どういうことだろうか?
よく「Yes」を「Yed」と打ち間違えます
俺は、コンビニでジュースを買う。が、いつもの店員、彼女はいなかったので感傷に浸り、彼女はこの世にもういないのだと知りますか?
No
会計をせずに、彼女の様子を見ただけでも「この世にいない」と知ることはできますか?
YesNo… 様子だけではもしかしたら知れないかもしれないです
彼女が俺に全く気づかない(もしくは無視する)ので、以前の彼女はもういないのだとわかりましたか?
Yes!!いい線いってます!!(ミスリード注意) [編集済] [良い質問]
彼女とは昔付き合っていて、別れた後でもちょっとした会話をするくらいはあったのに、目も合わせてくれなくなったから、新しく彼氏ができたのかな…としょんぼりしましたか?
No ですがかなり近づいてきています!
俺は彼女が好きだが、コンビニ店員である彼女は会社の犬。決まった文しか言わない彼女はもう彼女ではない。俺が好きだった彼女はもういない。ですか?
[編集済]
No
彼女はコンビニで店員をしている。俺は彼女が好きだったので、ジュースを会計して貰うことにしたが、彼女の左手には結婚指輪が。俺の好きだった彼女はもういない。ですか?
No
コンビニでの出来事の前からストーリーは始まっています
俺は彼女と付き合うことが不可能だと悟りましたか?
Yes!!ミスリード注意!!付き合うというよりも…… [編集済] [良い質問]
6より、ミスリード注意
現実的には「ありえなくはない」ぐらいの非日常要素があります
No.65より 彼女は事故で記憶を失い、俺のことを覚えていませんか?
Yes!!ほぼ正解です!!まとめてください!! [正解][良い質問]
俺は、以前付き合っていた彼女がバイトをしているコンビニに久しぶりに入り、ジュースを買った。彼女は最近事故に遭い、後遺症として記憶障害も残ったと人づてに聞いていたが、もう回復したのだろうか。そう思いながらレジで彼女に会計をしてもらった時、彼女が自分のことを見ても全くの他人のように振舞ったために、俺は彼女が自分のことを何も覚えていないのだということを知った。俺にとっての彼女はもうこの世にいないのだ。...ですか?
Yes!!素晴らしい!! [正解][良い質問]
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思えばきっかけは、こんな話をし始めたからだと思う。
長い間ずっと一緒にいた。何年も付き合って、そう遠くない未来、俺達は結婚するんだろうと思っていた。少なくとも俺は、プロポーズするつもりでいた。
別れ話をされたのは、突然だった。
悪いのは、俺だ。わかっている。突然、別れよう、なんて言われて、冗談だろと思って、彼女の顔が真剣なのを見て。冗談でも、ドッキリでもないって知ってしまって。そう思った瞬間、俺は怒鳴ってしまっていた。なんでなのか、自分でもわからない。今まで過ごした時間すべてが、無駄なんだ、と言われた気がしたからだろうか。俺が彼女にとって、もう不必要な存在だと、言われた気がしたからなのだろうか。
激昂した俺を見て、彼女はしびれを切らして、家を飛び出してった。
俺はそれを追いかけるつもりで、同じように玄関から飛び出した。でも、玄関先まで出て、どういうわけか、追いかける気が失せてしまった。感情が追いついてきて、足を止めているみたいだった。今追いかけたら、彼女の迷惑になる、と考えたのだろうか。
もう真っ暗で、そこそこ雨も降ってる中、傘もささずに彼女は走り出してった。この辺りは街灯もない。そこまで俺は、彼女を追い詰めていたのだろうか。
正直、今からでも自転車で追いかければ、全然追いつける自信があった。それで、せめて傘でも渡して去ればよかった。でも、その時の俺に、そんなことできる余裕などなかった。当てのない苛立ちは、半分は鎮まり、半分はまだ生きていた。
(明日でいい…明日、謝って、ちゃんと話をしよう)
寝れば気持ちも落ち着く。そう思って俺は、苛立ちをぶつけるように強めに玄関の戸を閉めた。それからどうしたかは、具体的には覚えていない。たぶん、ろくになにかするでもなく寝たんだと思う。
次の日。
俺に電話を掛けてきたのは、彼女の母親だった。
要件は簡潔だった。
彼女が交通事故に遭ったと。
打ちどころが悪かったのか、意識不明の重体だと。
血の気が引く感覚がした。
俺のせいだ。俺があの時怒鳴ったからだ。俺が怒鳴っていなければきっと、彼女が家を飛び出して行くことはなかったはずだ。飛び出していかなければ、事故に遭うこともなかった。俺のせいだ。俺のせいだ。
来れるなら見舞いに来て欲しい、と言われたものの、別れ話をされた後というのもあって、行くのが気まずかった。行くべきだというのはわかっていた。もしかして、心のどこかで、楽観視していたのかもしれない。重体、という単語を。それとも、負荷がかかりすぎて、感覚が麻痺してしまったのかもしれない。
明日でいい。明日行こう。
そんな考えが、次の日も、次の日も続いてしまうことに、なんで俺は気づかなかったのだろうか。
彼女の家族は心優しくて、俺が彼女のことを大事に思ってるからこそ、事故の姿を見たくないのだと思ったようで、時々俺の家を訪ねては、彼女の私物を持っていってくれた。その度に俺は、彼女に謝ることも、見舞いに行くことも出来ずにいる俺が、どんどん嫌になっていった。
俺は何日か目のとき、ついに彼女の家族に、別れ話の話をした。
彼女の家族は意外にも、優しく俺の話に耳を傾けてくれた。俺は彼女の家族と仲はよかったし、彼女も俺の家族と顔を合わせたことはある。
彼女の家族は俺の事を慰めてくれた。きっと思うところがあったのよ、と。すぐに仲直り出来る、と。でも俺は、昨日の反動からか、なかなか前向きになれなくて、ちゃんと返事が出来ないでいた。
だからもしかしたら、家族の方には、俺も彼女と別れるつもりなんだと思われたのかもしれない。
俺の家から彼女の私物が消えて、最後、彼女の母は、良くなったら連絡しますね、とだけ言って去っていってしまった。
取り残されたように俺は、無気力な日々を過ごしていた。
彼女が良くなった、と連絡が来た時、俺は飛び起きて彼女の母に電話した。
聞くと、実はもっと早く良くなっていたのだそうだ。だが、記憶の混濁が見られるとかで、俺には伏せておいてくれたらしい。だが良くなったら伝えるという約束なので、俺に連絡をしてくれたのだ。優しい人だ。今どこでどうしているのかを聞くと、もう数日前から日常生活に復帰しているとのこと。この時間は、アルバイトの時間だ。
俺は家を飛び出した。勇気など必要なかった。これ以上後悔したくない、という思いが、ようやく俺に追いついたようだった。連絡をくれたということは、記憶の混濁も治ったということなのだろう。彼女に謝ろう。元に戻ろう、なんて俺のわがままだ。ただ謝って、それでいい。彼女が幸せになってくれれば。ただ俺は、あんなさよならなんていやなんだ。それだけなんだ。
彼女がアルバイトしているコンビニには、すぐに辿り着いた。考える前に飛び込めとでも言うように、俺の体は勝手に店内に入っていった。
入店音と共に、男のいらっしゃいませーという声。カウンターを見ても彼女はいない。裏にいるのだろうか?
レジの前で待ち伏せているのも嫌なので、俺は適当にペットボトルジュースを取って、レジに向かった。
「こちらのレジにどうぞー」
聞きなれた声が、した。
いつも通りの、見慣れた姿の彼女が、そこに、立っていた。
『あれ、また来たの?』
『いっつもこれ買うよねーはい、140円』
『こんなに来るならポイントカードつくればいいのにー』
そんな風に茶化してくれた日常が、頭の中で鮮明に蘇る。
俺は何を言うか一生懸命に考えながら、彼女のいるレジに歩いていく。
なんて言おう?まずは挨拶か?いや、開口一番謝った方がいいのでは?それとも容体の心配?なんて言おう。気さくに話しかけた方がいい?それとも真剣に?ああちょっと待てよ。今彼女は仕事中なんだ。後で話そう、と言った方がいいんじゃないか?でもそれじゃあもしかしたら、彼女は残りの時間、嫌な気分で仕事をすることになるかもしれない。とりあえず今は簡潔に謝って──
「お預かりしますー」
ピッ、という無機質な音がした。
目の前の彼女は、完璧に作られた笑顔で、レジに俺の持っていったジュースを通した。
『記憶の混濁が見られてて…あなたのことを忘れちゃってたりしたのよ』
──もしかしてそれは、治ってなどいなかった?もう治せなかった?手遅れだった?いや──
『治す必要などない』と判断された?
「袋ご利用になりますか?」
「えっ!?あ、いや…」
「…?」
彼女は、一人の客として俺を見ていた。その目に光はない。
「……テープで、大丈夫です…」
「かしこまりましたー」
本当に、こんなこと、あるんだな。
じゃあ、もう、あの雨の夜で──
「140円になりますー」
俺は丁度の金額をそこに出して、「レシートいらないです」と言い残して立ち去った。「ありがとうございましたー」という業務的な彼女の声がした。
店を出て、壁にもたれ掛かるようにして、ペットボトルのキャップを開けた。嗚咽が零れそうなのを誤魔化すように、ぐいっと中身を飲んだ。
──あれで最後だったんだ。あれでさよならなんだ。あの夜、車にはねられて、彼女は死んだんだ。「彼女」は今もここにいるけど、俺の知っている彼女は、もう、どこにも──
幸せでいてくれるならそれでいい、などと綺麗事で本音を誤魔化していた俺は、
誰にも聞こえないように、静かに、泣いた。
〇要約
男が恋人と別れ話をした後、彼女が交通事故により記憶喪失に。後日、彼女がアルバイトをしているコンビニに行ったところ、一人の客として扱われた為、彼女が自分のことを忘れてしまった、つまり自分の恋人だったあの彼女はもうどこにもいないのだと知った。
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