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トリック部門
炎帝「地の文・心の声・発言の3種類を使い分けることによって主観と客観を頻繁に入れ替え、質問者の意識を巧みに逸らしていると感じます。問題文全体を以てじわじわと浸透してくるような、静かで重たいトリックです。」
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納得部門
炎帝「問題文にちりばめられた言葉たちは、雰囲気作りの役割も担っているものと推測しますが、真相を知ってから読み返すと明快な意図に基づいて置かれていることに気付かされます。描写の一つひとつによって、真相の納得感がぐっと高まっています。」
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良質部門
炎帝「文章を自然に成立させる叙述の方法・問題文の魅力を引き出すための表現の選択・問題文で明らかにする情報とそうでない情報の整理・問い掛けでの明確な矛盾の提示による参加意欲の惹起など、作品の質を高めるための配慮を随所に感じ取ることができます。自分で作問する際には座右に置いて参照していきたいです。」