みんなのブックマーク

稚拙な料理人「1ブックマーク」
三ツ星レストラン「海亀庵」のオーナーシェフであるカメオ。
己の人生の大半を料理に費やした彼の料理は、味はもちろんの事、見た目や匂いなどもこだわり抜かれて作られている。

そんな彼がある日、仕事の休憩中に、カメコから手料理を振る舞われた。
その料理は、プロの料理人であるカメオからしても、初めて見るよくわからない稚拙なものだった。

しかし、共に食事をとっていた従業員達は、次々とカメコの料理を褒めている。
プロの料理人を自負してきたカメオだったが、自分はまだまだ足りていないんだと己を恥じた。

カメコの料理は何?
20年10月07日 01:23
【20の扉】 [琴水]

深夜にしては濃厚です。




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「パパ、喜んでくれるかなー?」

ニコニコとしながら母親のウミコに話しかけるカメコ。
父親のカメオは仕事で忙しく、夜も晩御飯までに帰ってくるかわからない。
カメコはせっかくの初めての手料理が無駄になると嫌なので、確実に食べてくれるであろう
昼食として、お弁当を作ったのだ。

「料理は見た目も大事って言ってたもんねー」

自分の大好きなプ〇キュアのお弁当箱に、キャラ弁を詰めて…。




「娘がお弁当を作ってくれたんだ」

昼休憩の際、従業員にそう話しかけながら、お弁当の包みを解いたカメオは固まった。

「な…何だこれは」

よくわからないピンク色のお弁当箱。
中身の方も、よくわからない動物を模したお米やおかず。
カメオは初めて見るキャラ弁を、文字通り稚拙と判断したのだが…

「お子さんって確か小学生になったばかりですよね?上手ですねー」
「へー、卵でここを表現してるんだ。中々やりますね」
「というかオーナー。大人気アニメなのに知らないんですか?カメコちゃんと普段どんな話をしてるんですか?」

そんな従業員達の話を聞いて、カメオは己を恥じた。
今まで「料理人」として人生の大半を過ごしてきたが、そんな自分は「父親」として全く足りていなかったのだという事を。
娘のお弁当を稚拙と判断した自分こそ、父親として稚拙ではないだろうかと。

カメオがこの日の晩、生まれて初めてアニメを見たのは内緒の話。
良い質問ですね、それは「1ブックマーク」
【★問題★】

【{[良い質問]}が付く条件は何でしょう?】

【★ルール★】

・質問が{ある条件}を満たしていた場合、その質問には{[良い質問]}が付けられます。
・{ある条件}がFAになります。
・質問は「Yes」か「No」で答えられる【ウミガメのスープ形式】で行います。
・質問には正直に答えます。
・行き詰まっていると判断した場合、ヒントを出します。

【!注意!】

・{質問数制限}があります。質問はよく相談し、慎重にしましょう。
・ルール上、良い質問であっても{[良い質問]}が付かない事があります。気を付けましょう。
20年10月07日 22:18
【新・形式】 [すけぬ]

回線がカタツムリなので回答が遅れがちですorzスミマセン…




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【★解答★】

<質問に{「?」}が付いていない>
初めてのスカイダイビング「1ブックマーク」
仲間たちとの旅行中、ジャンケンに負けたカメオは一人、罰ゲームとしてスカイダイビングをすることになった。
飛行機に乗って上空に到達するなり、手慣れた感じで次々と飛んでいく参加者達。
尻ごみをしているのはカメオくらいであろうか。

そしていざカメオの番がきて、目の前の空と向き合った時、後ろから添乗員の女性に声をかけられた。

「そんなガチガチに緊張しなくても大丈夫ですよ!誰でも最初は怖いものですから!」

その言葉で、少しだけ緊張が取れたカメオは、ありがとうと言おうと思い後ろを振り返り…
飛ぶことを拒否して飛行機で地上に戻るのであった。

いったいなぜ?
20年10月08日 14:29
【ウミガメのスープ】 [琴水]



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スカイダイビング初心者のカメオは、当然一人で飛ぶ事は無く、インストラクターのウミオと一緒に飛ぶことになった。

そして飛ぶ直前に、後ろを振り返ったカメオが見たものは…
カメオとベルトでつながれている、緊張して顔が真っ青になっているインストラクターのウミオと、そんな彼に話しかけている添乗員の女性の姿であった。

(こいつインストラクターとして飛ぶのは初めてなのかよ!俺より緊張してる奴に命を預けられるか!)

そう思ったカメオは、飛ぶことを拒否するのであった。
【fromラテシン】遺書の続き「1ブックマーク」
親不孝者の息子の言葉を呟きながら遺書を書く男。

可哀想な妻に宛てた言葉を書き終え、田中に宛てた言葉を書いている途中に涙が止まらなくなり、これ以上書くことができなくなってしまった。

男は田中と会ったこともないのに一体なぜ?

※ラテシンで出題済み問題。知っている方はネロとパトラッシュと一緒に寝てください
20年10月08日 23:14
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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父さん、俺もうダメみたいだ…

ベッドの上。か細い声でつぶやく息子。
病院から急に容体が悪化したとの連絡を受けた父親は会社を早退し
息子の病室へ駆けつけた。

「長い間、この病気と闘ってきたからかな。もう持たないってのがなんとなく自分で分かるんだ」
「そ、そんな情けないこというなよぉ… お前が死ぬなんて、父さん考えられないよ…」
「父さん、そんな情けない声出さないでよ。最期に父さんにして欲しいことがあるんだ」
「グスッ、なんだ? 父さんにできることか?」
「簡単。遺書をね、書いて欲しいんだ。ほら、もう俺、手、動かないから」
「わ、わかった。あんまり綺麗な字じゃないけど書いてやる。
書いてやるから、お前もこの遺書が無駄になるように頑張れ!」
「うん、じゃあまずは母さんに向けて」

妻は出張先の香港からこっちに向かっている。多分今日中に着くのは無理だろう。
もしかしたら、もしかしたら息子の死に目に会えないかもしれない。そう思うと可哀想で仕方ない。

父親は息子の話す言葉を口の中で呟きながら書面に写していく。
自分が死ぬのは怖くない。しかしこれから息子を失うのだと思うと怖くて怖くて手が震える。

父親は息子の妻への言葉を書き終えて、次を促した。なんだか言いにくそうにもじもじしている。

「次は、沙織へって書いて」
「さ、沙織? 誰だ、その人?」
「田中沙織。父さんは知らないかな。小学生の時からの同級生で中高一緒だったんだ。
今でも手紙で連絡を取り合ってる。その子に渡して欲しいんだ」
「彼女か?」
「・・・。…沙織へ。しばらく会えていないけどお元気でしょうか?…」

息子は父親の問いを無視して、田中沙織への言葉を紡ぎ出した。
父親は苦笑しながら、息子の声を追い、文字に変換していく。

しかししばらくすると息子は黙り込んでしまった。

「ん?どうした?照れてるのか? 父さんにそんな気を使わなくても… タカ?」

息子の返事はない。

「タカ? どうした、おい!まだ途中だろ⁉︎ こんな中途半端なモン渡したら沙織ちゃん困っちゃうぞ!
おい、起きろ! タカ! 頼む、起きてくれ! タカ!!!」

息子は目を覚ます様子はない。窓から差す夕陽が息子の安寧な表情を照らしている。

「お前は本当に親不孝な息子だな…」

そう独りごちた父親はこれ以上書けなくなった息子の遺書に涙を落とした。
褒めて伸ばさず「1ブックマーク」
母のウミコから「今日、先生に怒られたでしょう。お母さん、感心したわ」と褒められた息子のカメオはちっとも嬉しそうじゃない。

どういうことだろう?
20年10月08日 23:23
【ウミガメのスープ】 [ぷらすちっく]



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定時制の学校で先生をしてるカメオ。
「家でまで俺のことを先生だなんて呼ばないでよ」

「あら、ごめんねぇ。今日もついつい職員室で大きい声で話しちゃったのも、カメオの職場だからお母さん、舞い上がっちゃったのよ。そんなお母さんをちゃんと注意できて偉いわ~」
ウミコはその学校の生徒である。

「まったく、恥ずかしい」