※こちらは投票会場です。本会場はこちら
→https://late-late.jp/mondai/show/9276
第19回創りだすへの作品投稿、ありがとうございました!これより投票フェーズに移ります。
今回は全16作品が集まりました。新ルールによる制限がある中でたくさんの方が参加してくださり、とても嬉しかったです。
2月、風の通らない場所に様々な理由で吊るされた風鈴。あなたはどの音色に惹かれましたか?
作品を投稿くださった方もそうでない方も、ぜひ思いのままに投票していただければと思います。
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● 投票の手順 ●
投稿期間内に作品を投稿したシェフは3票、投稿していない観戦者は1票を、気に入った作品に投票してください。
質問欄にはそれぞれの
①タイトル
②作者
③票数
④感想
を記入お願いします。(↓にテンプレートがありますのでご活用ください!)
また、『最も組み込むのが難しかった(難しそうな)要素』も1つお答えください。
※投票は、1人に複数投票でも、バラバラに投票しても構いません。
※自分の作品に投票は出来ません。その分の票を棄権したとみなします。
※こちらの質問欄は闇スープに設定しております。発表まで他の人の投票を見ることはできません。
※投票締め切りまで何度でも投票内容を編集できます。
皆様の投票により、
◆最難関要素賞:最も票を集めた要素
◆最優秀作品賞:最も票数を集めた作品
◆シェチュ王:最も票数を集めたシェフ
(※次回の正解を創りだすウミガメを出題していただきます!)
が決定します。
● スケジュール ●
◯投票フェーズ
投票会場設置後~1/28(火) 23:59まで
◯結果発表
1/29(水) 21:00 ※予定
● 投票テンプレート例 ●
『◯◯◯』(作・◯◯◯)に◯票
◯◯◯◯◯。
『◯◯◯』(作・◯◯◯)に◯票
◯◯◯◯◯。
『◯◯◯』(作・◯◯◯)に◯票
◯◯◯◯◯。
最も組み込むのが難しかった要素『◯◯◯』
● 要素一覧 ●
①通常より一オクターブ高い
②『もう一度だけ許す』ということは出来ない
③20年前に戻る
④ほんのり香る
⑤傘が開かない
⑥耳が遠い
● 作品一覧(提出順、敬称略)●
①『風鈴の人/全てはここから始まった』(作・きの子)
②『難聴マダムとピアニスト』(作・リンギ)
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)
④『時は風なり』(作・こたこた2号)
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)
⑥『そして落ちゆく』(作・夜船)
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugo)
⑧『魔除けの風鈴(?)』作・えいみん
⑨『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・M)
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)
⑪『風吹かば』(作・ハシバミ)
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))
⑬『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむう)
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七)
⑮『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりす)
⑯『凪の音色』(作・ちくわさん(偽物))
以上になります。
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(◉◉)つ《余談》
今回は新ルールにより、各作品に簡易解説がつけられています。
「忙しくて全文読む暇がなくて投票きつい!」という方は、簡易解説を読んで「この解釈面白いな」というものに投票していただくのも大いにアリです。
創りだすにおいて、投票のハードルを下げられないもんかなぁと以前から考えていたこともあり、今回の新ルール『1人につき1作品』『簡易解説』を導入してみました。
普段は投票を敬遠しがちな方も、ぜひ気軽に投票していただければと思います。
もちろん、創りだすガチ勢からの全作品感想も大歓迎です。
尚、主催者都合により投票期限の延長はありません。28日で〆切とさせていただきます。
みなさんよろしくお願いします!
やきにく(=◜o◝=)
やきにく(=◜o◝=)
こちらも結果発表!ご参加ありかとうございました(=◜o◝=)
☆☆☆投票☆☆☆
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugoさん)
⑪『風吹かば』(作・ハシバミさん)
⑯『凪の音色』(作・ちくわさん(偽物)さん)
に1票ずつ。
最も組み込むのが難しかった要素
②『もう一度だけ許す』ということは出来ない
投票は以上です!藤井さんよろしくお願いします(OvO)♪
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以下、感想です。(ネタバレあり)
・『風鈴の人/全てはここから始まった』
(きの子さん)
→今回の創りだす19は上記タイトルの通り、この作品から全てが始まるわけですが。本作品は問題文を構成するひとつの要素、「風鈴」が存在する意味を、正面から真剣に考えた作品であると言えます。考えてみれば「1オクターブ高い」や「耳が遠い」などの要素は総じて「音」に関連するものが多く、風鈴と絡めやすい点が特徴であったと言えるかもしれません。風鈴を演奏する職人として登場する女性の存在はなんら違和感なく想像できて、実際にウミガメ問題として出題されてもなんら遜色ない、納得度の高いスープになったことでしょう^ ^
・『難聴マダムとピアニスト』
(リンギさん)
→こちらは「時期外れの風鈴」という言葉が持つ非日常的で特別なイメージから、「願掛け」という発想にたどり着いた、そんな作品なのでしょう。将来のピアニストと難聴で温厚なマダムとの独特な掛け合いが読み手の興味を引きます。私も小学生まではピアノ教室に通っていましたが、下手くそで先生を怒らせてばっかりで…このお話と一緒でした>< 「感情に任せた演奏だっていいじゃない」というマダムの言葉はそんな私にすっと新しい扉を開けてくれるようで。こんな素敵な女性と出会えていたら人生変わっていたかもな、と思ってしまいました^ ^
・『深海から遠い夏まで』
(耳たぶ犬さん)
→問題文の「風鈴」「時期外れ」「風が吹かないところ」などなどの謎を全て汲み取った上で、展開される純正ウミガメのような非日常的世界観。しかし納得感は高い。そして簡易解答(要約)までもが非常に鮮やか。うーん、まさに発想の勝利と言ったところでしょうか。素晴らしい〜!><個人的には「開かない傘」を比喩表現として使用しているところが素敵です。私はこの要素はただ「壊れている」という意味でしか使用できなかったので、悔しいなぁ、参考になるなぁ。潜水艦の揺れに合わせ、音を奏でる風鈴の音色が自然に思い浮かばれます。
・『時は風なり』
(こたこた2号さん)
→タイムスリップする風鈴。おー、かなり素敵な発想ですね!「20年前に戻る」という要素を風鈴と上手に絡めて、独特の世界観を創り出した一品となっています。それにしても素晴らしいのは現実に戻る方法よ。風鈴からほのかに香る甘い香りを嗅ぐと元の時代に戻れる…。「時をかける少女」大好きな私としては、(きっとラベンダーの香りに違いない!)と勝手に妄想を膨らませてしまいました。気まぐれな風鈴との時間旅行を、もっと楽しいことに使えたら、主人公は幸せになれたかもなぁ、なんて思ったりして。
・『2月2日日曜日のLTW特別興行』
(シチテンバットーさん)
→シチテンバットーさん、あれ、今回はやけにタイトルが短いですね…。なーんて思っていたら前回の2倍くらいありそうな戦闘シーンに思わずクラクラしました笑(もちろん全部読みました><)NoDQ、つまりは反則なしのプロレス戦でもこんなに壮絶、阿鼻叫喚、悪臭にまみれた試合はそうそう見られるものではないでしょう。貴重… と言えるのですかね^ ^; 前回登場したビッグインシデント香織やブレイカー七海など連作モノとしても非常に楽しめます。個人的にはデーモンコア・ブラザーズが最強だと思うの。だって口に挟んだドライバーを抜けば全員一発KOだからね。
・『そして落ちゆく』
(夜船さん)
→世の中にはいろんな音がありますが。もう2度と、聞きたくない音というものがございます。風切り音や轟音、破裂や炸裂音…私の想像が正しければ、きっとこれはそんなものに分類されるのでしょう。一方で、もう2度と、聞くことのできない音もあります。風の通らなぬ空間に、あの人が帰ってくることだけを知らせるために、掛けられた風鈴。20年の歳月を経てもなお、ご婦人は頑なに待ち続けることをやめたりはしない。今日も気長に待ちましょう。「明日は、帰ってくるといいですね。」なんて言いながら。
・『■■■■という概念についての考察』
(Hugoさん)
→伏せ字を見るとなんだかSCPみたいで魅力的ですね。解説文以上に私はこの作品が持つ独特の文調、言葉のリズムに大きく惹かれました。創りだすが持つ「課題文と要素を与えられた物語を投稿する」という側面に注目すれば、この作品がもっとも素晴らしい。私はそう思います。「あんたにもいい時代があったんじゃねえのか、あ?」とか「大きな、重たい西瓜を、真っ二つに割った」とか。ただの会話文ではない、Hugoさんの頭の奥底で、きっと知らず知らずのうちに推敲を重ね厳選された言葉の端々に、私は気持ちよく酔わせていただきました。まるで上等な酒だ。
・『魔除けの風鈴(?)』
(えいみんさん)
→風鈴にまつわる、父と息子のエピソードをこうして読んでいくうちに、心配性の親に二人はとにかく愛されてたんだなあ…としみじみしてしまった一作です。多分、この風鈴にはこれまでの作品と同様、特別な効能(?)は存在しないのでしょうが、「風鈴おじさん」がそれで救われたと思うなら、それでいいのです。幸せな家庭に、幸せの風鈴を。これから誕生するであろう新しい命にもたくさんの愛情をそそいで欲しいな、と思いました。あと、東京都環境局HPの生活騒音の対象には『風鈴』も含まれているらしいってよ、奥さん。勉強になるね^ ^
・『プロフェッショナル ~私の流儀~』
(Mさん)
→風鈴で演奏してYoutubeにアップする人はいたけれど、実際に風鈴を作り、テレビで紹介されたのはMさんだけです><笑 他作品と比べて比較的短い文章の中、しっかりと6つの要素が問題文と絡んで組み込まれているところを見ると、「うーん、実はこれが最適解なのかも…」と思わす考え込んでしまうような、そんな作品でした。私が思うに、Mさんが一番この作品で力を込めたのは、きっと最後のロゴマークでしょうね。完璧な再現率。パソコンで見ると文字のままだけど、スマホで見るとちょっと盛り上がって見えるよ。かっこいいね。
・『春夏秋冬~これは二月の物語~』
(みづさん)
→現代の建築物に囲まれ、すっかり取り残されてしまった寂れた駄菓子屋で展開される、四季折々の情景がありありと目に浮かぶようです。とっても素敵。私がハッピーエンド狂だからなのかな。他の書き手さまに共感していただけるかわかりませんが、自分が楽しんで書いている文章に怖さとか不安・悲しみの場面を入れるのはすごく躊躇うんです。けれど作中の万引きのくだりを読んでいると、みづさんの率直な表現が、読み手に強く印象深く刺さるような気がして、こんな言葉選びもいいなと思ってしまう。どんな時もありのままを書くみづさんの文章が、私は好きよ。
・『風吹かば』
(ハシバミさん)
→いや〜、最高ね。こういう奇抜な発想が非現実的ウミガメ問題の醍醐味というか、世界から風を消し去ってしまう風鈴への純粋な恐怖が、ブラックストーリーとして非常に楽しめる作品となっています。また要素という点でも②の使い方が抜群にかっこよくてですね。風が2度と吹かない状況下で体験した主人公の「詰み」感はこの16作品中随一と言っても過言ではないでしょう。もう、絶対に、取り返しのつかない事態。自分ではどうすることもできない犯した罪の重さに、私は今、どんな気持ちでいるのでしょうね?
・『2月であることは重要ですか?』
(とろたくさん)
→「ファンレター」と称して投稿された一品。私も前回の司会をした時に過去作を漁りましたから、当然知っていますよ、絵本を買う老人。確かに不思議だったんですよねー、「季節外れの風鈴」がなんで2月だったんだろうって。実はこの作品を生み出させるため司会者の陰謀だったのかも…信じるか信じないかはあなた次第です。個人的には女性が「大好きよ。」と言うまでの流れが最高です。小説はそれ自体が巨大なメタファーなので「好き」や「愛してる」などの言葉は文章の裏側に隠すほうが良く思えますが、むしろそのダイレクトさが魅力になっていて素敵です(OvO)♪
・『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』
(まりむうさん)
→なるほどです!「2月に風鈴を掛ける」という謎に対して、非常に納得感の高い解答が用意されていますね。もうこれが正解でいいんじゃないの…?確かに日本と反対側、南半球のオーストラリアは季節が逆転してるので、日本の季節感を楽しんでもらうためには風鈴が最適でしょう。カメコの留学を通して手に入れた、国境を越えた友情に思わずほっこりです。私もオーストラリアに留学したことがありますが、みんなおおらかでいい人達ばかりですよ^ ^でも解説文を読むと、「Ennichi」の準備とかは大変だったみたいですねぇ…。
・『伸夫と名付けた熱帯魚』
(わたし)
→あとがきでも、書いておきましょうねー。この作品は以前ツイッターでみづさんがつぶやいていた「昔、飼っていた熱帯魚に伸夫と名前をつけた」というお話から始まった物語です。なんで人名??なんで伸夫??と思ったのですが、特に理由はないらしくって、いやもうほんとに不思議。なので私が水平思考の末、答えを作りました><ちなみに飼っていたのは青いトラディショナル・ベタ。本編にも登場します。井伏鱒二の「山椒魚」とあの童話を一度読んだことのある方はよりお楽しみいただけると思います。かえるにくちづけをすると、一体どうなりますかね??
・『盗み食い攻防戦』
(きっとくりすさん)
→答えはとってもシンプル。それでいてクスリと笑ってしまうような作風がきっとくりすさんの文章の特徴ですね。弥七覚えました><まあ、前作の怪しいウミガメおじさんはともかくとして…^ ^;笑 物語の内容としては登場するおじいちゃんが可愛くて癒されます。要素の「開かない傘」をパラソルチョコで表現しているのも非常に上手で、それをつまみ食いした後に「あれは傘じゃないけんあかんとよ」と私に説明する姿も1ミリも悪びれるそぶりを見せなくて面白いです。肥満とか高血圧とか、いろいろあると思うけど、ほんと、長生きしてね。
・『凪の音色』
(ちくわさん)
→いや、もう、ほんと。…重厚な物語でした。私は大好きです、こんなお話。まるで短編小説を読んでいるような気分、というのは少々月並みな表現ですが、実際このように完成されたスタイルの文章は…なかなかお目にかかれないです。地の文と会話文のバランスもすごく良くとれていて読みやすかったですし、主人公と桜との会話もぶっきらぼうに見えて各所に愛を感じて素敵でした。また厳選された言葉遣いから映し出される世界観が自然と脳裏に浮かんでくるようで、上手な表現方法ってこういうことなんだろうと、とても感動しました。創りだすやらてらてに限らず、この作品はいろんな人に読んでもらいたいなぁ。
[編集済]
⑦⑪⑯
要素❷
3番 耳たぶ犬さんの『深海から遠い夏まで』に一票入れます。
今回の問題文を見たとき、自分は鳴り物としての活用を考えてたんです。でも、上手くはまらなくて、なんだかなぁと苦悶していました。
集まった解説を大別すると ①鳴り物としての活用 ②象徴としての活用 に分けられると思うんですよ。でも、①はすこし安直というか「らてらってないなーー」と感じるし、②は風鈴である必然性が薄い。 しっくりする解説無理だな、なんて考えてたんです。
そんな中、この解説を読んで「これだ」ってなりました。 簡易解説だけ見たときに自分の中には「宇宙兄弟」の閉鎖試験が思い浮かんだんです。
風鈴と言われて夏を思い浮かべない人はいないでしょう。そもこの問題文もその認識を前提に書かれているはずです。 だからこそ自分はそれを裏切りたかった。夏でなくて中華はどうか、音に焦点を向けるのは、と。
耳たぶ犬さんの解説は、夏である事を利用して、かつ問題文からは予想だにしない、そして納得できる状況を提示してみせてくれました。
失礼ですが、長い本解説の方を読んだら、もしかするともっと良い物があるかもしれませんし、同じシチュで良いものをかけるかもしれません。 要素の使い方だって、他の人の解説も同じくらい、それ以上にすごいのもあったと思います。
でも、解釈の点でこれ以上は叩きだせない。少なくとも自分には無理だった。これの焼き回しはできても、これを超える発想は無理と悟りました。
創り出すは問題文と要素、解説3つ揃って創り出すです。 3つのバランスの総合点をみた時、これの他に惹かれるものがないといえば嘘になります。 でも、この問題文の解説は、自分の中ではこれしかない。これは、凄すぎました。
よって今回耳たぶ犬さんの作品に一票入れたいと思います。圧倒されました。完敗です。参りました。
一番厄介だった要素は「もう一度だけ許す」は出来ない。です!
これだけ心理的な要素だったので、難しかったし、「二度と許せない」ではなく「もう一度はない」だったのも頭を悩ませました。
[編集済]
③
要素❷
『風吹かば』(作・ハシバミ)に2票
圧倒的な完成度に複数票を投じます! 要素②の使い方が秀逸で恐ろしくて…あれ、この鳥肌はどっちの鳥肌かな…両方かも… 「風が止めば桶屋が潰れる」の模範解答はこの物語ですね。どなたか最終的に風が吹く例文を作ってあげてください、主人公のためにも!
『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりす)に1票
1番「ウミガメのスープ」だったのはこちらの物語だったように感じます。 「質問する前に解説見ちゃった!」感が強いというか。伝わりますかね… おじいちゃん!おやつはさっき食べ(ようとして)たでしょ!
最も組み込むのが難しかった要素『⑤傘が開かない』
他の突拍子もない要素は、案外物語を思いつかせる鍵となってくれました。 実はこの平凡なシチュエーションと言える要素がラスボスだったのです… 特に自分の場合は話が話なので、どこに組み込めば自然になるのか中々掴めませんでした!
[編集済]
⑪⑪⑮
要素❺
僭越ながら投票させていただきます。 全てのお話に置いてに「書籍化まだですか?」って気持ちなのですが投票したものだけ感想を入れる非礼をお許しください。
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugo様)に1票
最後に割ったスイカは果たしてホントにスイカなのか?と聞きたくなりました。科〇研の女の出だしみたいな雰囲気好きです。20年前の記憶に自分も心当たりがあるので女に感情移入しすぎてつらい。好き。
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七様)に1票
これが文学か…。学校の教科書とかテストの現代文とかに載ってそうな文学作品です。ナチュラルに魚と会話してるとか水の入った水槽越しで見てもほとんど見えないのではとか純文学の前には些細な話。続きが気になります先生!
⑮『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりす様)に1票
微笑ましい(?)家族内戦争。つまみ食いするのが子供ではなくおじいちゃんとは恐れ入った(何が)。オクターブの要素を冷蔵庫のピー音で回収してるのが納得です。すっと入ってきました。お話も平和で安心して読めました。ありがとうございます。
最も組み込むのが難しかった要素『①通常より一オクターブ高い』
音感なし男なので1オクターブと言われてもピンとこない。自分は風鈴の音にこの要素を使いましたが、風鈴に『通常より一オクターブ高い』とかあるのか?と未だに疑問です…。
[編集済]
⑦⑭⑮
要素❶
⑬『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむう)に1票
個人的ベストアンサー。地球規模で来たか…そりゃあ南半球と北半球なら季節が真逆でも納得してしまいます。
文の長さ、セリフと状況説明のバランスの良さ、そして肝心の問題文への問いも、全てが高い質を保ち続けた良作だと思います。
最も組み込むのが難しいと思われる要素『⑤傘が開かない』
他の要素は結構話のネタにしやすいです。物語を動かす切っ掛けを生み出しやすい。
でも、傘が開かないとは…?ありふれた日常光景すぎて、他の要素よりもインパクトで負けています。
これを上手く使いこなせるかで、読者への印象も変わってくると思われます。
● 作品一覧(提出順、敬称略)●
①『風鈴の人/全てはここから始まった』(作・きの子)
タイトル通り、ここから創りだすの作品投稿は始まりました。
視聴者って意外と動画のミスに厳しいしすぐコメ欄に書くので、メンタルを正常に保ちたい場合はコメ欄を見ないようにする事をおススメします。
②『難聴マダムとピアニスト』(作・リンギ)
人生のターニングポイントは、意外な所にあるかもしれないし、意外な人が創るのかもしれないですね。
この手の話は、女がマダムとなって、誰かを導くところまで予想できます。女もまた、誰かに演奏を聴いてもらいたいと思われるのかもしれません。
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)
一定の空間に四季を用意するという事は、季節の感覚が分からなくなるという事ですよ。逆に恐ろしい。
発狂しない代わりに、乗組員達は大切な何かを失っている気もします。元から狂ってる作戦だし無理はないですね。
2月に風鈴を吊るす理由としては、大分シックリ来るのではないでしょうか。8月にかまくらを作る理由は何か?とも言い換えられますね。
④『時は風なり』(作・こたこた2号)
過去に戻って復讐したとしよう。嫌がらせされなくなったら、「嫌がらせされた私」という存在である私は消えるのではないか?
1人分の過去を変えるだけで、意外と未来は変わる物なのですよ。この女は賢明な判断をしたと思います。
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)
七海の件が気になる方は前作から読みましょう。前回も今回もやはりカオスです。
会話だけで成り立たせるとは…ある意味面白く、ある意味理解に力を入れなければならない作品でした。世界観独特すぎるもの。
⑥『そして落ちゆく』(作・夜船)
認知症の人に接する時は、その人の世界観に話を合わせた方が良いのでしょうか?そもそも大奥様は認知症ではなく狂人なのですが。
私が家政婦なら、まず精神科に連れていきますが…あるいは仕事を辞める。20年も付き合える家政婦も相当狂ってますね、これ。
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugo)
(自主規制)の正体とは!!! ■■■■、ダメ絶対。
まぁヤバいというか、その包丁が自分を真っ二つにしないか怖いですね。
⑧『魔除けの風鈴(?)』作・えいみん
公害には騒音も含まれるらしいです。今の時代ならオトハラとか言いそうですね。
簡易解説に「諸事情」は上手い手ですね。絶対に読まないと詳細は分からないのですから。
⑨『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・M)
本家は分かりませんが、この台本で5分持つかな…?公式HPにあらましとか書かれてあったらこれぐらいの文章っぽい。
なお、1年後に見たら訳が分からなくなりそうなので書いておきますが、この時代では最後に「終 N〇K」と書くのが流行っていたらしいです。
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)
今の時代に生まれた子供達は、黒電話を知っているのだろうか。インテリアとしか認識していなさそう。
それにしても…駄菓子屋かぁ…これこそ今の子供達は、駄菓子屋の存在を知っているのだろうか。
⑪『風吹かば』(作・ハシバミ)
非現実要素を手に入れた件ではなく、手に入れた後の方に展開を重視するタイプの物語。個人的にはこのタイプが好きですね。
しかし、母親の耳が酷くなった時点で察しなよ…願いには代償が付き物だってね。もしかすると、今までの願いも、どこかで代償を払っていたりして。
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))
それを重要であると位置づけられるかどうかは、シェフの調理次第ですね。この作品からは2月の風情を感じさせる気がします、そして儚さも。
最初の一文は心にぐさりと来ますね。この言葉、結構小説の書き出しに向いているのではなかろうか。
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七)
王子様は大抵カエル。そしてまた七海か。あえてこの名前を使った理由を考えてみましょう。
メタ思考で考えるとこの後は屋上に行ってキッスだぞキッス。七海が「屋上に向かった理由」はまさにこれであり、この名前が使われた理由でもあるのかな?
⑮『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりす)
重要な点だけに焦点を絞り、他は描写しない。これも短編の良い書き方だと思います。
じいちゃんが盗み食いをする経緯や家族の心情等を極力削り、情報の取捨選択によるこの作品の創作は、非常に簡潔で綺麗です。
⑯『凪の音色』(作・ちくわさん(偽物))
言葉は選びますが、この手の話は苦手です…
ヒロインが自己中心的で非常識なタイプね。住居侵入の件から、主人公の様に私の眉間に皺が。私は大人にはなれない模様。
[編集済]
⑬
要素❺
【本投票】
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)に1票。
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))に1票。
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七)に1票。
【最も組み込むのが難しかった要素】
②「もう一度だけ許す」ということは出来ない←長すぎ
以下、全レスの為敬語なしの感想(長い)。感想苦手な人が頑張って書いてる、と生暖かい目で見守ってほしいです。
①『風鈴の人/全てはここから始まった』(作・きの子)
安定の1番手。
動画配信というのは面白い案だと思った。こういう発想力ほしい。
2月感がなかったのが残念かも。
要素②を「自分のミス」を許すことが出来ないという使い方をすることで違和感もなく自然だった。
②『難聴マダムとピアニスト』(作・リンギ)
タイトルがかなり好み。
ほんのり香るのがアスファルトという感性凄い。言われてみれば確かにすんなり雨の日の匂いを連想できた。
冬と夏・20年前と現在を違和感なく繋いでしまう物語。マダムに聴いてもらうという願いが叶ったらいいなぁ。
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)
タイトル・要約から魅力的。
もちろん本編も読んだが、要約はこの作品が1番興味深かった。
要素④、ほんのり香るのは…うん。耳たぶ犬さんは要素使いが上手いということが分かった、収穫。
そして結局風鈴も1オクターブ高いの!?と突っ込んでしまった。セミの鳴き声mp3が評判悪かった(よく聴き分けられるなぁ)のに、まだリラックス効果とか言う…。
()書きされているということは、偉い人達だけのナイショ話ってことだと勝手に解釈!
問題文の解説としては素晴らしいと思った。
④『時は風なり』(作・こたこた2号)
リアル20年前!③の要素があるのに、意外にもガチタイムスリップ系なかったなと。
要約で「復讐」とあったのでバッドエンドを想像したが、すっかりミスリードされてしまった。
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)
簡易解説を付けるルールが非常に活きた作品かと。読むのに2日くらいかかるかと思った(実際はイッキ読み。面白かった)。
1度目の要素⑥の使い方が好き。
シチテンさんは本物の解説者(実況者)さんなのか?流れるような実況上手すぎ。
⑥『そして落ちゆく』(作・夜船)
最初不倫で帰ってこないのかと勘違いしていた。私の読解力の低さ。
傘が開かなかったから、だったのか。
大奥様の鬼気迫る感じがかなり怖かった。
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugo)
■■■■←伏せられるととても気になる。藤井さんの問題文も実は伏字なのかもと疑ってしまった。
ライターやら燻すやら、何だか危険な香りがする。好き。
ラストが不穏な感じで、色々想像した。
すっかり私も罠(?)にハマっている。
⑧『魔除けの風鈴(?)』(作・えいみん)
ウミガメレギュラー登場人物オールスターズ。
カメオカメコウミコラテオラテコ。
ゲシュタルト崩壊しそう。
会話シーンで名前間違いを見つけた時、よし!ウミガメあるあるだ!とガッツポーズしてしまったことをえいみんさんに深く謝罪したい(もしわざとなら、とても怖い)。
似たもの親子が連鎖していきそうなラストで非常に可愛くて好き。
⑨『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・M)
恐らく今回の創り出すの中でもかなり短い作品。
要素がぎゅうと閉じ込められていて、しかし違和感もなくすごい技。かっこいい。
最後、ロゴ…!
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)
自作品。らてらてで簡易解説を書く習慣がないのでかなり悩んだ。奇想天外なし、地味な作品は自分らしいと思う。
⑪『風吹かば』(作・ハシバミ)
全く風が通らない場所という問題文に対して、風自体を消しちゃった。←簡易解説より。
主人公がだいぶ最低というか。何が起こるか怖いからとか言って母の耳を治そうともせず、人の不幸を願って悦に入る。幼い頃から何でも願いが叶っていたら、こんな人間になってしまうのかなと恐ろしくもあり悲しくなった。
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))
耳が遠いという要素があったので、そちらにばかり気を取られてしまっている間に、目が不自由という発想をしているとろたくさんはぶっ飛んでいるし純粋に凄いと思った。
独白スタイルが切なさに拍車をかけ、おばあちゃん物に弱い(すぐ泣く)私にはクリーンヒット。
ラストが前向きで、素敵なお話だった。
要素の使い方は言わずもがな。好き。
⑬『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむう)
冬が夏で夏が冬。設定に、なるほど感。
異文化交流って興味深い。自国のイベントを好きになってもらえるかどうかという不安や大変そうな準備に要素を絡め、最後イベントの楽しそうな雰囲気が伝わってくる、ほんわか作品だった。
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七)
カラの水槽に水を入れ、それを通してまるで彼を飼っている様に見るという。
倒錯しているなぁと思ったり、甘酸っぱいなぁと思ったり。
魚が喋るし七海にも聴こえている。ファンタジーだ!
伸夫のキャラが、個人的に好き。
まるでアニメーションを文章化しているような描写は、やはりさすが。きらきらしている。
要素の使い方もストーリー展開も、全体を通して上手いなぁと。
でも、キスは早すぎると思った。
すぐキスしちゃいけないおじさんには刺激が強すぎた。
⑮『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりす)
冒頭、じいちゃんの盗み食いの時点で好きだと思った。センスの塊か。
笑い話ではないのかもしれないが、サラーっと書かれているので、じいちゃんと家族の攻防が楽しみになった。
⑯『凪の音色』(作・ちくわさん(偽物))
理屈っぽく、散々大人アピールしてる清太がラスト子どもでしかない所が面白かった。対する桜は強かでちょっとヤバい人。お似合いだと思う。
問題文が2月指定なのに、閏年が関係しているのがこの作品だけだったことに驚いた。
追記:本投票をするにあたり、特に悩んだ作品②、⑦、⑧。すごく良かったです。
感想本当に下手なので、不快に思った方がいたらすみません。
藤井さん開催ありがとうございました!
皆さんも大変美味しゅうございました!
[編集済]
③⑫⑭
要素❷
『難聴マダムとピアニスト』(作・リンギさん)に一票
単純に物語としていいなぁと思いました。話が続く感じの終わり方も好きです。
『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむうさん)に一票
正直、解説を考える時南半球という発想が全くありませんでした。ありがちなトリックなのに…悔しいです(?)。
それはさておき、南半球で風鈴を鳴らす理由がとても自然で、このトリックの使い方がうまいなーと思いました。
『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりすさん)に一票
日常の光景をうまく切り取っていて、納得感もあり、実際にウミガメとして出題されたら絶対に楽しいだろうと思いました。
最も組み込むのが難しかった要素
『⑤傘が開かない』
でお願いします!
[編集済]
②⑬⑮
要素❺
作品
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)に一票
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)に一票
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))に一票
要素
①通常より一オクターブ高い
感想
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)
シリーズが続いていることに感謝。相変わらずノリしか分からないけれど、とにかく勢いで笑わせられる作品です。めちゃくちゃ好き。
⑧『魔除けの風鈴(?)』作・えいみん
綺麗にまとまってる、、文章力すごい。家族団らんの様子が目に浮かぶようでした。読みやすいし。こうやって家族特有の習わしとかが伝わっていくのいいですね、好きです。
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)
ガッツポーズ。とても好き。物語はあまり展開していないのですが、ジオラマから妄想を膨らませるような楽しさがありました。つまりは舞台設定と文章の雰囲気にやられました。定期的に読み返したくなるやつ。
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失))
イツモオウエンシテマスダイスキデスコンカイモトテモオモシロカッタデス(早口)
面白くないわけなかった。もうちょっとでリアル泣きしてました、比類なきエモさ。文章きれい。とても良いものです。
[編集済]
⑤⑩⑫
要素❶
①通常より一オクターブ高い
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづ)
⑪『風吹かば』(作・ハシバミ)
に一票ずつおねがいします。
〇作品感想欄
①『風鈴の人/全てはここから始まった』(作・きの子さん)
いいですね~、風鈴で演奏。グラスハープとか、普段楽器としては使われない道具を使って曲を演奏する動画は大好きなので、私の好みにバシッ! と合いました。風鈴の綺麗な高音で、どこかの家から曲が聞こえてくるようです。
風鈴が動かないために風通しの少ない場所に置く、という論理の納得感もありますし、今回の「ウミガメらしさ」というテーマにガッチリ沿っていると思います。
②『難聴マダムとピアニスト』(作・リンギさん)
ピアノは全く習ったことはないのですが、それでもマダムの台詞は刺さりました。本当にすごい演奏は耳より先に心に届くもの。本物はそもそも言葉にすらできないほどに圧倒される、というのはわかる気がします。気持ちが伝わるような演奏、きっとできていると思います。
風鈴を風通しのない場所に吊るすというよりもなぜ季節外れに風鈴があるか、ということに重点が置かれていて、そのために風鈴を目印とするのがなかなかですね。なんとなく縁側にある風鈴のイメージが、ベランダのない部屋に吊るされているのだというものに切り替わっていったので、とても面白い構造だと思います。
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬さん)
スッキ。海底調査はロマン。とはいえ海底に潜る潜水艦ってほんとに水圧もあるし閉鎖空間だから、ストレスがたまることもある。その失敗から生かして風鈴を吊るす、というのが面白いですね。
風通しのない空間だから風鈴は勝手に鳴らないのか? という先入観にとらわれないのが好きです。風ではなく揺れによって風鈴を鳴らすというのに、ちょっと「おっ」と思いました。いやはや、これはすごい。一票投じます。
④『時は風なり』(作・こたこた2号さん)
タイトルがまず好きですね。時間は日々変化していくというか、すぐに移ろいやすいものだからこだわっていても仕方ない、という感じがして。それが風鈴がタイムマシンの発生装置であるという発想の飛びをユニークに思いながら読んでいました。
耳が遠くなったの解釈にも、タイムスリップが発生しなくなるというものが付加されていて、なるほどこういう使い方もあるのか~と思いました。好きです、こういうの。
⑤『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットーさん)
で、出た~~~~~!! これは痛い!! の連続でもう、読み入ってしまいました。香織の活躍もなんですけど、ウォレット・クラブの非道っぷりといったら、もうたまらない。それなのにちょっとしたところで間抜けだったりと憎めないヒールが倒されていく様は爽快、熱狂してしまいました。なんとか香織の勝利で幕を閉じ・・・るかと思いきやもう一波乱! からの七m七海!? 思わず二度見しました。かつてのヒールが味方として舞い戻ってくるのはアツいですね。これも愛の力でしょうか。あと今更気づいたけどこれ百合だったんだな。すごくおもしろかった。要素の使い方もここで使うか! という面白さがあって好きです。毎月ください。あと投票してぇ。
⑥『そして落ちゆく』(作・夜船さん)
わぁ・・・どうあがいてもあかん・・・(好き)
最初の大切な人の最後の光景を描写しているのが、より生々しさと絶望的な状況が映し出されているようで、漂う哀しみがあります。
傘が開かない要素に落下傘を使うのも、これが解き明かされたときにガラリと印象が変わって、すごいテクニックだなと思います。風鈴を風のこない入口に吊るすことで、誰かが来たときに音が聞こえるシステムなのもいいですね。風が入ってくることがわかるようにするため、というのに納得感があります。
⑦『■■■■という概念についての考察』(作・Hugoさん)
創素が・・・消えた・・・・・・
ノスタルジーな雰囲気がとてもすきです。懐かしい匂いとともに思い起こされる幸せな時間。何気ない、だからこそ愛おしい。あれ、煙が目にしみて涙が・・・。アパートで真冬だからと鳴らない冷えた風鈴というのも最高に淋しさが感じられてエモンガ。好きです。
現実との対比を使い、昔を懐かしむことに強い共感に似た納得感を感じます。簡易解説だけでは得られない背景、魅力を引き出しているのが、とても勉強になります。
⑧『魔除けの風鈴(?)』(作・えいみんさん)
親から伝わる、お守りがわりの風鈴。小さいころは体が弱かったのに、成長したら滅茶苦茶丈夫になる子っていますよね。もちろん厄除け効果もあるかもしれません。鳴らずとも願掛けとして吊るすのも、人の信じる力が功を奏する場合もありますから、吊るしといて正解かもしれません。(?) ともあれ娘が元気に生まれてよかったね。
風鈴の本来の用途(魔除け)、そして現在における風鈴の扱い(騒音)、そのふたつの要知識要素をうまく盛り込めていると思います。家族同士の軽快な台詞のやりとりが入っているのも、楽しく読めていいですね。
⑨『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・Mさん)
ズットォサァガシテェ~タァ~
あれ? プロフェッショナル以前になかったっけ? と探してたけど情熱大陸の方でした。失礼しました。お詫びにストラディバリウスのパチモンを進呈します。いいですね、風鈴職人の風鈴に対するこだわり、というものが短いながらも感じられます。制作・著作の終わり方も細かい。
短文でうまくまとめられているのがやはりいいと思います。もちろん要素数の少なさもありますが、それでもうまく点と点が線になるように要素同士に関連性があるのが、ちゃんと要素を良質として意識されていますね。
⑩『春夏秋冬~これは二月の物語~』(作・みづさん)
ディズニー短編の「小さな家」を思い出したんですけど誰かに伝わるかな。それと同じく時代の移り変わりに対する儚さを感じました。小さい駄菓子屋いいですよね。小学校のころ毎日のように通ってた駄菓子屋があったんですが、今ではもうテナント募集の貼り紙すらない空っぽの建物になってます。万引きを一度許すのも今ではありえないことだけど、そういう昔の優しさも間違ってないんじゃないかな、と思ったり。
やはり風が通らない場所、の解釈がいいですね。場所によっては高層マンションが立ち並ぶとビル風の方がすごくなるのですが、そういう知識があっても小さい駄菓子屋の周りに高い建物が立ち並んでいる映像がイメージしやすく納得感がありました。こちらにも一票です。
⑪『風吹かば』(作・ハシバミさん)
うわあ・・・これはすごい。風が吹けば桶屋が儲かるという言葉を逆手に取っているとは。ちょっとした願いも叶える風鈴の力に頼った気持ちがわかるぶん、風鈴の恐ろしさがより一層理解できます。よくよく考えると地球の危機を疑ったほうがいい気もしますが、とにかくぞっとする。好き。
風鈴というものに着目し、この風鈴にどういういわくがあるのかを納得度の高い形で表現されています。風鈴は風が吹くと鳴って願いを叶える→桶職人の不幸を願う→風が吹かないので桶屋が儲からなくなる→そのために風鈴も鳴らなくなる(風が吹かない)→それでも願いを取り消したいから風鈴を吊る。非現実要素がありつつ、その心理も論理にも納得ができることはすごい手腕でしょう。これにも一票投じさせていただきます。
あと、優勝予想もこれですね。いやこれ賭けてもいい。ビビっときたもん。ついに念願のハシバミさん優勝ですよこれ。第5回からハシバミさんファンなので、超嬉しいです。(とてつもないフライング)
⑬『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむうさん)
素敵な話! 異文化交流するっていう状況も好きなんですが、その異文化に興味を持って日本で再会の約束をする、というふうに締めくくられているのがいいですね。心がほんわかしました。
問題文が冬ではなく2月、というところに着目して南半球での出来事、というふうに解釈されていますね。この考えは第9回の「8月に雪」要素でも見られましたが、それが再び見られるとは面白いです。また風鈴という日本の文化をどうオーストラリアに持ち込むのか、という納得感も見られますね。
⑭『伸夫と名付けた熱帯魚』(作・弥七さん)
うふふ好きぃ。青いベタと同じようにやきもきしながら読んでいました。水槽越しに眺めるというのがまた可愛らしくて可愛らしくて。と思いきや最後の大胆さにズギュン、とね。やられました。いいもん見た。
冒頭の「山椒魚」の一文から、要所要所にその要素がちりばめられており、なるほどこの話は山椒魚もベースにされているのだなと思います。語り口調なども寄せてあって、私もなぜだが読んだことのない山椒魚を読んでいる気分にさせられました。元ネタを知っていると、より一層楽しめますね。要素や問題文の入れ方も、これが創りだすであったことを忘れそうでした。
⑮『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりすさん)
じいちゃんwwwwまあ、食欲があるに越したことはないですね。食べ過ぎで健康を心配してしまうのもわかりますが、そういうのはなんだかんだで長生きするので心配はいらないと思います。(?)ちょっとお茶目な感じなのも憎めないですしね。まあ閉め忘れはマジで電気代もやばくなりますのでそれだけはなんとしても阻止しなければ。がんばれ家族。
盗み食い防止というのが斬新な発想ですね。自分の経験上盗み食いで一番気を付けなくてはならないのは物音なので()、否が応でも鳴ってしまう風鈴は実用性もあり納得度が高いと思います。
⑯『凪の音色』(作・ちくわさん(偽物)(さん))
子ども(?)に振り回される大人がちょっと微笑ましいですね。なんとなく私も清太のように桜にいい感情はそこまで抱かなかったのですが(申し訳ない)、桜が大人の女性としても振る舞えることを知ってからはちょっと可愛らしく見えてきました。恋愛にはあくまで至らないのも好きですね。とても新鮮でした。
最後の最後まで叙述に騙されましたね。とても面白かったと思います。また本文では問題文中の女ではなく、その周囲にスポットを当てているのもいいと思います。
〇要素振り返り
①通常より一オクターブ高い
→これが優勝だと一億耳たぶ賭けたいぐらいには苦戦したと思います。こちらに投票です。
②『もう一度だけ許す』ということは出来ない
→今回のNO要素で難しかったのもあるとは思いますが、これがYESでも正直難しかったと思います。ワタシ具体的ジャナイ要素チョー苦手。
③20年前に戻る
→昔を懐かしむか非現実要素にするか。そのぐらいにしかパッと思い浮かばないほどには汎用性が少ないと思います。対抗の優勝予想。
④ほんのり香る
→昔は芳香剤コーナーの香りサンプルを全部嗅ぎに行く程度のにおいフェチだったのですが、ほんのり、というのがエモンガ要素でしたね。今回色んな香りが楽しめてよかった。
⑤傘が開かない
→おそらくですがその傘は壊れてます。すぐに新しい傘を買いましょう。壊れてなかったらそれは天気が大荒れです。外出は極力控えましょう。そんな中で落下傘が一番印象的だったなあ。
⑥耳が遠い
→耳の遠さを物理的な距離の意味で捉えたものがあるかなーと思ったんですが、そうでもありませんでした。作品中の登場人物の平均年齢がぐっと上がった印象です。
〇全体的な感想
まず藤井さんにお礼と祝福の言葉を。優勝おめでとうございます。
藤井さんのおかげで19回ができたというのもありますが、この回のおかげで個人的に創りだすに対するモチベーションがめちゃくちゃ上がったのもあって、ああまだ私創りだす大好きでいていいんだなと感じましたし、またシェチュ王も目指せたらなと思えるようになりました。
匠エモンガも前に出した特殊ルールもそうなんですが、私の中ではとりあえず1回やれればいいかなーというのがあったのでまさか続くとは思いませんでしたし、もちろん続けてくださるのは嬉しかったんですが、そこまで長く続けるルールでもないだろうなと思ったのもあったので、今回の廃止判断はすごく私にとっては肩の荷が下りたような、とにかく何も気負わずに創れるなという意識ができてすごく嬉しかったです。
また新しいルールに関しても、これがウミガメであるという意識ができるのはもちろんのこと、投票において一番気が楽になるのって、文字数よりも作品数が減ったな、と思えることなんだなと理解できました。
藤井さんはシェチュ王に返り咲きする前から、アンケートを取った時にも特殊ルールとして作品数1個にしたいとおっしゃってて、それもすごく採用したかったんですが最優秀作品賞=シェチュ王という図式にしたくなかったことと、できれば私じゃなくて藤井さんの回でそれを見たいという欲があったので見送りましたが、いやでもこれ、早々に採用して良かったな。いや藤井さんの回で見れたから結果オーライ。
本当に本当にありがとうございます、そしてお疲れさまです。もちろん今回参加していたみなさんも。
さて、ここからは問題文の振り返りと自作語りをちらっと。今回は風の吹かない場所に吊るす風鈴もそうなんですが、私の中では2月、とわざわざ表記したことに引っかかりがありまして。確かに冬なんですが、なぜだか2月は春のイメージがあって、しかも開催日は1月だし、そこにとっかかりが欲しいなあと思ってそこから考えようと思いました。
最終日になるまでいろいろ案があって、ざっくり言うと人にめちゃくちゃ好かれる鬼の話とか、ラブリーチャーミーなサイコパス老夫婦の話とかいろいろ考えていたんですが、最終日になるまでまったく纏まらなくて、うわこれついに投稿できないのではと思った矢先、そういえば藤井さんの前の回2月開催だったじゃんと思い始めてとりあえず問題文を見返したらめちゃくちゃしっくりきすぎてものすごく筆が進んだので、なんとか自作ができました。
藤井さんの文章をもとに藤井さんの問題文を落とし込めたので悔いはないです。ウミガメっぽさはなくなってしまった気はするけど、今回はあえてウミガメっぽさに寄せずいつも通りでやろうとも思っていたので。
あとこの一件から、もしかしたら私は藤井さんのファンなのかなと思いはじめてきましたが他の藤井さんファンに怒られそうなのでたぶん違うと言い張っておきます。
ただ私の中で(おとぎばなしや著名な作品以外で)誰かの作品をもとに書くのはあざとく思われないかなと考えてもいます。そこは闇が明けてからみなさんの意見を見返そうかな。あるかはわからないけど。
ともあれ、お疲れさまでした。創りだすはこれからも大好きです。
あと断言したい、ハシバミさんは、今回優勝する。絶対する。あとツイッターで言ってたラピ丸さんと藤井さんが圧倒された作品もこれなんじゃないかと予想します。
そのぐらい今回ハシバミさんの作品はすごかったと思います。
それでは、スタジオにお返ししま~す。
追伸:じつは やきにくタグ ここにつけたの わたしだ
[編集済]
③⑩⑪
要素❶
③『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬さん)に1票
最も組み込むのが難しそうな要素『①通常より一オクターブ高い』
(読み替えも難しいので制限が厳しそう)
風鈴の必然性も さることながら「まったく風の通らないその場所」への解答として
「閉鎖空間」は特に納得度が高かったと思います
藤井さんのおすすめ(の一法)に則って
簡易解説だけの比較で選ばせていただきました
やきにく
③
要素❶
出先なんで短めですが…
『魔除けの風鈴(?)』(作・えいみんさん)に1票
「1オクターブは高い声で絶叫していた」ってのが個人的にツボにはまったので。
『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失)さん)に2票
前の問題を参考にして解説作るの私にはできない!
最も組み込むのが難しかった要素『傘が開かない』
良い「傘」の解釈が思いつきませんでした。
結果として微妙になってしまった…
⑧⑫⑫
要素❺
①『風鈴の人/全てはここから始まった』(作・きの子さん)に一票
風のないところにかける理由に納得感がありました。
⑪『風吹かば』(作・ハシバミさん)に一票
なんだか全部がしっくりきました。
⑫『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失)さん)に一票
問題文の2月から、去年2月の創りだす(しかもこの時も藤井さん!)とつなげるのよいなと思いました。
組み込むのが一番難しかった要素
⑤傘が開かない
①⑪⑫
要素❺
【作品】
解説としての納得度として、(1)2月、(2)風の通らない場所、(3)風鈴 の三点の必然性を軸に選びました。
⑧『魔除けの風鈴(?)』(作・えいみん) に1票
風の通らない場所に吊るす理由として、近所迷惑というのは面白いと思いました。
⑨『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・M) に1票
短くも綺麗にまとまっていて、要素回収も自然で良かったです。
風の通らない場所だからこそ正確に音が確かめられる、というのは納得です。
⑬『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむう) に1票
二月を南半球の夏として季節に合ったものにしたのはとても面白く、納得度も高かったです。
【要素】
②『もう一度だけ許す』ということは出来ない
NO良質というのが難易度が高く、同時にとても面白かったです。
その意味でいうと他の要素を良質として使えているわけではないのですが……。
【感想】
投稿作品を読んでいるといつも解説や要素の使い方が面白く、その手があったか、と気付くことも多いのですが、今回一番の気付きは「風鈴の音って普通『チリン』だよな!」ということでした。
簡易解説義務付け、少なめの要素数ということで、より解説として納得できるものを、と意識して創り出したつもりです。
解説部分と要素の回収方法をすべて考えた上で書きはじめたのは今回が初めてのような?
ともあれ今回も楽しく参加させていただきました!
⑧⑨⑬
要素❷
『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬)に1票
シチュエーションがユニークでまさに冒険の世界を楽しませてくれました。
『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)に1票
ほぼ全部がセリフでできていることでサクサク読めました。しかも続編を期待させる終わり方もGoodです。
『プロフェッショナル ~私の流儀~』(作・M)に1票
某番組テイストで回答をあっさりとまとめているところがすがすがしかったです。
最も組み込むのが難しかった要素『『もう一度だけ許す』ということは出来ない』
とにかく「だけ」っていう言葉が入っただけでこんなに要素を入れるのが難しいとは思いませんでした。
③⑤⑨
要素❷
【作品への投票】
⑧「魔除けの風鈴(?)」えいみんさん
謎に対する解答も納得度があるのもですが、ほのぼの日常系のストーリーが俺好みでした。
⑪「風吹かば」ハシバミさん
今回の創りだすでは、個人的にストーリーNo.1です。
また今回はストーリーはいいけどウミガメのスープとして見ると・・・というのがいくつかありましたが、この作品は謎への解答もちゃんと納得度の高いものを用意してたのが高得点です。
要素②での締めもグッド。
⑯「凪の音色」ちくわさん
ハシバミさんがストーリーNo.1なら、ちくわさんは謎への解答も含めた総合点でNo.1といった感じでしょうか。
長文ながらも読者を飽きさせない文章、謎に対する解答の納得感、要素使用の軽妙さ、どれを取っても高水準です。
【最難関要素】
③「20年前に戻る」
こんなんどうすればええんや()
回想、歴史、時にはガチのタイムスリップなど様々な用法で上手く謎に絡めていた人も多かったですが、俺は無理でした。風鈴を吊るすのに全部持ってかれました()
【以下感想的なアレ】
<要素>
全体的に、今回の要素は中々に難易度が高かったように思えます。
というのも「2月に風の吹かない場所で風鈴を吊るす」という謎に対して、用意に絡むことが出来る謎がほぼ無いからです。
加えて、今回は割と用途が限定的というか解釈の範囲が狭くなりがちなものばかりでした。どれかの代わりにボブが選ばれてたら地獄だったよ()
その中でもクリエイティブな発想の数々には感心しました。皆さんが俺には出来ない発想をしていることだし、俺も皆さんには出来ない発想で勝負したいです。
・①やっぱり風鈴について使われてることが多かった感じです。そりゃそうだよね()。あとは声に対して。
その中でHugoさんの使い方が光っていて他と比べて一枚抜けてると感じました。
・②この要素のおかげからか、切羽詰まった状態、あるいはトラブルでのシチュエーションが多かったように思えます。「もう一度だけ許すということは出来ない」を「一度は許したけどもう一度はない」あるいは「一度たりとも許さない」と解釈するか分かれそうな気がしましたが、大体は前者だったかな?
これについてはハシバミさんがピカイチだと思います。
・③何だかんだ最も使い方が多様というか解釈が割れた要素だった気がします。歴史や回想が多く見られつつも、もし20年前に戻れたらという仮定での使用法も。
極めて独創的な方法で回想を用いたHugoさんは他の回想展開より一歩先へ進んだと言えるでしょう。こたこた2号機さんはガチのタイムスリップしてましたけど、これを思い付いても作品に組み込もうと一瞬でも思った人はそう多くないと思います()
・④前回のデジャブかな?前回は『「いい」匂い』だったのが、今回は『ほんのり香る』だったので、フレーバーのレパートリーが広がった感じですかね。おかげで嫌いな匂いや悪臭として使われたりしました。
きの子さんの④から③への展開は中々面白かったです。
・⑤素直に傘が開かないと解釈した人多め。比喩にするには少々難しいからでしょうか。
その中でも落下傘に例えた夜船さん、傘を開こうともしない弥七さん、そもそも傘ですらないきっとくりすさんなど、ユニークな発想や解釈はしっかりと存在しました。
・⑥これもほとんど、というかほぼ全て「難聴」という意味で使用されてた感じです。「(物理的な距離的に)耳が遠い」て可能性も思い付いたけど、どんなシチュエーションやねん()
これについてはこたこた2号機さんの表現が見事と感じました。
<問題文>
「ウミガメに寄せた正解を創りだすにしたい」とのことでしたが、問題文自体は典型的なほど不条理かつ矛盾を表していました。
基本正解を創りだすの問題文は突飛なものが多いのですが、「2月」「風が吹かない」「風鈴」てところに今回に対する意気込みを感じます。
・「2月」→これを「2月、あるいは冬である必要性がある」と解釈した人はほとんどいませんでした。大体が「季節関係なく」として用いていた印象。言ってしまえば「2月に限らずオールシーズンで成り立つ」という感じでした。
そういう意味ではまりむうさんは「2月、あるいはそれに近い時期でないと成り立たない」「少なくとも一般的に吊るす7,8月では成り立たない」という意味では一枚上手だったかもしれません。
・「まったく風の通らない」→これにより室内に吊るしてた人が多かった気がします。外だとどうしてもシャットアウトが難しいからですね()
外に吊るしてたみづさん、風自体を止めてしまったハシバミさんは、差別化という意味ではこの点で他よりも一歩リードしてるような気がします。
・「女が風鈴を吊るす」→風鈴そのものは鳴らしたり鳴らさなかったりと様々でした。前者は風以外の要因で鳴ることに、後者は存在そのものに意義を見出だした感じですね。
一人くらいぶっ壊す人が出てくると思ってたけど、そんなことはなかった(風鈴をぶっ壊す意義とは)。
<勝手に匠>
今回は匠賞は公式に用意されてないとのことでしたので、勝手にこちらで選出しました()
各々で光るところは多かったですが、
・こたこた2号機さんの⑥
・Hugoさんの③からの①
・ハシバミさんの②
が印象深いです。
本質的に謎に絡めてきたケースで言えば
・耳たぶ犬さんの②
・ちくわさんの①
でしょうか。
<勝手にエモンガ>
今回はエモンガ賞は(以下略)。
これについては
・えいみんさん
・ちくわさん
ではないかなと思います。ストーリーがエモかった(語彙力)。
<簡易解説>
今回初めて導入された簡易解説ですが、俺は今後とも積極的に使っていってほしいと思っています。
「時間がないときにサッと読めるように」というのが藤井さんの狙いだった(ウロオボエ)のですが、まあその点でも良かったと思います。
しかしながら、それ以上にこのシステムのメリットがあると考えております。
それは「問題に対する解答が明確化される」ということです。
創りだすは様々な創意工夫やストーリーの構築(稀に発想の暴走)などにより程度はあれど長文化する傾向にあります。それにより肝心な問いに対する解答が不明瞭になってしまうケースもありました(たぶん)。
しかし簡易解説を書くことにより、謎に対する解答という軸がハッキリします。
創りだすとは言え、本質的にはウミガメのスープの延長と考えていますので、解答が迷子になってしまうのは困るのです。
というわけで、今後もこのシステムを導入することを希望します。しなくても俺は書きます。俺が迷子になるので()
<総合>
今回は「ウミガメのスープとして見るとどうか」「要素のうち一つだけでも謎本体と関係性があるか」を重視した気がします。まあそれでも評価のハードルは動きまくってる気がするけど()。
今後も様々な方々が主催者を担当すると思いますが、割とルールを試験的に変更したり追加したり減らしたりしてもいいと思ってるのです。要素が15個あった時代もありましたし。
まあ長々と書きましたが、今後も参加できるときは参加したいです。
最後になりましたが、今回多忙の中様々な創意工夫を凝らして主催を担当した藤井さんに感謝の意を表したいと思います。
今回の「正解を創りだす」で様々な人が様々な答えを「創りだした」のなら、藤井さんは今回の「正解を創りだす」そのものを「創りだした」と言ってもいいでしょう。
そして参加してくださった皆さんにも感謝します。あなた方が参加してくれたから盛り上がったのです。
というわけで総合的な感想はここで締めたいと思います。だいぶ評価とかブレまくってた気がします()
全体的にわりと偉そうな感じになったと思います。申し訳ありません。
以下は勝手気ままな自分語りなので、テキトーに流しながら読んでください()
【以下自分語り】
<ストーリー>
今回もプロレスだったわけですが、そもそも今回の軸に関しては
「風鈴を吊るすってことは音が重要なのかな?
→風が吹かないってことは、風以外の何かによって揺れ動かされてるんだな。
→そういえばプロレスには目隠しマッチがあったな
→目隠しマッチで相手の服装に風鈴吊るせば、誘導になるんじゃね?」
という発想でした。わりと早めにこれが浮かんだため、あとはこれを基にして様々に装飾していく感じでした。装飾でかすぎて本体見えなくなってる可能性()。
特に理由もなく前回の続きみたいな感じにしました。続きと言ってもどこからでも見ていいような感じにしたいです。シリーズ化するか分からんけど()
<要素>
今回要素が難しかったのは上に書いた通りですが、まあ俺もだいぶ苦戦しまして、「謎本体と一つは絡んでてほしい」と偉そうに宣いながら俺自身は全然関係ない感じでしたよハハハハハハちょっと白鵬と指相撲してくる。
・①「1オクターブ高いなんてどうすりゃええんじゃ!?」と思ったりもしましたが、音の違いにより撹乱に惑わされない、ていうのは中々良いアイディアだったと自負してます。良いアイディアだったよね?(強面)
・②「もう一度だけ許すことはない・・・どう解釈しよう?」というのが第一印象。俺の解釈は上に書いた二通りですが、一度許してしまった何かを次は許さない、と解釈しました。今回はこちらが主流でしたね。
で、プロレスでもう一度だけ許すことはないといったら何か?と言えば・・・反則かなぁ、なんて思いました。「武器使用ありなのに介入はなし」というやたらとルールが限定的だったのはコレのせいです()。
ちなみにプロレスにも反則は当然ありますが、基本的にレフェリーが反則と言わなければ反則にはなりません。今回のようにレフェリーの目を反らしているうちに、というのもありますが、レフェリーをぶっ倒して無法地帯、というケースもあります()
・③「20年前!?どうしようもねえだろこれ!!」と完全に諦めました()
他にはウォレット・クラブがキイナを襲った理由を「20年前に日本がアメリカに対して何かした」という案もありましたが、何とは具体的に何か?というのが思い付かずボツになりました()
・④「ほんのり香る・・・臭い攻めかな?」というのが思い付きました。というかそれしか思い付かなかった()
ほんのりというからにはある程度離れてる必要があるので、実況席視点でやらせました。
まああの描写じゃ「ほんのり」では済まないね()
・⑤「傘・・・凶器かな?」武器使用アリになった理由がこちらです()
開かないから何かから守る+臭い攻め→悪臭水鉄砲、という感じです。
当初は防御目的の予定でしたが、どうせなら凶器として使ってそれで壊れたことにしよう、と途中で思い付きました。
・⑥「耳が遠い?これはわりと素直に使えるかな?」というわけでメランコリー選手に耳が遠くなっていただきました()
デーモンコア・ブラザーズは途中で何か思い付いたからつけ足しました。そんなわけでこの要素は二ヶ所該当します。
思い付いたなんて理由で付け足すからこんな長くなるんだよ引き算をしろ引き算を()
<問題文>
・「2月」→完全にオールシーズンオッケーなシチュエーション。というか2月じゃないと駄目てのが思い付かなかった。
・「まったく風の通らない」→室内でプロレスやらせればいいか。野外でやることもあるんですけどね。
・「女が」→というわけでビッグインシデント香織選手に再登場してもらいました。
・「風鈴を吊るした」→上に書いた通り。
とまあ他の方々に偉そうに求めてたあれやこれやを俺はほぼ無視してましたねハハハハハハちょっとマントルに突っ込んでくる。
<その他>
前回チキン振り回しが選ばれ今回は選ばれなかった要素選出ですが、もし選ばれてたらどうしてたのでしょうか?
わりと展開とか方針とか決めすにノリと勢いで放り込んでる所があるので、後々自分の首を絞めたりします。正直前回あの七転発狂要素の中からチキン振り回しが選ばれたのは奇跡と思ってる()
・「どこからともなくゴングが鳴り響きますか?」→完全にプロレス()。皆をプロレスに巻き込もうとした男の末路()。
・「消火器が登場しますか?」→これもプロレス()。これが選ばれてたら消火器で風鈴を鳴らす人もいたかもしれませんね。いないか。
まあこれが選出されたら火事からの惨事とかが出てたと思います。分からんけど。
・「メッチャ甘いですか?」→これはバレットクラブというプロレスユニットがやるジェスチャー「Too Sweet」から来てるので、実はプロレス()。
味覚的な甘さか、詰めの甘さか、人に対して甘いのか、それとも・・・これに関しては少し選ばれて欲しかったな、と。
ここまで長い文章を読んでいただいてありがとうございました。
繰り返しますが、感想でかなり上から目線な感じになってて申し訳ありません。
気に入らないのがあったら「サングラスが何か喚いてやがる」とスルーしていただいたら幸いです()
⑧⑪⑯
要素❸
『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットー)に1票。
プロレスは全く分かりません。それなのに何故だろう、とてつもなく惹かれたので投票します。速度感・文体・作り込みのどれにおいても、どの作品とも異なる光り方で輝いていました。シェフが創りだしたいと思っているものを創りだした、その気持ちがスープからよく伝わってきて、私の唯一の票を進呈したくなりました。プロレスは全く分かりません。
最難関かも要素:1オクターブ
私、オクターブをあまり意識して生きたことがありません。今回は主催者のオーダーした材料が多いからかなり扱いやすい素材が多かったとは思いますが、やっぱり乱数くんはいいとこ突いてきますね。正直ボブとは思えないけど、ここは取り敢えずボブということにすることにならないで本当に良かったです。・θ・
⑤
要素❶
結果発表を楽しみにお待ちください~!
参加者一覧 16人(クリックすると質問が絞れます)
(※こちらは超スッキリ簡易版となっております。色々とやかましい版は本会場にてどうぞ!あっちでは肉やいてます。)
●最難関要素賞●
🥇『通常より一オクターブ高い』(耳たぶ犬さん)
🥇『「もう一度だけ許す」ということは出来ない』(「マクガフィン」さん)
🥇『傘が開かない』(葛原さん)
5票獲得
🥈「20年前に戻る」(きっとくりすさん)
1票獲得
☃️『ほんのり香る』(リンギさん)
☃️『耳が遠い』(えいみんさん)
得票なし
●最優秀作品賞●
🥇『風吹かば』(作・ハシバミさん)
6票獲得
🥈『深海から遠い夏まで』(作・耳たぶ犬さん)
🥈『2月であることは重要ですか?』(作・とろたく(記憶喪失)さん)
5票獲得
🥉『2月2日日曜日のLTW特別興行』(作・シチテンバットーさん)
🥉『魔除けの風鈴(?)』(作・えいみんさん)
🥉『Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする』(作・まりむうさん)
🥉『盗み食い攻防戦』(作・きっとくりすさん)
3票獲得
シェチュ王
👑ハシバミさん👑
総得票数:6票
創りだす芸人とろたく氏の優勝予想が的中。
見事、ハシバミさんがシェチュ王に輝きました!
藤井個人としてもハシバミさんの創りだす作品が好きなので、とても嬉しいです。
『よりウミガメに寄せた正解を創りだす』を目指した第19回。
素晴らしい作品の数々をありがとうございました!
次回の創りだすでは「正直ボブとは思えないけど、ここは取り敢えずボブということにする」みたいな要素が選ばれればいいなと思います。
みんなありがと(=◜o◝=)
やきにく(=◜o◝=)
たべに(=◜o◝=)
本会場(=◜o◝=)
行こうな(=◜o◝=)つ🍖
遅れましたが藤井さん開催進行お疲れ様です。そしてハシバミさんおめでとうございます!最初読んだときに「ウミガメの解説文だ。。」と思い衝撃を受けました。今回完全にこれがウミガメの企画であることを失念しており投票できなかったのですが、斬新かつ水平思考的な解説を提示しておられたのがとにかくすごかったです[20年02月03日 04:17]
遅れましたが藤井さん出題ありがとうございました!初参加でドキドキしておりましたが、好意的な感想をもらえて嬉しかったのと、「創り出す」の難しさをこれでもかと痛感し、大変いい経験ができました…!もらった感想を糧にどんどん精進していきたいです![編集済] [20年01月30日 10:35]
シチテンバットーさんの感想ありがたく頂戴いたす。伝わらなかったのは完全に私の落ち度ですので、もっとけなしてくれてもいいのよ。
あと先ほど第5回からハシバミさんのファンと表記しましたが、正しくは第5回ではなく第4回からファンでした。お詫びして訂正いたします。
ハシバミさんおめでとうございます。また藤井さんもですが、みなさんもお疲れさまでした。創りだす大好きです。やきたく[編集済] [20年01月30日 00:17]
個人に対する感想を載っけ忘れてたので、以下に記します。
【創りだす感想】
・「風鈴の人/全てはここから始まった」(きの子さん)
短いながらシンプルにまとめられていると思います。風鈴を楽器に見立てる発想は面白いなと感じました。
タイトルから今後辿る道が思い浮かべてワクワクします。
謎本体やストーリーと要素が強く結び付いている箇所があまり見受けられなかったのが気になりました。
④からの③の展開が個人的に好きです。
あんまりストイックになりすぎると死ぬのでほどほどにしてほしいです()
・「難聴マダムとピアニスト」(リンギさん)
単なるルーティンのみを理由とした場合は納得度が薄れてしまいますが、回想により目印としての役割を与えることで納得度だけでなくストーリーの深みも増していると思います。
ただ、このストーリーなら簡易解説に「難聴」を特記する必要はそんなに無いと感じました。
③から上手い具合に過去の回想、そして謎本体に繋げていったのは上手いなと思いました。
何か閃いたらすぐ行動したくなるの分かります。
・「深海から遠い夏まで」(耳たぶ犬さん)
最後の文章が中々詩的で素敵です\ドッ/。謎も納得度が高いものとなっています。
⑤の例えば面白いですが、個人的には微妙と感じました。
しかし②をここまで上手く謎本体と絡めてこれる人はそうはいないでしょう。
というか「イヤ・ローブ」で「耳たぶ」なんですね。紅葉も絵じゃなくて押し葉すればいいのに。
・「時は風なり」(こたこた2号機さん)
回想や歴史の振り返りではなく、本当に20年前に戻ったのは極めて稀ではないでしょうか。
様々な要素の使いどころや描写や見事であり、一つの作品を読み終えたかのような感情に浸れます。
しかしながら、(かなり厳しく見ると)小説ではなくウミガメのスープとして見ると、謎そのものがかなり突飛でぶっ飛んでいるように思えて、そこはかなりマイナスだと感じました(じゃあお前はどうかと問われれば、頭蓋を割って死ぬしかないんですが())。付け加えるとある作品のオマージュと思われる④の描写も他のに比べるとかなり突拍子もなく浮いているように感じました。正直一つの文章作品として見るかウミガメのスープとして見るかで評価が大きく異なっていくと思います。
ツイッターで藤井さんが圧倒されたと言ってた作品はこれじゃないかと予想。
⑥の使いどころや描写はかなり好みです。
【ゆる募】風鈴で自在に時空移動できる方法
・「2月2日日曜日のLTW特別興行」(シチテンバットー)
長い()あと読みづらい()
自分の作品だと客観的評価は出来ないので、テキトーに感想とか裏話をば。
作品の主軸なんですが、「風鈴と言えば音→風が無いなら誰かあるいは何かが揺れ動かしてる→そういえばプロレスで目隠しマッチってあったな→相手に風鈴を付ければ誘導になるんじゃね?」といった感じで思い付きました。
しかしそこから要素とか絡めたり思い付きで描写を追加したりしたら、こんなことになりました()。断捨離がナンボのもんじゃい。
二作連続でプロレスになってますが、プロレス作品が続くかどうかは分かりません。ぶっちゃけ要素と問題文次第()。
あと④は描写的にほんのり香るで済まないと思う()
・「そして落ちゆく」(夜船さん)
正直何が書かれてるのかこちらがイマイチ把握できませんでした。作風が俺と合ってないと思います。
③がどの辺りを指してるかが不明瞭でした。おそらく序盤の夢か20年前に旦那が亡くなった箇所のどちらかかと思われますが、どちらにしても微妙かなと感じました。
⑤を落下傘としたのはユニークで好きです。
旦那ー!!!!はやくきてくれー!!!!(不謹慎)(そういうことじゃない)
・「■■■■という概念についての考察」(Hugoさん)
アカンアカンアカン。こういうディストピア信仰的発想(?)は正直あまり俺好みではないですが、刺さる人には間違いなく刺さる作品だと思います。中々素敵な退廃感。
とりあえずこれも藤井さんが圧倒された作品候補に。
③を回想として用いる人は多いですが、その中でもかなり尖っていて独創的な使い方だと思いました。①を謎本体と絡ませる選手権優勝。
とりあえずコンビニなら傘買ってくれ(そうじゃない)。
・「魔除けの風鈴(?)」(えいみんさん)
風鈴が魔除けとして使われてたことは純粋に知りませんでした。ググった。とにかく読みあたり(?)が軽くて読みやすいです。モロ主観ですが、雰囲気もほのぼのとしていて俺好みですね。
(強いて言うなら)魔除けという目的があってやってるのに風が吹かないから結局意味がない、というのは謎的にどうなの?とは思ったりしました。
⑤花火で傘開くていう表現があるのは知りませんでした。傘が開かないで花火を連想するのはかなりユニークだと思います。「花火 傘」でググったら花火がプリントされた傘がヒットしました()。グーグル先生大活躍。
よっしゃ扇風機買おうぜ!そして風鈴を慣らそうぜ!!ほーらチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン(ry
・「プロフェッショナル ~私の流儀~」(Mさん)
まさかドストレートに風鈴職人でぶっこんでくるとは思ってもいませんでした。謎としての納得度は他と比べても中々に高いです。
シンプルで読みやすいですが、シンプル故にインパクトに欠けるという点もあります。
①と②を結びつけて謎に絡めてくるのは中々良いなと思いました。
あの曲って「Progress」ていうタイトルなんですね。
・「春夏秋冬~これは二月の物語~」(みづさん)
風が吹かなくなった理由が本当に上手いというか好きです。「風が吹かない」という条件の中で外に風鈴を吊るすのは非常に斬新でした。
要素があまり謎本質に絡まなかったのは少し残念だと感じました。
しかしながら、ストーリーに要素を上手く組み込めていると思います。無理矢理詰め込んだ感が全くありません。
よっしゃ扇風機持ってこい!町中に風鈴を響かせようぜ!!ほーらチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリン(ry
・「風吹かば」(はしばみさん)
これはヤバイ(語彙力)。非現実問題にした人は何人か見受けられましたが、まさか風を消してしまうとは思いもしませんでした。これも藤井さんが圧倒された作品候補に入れておきます(徐々に見境がなくなってきた)。
強いて言えば(本当に重箱の隅をつつくようだが)願いを叶える風鈴という飛躍的発想がウミガメのスープ的にどうなのか、風鈴のせいで悲惨な目に遭ったことを理解しながらも再び風鈴に頼るのはどうなのか、というのは少し引っ掛かりました。
②の使いどころが最高。
大気が消失していない以上まだ希望はある、はず。
・「2月であることは重要ですか?」(とろたくさん)
正直言って、イマイチ話の内容が入ってこないというかピンとこなかった感じです。要素が謎本体とあまり絡まなかったのも少し残念でした。
①は上手い具合に暗喩が使えていて好きです。
テレレレレレーンテレレレレーン(違う)
・「Japanese Girl、オーストラリアで縁日をする」(まりむうさん)
南半球を舞台とすることで、2月に風鈴をぶら下げることへの正当性を上手い具合に作り上げていると思います。
要素があまり謎本体と絡めてないような気がしました。
③の比喩は個人的にけっこう好きです。
以前姉がニュージーランドへ留学したことが(二週間ほどだけど)あったのですが、あのときもこんな感じだったのでしょうか。あとオーストラリアとオーストリアて必ず一回は空目するよね。
・「伸夫と名付けた熱帯魚」(弥七さん)
一瞬野球部員の青年を監禁したのかと思いました()。水槽に風景を収めて人を魚と見なす表現、好きです。
風鈴をぶら下げたのは誰かが来たらすぐ分かるためで、すぐ分かりたかったのはこの行動を見られたくなかったためと解釈しましたが、風鈴が鳴る=ドアが開けられてる、という意味なら、見られないために隠すといった行動をする猶予が全く無いように感じられ、故にこの行動及び謎の本質がほぼ無意味なように思えてしまいます(単に読解を誤ってる可能性)。
⑤そもそも傘を開こうともしないのは中々にユニークと思います。
魚は気が早いのではなく足が早いのでは(違う)。
・「盗み食い攻防戦」(きっとくりすさん)
ストーリーの良さもそうですが、謎としての納得度も高めに仕上がっています。
欲を言えばもう一つ印象に残るようなインパクトが欲しかった気もしますが、こういうストーリーだとむしろ無い方が良いかもしれません。
⑤もはや傘ですらなくなりました。②の使い道も好きです。
木を隠すなら森にと言いますし、各地点に風鈴を用意しそう()
・「凪の音色」(ちくわさん)
勝手に清太を高校生くらいと考えてた。成人してたのか。そして桜は同級生かと思ってた。普通に子供か、と思ったら短大生だった。ってかあの途中で話しかけてきた女性、桜だったんか。でも言われれば禁煙席の人にライター貸してほしいなんておかしいよな。もっと早く気付くべきだった。とか考えてたらメモがめちゃくちゃになりました()。
けっこう長かったですが、それが苦になるどころか寧ろどんどん先が気になっていきました。行間とかスペースもちゃんと考えているからか読みにくさともついぞ無縁でした。謎もしっかりと納得できるものになっていると思っています。藤井さんが圧倒された作品候補にぶちこんでおきます()
ただ、問題文は「二月に女が風鈴を吊るした」なので、この作品の描写では「二月でも風鈴を吊るしたまま」といった方が適切かもしれない、とは思いました(読み落としてそう)。あと死ぬほど細かいことを言えば、匂いは④です。
①の要素がしっかりと謎本体と絡んでて良さげでした。
清太、歯みがき粉やク○○ッツもダメなのだろうか。[編集済] [20年01月29日 21:45]
藤井さん開催ありがとうございました!ハシバミさん、シェチュ王おめでとうございます(^^)楽しかったですー。→私のミスにより、一部の感想が消えてしまっていました。全く解釈や意図が異なる状態になり、その方に連絡を取らせていただき事情をお伝えしました。感想を見た全ての皆様を不快にさせてしまったことも、この場をお借りしてお詫び申し上げます。[編集済] [20年01月29日 21:33]
投票しました。バイト前に全部打ちきれてよかった。あとたまたまつけたバッジがまた弥七さんと被ってらぁ。へへ。いいよねシャチ。イルカかもしれないけど。[編集済] [20年01月28日 16:03]
みづさん、Mさん、Hugoさん、投票ありがとうございます! アレッ長文許可できてなかった……!(;´Д`)すみません、許可設定にしました!お手数おかけしましたorz [20年01月27日 18:34]
リンギさん、キャノーさん、投票ありがとうございます! オリジナルバッジシステムは色々遊んでみたくなりますね~、うえすぎさんの負担が増えすぎない程度に(笑) また『読みやすい大会』という感想も興味深いです。私も簡易解説のおかげか、全体的にスッキリと読める印象でした。[20年01月25日 02:04]
弥七さん投票ありがとうございます!バッジがイルカになってる!(シャチ?)感想もありがとうございます(=◜o◝=)やきにく(=◜o◝=)やきにく(=◜o◝=)[編集済] [20年01月24日 18:28]
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Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!