【正解を創りだすウミガメ】投票会場【第肆拾伍会】

③『かぐや姫がいなくなった日』(作：ほずみさん)に投票いたします。
どこかで実際に起きていそうな話だなぁ＆要素が綺麗に組み込まれていると思ったので。

最も組み込むのが難しかった要素「⑧血液はオレンジの香り」
⑥うさぎがはねたと悩みましたがこちらに。
苦し紛れすぎる拙作での要素の使い方(゜ω。)

主催のOUTISさんには突然の改名でお手数をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

①『丑三つ時のナチュラルハイ』(作：たけの子さん)に投票いたします。満月とスクリーントーンを削ることとを結びつけた発想に感服いたしました。
最も組み込むのが難しかった要素「⑥：うさぎがはねた」。平仮名にしてあるけど「うさぎ」は「兎」しかないし、「はねた」は「跳ねたor刎ねた」くらいしかなくないですか？ [編集済]

①『丑三つ時のナチュラルハイ』(作：たけの子)に一票
「⑧血液はオレンジの香り」に一票

お疲れ様です！
創りだすの投票で迷うことは少ないのですが、今回は迷いました。熟慮の末の投票がこんな感じです。

たけの子さんの作品では問題文の「その月が満月であった為に」という因果の部分を最も上手く回収していると感じました。漫画の中の月ということで、もし問題文が「その日が満月であった為に」「その夜が満月であった為に」などであればやや違和感があったかもしれませんが、「その月が満月であった為に」という独特の言い回しにこそふさわしい解説であると思いました。
また、「創作」というテーマに関してのどこか実感のこもった心情が一人称の視点で吐露されており、その文体にとても好感を覚えました。短めの文章に要素をたくさん詰め込んでいくタイプの作品は文脈が不自然になってしまうことが多いイメージがあり、個人的にしっくりこないことがほとんどなのですが、この作品はそれを感じさせない筆致で書かれているが故に、思考に没頭する登場人物の心情がよく伝わってきます。
らてらてでの出題を含め、「創作者」としてのたけの子さんが明確にあるからこそ描けたものなのではないかなと感じました。


ナイさんとほずみさんの作品も良かったので迷っちゃいました！さては票が割れてるでしょ！そうでしょ！

【投票】
『丑三つ時のナチュラルハイ』(作：きの子さん)に１票。
最も組み込むのが難しかった要素「⑧血液はオレンジの香り」

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・『吸血鬼は鏡を見ない』(作：葛原さん)
要素「血液」から「吸血鬼」が連想される作品は正直予想していましたが、あの課題文からシリアス→ラブ・ロマンスまで世界観を広げた手腕には驚きました。冒頭に差し込んだ注釈も作品に独特の「重い」雰囲気を流し込んでいて良いアクセントになっていますね！解説の刃物に顔を反射させ髪飾りを確認させた理由として、吸血鬼の陽の光に弱いゆえに暗い場所で生活せざるを得ないという特性がまだ残っているのかも…と勝手に考えました。読者に想像の余地がある作品っていいですよね。投票対象外であるのが非常に残念です。

・『丑三つ時のナチュラルハイ』(作：きの子さん)
投稿していない人間の感想に過ぎませんが、今回創りだす45の課題文はなんというか非常に…納得感のある解説を作りにくかったというか…私のキャパでは解答を捻出せざると得ないなーと思ってました^ ^;　メタっていうのは素晴らしいですね。「夜」とか「刃物」っていう言葉の禍々しさを正面から受け取らず、きの子さん独特のギャグ？世界観に落とし込んだ時点で勝ちだと思います。状況説明系のウミガメとしても、参加者に喜んでもらえる作品になっていると感じました。

・『機械仕掛けのオレンジ』(作：白さん）
某ドラえもんに出てくるバイバインの話を思い出しました。みかんはこたつの上に乗るくらいの量で十分ですよね。彼女が被験体でマザー・ミカンであるというぶっ飛んだ設定であるのにサクッと読み切れてしまうのは、自然と物語に起承転結が確立していて理解しやすいからなのかなーと感じました。課題文とその解説とは関係なく、解説に２重オチをつけるのは非常に面白いです。白さんの次回作に期待しています。

・『オレンジムースは腹の中』(作：布袋ナイさん)
普通の人間とケーキにフォーク…突拍子のない設定に見えますが「ケーキバース」とはどうやら実在するジャンルのようですね。創りだすは毎度勉強になるなぁ。全体を通して「血液はオレンジ」をもっともそのままの意味で使用したのはこれだけでしょう。またカニバリズム作品として文章の出来もよく、彼女が捕食されていく過程をこんなにも「美味しく」表現できたのは素晴らしいと思いました。んんーこんな学校には、絶対通いたくないけれども、ね。

・『かぐや姫がいなくなった日』(作：ほずみさん)
読み切った後にもう一度頭から読み返したくなる作品というのは、素晴らしいですね。これぜひたくさんの人に読んでほしいからネタバレ避けますけれども。結局誰が1番狂っていたのかを想像しながら進めると良いと思います。自身をかぐや姫に準え、たくさんの信者を獲得した配信者か、それを崇拝する信者か、それとも…。課題文の「月」という要素から原作のものがたり「かぐや姫」に派生してこのような作品を生み出された手腕には、おみそれしました。あと関係ないですが、私もネット依存には気をつけようと改めました。

・「⑧血液はオレンジの香り」
最難関要素に自分のやつを投票させていただきました🙄「血液」「オレンジ」「香り」とひとつで３度美味しい、また血液というパワーワードのせいで作品の根幹に置かなければならない。吸血鬼だったりカニバリズムだったり。ということで1番投稿者を悩ませた要素なのではないかなーと思いました。しかしこれをとっかかりとしてさまざまに物語を展開させた参加者の皆々様方、おみそれいたしました……！余談ですが、この要素はハシバミさんの実際のウミガメのタイトルを拝借したものなんですよ。（https://late-late.jp/mondai/show/2661） [編集済]

【メイン投票】
・最も素晴らしいと思った作品
③『かぐや姫がいなくなった日』(作：ほずみさん)に一票お願いします！
・最も組み込むのが難しかった要素
⑧血液はオレンジの香り に1票お願いします！

今回も参加できず申し訳ありません。二ヶ月間が空くと思ってたらいきなりきたので、エネルギー充電が溜まりませんでした。

【最優秀作品賞】
①「丑三つ時のナチュラルハイ」(著：たけの子さん)
今回ストーリーがどれも面白かったので、これをウミガメのスープと考えたときの納得度(？)で決定いたしました。
今回は投票対象外でしたが、「吸血鬼は鏡を見ない」(著：葛原さん)もストーリーとウミガメのどちらでもとても良かったです。

【最難関要素賞】
⑧「血液はオレンジの香り」
今回はそんなにぶっ飛んだ要素が無かった中、これだけ明らかに様子がおかしかったからです。
今回そこそこシリアスもの多かったように思えるけど、2割くらいはこの要素のせいだと思ってます()

今回は時間的余裕もないため、感想などは割愛させていただきます。
最後に主催者のOUTISさんと参加者の皆様に最大限の感謝と敬意を。ありがとうございました。
次回はどうにか参加したい所存です・・・