【ドリームキャッチャー】

「おい、遊ぼうぜ！」
「いや、もう寝るんだけど・・・」
「まだ夜は始まったばっかりだぜ！」
ー次の日ー
「なあ、ちょっと仕事変わってくんね？」
「えぇ・・・俺も自分の仕事がまだあるんだけど・・・」
「ごめんごめん、ちょっとばあちゃんが死んじまってさ」
「はぁ・・・それ何回目？」
「ま、そういうこったから！」
そんな事が続いていた男は睡眠不足や過労に陥っていた。
悪夢を見るようになり、病み始めた為藁にも縋る思いでドリームキャッチャーを購入した。
するとたちまち元気になり、悪夢も見なくなった。
数日後、また悪夢にうなされた為ドリームキャッチャーが満タンになったのだと思い、それを友人に送る事でせめてもの仕返しにしようと考えた。

簡易解説
ドリームキャッチャーは悪夢を封じ込めるだけなので、それを友人に送れば何かのはずみで悪夢が解放され友人がうなされるのではないかと思い仕返しとして送った。