって」
私をまっすぐ見る娘の目は、村と、そして私への断罪の眼差しだった。
「俺は……俺は、村を……お前を……」
私はただただ項垂れた。
「……おとっつぁん。儀式はもう終わりだ。大蛇神がいないんだもの」
「そうなると村はもう……」
「何を情けないこと言ってんのさ! 飢饉が何さ! 頑張って乗り越えたら良いだけだよ!」
「頑張るったってお前」
「考えたんだよ私、この村の問題を。他の村と交わらない閉鎖的な村だから備蓄がままならないんだって」
「そんなこと言ったって、そういうしきたりだし、他の村と交易できるようなもんこの村には……」
「しきたりは今終わった! そしてこの村には、おとっつぁんの酒があるじゃないか!私の大好きな自慢の酒が!」
「お前……」
「ねぇ。頑張ろうよおとっつぁん。こんなことになった原因の私が言うのもなんだけどさ」
「……全くだ」
私はゆるゆると立ち上がる。
「交流も良いかもしれん」
「おとっつぁん!」
「ただでさえ悪名高いお前が村をひっくり返す大悪党になったんだ。 もはやこの村にゃ婿のなり手がいないからな」
娘が満面の笑みを浮かべる。
「すぐにでも孫の顔見せてあげるよ!」
「それよりも、親の顔が見てみたい」
「へへへ!」
以下、「大蛇の舞」の解説:
「ようこそ!栄村の酒恵祭(さかえまつり)へ!
私はミス栄村の酒井灯里です!
あ!『ミス栄村』っていうのは、毎年この村で行われる美人コンテストの優勝者のことです! 今年はなんと私です!へへへ!
栄村は酒造りの村でして!元日に今年1年の酒造りの成功を祈念してお祭りをします!
そして、そのお祭りの要となるのがミス栄村による『うわばみの舞』なんですねっ!
その昔、村の英雄が山に住んでいた巨大な怪物を退治して浴びるほどお酒を飲んで踊ったものが由来とされています!
しかもなんとその英雄は村一番の美女だったそうですよ! だからミス栄村に選ばれた女性が踊るんですね!今年のミス栄村は私なので私が踊りますよ!
うわばみの舞は伝承に倣ってお酒をたらふく飲んで踊ることになっています!まあ大抵の場合はお酒は飲まずにメイクで赤ら顔にするだけなんですが、私はお酒めちゃくちゃ強いのでガンガン飲みますよー!
お祭り中は村の至るところでお酒が振る舞われます!皆さんもぜひ楽しんでいってくださいね!
以上、『大蛇(うわばみ)の舞』の解説でしたー!」
以下、「大蛇(おろち)の舞」の解説:
山間にあるこの村には、飢饉の時に行う「酒餌奉り(さかえまつり)」という習わしがある。
山奥に住まう巨大な蛇「大蛇神」を崇めて供物を捧げ、そのご利益によって豊穣を願うのである。
大蛇神が喜ぶ供物は大量の酒である。
村で最も美しい娘を巫女に選定し、洞穴で眠っている大蛇神を目覚めさせる「おろちの舞」を踊らせ、そのまま酒と共に生贄にするのだ。
私には娘がいる。
村の男連中が敵わぬほどの腕っぷしと飲みっぷりの破天荒極まりない娘だが、10年前の飢饉で巫女となった妻に似た器量良しで、此度の巫女に選ばれた。
村のためである。娘が巫女となることに私は異を唱えなかった。10年前もそうだったように。
娘も巫女の役目をすんなりと受け入れた。意外だった。
「おとっつぁん。大変お世話になりました」
らしくもなくそう言うと、娘は社へと連れて行かれた。
私は酒造りを生業としており、供物の酒も私が造らねばならないので、感傷に浸る暇は無かった。
酒造りに明け暮れているとまもなく3日が経った。
社から出てきた娘は幾分か痩せ細り、そして顔色悪くぶるぶると震えていた。男勝りな娘のそんな姿を見るのは、流石に堪えた。
夜になると長老たちと共に、供物の酒と娘を大蛇神が住まう洞穴前の祭壇に運んでいった。
祭壇に立つ娘の背中を見た。変わらずぶるぶる震えており、すんすんと鼻を鳴らしていた。 思わず涙が出たが、飲み込んだ。
私は家に帰った。さっさと寝てしまおうと思った。
震える娘の後ろ姿が脳裏に焼き付いていた。とても寝れそうになかった。
寝酒を飲んで寝ることにした。枕元の戸棚から徳利を取り出した。
盃に酒を注いで一気に呷る。何の味もしなかった。強烈な酒だというのに。当然かもしれない。
力なく首を振り、もう一杯飲んだ。本当に味がしない。
私はもう一杯、今度はしっかり味わって飲んだ。水だ。これ水だな。
なぜだ。寝酒を飲むことなどしばらく無かったが、水に入れ替えた記憶など全く無い。
しばし考え込む私の脳裏で、後ろ姿の娘が申し訳なさそうな真っ赤な面でこちらに振り返った。
あ ん の バ カ 娘 ! !
親の寝酒を勝手に飲むとはどういう了見だ。
というかぶるぶる震えてたの本当に恐怖からか?3日も社に入れられて酒切れ起こしてただけじゃないのか?
いや待て、酒、あるぞ。アイツのそばに酒、あるぞ。 アイツ鼻鳴らしてたけど、アレ本当に泣いてたか??
おい。大丈夫か。儀式だぞ。村を飢饉から救うための習わしだぞ。大蛇神に喜んでいただく儀式だぞ。
嫌な予感がした私は全速力で祭壇へと駆けた。
祭壇に辿り着くと、娘の後ろ姿が見えた。
私の足音に驚いたように、ぎぎぎと娘が振り返った。申し訳なさそうな真っ赤な面で。
「おとっつぁん。ごめぇん……」
娘の周りにはいくつもの空っぽの酒樽が転がっていた。娘の震えは止まっていた。
「お、お前ってやつは……何のための儀式だと思っているんだ!村を飢饉から救うためなんだぞ! 大蛇神を喜ばせるどころか逆に怒らせるような真似して!!」
私の怒声を聞いた娘がびくっとする。
「そ、そう、それなんだけどさ……」
そう言うと娘が祭壇の向こうを指差す。
目を凝らして見ると、酒樽を顎に突っ込まれて、大蛇神が死んでいた。
私は絶句した。
「こっちが気持ちよく飲んでるところに急に来るもんだから、その、思わず……」
眩暈がした。
「そ、それにしてもおとっつぁん、よく戻ってきたね?」
「お前が俺の寝酒を勝手に飲んだことに気付いたからな」
「うげっ!そっちもバレた!」
「同列に並べるなバカ娘が!」
「いやぁ、なんと言うか……大変美味しゅうございました」
「……」
もはや怒る気力も湧かず、私はその場に座り込んだ。
「どうするんだ。本当にバチ当たるぞ」
「……今更だろ、こんなバチ当たりな村」
はっと見上げた娘の顔はすっかり酔いが醒めていた。
「おっかぁが死んだ時からずっと思ってたよ。こんなバチ当たりな村、なくなっちまえって」
私をまっすぐ見る娘の目は、村と、そして私への断罪の眼差しだった。
「俺は……俺は、村を……お前を……」
私はただただ項垂れた。
「……おとっつぁん。儀式はもう終わりだ。大蛇神がいないんだもの」
「そうなると村はもう……」
「何を情けないこと言ってんのさ! 飢饉が何さ! 頑張って乗り越えたら良いだけだよ!」
「頑張るったってお前」
「考えたんだよ私、この村の問題を。他の村と交わらない閉鎖的な村だから備蓄がままならないんだって」
「そんなこと言ったって、そういうしきたりだし、他の村と交易できるようなもんこの村には……」
「しきたりは今終わった! そしてこの村には、おとっつぁんの酒があるじゃないか!私の大好きな自慢の酒が!」
「お前……」
「ねぇ。頑張ろうよおとっつぁん。こんなことになった原因の私が言うのもなんだけどさ」
「……全くだ」
私はゆるゆると立ち上がる。
「交流も良いかもしれん」
「おとっつぁん!」
「ただでさえ悪名高いお前が村をひっくり返す大悪党になったんだ。 もはやこの村にゃ婿のなり手がいないからな」
娘が満面の笑みを浮かべる。
「すぐにでも孫の顔見せてあげるよ!」
「それよりも、親の顔が見てみたい」
「へへへ!」
26年07月20日 00:01
[異邦人]
参加者一覧 4人
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異邦人
ご参加ありがとうございました! これがホントの飲酒〜村。 おぶざまんすのお後がよろしいようで。 (「お後がよろしいようで」というのは「次(お後)の準備ができたみたいです」という意味で、「おぶざまんさーの締めとしてナイスだね俺!」って意味では無いんだからね!)[編集済] [26年07月20日 00:19]
ご参加ありがとうございました! これがホントの飲酒〜村。 おぶざまんすのお後がよろしいようで。 (「お後がよろしいようで」というのは「次(お後)の準備ができたみたいです」という意味で、「おぶざまんさーの締めとしてナイスだね俺!」って意味では無いんだからね!)[編集済] [26年07月20日 00:19]
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