【らてクエ15リサイクル】あの日の記憶を忘れない

らてらて村は、あの日、100年に一度と言われる大地震にみまわれた。
村では地震の記憶を消さないために、村出身のカメラマンが撮った災害直後からの復興の様子を役場のロビーで展示している。
その活動は村人の間にも広まり、飲食店や美容室など、村のいたるところにミニギャラリーが出来ていった。
役場での展示にならい、全てのミニギャラリーの写真下には「地震から〇ヶ月」のプレートが貼ってある。
そういったことがあり、村の人たちは地震の話をする時に、〇ヶ月前という言い方をするようになった。

今月、村では復興10年の式典が開かれる。
村の中は「120ヶ月前」の地震の話でもちきりである。


「簡易解説」
村のいたるところにある地震復興写真ギャラリーの写真下のプレートに「地震から〇ヶ月」と書いてあるので、地震の話題の時は「〇ヶ月前の地震」という言い方をするようになった。