みんなのブックマーク

大好物のクランベリーパイ「1ブックマーク」
「クランベリーパイが食べたいな」

彼は男に問われ、そう答えた。

「本当にそれでいいのか?」
「うん、僕の大好物なんだ。僕はそれだけで十分さ」
「わかった」

男は承知して頷き、彼は嬉しそうに笑った。
しかし、彼はクランベリーパイを用意してもらえなかった。

いったい何故?
18年08月20日 22:42
【ウミガメのスープ】 [YS]



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彼は翌日には既に死んでしまっていたから。

何故なら彼は死刑囚で、男が彼に問うたのは最期の言葉だったのだ。
ラーメン屋「海亀軒」が繁盛し2号店を出すことになった店主。
2号店はコンセプトを打ち出した店にしようと考えた。候補は以下の4つ。
①「餃子がうまい!海亀軒」
②「絶品炒飯海亀軒」
③「野菜炒めの美味しい店・海亀軒」
④「こだわりつけ麺の海亀軒」
もちろんどのメニューにも自信はあるのだが、店主はある理由から上のうち1つを選んだ。
どれを選んだのか、理由も合わせてお答え下さい。


※選択肢があるということでちょっと特殊な問題なので一応新形式にいたします。
※YES/NOで答えられる質問にはお答えしますが、「理由はともかく①ですか?」「とりあえず②は合ってますか?」のような、選択肢を限定することを目的とした質問はNGです。
18年08月14日 20:36
【新・形式】 [紺亭 唐靴蛙]

海亀軒シリーズ第4弾。シリーズ物ですが各問題に関連はないのでどこからでもお召し上がりいただけます。




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店主が選んだのは①「餃子がうまい!海亀軒」。
その理由はサイドメニューをアピールすることで客単価を上げられると考えたから。
炒飯やつけ麺がよく売れたとしても、注文されるメニューが偏るだけであまり客単価は上がらない。
野菜炒めもサイドメニューというよりは定食で注文するのが一般的だろう。
ラーメン屋に来て餃子のみ注文する客はほとんどいない。何かのメニューに追加して注文するのが普通だ。
客の食べたいものがラーメンでも炒飯でもつけ麺でも野菜炒め定食でも、餃子は注文される可能性がある。
さらに餃子はテイクアウトにも対応しやすいので、客の回転率を下げることなく売上を上げることも期待できる。
以上の理由から、店主は2号店のコンセプトを①「餃子がうまい!海亀軒」に決めた。

要約FAは【サイドメニューを推して客単価を上げる】ため。

※ちなみにこれは「海亀軒の店主がそう考えた」というだけで実際の経営的に正しいかどうかは分かりません。
プロ意識「1ブックマーク」
朝から晩まで黙々と仕事に勤しむ社畜のカメオ君。
そんなカメオ君は休日になると終電に乗って仕事場に向かう。

一体どうして?
18年08月09日 21:02
【ウミガメのスープ】 [吊られる男]

久々の出題。リハビリスープ!




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学生の頃から線路沿いの壁に落書きをすることで、自分を表現していたカメオ。
就職するにあたり、その世界から足を洗っていた。
しかし、朝から晩まで単純作業を行わされる日々にカメオの鬱憤は積もっていった。
それ故にカメオは、ストレスを発散すべく落書きの世界に再び足を踏みいれようとしていた。
だが、その界隈である程度顔を知られている為、地元近くで落書きをすることはリスキーだ。
復帰の噂が流れて、会社をクビになるのは厄介だからだ。
嫌な職業ではあるが、食いぶちを失いたくはない。
そこで若い頃はバレないように隠れて見送っていた終電に乗り、離れた町で落書きを行うことにした。
仕事が終わってから向かうことも考えると終電は丁度ベストな時間でもあった。

休日へと日付が変わる頃に動く終電に揺られて、
カメオは塗料などの道具が入ったカバンを抱えながら、新しい「仕事場」に向かうのであった。
悪魔と男「1ブックマーク」
男はとぼとぼと歩いていた。
そこに悪魔が現れ、こう言った。
「浮かない顔してんな、何かあったのか?」
男は答えた。
「個人的な理由で社長にリストラされたんだ。俺は頑張ってたのに…」
それを聞いた悪魔は、
「それはひどいな…そうだ、そんな奴、俺が殺してやろうか?」
と聞いた。
男は、
「ぜひそうしてほしいね、あんなのうのうと裕福に暮らしてるやつなんて、許せないね。」
と言った途端に、死んでしまった。
すると悪魔は、
「お望み通り、その社長さんを殺してやったぜ。」
と言い、去っていった。

一体、どういうことだろうか。
18年08月07日 22:53
【ウミガメのスープ】 [ナリュール]

過去にこのサイトの前身となるサイトで自分が出題した問題です。よろしければどうぞ。




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社長は車で会社から帰る途中、運転を誤り壁に激突。
その時、男はその激突した場所におり、男はそれに巻き込まれ死亡。
事故のダメージはひどく、運転していた社長も事故死。
決戦は金曜日?「1ブックマーク」
シャイな男は全身全霊を尽くして、
目の前の女性に愛の告白をした。
「僕とお付き合いして下さい!」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
女性はこれを了承した。
しかし、これを聞いて男は青ざめ、絶望したのだが何故?

FA条件は、「なぜ?」と「どこで?」の答えを合わせたものとしたいと思います!
18年07月18日 23:21
【ウミガメのスープ】 [吊られる男]

今回は、少し笑える話になればいいなと。ありきたりだったかもしれません。




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シャイな男は、好きな女性への告白をカラオケで練習していた。
好きになったのは職場の同僚。
会社を早く上がれる金曜日の仕事帰りに、ここ何週間かカラオケに通っていた。
カラオケから帰る度に、明日こそはと思うが一歩を踏み出せず、何週間も経ってしまった。
「よし、この感じでどうだろう。」
言葉をまとめた男は、息を整え、告白する相手の顔を思い浮かべ、
本番同様の意気込みで告白をした。
「僕とお付き合いして下さい!」

「失礼します。」
そこに遅れてソフトドリンクを持ってくる女店員。
男は頼んだアイスティーが届いていないことを、完全に忘れていたのだ。
ここで彼女は考えた。
(なぜ私は愛の告白を受けている?)
彼女はここで思い出す。
最近この男が、何度もカラオケを利用していたことを。
それも毎回、私がシフトの金曜日の、この時間を狙ってだ。
ここは小さなカラオケ店。
いつもドリンクを持ってきていたのは私だった。
これを思い出した彼女は、こう組み立てた。
(この男の人は、私に気があるのね!)
(それでドリンクを持ってくる、このタイミングを見計らって告白したのね。そうだ!そうに違いないわ!)
自分に気があるのだと勘違いした彼女は、頰を赤らめながらこう言った。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いしますっ」

男は知らない女に、告白を聞かれてしまった恥ずかしさと、告白を了承させてしまった罪悪感に、
青ざめ、絶望するのであった。


後日、言い出せなかったシャイな男と、ちょっと自意識過剰な女店員の関係が進展するのは、また別のお話・・・

【要約解説】
男はカラオケで告白の練習をしていた。
その途中でドリンクを運んできた女店員は、告白を自分に向けられたものと勘違い、了承してしまう。
男は恥ずかしさと罪悪感によって青ざめ、絶望してしまった。