

良質部門
休み鶴「「さようなら」の一言が届かない、というシチュエーションの切り取り方が非常にチャーム高く、七夕の雰囲気と相俟って魅力的な問題文です。真相も、ウミガメ問題であることを抜きにして1つの物語として鑑賞できる上質な作品です。」


良質部門
キャノー「王道の亀夫君問題だと思います。出題したハズのない謎の問題、現実とリンクする主人公の物語の展開、そして質問をしながらベールを剥がしていく楽しさ、全てをジックリと楽しむことができました。」


物語部門
藤井「問題文に仕掛けられたトリックにも翻弄されつつ、FAとして提示された『男の苛立ち』は解説を読むことによってがらりと印象が変わりました。後味に強く惹かれるスープ。自分がこの物語の登場人物(男とやりとりをしている側の人間)だったとしても、多分同じことをする。」