みんなのGood

秋風切った叫声「1Good」
物語:1票
カメオの出発する準備が整った。

「いってらっしゃーい!」
カメオの母はそう言って手を振った。こんな風にカメオを見送るのもこれで最後だ。

それでも母は、悲しみを忍びながらいつもと変わらず笑顔で見送ってくれた。カメオもこぼれそうになる涙をぐっと堪えて、元気に手を振り返した。

とうとう母が見えなくなりカメオの眼前に映ったのは、慣れ親しんだウミガメ王国の豪勢な街並みだった。カメオにとって、この先二度と見ることのない風景だ。

「うわーーー!今までありがとうーーー!」
カメオが叫んだとしても、永遠の別れという運命に逆らうことは叶わない。


しかしこの後カメオが、王国の外に出ることすらせずに、間もなく母の元に帰ってきたのはなぜ?
20年06月04日 20:16
【ウミガメのスープ】 [NSGN]

誕生日を記念して出題します




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- Answer -
今日で閉園の遊園地で、スタッフとして働く母の持ち場であるジェットコースターにカメオが乗り、コースターが無事に一周して戻ってきたから。
※ジェットコースターは、観覧車などでも許容。
※遊園地は「今日で閉園」以外にも、カメオの家族が二度と遊園地に行けない状況なら何でも可。


- Explanation -
そのテーマパークは、××町に残っていた広大な土地を使って建設された。20年以上もの間パークには全国からひっきりなしに来場者が訪れ、パークを看板として掲げることの出来た町は、活気に満ち溢れた場所となった。まさに町の一番星であったパークは地元民からもリピーターを増産し、皆から愛され続ける存在となっていた。

××町に住むカメオもまた、地元から訪れるリピーターの1人だった。そんなカメオの母は、このパークが職場だ。スタッフとしてパークで働き、パークに息を吹き込むことを生業としていた。

大好きなパークに遊びに行く、というのが週末のカメオの楽しみだった。パークには、父や友達が一緒に付いてきてくれた。あるいは、母の仕事がない日は家族みんなで行くときもあった。

カメオは飽きもせずに幾度とパークに訪れた。それほどの魅力が、このパークにはあったのだ。その1つが、西洋をモチーフにした建物の数々だ。煌びやかだけれど心を落ち着かせてくれるような優雅な街並みに心を奪われて、カメオは何度も自分のいる国を忘れてしまうのだった。

上品な空間に見とれた次は、遊園地には欠かせない定番の乗り物に乗って遊び尽くす。カメオのお気に入りは、急斜面を一気に滑るジェットコースター。その理由は、疾走感やスリルがたまらないことに加え、この乗り物を担当するスタッフとしての母を見たいからでもあった。

「いってらっしゃーい!」
そう言いながら出発するお客さんに手を振るのが母のマニュアルだった。カメオが乗っているときは、母はこっそりカメオに視線を向けながら手を振ってくれた。カメオもそれに応えて、他のお客さんに紛れながらいつも手を振り返した。

母が見えなくなると、ジェットコースターは機械音を鳴らしながらレールのてっぺんまで運ばれていく。その最中ではパークの様子を一望することができた。地面を踏みながら眺めていた景観が全く違う角度から見下ろされ、さらに広大な範囲の風景が1つの視界の中にキャプチャーされるので、まさに絶景だった。

美しい眺めに見とれているのも束の間、ジェットコースターは突然急降下を始める。コースターが一周して元に戻ってくるのはあっという間だ。コースターが帰ってきたときも、母はカメオに視線を向けて手を振りながら「おかえりなさーい!」と言ってくれた。

カメオにとって特別な存在だったテーマパーク。指で数え切れないくらいの想い出が詰まっていた。そんなパークも徐々に来場者が減り、経営は悪化の一途を辿っていたのだ。パークの中が年々静かになっていることに、カメオは気付いていながらも見て見ぬ振りをしていた。


少し空気の冷たくなった晴天の日。今日もカメオはパークに訪れた。

「いってらっしゃーい!」
カメオの乗ったジェットコースターが動き出した。母は今日も元気にカメオを見送ってくれた。

空に向かって進んでいくジェットコースター。見下ろされるのは西洋の豪勢な街並み。人生最後の景色を見たカメオの脳内には、パークでの記憶の数々が駆け巡っていた。ラストランのジェットコースター、遂に急降下の始まりだ。
「うわーーー!今までありがとうーーー!」
パークに対するカメオの気持ちが丸ごと絶叫になり、ジェットコースターにぶつかる風を次々に切っていった。


{テーマパーク「ウミガメ王国」は、惜しまれながらも今日をもって閉園した。}
困っています「1Good」
トリック:1票
あ…。こんにちは、ワヲンと申します…

今回は、その…あの…


…!

………今回は、金庫の番号を当ててほしいんです!
桁数はそんなに多くないんですが、忘れてしまって開かなくなっちゃいました。

番号について色々聞いてもらえれば、少しずつ思い出せると思うので、どんどん質問してください…。
よろしくお願いします!!
20年06月04日 20:56
【新・形式】 [ワヲン]

あの…回答が滞るかもしれません…。よろしくお願いします…




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回答の頭文字が「たすけてけいさつよんでゆうかいされた」を繰り返している。

正解は「110に電話をかける」
問題提起「1Good」
納得感:1票
訪れた場所のルールに従ったアキラは、危うく仕事を失いそうになった

特に犯罪は関係ないのだが‥

いったいなぜ?
20年06月05日 20:21
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

ちょっと知識がいるかもしれない




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アキラは女性医師。趣味で訪れた相撲観戦での出来事だった

はっけい‥
その時行事が急に力士の目の前に前のめりに倒れたのだ
オロオロする力士
「だ、誰かいませんか?お医者さんを早く!」
周りを見渡してもすぐに医者は来そうにない

土俵が女人禁制だと知るアキラは、助けに行きたいことをぐっと我慢した

十数分後、タンカで運ばれていく行事
しかし、タンカが来るまでの処置が悪かったことで重大なダメージを負ってしまった

テレビではアキラの姿がしっかり映っていた
これが問題をややこくした

医師は
「治療の求めがあった時拒否してはならない」
と、医師法で定められているのだ

土俵に上がらなかったアキラを糾弾する声もあり、医師として失格だ、医師免許を剥奪しろという厳しい意見も多かった
が、難しい問題なのでさすがに医師免許は剥奪されなかった



ちなみに‥
友人の女医(相撲マニア)に聞いたら、
「迷わず助けにいくよ。人命優先だし仕事できんくなるの嫌だしね」

とのことでした
利便性に死を「1Good」
物語:1票
男は毎日、汗を流しながら階段を上っている。
男の表情は非常に辛そうだった。

ある日、その{階段の横にエレベーターが設置された。}


それを見た男は{自殺}した。
なぜ?
20年06月05日 20:26
【ウミガメのスープ】 [やすくん]

ヒントを細かく出していく予定です




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あの日、私は取り返しのつかない過ちを犯してしまったのです。

私は通勤するために、毎朝地下鉄を利用しています。
あの日私は、日々の激務に疲れ果てていたのか、はたまた今日も嫌な上司の顔を見なければならないことに辟易したのか、フラフラと俯いたままホームを歩いていました。

そして、私の前を歩いていた名も知らぬ女性にぶつかり、線路に突き落としてしまったのです。

線路に落ちた女性は、丁度そこにやってきた快速電車に撥ねられ、即死しました。女性の遺体は強い衝撃で吹き飛ばされ、ホームの真ん中に戻ってきました。女性の手足はもげておりました。

私は怖くなり、その場から逃げてしまいました。誰も目撃者がいなかったため、私が突き落とした事実が明るみに出ることはありませんでした。

しかしそれからというもの・・・毎日あの駅のホームに降りるたび、その女性の幽霊が鬼の形相で這いながら追ってくるのが見えるようになってしまったのです。どうやらその幽霊は私だけにしか見えていないようでした。
生活が苦しく、仕事を辞めることも降りる駅を変えることもできなかった私は、毎朝電車から降りると、一目散に階段を駆け上がって逃げていました。あの霊には手足が無いので、階段を上ることができず、地上まで私を追ってくることはできなかったのです。

しかし・・・あの駅の階段横に、エレベーターが設置されることを目の当たりにしました。
これからは他の乗客に紛れて、あの幽霊は地上まで這いながら追ってくるでしょう。

私は恐怖に慄きました。
吐き気が止まらず、冷汗は滝のように流れます。
気がつけば、私はあの女性にひたすら許しを乞う懺悔を叫びながら・・・
快速電車が迫りくる線路に、逃げるように飛び込んでいました。
-完-



【簡易解答】
男は毎朝、地下鉄のホームで四肢が無い幽霊に追われていた。今までは階段さえ上ればもう追って来なかったが、エレベーターができたことで地上まで追われることを悟り、恐怖のあまり自殺した。
納得感:1票
田中は、抹茶クリームあんみつパフェが運ばれて来たのを見て、急に無口になった。



特に甘いものが苦手だという訳でもないのに、一体なぜ?
20年06月06日 22:05
【ウミガメのスープ】 [キュアピース]

「ラテシンで出題した問題のリバイバルです。見た事あるぞっ!という方は、見守って頂ければ幸いです。」




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カラオケルームでカラオケを楽しんでいた田中。



注文していた抹茶クリームあんみつパフェを店員が部屋に運んできたので、

十八番を熱唱していた田中は恥ずかしがって急に歌うのを止めたのだった。