【正解を創り出すウミガメ】投票会場【第１１回】

今回は（私のを除いて）24作品という事で、いや多すぎだろ！？と思いました。
どこかで投票する作品を決めないといけないため、今回は基準を設けて投票しています。
それは、『11時11分』が活用されているかどうか…です。

要素を上手く使いこなすのも腕が試されますが、本題である11時11分で、読者を納得させる作品を創るのは、もっと腕が試されると思います。
1時11分でも、12時12分でもなく、11時11分だったからこそ、大きな声を上げた理由…そこに納得感があった作品に、票を投じさせていただきました。


※　敬称略


【夢物語】(作・OUTIS)に１票


11:11をどう活かすのかと思いましたが、シンデレラなら確かに11:11にも意味が生まれますね！
後49分しかない…あれ、意外と余裕がありそうだぞ。
夢ってカオスな物が多いのですが、サラッと冒涜的なナニカが夢に出てきたので、探索者はＳＡＮチェックです。


【世界よ丸くなれ】(作・太陽が散々)に１票


何が怖いのかを推理しながら拝読しましたが…11:11を怖いという人は初めてみたよ！
実際の所、本当に11:11を怖いと感じる方がいらっしゃるかもしれないので、深くは突っ込めませんが、
「23:11」ではなく、「11:11」だから怖いという意味で、お題の問題文に忠実な正解だと強く思います！


「三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星」(作・ラピ丸)に１票


あえてこの後を見せずに「結末を書かない」手法で、物語は綺麗な幕引きを見せました。この腕を見習いたい。
そして、流星群だから11:11も良いですね！11時も11分も、設定的に十分ありえそうな時間帯です。
それにしても、現実にこんなリーダー？がいたら、学校に侵入する気持ちも分からなくもないです。


最も組み込むのが難しかった要素「①和歌は重要です！」


スライムと同レベルで迷いましたが、スライムはまぁ何とかなると思います。想像しやすい題材ですから。
一方、和歌という要素を真っ向から消費するには、和歌の知識が求められます。これだけでもかなり難しいですね。私はかなり迷わされました。
皆様の作品を拝見しましたが、真っ向から和歌に挑戦するもの、和歌の概念を利用するもの、言葉遊び、数多くの解法がありました。ここに、シェフの性格や手法が大きく出たと思います。


＿＿＿



以下、全ての作品に対する感想です。長文注意！


「正義の味方カメオの誤算」　時野洋輔


なんと13行。約290字で要素をまとめ上げたという快挙を成し遂げ、
更にトップバッターとしての投稿…天才ですか？


【誇り、散りゆく】　OUTIS


素でストーカーの話だと気づいていなかったのですが、とりあえず、男ざまぁｗ
女が前世の記憶を思い出したら、一体どうなる事やら(笑)
私は和歌の知識が０なので、OUTISさんの気持ちはよく分かります…。


「ボクの大親友」　とろたく(記憶喪失)


ただのホラ話…って訳でもなく、独特の語りで相手を自分のペースに引き込んでいます。
ちなみに願いを叶えてくれるなら、４つぐらい正解を創り出せる能力が欲


「和歌の君を追って」　時野洋輔


和歌で悲しみを覚えるとは思わなかった。
スライムを真面目に使って成功するとは…スライムだから死なないし電気も活用出来る所にこだわりを感じます。


【待ち合わせ】　かふぇ・もかろに


リンゴ飴のように赤く…の部分を火事とかけていたのかな？
別の意味で赤くなるのは誰でも嫌なので、タコ足配線は止めよう！


かけだし　バタルン星人


デスゲームかと思ったらお子様の戯れだったでござる。
何気に「コード」をそういう意味で使ってきたのは、結構「その手があったか！」と思いました。


【芥】　OUTIS


「あれは真珠かしら？」で元ネタを思い出しました。昔国語の授業でやったなー！
「スライムと答えて私も消えてしまいたかったのに」は、破壊力が強すぎませんかね？


「世にも奇妙な百人一首大会」　赤升


ｸﾞｵｵｵｵｵ ｱｵｫーーーﾝ ｷｴｴｴｴｴ ﾜｱｱｱーーー！　うんうるさい。
とりあえず、人外が揃う仲で、魔法使いさんが某あの人に見えたのは気のせいですかね？


「夜は長く短く尊い」　Rest


メタナイトも仮面を取ったらスライムみたいに見えなくもない気が…
和歌いから……和歌いから？そして秋の夜長。ゲームに没頭したらあるあるですね。


「粋な演出(？)」　靴下


これはお洒落、リアルでこの演出があったら本当に歓声で響き渡ると思う。
「充電コードが無くて」という理由で、怪しまれる事なく扉が開くのは、沖縄の良い雰囲気だと思う。


【実話スープ】　夜船


実話を要素に当てはめて書くって相当難しいと思うのですが…
要素がカオスなので、夜船さんのリアルな生活はカオスという事でよろしいですね？


「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」　とろたく(記憶喪失)


良い意味で理解が出来ないレベルの正解だ！３回見直さないと理解ができない名作映画のよう。
…いや、これ創り出すですよね？要素という課題（制約）がある中で、作者様の世界観が凄いです。


「企業戦士、転じて仮面戦士」　とろたく(記憶喪失)


まさかの第二話。要素によって展開が変わるという独特な連載物ですが、第三話も期待したいです。
ちなみに私はヒーロー物はここ１０年見た事が無いのですが、それでも分かる王道っぷりにはワクワクしますね。


『禁忌』　OUTIS


男が男で怖いのだが、最後の笑い声！その演出はズルいって、違うベクトルで怖いよ！
もしも正解を創りだすに『文字部門』があったら、絶対に１位を差し上げたい。


「泡沫」　ハシバミ


これは人によっては、どんな行動を取るのかが分かれますね…貴方は殺せますか？あるいは殺さずに逃げられますか？
最後、彼女はどのような顔をしていたのでしょうかね…ちなみに、この問いはテストには出ません。


『セントポーリア』　藤井


そういえば、スライムも延長コードも延びるものですね。意味に気づいた時、確かに最強だと思いました…
あれ、コードって延ばすだけじゃなくて、音楽的な意味合いもある…？とにかく、この言葉遊びが綺麗です。


【トーキョーヴァンパネルラ】　ごがつあめ涼花


人の心を激しく揺さぶるバッドエンドは、技量が無いと書けないですね…
後味が悪いという訳ではなく、純粋に重いけれども、それでも美しい。


「箱の中身はなんだろな」　きっとくりす


朝だろうが夜だろうが、夢から覚めるのに適切な時間ではないです。
そういえば、どこからどこまでが夢なんでしょうか？もしかして最後も…？


「勇者、ウミノ=カメオ」　ニックネーム


これもＲＰＧの王道的な１つの終わり方ですね…ハッピーエンドの後、どこかで物語が終わるのだと思うと、寂しくなります。
和歌がまさかの呪文とは…これなら、一度だけ試しに唱えてみたくなりますね。勿論、使用は自己責任で。


【目には目を】　HIRO・θ・PEN


目には目を、復讐という炎には炎上を。途中まで勘違いからの和解ＥＤを考えていましたが、元妻はダメですわー…
本音を言うと、復讐の＜自主規制＞………利用規約に違反しそうなので止めておきます。


パートナー　バタルン星人


最後はシンプルな１作で〆！小ネタがどれだけ仕込まれているのか数えてみよう！
脳内では某番組のテーマが流れていましたが、５分じゃ足りない…やっぱり６０分ないと！



以上、全作品は　正解を創りだすウミガメ　の提供でお送りしました [編集済]

⑳「セントポーリア」　　（作・藤井） 3票

好きな物語、作品は他にもありましたが、"これほど胸を打たれて持ち票すべて捧げない理由はない"と私も思ったので入れさせて頂きます。

言葉で言い表すことが難しいのでちょっと抽象的な感想になります。

物語や内容よりも、多分この作品のきっともっと深いところにある何かを見た時に、自分の心に根付いているに触れられているような感覚を得ました。
命を切って貼るように延ばして、繋いでいくことで生きている登場人物とか、SNSに対する『夢』っていう表現が、自分の生き方と考え方に染み渡っていきました。他人に伝えられず、共有もきっと出来ないような、途方も無くただ広がっている自分の内のものが、"言葉"っていう形を得た事で、自分の中で向き合う事が出来るような＿そんな感覚ですね。

現実の世界には、"自分"は在ってもきっと主人公にはなれません。都合のいいような救いも、苦しい時に都合よく他の登場人物が駆け付けて来る事はないでしょう。当然ハッピーエンドなんて無く、一時の幸せの後にも日々は続いていきます。
そんな中で、どうしようも無い気持ちを物語の登場人物に託して、物語を綴る行為が、きっと誰かにも響く事があるのかな、なんて思うと、私も明日に繋げられそうな気持ちになりました。

藤井さんはでもあんましこの作品に思い入れないんだろうな、と思いながら自分は3票入れておきます。『物語とか要素以上の言葉にできない何かに惹かれた』って創り出すの趣旨から外れてるのではとか思ったりもしますが、これもエモンガという事で･･･

セントポーリア、1度聴いてみたいです。琵琶湖に行けば歌ってるのかな、なんて。


[要素⑥画面から手が出てきます！]→他は頑張れば何とでもなるかなーと思っていたのですが、１個だけ物理法則を無視されてはどうにもなりませんでした。画面から手が出るって、貞子やんけ。

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ちょっとここから自分語りになります。

自分は競技かるたをやってる身なので、和歌が凄く好きで。要素に和歌が採用された時に『皆どうやって使うのかな』とわくわくしながら読んでいました。
かふぇもかろにさん『待ち合わせ』と、とろたく（記憶喪失）さんの「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」がそういう部分でとても刺さりました。歌に沿って物語の情景が鮮明に浮かんできて心にしみました。なんで3票しかないんだろう。

そういったもとで『自分も和歌は頑張りたいな』なんて考えが芽生えたので自分の創り出すのにおける和歌の主張がとても大きくなっちゃいました。『なんでいちいちこんなの挟むねん』とか思われてたらすいません。
私としてはやりたいこととか書きたいことを精一杯詰め込んだつもりです。悔いはありません。多分！

というのも、これまでに11回中6回参加して2回運営させて頂いた自分にとっても本当に印象深い『正解を創り出す』ですが、自分が受験に失敗した身である以上、そろそろ控えないといけないかな、と･･･少なくとも、受験が終わる3月までは。（シェチュ王を取ってたら次回の運営はやります。6月は時間が取れるのでまだやれます）

長い間色んな人の世界観とかに触れて、自分の中で見つけられたものも沢山ありました。本当に楽しかったです。

創り出すに携わられた皆様、そして何より、お忙しい中運営をして下さったたまにんじんさん、本当にありがとうございました！ [編集済]

さて、投票させてもらうヨ
　まず、どれも秀逸で悩んだのだけれども”好き”で㉑ごがつあめ涼花さん作の「トーキョーヴァンパネルラ」に１票を入れさせてもらうヨ。
　次に、Twitterにて最多票を得た創り出すで重視するポイント「要素を自然に扱う」なんて考えず”好き”で㉑ごがつあめ涼花さん作の「トーキョーヴァンパネルラ」に１票を入れさせてもらうヨ。
　最後に、全く考えずただひたすら私の”好き”という感情の琴線を直接掴んだ㉑ごがつあめ涼花さん作の「トーキョーヴァンパネルラ」に１票を入れさせてもらうヨ
どのくらい好きかというと日常生活に支障が出てくるレベルで好きな為１日１回は読むようにしているヨ・・・

最も使いづらかった要素は⑥の「画面から手が出てくる」だネ
私の画面から手を出す事が出来たら寿司でもなんでも奢ってあげるヨ・・・ [編集済]

⑫「粋な演出(？)」(作・靴下さん)に1票
全体的に綺麗にまとまっていて読みやすく、ライブの熱気が伝わってくるようでアツかったです。演出が粋すぎる。
自分もライブを見るために沖縄に飛んだことが数回あり、その時のことを思い返したりなんかしました。すごく親近感のある作品でお気に入りです。ブルー○ールアイス食べたい。

⑬「世界よ丸くなれ」(作・太陽が散々さん)に1票
まさかの尖端恐怖症！発想の勝利だと思います。問題文に対する解説の納得感がピカイチでした。書き出し方もユニークで、「何の心理実験だろう？」と興味を惹かれ最後に一気にストンと落ちる感じが最高に気持ち良かったです。

㉑「トーキョーヴァンパネルラ」(作・ごがつあめ涼花さん)に1票
シェチュ王そして三冠おめでとうございます(断定)
この人に和歌やらせたらアカンて。勝てんて。岡田以蔵の辞世の句好きです。
まさかこんな救われないラストだとは思っておらず心の準備をせずに読み進めてしまったせいで、私の心はメイレイン。(言いたいだけ)
やっぱり何か、涼花さんの作品に出てくる男の子は何処かしら涼花さん自身が投影されている感じがあって変にドキドキしながら読んでしまいます。改めて、三冠おめでとうございます。焼肉奢ってください。

最も組み込むのが難しかった要素「②仮面は関係あります！」
→仮面はもうええて。ネタないねん。
　次点で「⑥画面から手が出てくる」でした。出てこおへんて。


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第11回創りだす、ありがとうございました。今回自分の作品をさほど好きと思えなかったのですがせっかく書いたので投稿しちゃいました。要素がめちゃくちゃ難しいというわけでもないけど、何となく場面が描き出しづらく苦戦しました。
あと、とろたくさんがながたくさんでした。(？)
たまにんじんさんは絶対ウミガメビギナーじゃないぞ……何者なんだ……と思いながら最後まで楽しみにしております。 [編集済]

「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」　　（作・とろたく(記憶喪失)）に一票

私の記憶の中の百人一首に新な色を加えてより鮮やかにして頂きありがとうございます(語彙力が無さすぎる)。
「セントポーリア」　　（作・藤井）
「トーキョーヴァンパネルラ」　　（作・ごがつあめ涼花）
の2作品も情景が非常に綺麗なので好きです。
今回の創りだすは完成度の高い作品数が多く、甲乙つけがたく、かなり迷いました。 [編集済]

たまにんじんさんお忙しい中運営ありがとうございます。

⑰ラピ丸さん作「三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星」に1票
「11時11分であることがわかる」ことから「大声を上げる」までの因果関係の綺麗さで、1票はこれに入れることにしました。

⑳藤井さん作「セントポーリア」に1票
この投票に関しては他二つに比べて直感的に選びました。全体的にめちゃくちゃ好きでした。
ちなみにどこがどういう点で好きなのかはわかっていません。ただただ惹かれました。

㉔HIRO・θ・PENさん作「目には目を」に1票
要素を使いやすい形に解釈するということを最も大胆であり、なおかつ正確に行っている印象に心惹かれました。


【最も組み込むのが難しかった要素】
⑨「果てしない夢を追っています」に投票します。

和歌やスライムも迷ったのですが、
和歌はそれぞれに色々な意味があるので作りたいものに組み入れやすかったという点。
スライムは「物」としてであればなかなかに特殊なものだと思ったこと、「モンスター」としてであれば、某DQ等で弱めのキャラである。というところとのギャップからの発想がしやすそうだったと思ったことからこの投票になりました。
「果てしない夢」の難しかった点としては、
話題と沿わせつつ且つ難易度の高い目標を与えないといけないという点で実際これの回収法に1番悩みました。
[編集済]

こんにちは、早速ですが投票したいと思います。
No１「正義の味方カメオの誤算」時野洋輔さん
No4「ボクの大親友」とろたくさん
No21「トーキョーヴァンパネルラ」ごがつあめ涼花さん
にそれぞれ一票ずつ投票します！

最難関要素は「延長コード」を推します！最後まで邪魔してくれました！！

それでは、以下一作ずつ簡単な感想です！


「正義の味方カメオの誤算」
コンパクト、アンドスッキリ！ テンポが早く尚且つ時差の発想は無かった！！ やっぱりこう言う解説は好きなので、一票入れたいと思います！！

「23：11過ぎに書き上げた——」（割愛）
スライムと人間両サイドからの解説。構図が面白くレベルが高いと感じた。こう言う多角的な解説を書くことは今後の目標でもある。すごい。

「誇り、散りゆく」
若干わかりづらかったが、因果応報を書いているのは見事だった。和歌ということもあり王朝ものが今回多かったがいずれも高レベルでせっていたのは言うまでもないだろう。

「ボクの大親友」
アラジン風ストーリーで陽気！！好き！否、すこ！！正直、読んでる時ウィルスミスの顔で高田純次の声だった……。すこ！なので一票入れます！！

「和歌の君を追って」
スライムと和風古王朝の不思議な取り合わせ。悲恋のようで、そうでないような。雰囲気が好みだった。理解力なくてすいません。

「待ち合わせ」
ここまで通してはじめての現代舞台。その内容は非常で溢れている。こういう、なんでこいつらが……系は好きだけど好きじゃないみたいなツンデレなので、結局どういうことかというと好き。

「かけだし」
前半の緊張感と謎が明らかになってからのほのぼののギャップが美味しい解説。こういう切り口は簡単そうで案外難しいので流石だなと感服しました。

「芥」
芥川の原作へのリスペクトが感じられた感想。これにインスパイアされてしまった。当初、今大会には参加する予定はなく観戦できればぐらいの気持ちだったのが、ついつい参加することになったのは、OUTISさんのおかげ（せい）です。

「世にも奇妙な百人一首大会」
いつでも絶対いるノリと勢いでガーッと行くスタイルの解説。毎回楽しく拝見してます。個人的にはワチャワチャしてるの大すこなので、これからも楽しみにしています！

「夢物語」
授業中居眠りする話。うんうん、わかるよ。プール後とかクッソ眠いもんね。共感ありふれた解説。

「夜は長く短く尊い」
タイトルからして森見登美彦かな〜と期待したが、変な意味で裏切られた。友達の家で時間を忘れてゲーム。ある！あるぅ！！そして母ちゃんに怒られるまでワンセット。あー、あの頃に戻りたい。

「粋な演出？」
ロックバンド！良い！演出！最高！もうね、ただただロックバンドがかっこよかったです。こう言うのされるとテンション上がるよね……。

「世界よ丸くなれ」
先端恐怖症の話。なるほどと唸らせれて、そう言えばそう言う企画だったかしらとも感じた。発想の飛ばし方が秀逸でした。

「実話スープ」
これ、実話って、えぇ……。電子機器は繊細なので慎重に扱って下さいね。ここら辺でそろそろスッキリ型が減ってきた印象もあり、以下作品を読む時のコミカルエネルギーチャージ地点でした。

「その時見た月は——」（割愛）
色々感想とかはあるんだけど何より長い！私自分で書いてたのが7500ちょっと有ったから、多いかしらと思っていたら一万字越えの猛者がいるなんて……。内容は二重人格でかつお化けとてんこ盛りだったので、少々お腹いっぱい感があった。

「企業戦士、転じて仮面戦士」
ああ、まだネタ枠があった（失礼）。前回話題になった某特撮チックな解説二話。これシリーズものになるのか？ 願わくば創り出す恒例になりますように……。コメントは以上です。

「三月、茜」（略）
自作。恥ずかしい。この場を借りて補足すると和歌丸くんは牛若丸と和歌のコラボキャラらしいです

「禁忌」
交通事故案件。これで一番凄かったのはだんだん大きくなっていく「ハ」圧巻でした。

「泡沫」
ファンタジー！！ラストの主格の切り替えの早さで？がいっぱい出ちゃった。グイグイ進めてくスタイル、嫌いじゃあありませんぜ（キラッ）

「セントポーリア」
藤井さんならではの世界観、リーダビリティも高い！創り出すかと言われれば推しにくいが、かなり好きな部類に入るます！！票が余れば「粋な演出？」と合わせて票を入れたかった解説でした。

「トーキョーヴァンパネルラ」
あの問題文でどうしてこの解説が書けるのか。種族間問題やらてんこ盛りだった割にはスッキリしていてとてもスコスコでした。最後の一票はこちらに入れます！！

「箱の中身はなんだろな」
夢を見てる夢を見てる夢を見てる夢を見てる夢を見てる夢を見てる夢を見てる夢を……。
え、ループ怖っ。理解できた時の瞬間最速でした。

「勇者、ウミノ＝カメオ」
ラノベあるあるネタみたいになるのかな〜。と思いきやならない。怖さと言うか、乖離感というか、ただならぬ雰囲気を内包しているのは魅力的でした。

「目には目を」
はぁー、一番怖い。アヴェンジャーですね。怖い。心理というかなんというか、主人格が可哀想でならない。怖い。怖い。

「パートナー」
これに関してはもう「ウォコセッ！」から始まって右京さんが締めてくれました。以上でした。

今大会も素敵な会になったこと、それは運営のたまにんじん様、そして他の参加者の皆様のおかげです！！
今回も皆さんに溢れんばかりの感謝を！ [編集済]

太陽が散々さん　世界よ丸くなれ　丸文字のフォントの時計を使いましょう。
OUTISさん　夢物語　ショゴスが好きだから。11:11の使い方がすごく好みです。
赤升さん　世にも奇妙な百人一首大会　このノリ好き
難しかった要素　果てない夢を追いかける　どうしても不自然になったから

みなさん素晴らしい作品をありがとうございました！！！！
読んでいてやっぱり楽しいです。
今回の作品を作っていて思ったのですが、冒険も、非日常も含まない物語を書いたのは初めてなような気がしました。本来のあるべき姿に近づけた気がします。
今後もこの勢いで頑張るぞい。

⑬ 世界よ丸くなれ
⑰ 三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星
⑳ セントポーリア
に1票ずつ投票いたします！ 以下感想です。

⑬ シンプルにまとまっており、個人的にとても好きな作品です！ たぶん「必」とか「瑞」とか、尖ってるとこだらけでたいへんですね笑
⑰ ワクワクするようなストーリーの展開、とても楽しかったです！ 最後のシーン、11:11に流星群を見て「うぉぉぉー！！」かと思ったのですが、大声で警備員の気を引く声だったんですね。そのあとの流星群の様子を敢えて描写しないのがオサレです(｀・ω・´)ｂ
⑳ さすがと言うべき、ステキなストーリーでした！どのスープが美味しいか審査する目線で読んでいたのですが、気づいたら話を純粋に楽しんでいて、やっぱり実力者は違うなぁと思いました( ˘ω˘ )

難しかった要素は①の和歌と⑤のスライムの排反さですね笑昔のイメージの和歌、そしてモンスターだったり科学の面白素材だったりのスライム、どちらにせよ両方成立させるのが大変そうな2つでした笑
中でも皆さんが苦戦していそうだなと思った①「和歌は重要です！」に1票入れさせていただきます！ 皆さんが作った短歌読むのも楽しかったです♪

そしてお忙しい中出題・企画してくださったたまにんじんさん、本当にありがとうございました！ 最後の大仕事の集計作業も頑張ってください！(でもリアル優先で無理はしないでくださいね)
[編集済]

（もしかしたら編集するかもです）
皆様お疲れ様でした。ごちそうさまでした。

今回も一応断り書きを

特定の作品を選ぶのはためらわれますが、ルールに則って独自の判断基準で投票します。
今回は理屈抜きのフィーリングで選びました。
（この量を公平に比較は出来ないです・・・）


②「23:11を過ぎたあたりに、深夜テンションで書き上げたオカルトがこちら」（作・キャノーさん）に１票
勢いって大事ですよね。大事です。
創りだす速度込みで楽しませていただきました。
黒歴史の公開に加担させていただきます。
初見では携帯電話じゃないんかい とツッコむのを
忘れてしまいそうになるくらいテンポの良い掛け合いでした。
いささか尖りすぎたタイトルも好きです。
（関係ないですが BADENDが面白い作品は 本編も大体面白いです）

⑫「粋な演出(？)」（作・靴下さん）に１票
実話だと言われたら信じそうです。
むしろ海外のアーティストを含めればきっといるはず。
テーマの「1が並んだとき」をしっかり回収していて
今大会にふさわしい作品だと思います。
喜びの大声だったのも際立ってました。
（他作品に絶望の声が多かった気が・・・気のせいですね！）

⑲「泡沫」（作・ハシバミさん）に１票
いーじゃん！すげーじゃん！
やりきれないクライマックスですが
きっとこれはプロローグ
彼女の存在を取り戻す旅が今始まる！
と勝手な妄想するけどいいよね？
答えは聞いてない！
（なんとも馴れ馴れしい文章になってしまいました＞＜）


最も組み込むのが難しかった要素は【要素⑤】「スライムが最強です！」です。
「和歌は重要」「画面から手」も強敵でした。
どれも主張が強すぎて物語の方向性で喧嘩状態でした。

（聞かれてないですが）
最も組み込むのが楽しかった要素は
「いささか尖りすぎていました！」です。次点で「かします！」
完全にコレありきでアレが出来ました。
真面目なトリック案もあったのですが
題意がずれそうだったので壊しました。（力量不足です）
本当は隣の家に住んでる小説家の先生も尖らせたかったのですが
こちらも力量が追いつきませんでした。


お忙しい中に開催していただいた
たまにんじんさんに改めて感謝です。
（「諸君　私は創りだすが好きだ」と語りそうな
少佐のお眼鏡にかなう混沌は起こせたでしょうか・・・）


余談

今回は全レス（あっさり）に挑戦してみました。
勘違い深読み浅読み ありありありなので
聞き流し（流し読み）していただければと思います。
※浅読みなんて言葉はないです

①「正義の味方カメオの誤算」（作・時野洋輔さん）
前回の「改元が重要」を思い出してゾワっとしました。
これぐらいシンプルにするのが解説としては正解だと思います。
（しかしそれだけでは票が入れづらいのがこの大会の闇・・・もとい面白いところです）

③「誇り、散りゆく」（作・OUTISさん）
「一・一　が顔文字に見えたのは私だけじゃないはず。
彼は時が止められそうです。

④「ボクの大親友」（作・とろたく(記憶喪失）さん）
気分は遊園地のアトラクション。
彼となら是非友達になりたい！

⑤「和歌の君を追って」（作・時野洋輔さん）
目がいまいちなので仮面　がツボでした。
なんとなくイメージはメタナ○ト
まんが日本昔ばなしの雰囲気を感じました。

⑥「待ち合わせ」（作・かふぇ・もかろに さん）
まさかのバッドエンドでしたが和歌の意味と合わせて
メッセージ性を強く感じました。
（蛇足感想ですが　泣くだけ泣いて冷静になった様にも見えて
あァんまりだァ～！な人を思い出しました。）

⑧「芥」（作・OUTISさん）
伊勢物語とは平安初期に成立した歌物語・・・
文学の歴史は本当に深いです。
（ググりました）

⑨「世にも奇妙な百人一首大会」（作・赤升さん）
貞子的な人めっちゃ普通にしゃべるッ
と思ってたらただのモブじゃなかった。
ホラーブコメですね＾＾
（ホラーブコメの検索件数30件以下・・・）

⑩「夢物語」（作・OUTISさん）
博識な人はマインドマップを使いこなしているのでしょうか
テケリ・リ　テケリ・リ

マハリク　マハリタ・・・全然似てないネ
（なぜか頭に浮かびました）

⑪「夜は長く短く尊い」（作・Restさん）
あるある！　ある・・ある・・・
明日の面倒は明日の自分に任せよう。
（ピンクの丸いののコンパチでいいからスライム使ってみたい・・・）

⑬「世界よ丸くなれ」（作・太陽が散々さん）
何が彼をそこまで怖がらせたのか・・・
「1」自体が恐怖の対象という発想 面白かったです。
丸文字の開発者は先端恐怖症だったかもですね！

⑭「実話スープ」（作・夜船さん）
シリアルおいしいです。
牛乳を入れてなかったのが不幸中の幸い。
バックアップ大事は間違いないです。泣くことになります。
（ベリアルかっこいいです。まったく関係ないです）

⑮「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」（作・とろたく(記憶喪失)さん）
かし、かし を見て かわいいげっ歯類みたいな藤原を想像していたら
まさかの文量　読み直しが確定しました。
和歌フル活用でバラバラのピースをうまく紡いでいて
すごくオシャレを感じました。
何がきっかけでここまでのストーリーが創造できるのか・・・
発想力と熱意に脱帽です。
「正解を創り出すウミガメ」大好き芸人の名は伊達じゃない！

⑯「企業戦士、転じて仮面戦士」（作・とろたく(記憶喪失)さん）
まさか続きが読めるとは・・・
SRに知能がッ 子供心ガッチリ掴めるやつです。
前回以上に続きが気になるところで終わってしまいました。
（2度あることは・・・）

⑰「三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星」（作・ラピ丸さん）
まだどのルートもあり得る青春コメディ
北ポジションも気になります。
和歌丸くんが大きな声に関係すると思ってました。
（ただし和歌丸 テメーはダメだ）

⑱「禁忌」（作・OUTISさん）
マユリ様がマッドサイエンティストを語っている・・・
偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ

⑳「セントポーリア」（作・藤井さん）
新海誠チックな お姉さんと翔くんのやりとり ごちそうさまでした。
青春に年齢は関係ないッ
知り合いが書いた曲・・・男性・・・　ooh...
出会いが人を傷つけ 出会いが人を癒やす です。
これから小さな愛がどう育っていくのか・・・

㉑「トーキョーヴァンパネルラ」（作・ごがつあめ涼花さん）
カニバリますか？
非現実要素はありますか？
恋愛要素はありますか？
…　ハッピーエンドですか？
U.N.Owenは彼女ですか？
完成度が異常でした。流石の一言です。

㉒「箱の中身はなんだろな」（作・きっとくりす さん）
奇妙な世界の扉 開いてました。
映像が無いからこそ出来るトリック楽しいです。
果物とだって仲良くなれる　そう、iPhoneならね

㉓「勇者、ウミノ=カメオ」（作・ニックネームさん）
信じていたものが実は・・・な視点好きです。
ネタバレになるので作品名を挙げられないのが残念・・・
「何とかした。」　も秀逸でした。
（カズハを助けて平時を取り戻したわけですね）

㉔「目には目を」（作・[HIRO・θ・PENさん）
実はアイツは男のために・・・ とか想像していましたが
そんなことはなかったぜ！　真実は闇の中
（目にスライスライム・・・　リラックス効果ありそうです）


余談の余談
トップを逃したのでトリを狙いました。
（真面目な作品の流れをぶった切るのが怖かったです）
皆様と比較して完成度の低い作品を失礼しました。
MCが！MCが混沌を求めてたから期待に応えただけです＞＜

心理的瑕疵（かし）あり物件（いわゆる事故物件）で
ホラーも検討していたのですがボツりました。 [編集済]

投票(一票ずつ)

⑦「かけだし」　　（作・バタルン星人）
⑬「世界よ丸くなれ」　　（作・太陽が散々）
㉓「勇者、ウミノ=カメオ」　　（作・ニックネーム）

⑧延長コードは関係します！

に、投票いたします。


解説感想欄

「正義の味方カメオの誤算」(時野洋輔さん)
なるほど、半日の時差なのでブラジルですね。
昼夜が指定されてたので午前はできないかなと思っていたのですが、そういうやり方があったか。
荒業とはおっしゃってましたが、うまくまとめられていて1作目から「なるほどなあ」と思いました。好きな解説です。

「23:11を過ぎたあたりに、深夜テンションで書き上げたオカルトがこちら」(キャノーさん)
スライムにとってのオカルトとは何ぞや・・・？
というか手って上半身部分なの・・・？　ちゃんとつかめるの・・・？
面白すぎる。なんというか、ライの横に立ってツッコむ友人のその横に立ってツッコみたいぐらいツッコミどころが満載です。
ダメだ、23時11分にこれを読んだら自然と笑顔になる。とりあえず和歌の使い方がえぐい。

「誇り、散りゆく」(OUTISさん)
まさか1111年前という形で1尽くしを回収し、和歌と結びつけるとは。そして前世のろくでもなさがやばい。特に歌を詠んだ相手のことを思うと・・・お察しします。
話の構成自体も勿論ですが、詠んだ和歌自体がもう好きだなあと思いました。オリジナルで創り出しているので、もう、そりゃ、すごいです。どことなくOUTISさんらしさもあり、短歌調にする前の575調も好きでした。俳句なども一応和歌が元らしいので別に大丈夫な気はしてましたが、修正した後もいいですね。

「和歌の君を追って」(時野洋輔さん)
スライムの恋物語。発想としてありそうでなかったです。
切なさもさることながら、特に最後の一文がもうたまりません。
短いながら、余韻が残る文章で、すごく印象的でした。

「待ち合わせ」(かふぇ・もかろにさん)
王道スタイルで、かつ衝撃の展開。
待ち合わせってそういうことかあ、と奥深さを感じずにはいられません。
そして、問題文の回収のしかたに納得です。ああ確かに時間見えるし、大声あげるな、と。
とりあえず百人一首被りはマジで申し訳ないです。

「かけだし」(バタルン星人さん)
かわいい。あと「画面から手が出る」の回収の仕方がワイルド。
なんだかんだ付き合っちゃう先生が好きです。そりゃちょっかい出したくなりますね。
そしてすっかり見落としていた「他人のスマホだから声をあげる」という問題文回収が新鮮でした。私も経験があります。
その閃きそうで閃かなかったアイデアを活用した解説に投じさせて頂きます。

「芥」(OUTISさん)
古典がからきしなのでオマージュ元の現代語訳などを見てましたが、なるほど現代風になるとこうなるかもなあ、と思いました。
果てしない夢の追いかけ方もいいですね、身分違いの恋・・・好きです。

「世にも奇妙な百人一首大会」(赤升さん)
あのですね、もう私は最初の1行でダメでした。
絶対カオスになるじゃん、絶対腹筋を「壊すことができる」やつじゃんと。
案の定あばら痛めましたので、魔法使いさんに治してもらいたいぐらいです。
その滅茶苦茶感がたまらないです。さすあか。(さすが赤升さんの略)

「夢物語」(OUTISさん)
文体のリズム感が、まさにぐるぐると場面が二転三転し続けていても、まるで自分が夢を見ているようで入り込める不思議な感覚でした。
そして、竹取物語のフェーズで五七五七七のリズムを取るのが、なんともニクい。
解説の解釈も素敵ですね。寝落ちしてから夢で見たことが授業で出てきたという流れが、すとん、と心の中に入ってきました。

「夜は長く短く尊い」(Restさん)
あるあるｗｗｗ
ゲームに熱中しちゃうとついつい時間を忘れてしまいますよねー。
しかし要素回収の仕方がなかなかトリッキー。
さすが参加しごたえのあるスープを数々生み出すRestさんです。

「粋な演出(？)」(靴下さん)
うおおおおおおおーーっっ！！
いやもう、これは叫びますね。最高のファンサービスです。
一生ついて行きます！　とファンが思わずにはいられないぐらいの神がかりっぷり。
とりあえずこの解説に押すブクマボタンがほしいです。

「世界よ丸くなれ」(太陽が散々さん)
そうきたかー！！
1は確かにこう、「｜」みたいな書き方じゃないですから、あの尖り方は確かに痛そう。
私も「時計」を使わないのはなぜだろう？　といろいろ考えながら作っていたのですが、この理由ならわかりますね。
デジタル表記も、なんていうんですかね、大体ホッチキスの針の集合体みたいな奴だし、どうあがいても時計は無理ですね。ローマ数字も4～8まで地獄だし。
うーん、これは私にはできなかったなあ、悔しい。好き。
ということで、一票をこちらに。個人的優勝予想は、この解説です。

「実話スープ」(夜船さん)
おお・・・まさに実話をもとにしたスープですね。
意外と「創り出す」において創作はできても、実話を基に書くのはなかなかすごい。
これぞウミガメのスープならではですね。
スライム形のクリーナーほしいなあ、私もよくゴミ溜まるし・・・

「三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星」(ラピ丸さん)
今回基本的には携帯の時間などを見る→何かに気づいて声をあげるという流れが多かった印象だった(私含め)ので、この解説でなるほど、と思わず声に出していました。
あくまで確認、あるいは決意の表れ、という感じがして好きです。そして暗闇だから携帯、というのも納得ですね。
いやーそれにしても、青春。いいですね。

「禁忌」(OUTISさん)
悔しい！　密かに4個目作ろうとして間に合わなかったのに先越された！！
しかし「禁忌」を破る、という表現に仮面の割れる音を使うとは、なかなか・・・
マッドサイエンティストのぶっ壊れ方も「ルールをわかってて踏み外した」人間味を感じていいです。
さすが仮面使いOUTISさんの使い方は一味違った。

「泡沫」(ハシバミさん)
ハシバミさんは私の中で個人的エモンガ御三家(「創り出す」で素晴らしい作品を書く3人。作るのは一回ごとに大体一作のはずなのに、創り出されたどれもが確実に多くの人のハートに十万ボルトを喰らわせる)の一人だと思ってるのですが、もー、ダメですね。
特に霞が利貞を呼んだ理由が、自分を倒すためと言うのが・・・あえて直接「倒した」という表現でなかったのが、もしかしたら・・・と思う終わり方も好きです。
あれが果たして夢か現か、今となってはわからない。だけど確実に言えるのは、それは確かに自分の中で心を動かすものであったこと。まさに泡沫の夢のような解説でした。
いいじゃん・・・すげーじゃん・・・(どうして私は時間のゾロ目でこれを忘れていたのだろう・・・)

「セントポーリア」(藤井さん)
藤井さんは私の中で個人的エモンガ御三家(「創り出す」で胸を打つ作品を書く3人。正直自分で言って早速サムいと思ってるけど気にしない)の一人だと思ってるのですが、もー、ダメですね。
というか書き出しのぱしゃりから「うわ、これ強烈に印象に残る。すごい(語彙不足)」と思ってしまったので、上がった瞬間速攻読んだし、読んだら読んだで何回でも惹きこまれてます。そして要素の使い方もグッとくる。
それで、セントポーリアって一体なんだろう？　とだんだん気になってきたので調べたところ、いやー・・・そのチョイスがよくわかりました。もうたくさんの言葉はいらない。すごい。(語彙不足)
どこかでひっそりと紡がれる絆は決して強いものとは言えないけれど、それがどうにも、優しくて尊いから大切にしたいですね。
「君の心にぽっかり空いた穴をふさぎたいの・・・」・・・ぜひとも彼女の歌声で聴いてみたいものです。絶対号泣する自信ある。もうだって文字の時点で涙そうそうだったし。

「トーキョーヴァンパネルラ」(ごがつあめ涼花さん)
ごがつあめ涼花さんは私の中でエモンガ御三家(「創り出す」で心震える作品を書く3人。そもそもエモンガの発信元はごがつあめさんなのにこの表現を正直無断で使っていいのか心配)の一人だと思ってるのですが、もー、ダメですね。
和歌のチョイスも素敵。私は百人一首ぐらいしか知らないものですから、心情とリンクした歌選びもさることながら、ヒカル自身の辞世の句も、枕詞や掛詞を使いつつ、心情がよくわかるなあと思いました。
あと、個人的にハピエン厨ではあるんですが、今回好きな終わり方ナンバーワンがこれです。どちらの心情もわかるが故のジレンマとやるせなさが見事に胸を打ちました。
「おねがいだからそばにいて」その一文を書くのに、浦戸のどれだけの思いがこもってるんだろう。ヒカルの心情がよくわかるだけに、ただただ切ない。切ねえよお・・・

「箱の中身はなんだろな」(きっとくりすさん)
おお！　これは！　とただただ感銘をうけました。
傍から見れば世にも奇妙ですが、話のまとまり方、そしてだんだんと「なるほど！」と思えるこの解説は、ぜひ見習いたいと思いました。
何回読んでも面白い。そして実はちゃんとつながっているストーリー。読み応えたっぷりでした。

「勇者、ウミノ＝カメオ」(ニックネームさん)
勇者と魔王が協力するRPG。背景もちゃんとあり、ただ異世界に召喚された、という一筋縄ではいかないお話が、やっぱり心を惹きつけました。
「大声をあげた」の要素も新鮮ですね。爽やかな終わり方だからこそ、「いいってことよ！」の声の大きさもちゃんと想像できます。その直接ではないけれど想像できるし納得できたのが投票理由ですね。ニックネームさん自身の技量でもあると思います。
【GAME CLEAR】の文字で感動もひとしおですね。ぜひプレイしてみたいです。

「目には目を」(HIRO・θ・PENさん)
ヒロペンさんの解説って、なんというか人間の怖さというものがよく表現されていると思うのです。
それが斬新な要素回収を遺憾なく発揮しつつ創り出されているわけですから、なんというか、流石としか言えません。
しかし「画面から手が出る」の回収方法強すぎだろ。自分で貫通させるって。俳優じゃなくて格闘家か拳で鎮めるタイプの兵士目指してよかったレベルだと思います。

「パートナー」(バタルン星人さん)
そうか・・・要素で11時11分は「11:11とは夜」としか表現していなかったか・・・！
時間ではない11:11を模索しつつ、でも問題文でちゃんと11時11分と書いてあるから、作れないかなと思っていたのですよ・・・
そうか、「11対11の試合は夜」という表現もありだったのか・・・ちゃんと突破口を見出すとはすごい・・・
今回、解説の解釈は1作目と併せてバタルンさんがダントツですね。ちゃんと問題文として成立してます。



要素振り返り欄

要素①和歌は重要です！
和歌山はどう考えてもアウト。かと言って私の知識では百人一首をひねり出すのが限界だった。

要素②仮面は関係あります！
よっしゃ二話目かいたろ！　と意気揚々として書いた仮面ファイターですが、前回見てて続きが気になるって言ってた人誰もいなかった。私は一体何を勘違いしてたんだ・・・
と思いつつ、二重人格要素を出せてよかったなと思います。

要素③りんごます！
意外と使いどころに悩んだ要素です。でも解説によって使い方に個性があって面白かったですね。

要素④かします！
いろんな「かし」がありつつ、パッと頭で出てこない変換で見るとやっぱり新鮮でした。
同音異義語は水平思考と相性がいいですね。そのぶんどう使うか悩みました。

要素⑤スライムが最強です！
とりあえずファンタジーか科学的おもちゃのどっちかな？　という感じでした。
この要素の解釈は、藤井さんのが一番好きです。

要素⑥画面から手が出てきます！
基本貞子or物理。それ以外一体どうすりゃいいというんです・・・

要素⑦壊すことができます！
すべて壊すんだ(腹筋か涙腺)

要素⑧延長コードは関係します！
延長コードはね、基本延長コードとしてしか使えないんですよ。
使うには使うが、使いどころ全く思いつかねえ。ということで、こちらに入れました。

要素⑨果てしない夢を追っています！
大都会ネタが来るかと思ったら来ませんでした。

要素⑩いささか尖りすぎていました！
「いささか」という表現を自然に使うというのがいささか難しかったかもしれません。

要素⑪11:11とは夜です！
時間指定は苦ではないのですが、23時11分をどう差別化するかというのも課題だなと思いました。



感想欄

たまにんじんさん、第11回の開催お疲れ様です。
かなりリアル事情の方で大変だったようなので、そんな中で無事に運営してくれてありがとうございます。
何より(極端ですが)たまにんじんさんが生存していただけでよかった・・・これからもよろしくお願いします。

今回、意外と頭を悩ませたのが、要素というよりも問題文だった気がします。
1尽くしであるというだけで、11時でもダメ、11時10分でもダメ、じゃあ11時11分って何で？　というところから、本来時間を確認するための時計ではない、携帯による確認であるわけですから、じゃあその理由は？　そして、大声を上げるほどの事情は？
とそんなことをいろいろ考えさせていただきました。だから、そのへんをしっかり書いている人が今回自分の投票対象になったのかな、と個人的に思います。

そんな感じで、ありがとうございました。長文常習犯とはいえ、こんなに長くなるのは久しぶりな気がしますね・・・感想書き切れない。

ということで次回の12回のシェチュ王に、あらかじめ断っておきます。長文になります、すいません。 [編集済]

【作品】
⑫「粋な演出(？)」　　（作・靴下）　に1票
本当に粋な演出で、好きなアーティストにこんなことをされたら堪らないな、と思いました。
「画面から手が出てくる」は、その手があったか、と感心しました。

⑰「三月、茜色のキーホルダーと夜半の流れ星」　　（作・ラピ丸）　に1票
青春！　というお話で、このあと上手く行ったのかがとても気になります。
要素の使い方も自然で、お話に夢中になりました。

⑳「セントポーリア」　　（作・藤井）　に1票
優しい筆致で、暖かくなるお話でした。
人を「延長コード」と例えるのはイメージも分かりやすく、凄いセンスだなと思いました。

【要素】
「要素⑥画面から手が出てきます！」
なかなかイメージが固まらず、自分の作品の中でどうにも浮いてしまった要素です。
投稿作品を読んで、画面が左右に割れるとかVRとか、画面を少し曲解するとか、もっと色々あったんだなぁと思いました。 [編集済]

「世にも奇妙な百人一首大会」（作・赤升さん）

「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」（作・とろたく(記憶喪失)さん）

「泡沫」（作・ハシバミさん）

①和歌は重要

に一票ずつです。

赤升さんの百人一首大会が一番のお気に入りです。
とろたくさんの「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」は、「待ち合わせ」の後日談だと思ったけど、よく作者を見てみたら、かふぇもかさんだったので、あれっちがった！となりました。まとめて票を入れたい。ハシバミさん、藤井さん、ごがつあめさん、と切ない話が並んでいて、わぁってどれにも票を入れたかったです。

自分のは、夢って謎理論を展開するよねーっていう話になりました。
(そういえば、果てしない夢は相談欄のごがつあめさん、正解です(大都会)) [編集済]

⑮「その時見た月は、何よりも綺麗だった。」　（作・とろたく(記憶喪失)）に二票。
泣いた(語彙力喪失)。なんというか、作品から浮かぶ情景がとても綺麗なんです。それと、問題文の解答としての説得力も高いと感じました。

㉓「勇者、ウミノ=カメオ」（作・ニックネーム）に一票。
こういう「よくある勧善懲悪」だけに収まらない話好きなんです。真理を突いていると個人的に思うので。カメオもカズハもかっこいい。

最も組み込むのが難しかった要素
①和歌は重要です！
いかんせん和歌の知識が無いばかりに何も思いつかなかったです。…あと、「スライムが最強」と「画面から手」も苦戦しました。何でこの人自分で自分の首絞めてるんですかね。

～～～～～～～～
以下投票以外の感想
⑳「セントポーリア」（作・藤井）
なんとなく藤井さんの人生(と自分が言うのはおこがましい気がするが)みたいなものを感じました。二人の強さとか弱さとか色々考えてしまいます。

㉑「トーキョーヴァンパネルラ」（作・ごがつあめ涼花）
なんでヒカルも浦戸も死んでしまったんや…しかも別々に…悲しい…。タイトルがお洒落で好きです。

㉒「箱の中身はなんだろな」（作・きっとくりす）
夢と現実が段々混ざっていくような不思議な感覚が読んでいてとても楽しかったです。 [編集済]

「和歌の君を追って」(作：時野洋輔)に1票。
「和歌」と「スライム」の2要素を中心として、短く素直に組まれたスープ。両立されたシンプルさと物語性が、透き通るブイヨンスープのような味わい。

「芥」(作：OUTIS)に1票。
速度感のある描写。短いながらも満足感があり、物語最後に持ってきた和歌によってメリハリも効いている、野菜たっぷりのお味噌汁のような味わい。

「世にも奇妙な百人一首大会」(作：赤升)に1票。
テンポが良い、登場人物が全員生き生きしてる。最初からノンストップで気楽に楽しめて、終わり方もキマってる、スパイスの効いたカレースープのような味わい。

最難関要素「⑩いささか尖りすぎている」に1票。
「いささか」という曖昧で便利な言葉が、これほど私の首を絞めるポテンシャルを秘めてるとは思いませんでした。結局雑に組み込まれてしまいました。味噌漉しせずに味噌汁を作った時の底に残るヤツのような味わい(？)。 [編集済]