【4周年記念企画】らてらてビブリオバトル2nd！

【ブスに人権は無い（SPシトウさん）】（アザゼルさん）
https://late-late.jp/mondai/show/46

「ブスだから殺された」

この一文に秘められた物語性、ミステリ的論理性、ある種の叙述的なトリックを照覧あれ。

5＋

かつおぶしナイフ（藤井さん）
https://late-late.jp/mondai/show/11537

「寂しがりやのカメコが削ったもの」

殆ど情報が無いのに、無いから、納得させられる。
解説後の多重メタ構造に捕らわれるような感覚はもはや現代アート。

5＋

制御できぬ囲いの中は後回しにすればいい(休み鶴さ)ん
https://late-late.jp/mondai/show/12859　がULR

問題ページを見てみると、何やら変わったルールとバグったような言い方が目立ちま。す
3つのルールがありますが、その中でも一番大事なのは1番目のルールでしょ。う

なぜ質問欄の制限があるのか、なぜこんな言い方なのか、そもそもクリア条件は何なの…か
色んな謎の意味が解説される様は、まさに爽快でしょ！う

…ん?さっきから喋り方がおかしいっ？て
まあまあ、先ずは問題を見て下さ。い

5＋

https://late-late.jp/mondai/show/11845　「眠れる美女は何処から来たのか？」（ダニーさん）

突然なんですけど、すごい作品の評価軸に「リアル」とか「現実にありそう」ってあるじゃないですか。
この理由は、やっぱり自分が作品の世界に入り浸って、問題を通して追体験しているからなのかなと思います。

フィクションでも、むしろ非現実なモノでも、ウミガメが「シチュエーションパズル」なんて言い方がされるくらいだから、どの問題にも少なからずの”等身大”の物語が秘められていると思うんです。

しかし私たちは、多くの問題を解いている中で、ついつい物語は解説を見てから〜という思考になりがち。不自然な言い回しに言葉遊びのトリックを疑ったり、必要以上にカラクリを暴くのに躍起になったり。

如くは、フォークとナイフを突き立ててステーキを待つ美食家という感じですね。

もちろん、そうした姿勢で質問するのも楽しいですが、たまにはウミガメのスープ本来の魅力の一つに立ち返ってみるなんていうのも面白そうじゃないですか？

今回紹介する問題は、ぜひ一度その食器を置いて、まるで旅行先の屋台をふらり覗くような面持ちで閲覧してみて下さい。

問題文からは、いつものようなお決まりの「起承転」は窺えませんが、蝶の和名の由来を尋ねるという確かな疑問が明確に打ち出されています。何よりの魅力は、その問題文です。図鑑や博物館の説明書きを読んでいて、ふと浮かんだ疑問、そんな状況を追体験させるかのような形式。私は、これが「日常の謎」のイデアのように思えてなりません。

また、解説も心底度肝を抜かれます。限りなく「自然な」形で生まれた疑問から、思いもよらない光り輝く真相が現れるさまは、初心者・通な方どちらも純粋に楽しめる一作です。

長文失礼致しました。 [編集済]

5＋

https://late-late.jp/mondai/show/5961　「片想いの午後」（靴下さん）

割と昔の一作ですが、間違いなく「隠れた名作」です。
特に、ウミガメのスープ初心者の方にオススメしたい作品と感じます。

まずはやっぱり明確な謎ですよね〜。片想い中の男性からせっかくプレゼントをもらったのに、他の人にもプレゼントを渡しているのを見てしまった。なのにますます嬉しい。謎は深まるばかりですが、解説ではとても綺麗に解決されます。

この作品には、やられた〜！と強く感じる奇想天外なトリックがあるというわけではありませんが、その「とても綺麗」が本当に綺麗なんです。

少し長めの文章に無駄は全くなく、違和感は全て伏線です。束になって襲ってきた敵が、ラストにはこの上ない味方になっている。これって激アツだと思いませんか？？

ウミコのとある日常をとても丁寧に切り取ったこの一作。ぜひその隅々まで味わってみて欲しいです。

長文失礼致しました。

5＋

「チョコくれ！！！！！！！！！！！！」
「壊れた？」
「壊れてないわよ。異邦人さんの傑作『チョコくれ！！！！！！！！！！！！』（https://late-late.jp/mondai/show/15981）のタイトルを叫んだだけ」
「普通、それを壊れたって言うんだよ」
「水平思考をやる人間が普通とか言っちゃ駄目よ。それじゃあ、この『チョコくれ！！！！！！！！！！！！』の面白いところを紹介するわね。タイトルがうるさいと思ったそこのあなた。タイトルの『！』の数が伏線になったとしても同じことが言えるかしら」
「えっ、こんなところに伏線があるの？」
「ないのだけれど」
「ビブリオバトルで嘘は駄目だろ」
「その問題を見てみたい！解いてみたい！と思わせることが目的となります――嘘が駄目なんて書いてないわよ」
「常識的に考えてくれ」
「枠に囚われない、まさに水平思考的な自由な紹介をぜひお寄せください――常識は、【水平思考】から最も外れたところにあるのではなくて？」
「でも、この問題を解くには【常識】も必要だよね。それに、常識がなければ水平思考は生まれないでしょ」
「そうなのよ。『チョコくれ＋（！×12）』の魅力は、まさに【常識と水平思考の融合】なのよね」
「やっと紹介っぽくなってきたね。タイトルの改変には触れないことにして」
「この問題は解き筋が美しい上、答えがビシッと綺麗に決まるのよ。まるで数学の問題みたいにね」
「つまらないってこと？」
「あなたの数学への恨みつらみは聞いてないわ。つまり、ハイパー面白いってことよ」
「ハイパー面白いのか」
「うん」
「……」
「……」
「ちょっと、これどう収めるのさ」
「きっと叫んでおけばそれっぽくなるわよ」
「何て叫ぶ？」
「決まってるでしょう」

『チョコくれ！！！！！！！！！！！！』 [編集済]

5＋

大量の手袋をいろいろな場所に落としていくカメオと、個人情報が流失したカメコちゃんの問題です。

わたしもカメコちゃんと同じく個人情報をさらすことになりそうで怖いなぁと思いました。

みんなも個人情報が世に出ることがないようにこの問題を見ておくとよいと思います。

新ラテシン　病み付きのワンちゃん（天童 魔子さん）
https://late-late.jp/mondai/show/3834 [編集済]

5＋

京介さんの拾ってください
https://late-late.jp/mondai/show/15738

捨てられたペットとペットの飼えない家の子供との1週間の話し・・・・


そこに秘められた緻密で圧倒的な解説の凄さに圧巻したのです。

解説を読めば読むほどその世界観の深淵が覗けて来てとても心震える名作なのです。

5＋

霜ばしらさんのアストロベリスク
https://late-late.jp/mondai/show/14907

イチゴというキーアイテムの使い方が実にgood！
数を増やすことで逆に減らすという手法はまさに水平思考なのです。
解説も共感性が高くとても納得感があり発想の飛躍が心地よい絶品のスープなのです。

5＋

あなたが仕事から帰ってきたら、奥さんが一生懸命料理を作って待っていてくれました。
今日の晩御飯は唐揚げのようです。
とっても美味しい晩御飯。
しかも、夕食後にはデザートも用意してあるみたい。
幸せ者ですね^ ^

…でも、気をつけて。

そのデザート、なんだかわかりますか？
ひょっとしたら、トンでもない奥さんの地雷かも...？

「ウミガメのカラアゲ」​https://late-late.jp/mondai/show/11611​(異邦人さん作)

5＋

あ、ちょっと待って。

今あなたが飲もうとして手に取ったそのペットボトル、毒が入ってるかもよ？
隣のペットボトルの方が、毒が入ってる可能性低いと思わない？ 思うよね。
そっち飲んだら？
え、あ、ちょっと聞いてよ。あーあ、飲んじゃった。
なんで毒が入ってる可能性が高いってわかってて飲んだの？

……

なるほど。たしかに。私もそうするわ。


「アク茶ブセーフ茶」https://late-late.jp/mondai/show/15100​(ルーシーさん)

5＋

皆様はタイポグリセミアという言葉を知っていますか？
その言葉の意味は…きっとこの問題を見ると分かるでしょう。

【非推奨】　次回・ベルンカステル死す（作：ベルンカステルさん）
https://late-late.jp/mondai/show/15958

第一感で解けなかったならば、「やられた！」となること間違いなし！
ベルンカステルさんの大胆なトリックをご堪能ください。

5＋

問題の最後の一文は「ただし、ワタナベは殺人の罪悪感を抱いていないものとする。」
一般人には理解できない思考回路の殺人者・ワタナベ。
そんなワタナベが殺人を後悔した理由とは？
不思議な世界観を味わえるスープです。

3年2組　33名（作：フレンチトーストさん）
https://late-late.jp/mondai/show/15044

5＋

描いたのは　あおがめさん作
https://late-late.jp/mondai/show/9312

カメオくん、絵の具1本で絵を描こうだなんて随分チャレンジャーですね…

彼は一体何色の絵の具で何の絵を描いたんだろうか……


………もしかしたら彼の高い芸術性が認められて先生の評価は高いかもしれませんね。
[編集済]

5＋

皆さん、「納得感」が不足していませんか？ウミガメのスープの3つのGood要素「物語」「トリック」「納得感」。この3つはバランスよく摂取しなければなりません。

なーんてことを去年も言った気がしますが、実際「納得感」が不足している人がほとんどだと思います。「納得感」というものはこの３要素の中で最も異質な存在です。
納得感は出題者が意識して作問しても、解答者側にそれが伝わるとは限らないからです。
乳酸菌が生きたまま腸に届きにくいのと同じです。



今回私が紹介するスープは、解説文を見たときに実際に私の身体に納得感が直接届いた問題です。だからこそ3要素の中でも、「納得感」が不足しているそこのあなたにぴったりのスープです。

去年私が思う最高の納得感が得られたときに思わず出てくる言葉とは、
「言われてみれば当たり前のことなのに・・・」
だと言いましたが、この問題の解説を見たときにもその言葉が出ました。




前置きが長くなりましたが、今回紹介したい極上のスープはこちら！！
「旅は道連れ」(作：カーマイン先生さん)です。アルバートさんがSPをされたそうです。
https://late-late.jp/mondai/show/1114

「カメコは切符を買って電車に乗った。
切符を無くさないようにポケットに入れておいた。

しかし、正しい切符を買ったにもかかわらず改札を出ることができなかった。
なぜ？」

この問題文を見て、カメコ？正しい切符？ポケット？いろんなことを考えてしまいます。
でも最終的な答えを見ると、もうそれ以外考えられなくなります。私にとってこの解説文こそが唯一解だと思いました。自身が何気なく経験していることをこんなきれいに問題にできるなんて、カーマイン先生さんとアルバートさんはどれだけ天才なんですか。
この問題みたいにいわゆる日常のあるあるを題材にしたスープというのは作るのが非常に難しいのですが、完成した時の出来はものすごいものになるんですよ。

そう！！さっき言ってた納得感の最上級である、「言われてみれば当たり前のことなのに・・・」が出てくるのです。
皆さんがこの問題を見て、「言われてみれば当たり前のことなのに・・・」が出てくるのを楽しみにしてます。

5＋

『レジェンド・オブ・アゲモノ』(強力わかもとさん)
https://late-late.jp/mondai/show/1234

あなたは勇者です。魔王がいるRPGの世界に降り立ってしまいました。この世界はいったい何なのか、魔王はいったい何者なのか。真相はあなたの目で確かめてください。空から声が聞こえるからきっと現実の世界とリンクしているようなのですが。

5＋

突然ですが、みなさまは「正解を創りだすウミガメ」という企画をご存知でしょうか。
私はらてらてに登録して半年後、「そろそろ普通の問題に参加するのにも慣れてきたし、毎月ピックアップされてる『創りだす』とやらを覗いてみるかな～」と当時開催されていた回に投稿された作品を読み始めました。
……衝撃でしたよね。ちょっとした短編集です。16作の創りだされた物語。それだけでも驚きなのに、それらはすべて「15個の要素」を回収した「ウミガメのスープの解説」なのです！問題文への解答はしつつ、笑いあり、涙あり、びっくりあり！
同時に、それらすべてに目を通し、投票し、全作品への感想を書く強者まで。
らてらてのみなさんの水平思考愛、物語愛が伝わってきます。

当時、今も猛威を振るう感染症の影響で、どこもかしこも静まりかえって、人とのつながりが感じにくく、世界中の人が先の見えない中を必死に耐えた時期でした。
そんななか、出された問題文がこちら。

物騒な空気がただよう時代。
平穏を取り戻したかった少女は、マスクを外すことにした。
どういうこと？

ドンピシャ、です。否が応でも、世の中のことを想起してしまう問題文。ですが、それぞれの物語は、ストーリーのジャンルさえ違えど、私にとって希望に思えました。中でも、この回の最優秀作品賞を獲得した「マクガフィン」さんの『大切なものは目に見えない』には本当に衝撃を受けました。何重にも難しいことをやってのけながら、メッセージ性のあるストーリー！あとから知りましたが、今回のビブリオバトル含めとても精力的に活動している方です。この作品を読むことができて、それだけでも「創りだす」を覗いた甲斐がありました。
私もこの中に入りたい！と思って、その次の回で投票し、さらにその次の回で作品を投稿してしまいました。参加できなかった時期もありますが、どの回も各シェフの熱意のこもった作品を読むことができて、そして私も末席ながらその歴史に関わることができて光栄に思っています。
…自分語りがすぎましたね。
もし、少しでも「創りだす」にご興味があるのなら、どの回でも、1作品でも覗いてみてください。参加経験のある人に聞けば、誰しもお気に入りの作品や回があるでしょう。
なんだか、本来の意味での「ビブリオ」バトルっぽくなりましたが、「創りだす」もらてらての1企画。もちろん水平思考も存分に使われています！

どれから見ればいいかまったく分からない！という方に私の思い出の回のリンクを置いておきます。全作品読むにはかなりの時間がかかりますので、寝不足にはご注意を。


【正解を創りだすウミガメ】21世紀少女【第21回】（もっぷさんさん主催）
https://late-late.jp/mondai/show/10136


※ビブリオバトルで投票先を選ぶにあたっては、全作品読まずとも結構です。じっくりとみなさまのお気に入り作品を見つけてほしいと思います。 [編集済]

5＋

前回のビブリオバトルからもう1年も経つとは、
時の流れは早いものだと痛感しているところです。

この一年おそらく誰よりも多くの問題に参加させていただきました。
そんな私が今回の企画を見た時、初めに頭に浮かんだ作品を紹介いたします！


「お兄ちゃんってば！」https://late-late.jp/mondai/show/14798（きの子さん作）

非常にシンプルかつ不可思議な問題文。
それでいて取っ付きにくさを感じさせず、むしろどこから掘り進めようかと好奇心を刺激されます。
そして誰もが納得できるであろう真相。

わずか20文字、音にしても23音。
短歌よりも短い文章に秘められた謎と真実を味わってみませんか？

5＋

大人になるにつれ、私たちは様々な場面でのマナーを知る。
たとえば、お葬式の香典。
『急なことで十分な用意が出来なかった』ということを表すため、新札ではなく使用済みの紙幣を使うのが礼儀とされている。
香典に新札を使うことは、『前々から準備をしていた』『故人の死を待っていた』という意味になり、失礼にあたるからだ。

そんなマナーを重々心得ている男が、余命一年の親友の葬儀のために、新札を用意しようとしている。
死にゆく親友へ、彼はいったい何を思い、そんな行動に出るのか。
香典など、亡くなった本人が受け取るものでもない。新札だろうが何だろうが、親友には何も届かないはずなのだ。
自己満足の嫌がらせなのだろうか？

ひとつひとつ丁寧に辿っていけば見えてくる、男の不器用なほどに真っ直ぐな心。
一見礼儀知らずで乾いた印象を受けるそのスープに溶け出す深い味わいは、長い長い解説すべて飲み干したあとも、ずっと喉の奥に残り続けるものだ。


とかげさん作【礼儀知らずにサヨウナラ】
https://late-late.jp/mondai/show/9369

6＋

私は悪魔でしょうか。私は修羅でしょうか。私はいつか赦されるのでしょうか。私はこの問題を紹介してもいいんでしょうか。問いかけ方がいわゆる本歌取りと一線を画すこの話、きっと貴方の心に突き刺さります。これは誇張でしょうか。欺瞞でしょうか。それとも…　　鎮魂のスープ、どうぞ召し上がれ　https://late-late.jp/mondai/show/15499（ボージャック夫人さん）

5＋

こちらはつい先日出された新形式の問題です。
いんふぃさん作　ラテ・ラーテの冒険　https://late-late.jp/mondai/show/16716

貴方が打つことができるのは、指定された中から一文字だけ。

その一文字を変えるだけで見事に魔王を倒せる一撃を放つことができる！？

…といいながらスナイプは出来るかもしれません。しかし！　なぜスナイプできたのか、その理由はきっと分からないはずです。

なぜなら、そこには壮大な言葉遊びが（壮大な言葉遊びとは）

洗練された文字列とこの発想力、お見事としか言いようがありません。

最後になりましたが、この問題が今月のおぶざまんす！に選ばれることを願っています。

4＋

聞くところによると作者は、「満月がテーマの作品なのに満月の日まで出題を待てなかったこと」を、この作品が評価されていない原因だと考えているらしい。

あと、問題を考えついたとき、謎と物語ともに美しい！と自分で感動し、類似した問題がないか探す作業を、「これ本当に自分の考えか…？どこかで見た良問を無意識に覚えていたのでは…？」てな具合で、いつもより丁寧にしたらしい。

なんで私が作者の事情をここまで知っているかというと、私がその作者だからです。…ああ、呆れないで！！もうちょっと聞いて！！


かぐや姫は月に帰りたい(https://late-late.jp/mondai/show/14948)作者:こたこた2号


「物語が綺麗ですね」
「謎が綺麗ですね」
「タイトルの決め方が綺麗ですね」
そして…「月が綺麗ですね」。

主に一番最後の言葉に込められた意味を読み解く問題となっております。
…え？それはもはや常識だ？
確かにそうかもしれませんが…そんな簡単にいかないのが愛ってものなのよ。

ということで、切ない物語をご所望の方にオススメします。納得感も強いと信じたい！


こんな自分大好き紹介文書いてて恥ずかしくないんか、いやはやごもっともな意見ですド正論です。
この紹介文に見合った問題だと思ってくれる方が、少しでもいてくれたら嬉しいな…

4＋

皆さま、このようなことを思ったことはあるでしょうか？
「ああこの問題、参加していれば良かったなぁ」

　その願い、叶えてみせましょう。


　叶えるというのは少し言い過ぎですが、忙しすぎて問題に参加できない……けどゆっくり問題に参加している臨場感を味わいたい時や、最近らてらてを知ったけど過去の良い問題を参加した時と変わらない感覚で楽しみたい、逆に時間がありすぎて今出てる問題は大体参加して回答待ちになってしまった……そんなことは誰にでもあると思います。

　そんな欲求を解消してくれる問題を、紹介します。
「消せない火」https://late-late.jp/mondai/show/14846
　かの藤井さんの問題ですね、藤井さんといえば重厚な物語問題が有名な出題者の一人です。
　重厚な物語問題は元祖ウミガメを筆頭として、質問で要素を探り出しながら真相へ向かう過程が楽しい問題ですね。
　そう言った問題は質問と回答から重要な要素が大量に出てくるので必然的に後から問題を”見てるだけで”楽しむということが難しくないでしょう。

　そして今回紹介するのはその中でも特に解くまでの過程を見てるだけで楽しめる問題です。
　問題文を眺めて気になった所、質問したいなと思ったこと、それは大体この問題内においては質問中にテンポ良く出てきます(勿論それは人によりますが)。
　自分の思考と他人の質問を重ね合わせつつも、やはり自分の思考とは違う質問を眺めながら問題を掘り進めてく、その観点においてこの問題程適している問題は中々見つからないだろうと思いました。

　ただ物語問題に没入したい時。自分一人でリアルタイム出題とあまり変わらない感覚で名作に挑戦したい時、そういった状況になったら、この問題のページを開いてみてください。 質問を読んでいるだけでも楽しめること請け合いです。 [編集済]

3＋

よーし、異邦人さん作の「【非推奨問題】大パンチ」(https://late-late.jp/mondai/show/11587)を紹介…



しようと思ったけど、質問欄は手書きで投稿できない仕様なのでやっぱりやめることにしました。

私、字の汚さに自信があるので、せっかくだしこの機会に披露したかったんですけどね…

ああでも、もしも手書きの投稿が可能だったとしてもあんまり意味ないかもしれないな…

試しに今「ラリアット」って書いてみたけど、「ウリアッ上」にはならなかったので…



なんちゃって。勘のいい方なら、つまりはどういう問題なのか分かってもらえたかもしれませんね。予想通りかどうかは自分の目で確かみてみろ！！！

全然ネタバレとかにはならないので解説文の大好きな部分を抜粋させてください。
「全員でキスしてしまう！」って所がめちゃくちゃ好きです。

3＋

上で紹介した問題とは逆に、スナック感覚で楽しめる問題というものはあります。必要な要素はほぼ全て問題文の中に収まっており、発想の飛躍さえあってしまえばすぐにでも答えに辿りつけるような。
　そんな問題、皆さん好きですよね？わかります。私も好きです。

　さて、ではそのような問題であるという判断基準は何であるか？それは「スナイプ」と呼ばれる行いがその問題内で成立しているかどうか、です。問題をたった一つの質問で正解までもっていく質問、それが出るということは当然、上記の問題であるという証左に他ならない……そのはずですよね？

　ですが時々わからなくなる時があります。何故彼らはこのようなことに問題文だけで辿りつけるのか、同じような条件で自分は辿りつけるようにはとても思えない。
　そんな問題がここにあります。まんとさんの「ウラミハラサデオクベキカ」https://late-late.jp/mondai/show/16067
　

　あなたはわかりますか？この問題の真相が。問題文だけで分かれば、貴方は頭脳明晰の名探偵です。いえ、お世辞とかリンクを開かせるための誘い文句とかでなく、割と本気でそう思います。
　質問とかヒントとか、そんなものを得られるとは思わない方が良いでしょう。一質問だけで答えに辿りついてしまっているんですから。









　さて、問題を開いてみましたか？問題文を読みましたか？タグで誰がスナイプしたのか、確認してみましたか？ちゃんと質問を見ずに答えに辿りつけましたか？辿りつけませんでしたか？ともあれ、答えに行ってみましょう。もう少し考えてみますか？ええ結構。私はいくらでも待ちますとも。
　

　さて、そろそろわかりましたかね？私はそれだけの時間をかけても、わかりませんでしたよ。わかっているなら誇ってください。わからなくても恥じることはありません。
　それでは解説に、行ってみましょう。




　どうでしたか？どんな感想をあなたが抱くのか、それは私にはわかりません。でももし、私と同じ気持であったならこちらとしても一安心です。

3＋

1000ページにわたって書き綴られた悲恋の物語も、たった5つの文字列に敵わないときがある。

あなたの瞳にはどう映った？

まんとさん作「瞳に映る」https://late-late.jp/mondai/show/16598

3＋

新ラテシン　迷子の迷子のあなたのお家はどこですか?　(名無し出題)
https://late-late.jp/mondai/show/14449

【問題文】
えーん(つд⊂)えーん


お家に帰れないのです。


お家に帰りたいのです。


名無し出題の意味～！？と言いたくなるようなタイトルと問題文ですが、実はしっかり意味があります。亀夫君問題なので、まずは出題者の素性を探る質問が続きます。でも返ってくるのは「いいえ」ばかり…
真相を知ってもう一度質問と回答を見返すと、芸の細かさに気付きます。形式と題材の取り合わせではこれ以上の問題はないのではと思わせてくれます。

無事に帰れてよかった、よかった。もし帰れなかったら、我々がどうなってたか分かりませんから。

3＋

皆さんは文鎮をお持ちでしょうか。
紙が動かないように重しとして置く道具であり、ミステリーにおいてはしばしば撲殺にも用いられるイメージもあるあの文鎮です。

小学校で買わされた習字セットに入っていたけれど、いつの間にか失くしてしまっていた、なんて人もいるかもしれません。しかし実際のところ、文鎮というものは無くても大して困ることはありません。
なぜなら文鎮というものは、ある程度の重さのある物体さえあれば、いくらでも代用が可能だからです。筆箱でも、道端の石でも、テレビのリモコンでも、スマートフォンでも、なんでも構いません。


さて、今回私が紹介する問題は、
まんとさんの『最後の一文は、せつない』(https://late-late.jp/mondai/show/16111)
です。

「書道の大家・カメオが最後に書いた文章で、文鎮の代わりにしたのは何？」

問題文はたったこれだけ。ジャンルはウミガメのスープでなく20の扉、モノ当てクイズです。
書道の大家が文鎮を別のもので代用することなどあるのだろうかと幾分か奇妙さはあるものの、答えになりそうなモノは、それこそさっき挙げた石とかスマホとか、いくらでも思いつきます。

しかしこの問題の答えとなるモノはたったひとつ。出題者の用意した答え以外は不正解です。
――こう書くと恣意的で納得感のない問題のように聞こえますが、全くそんなことはありません。

解答には文鎮代わりにしたモノ、たった1単語だけが書かれています。
その答えを見た瞬間、水平思考の驚きが訪れ、非常に短い問題文の裏に隠された物語に気づくでしょう。
解答がたった1単語であるにも拘わらず物語Goodを得ている問題はなかなか類を見ません。(まんとさんの問題においてはよくあることですが)

そして全ての真相を知ったあなたは、その答えに納得しながらこう考えを改ます。
「確かに、石やスマホでは正解じゃないな」と。

3＋

新ラテシン　BS　ウミガメのスープです　https://late-late.jp/mondai/show/15653　(天童魔子さん)

天童魔子さんの本家オマージュ問題です。
一見すると、本家と同じ状況に見えます。カメオはお店でウミガメのスープを飲んだようですし。
とか思っている時、質問No.3の回答で驚愕の事実。天童魔子さんの問題なのに。
じゃあ本家とは全然違う状況なのだろうか…？と思ったら、まさかの結末。
真相は問題ページに。 [編集済]

4＋

「マクガフィン」さんごめんなさい🙏
この投稿、２作品同時に紹介することになるから
レギュレーション違反なら無視して大丈夫だからね。









拝啓　


らてらてくん、4歳の誕生日おめでとう。
（ちゃんってイメージは、不思議とないんだよなぁ）

『おたんじょうび』という言葉にかけて、
今日はお祝いに２つの作品を君に送ります。

本当はね、ビブリオバトルは1回目の時から参加したかったし、
問題だって最初から決めていたんだけど。
クイズとしての良さを語る企画の趣旨に合ってないんだと思ってさ。
敬遠しちゃったんだよね。

でも。

16000問も生まれたウミガメのスープの中で、
どうしても埋もれてほしくない作品だから。
私が「好き」という気持ちも含め、これからお話しします。

なんたってこれは、
『君がつくった物語スープ』なんだからね。





『うみちゃんとさかさまのバケツ』（きっとくりすさん）
https://late-late.jp/mondai/show/8829
『時期外れの花火を打ち上げようか』（みづさん）
https://late-late.jp/mondai/show/8839





リンクを覗いた後の「なんじゃこりゃ？？？」
って声が聞こえてきそう、それも当然かも。
片方は闇スープだし、もう片方は私しか解くことのできない問題だから。

…これは弥七がこの世に生まれて
ちょうど1年の日に出題されたウミガメのスープたちです。

あるひとはこれを、1歳の記念日に見立てて

『おたんじょうびもんだい』

と呼んだりもします。
中身はウミガメの皮を被った寄せ書きみたいなもので、
作品を通して、たくさんのお祝いの言葉をもらいました。
ひとつひとつ、全部読みました。

（これ、うらやましかろ？うらやましかろ、これー？）
という私の奥底の感情はバレていないと願いつつ。

普通じゃない、誰かに出題もできない。
そんな問題をわざわざ持ってきて君に伝えたいこと。それはざっくり、

たくさんの人との出会いをくれてありがとうってことかな。





暇つぶしを探して、流れ着いたのが君だったから
私は、いや弥七になる前の僕はこれほど熱中すると思わなかった、です。

難しい言葉を使えば、
それは対話を通して正解を見出す、ウミガメのスープの性質ゆえ。
簡単に言えば、たくさんの人と関わることができたから、続いたんだろうなぁ。

僕は出題者として、150くらい問題を作ったけれど
その間にたくさんの人と出会いました。
名前出しちゃっていいのかな、これ。


初めて友達になった「みづさん」
あなたに解いて欲しい「きっとくりすさん」
いつも率直な意見をくれた「キャノーさん」
ファンだと言ってくれた「電磁ボーナスさん」
ファンです「霜ばしらさん」
出題のライバルだった「ミンタカさん」
闇スープの良さを知った「kopiさん」
トリックの深さを知った「だだだださん」
仲間に誘ってくれた「ZenigokEさん」
あんな質問者になりたかった「オリオンさん」
一緒に企画に参加した「バタルン星人さん」
一緒に企画をした「マクガフィンさん」
初めて一緒に問題を作った「おだんごさん」
いつも一番に来てくれる「ルーシーさん」
一番楽しそうに解いてる「ほずみさん」
創りだすに誘ってくれた「靴下さん」
解説文に感動した「藤井さん」
新参者として受け入れてくれた「るょさん」

・・・

書き切れるわけないよね。全員が優しかった。
そしてそれを作り出してくれた場所に感謝してる。ほんと。

ただのクイズサイトのくせしてさ。人間みたいな温かさがあるよね、君って。





ビブリオバトルの本筋から外れちゃったから修正するけど、

上の作品に共通するのはただの記念じゃなくて
作った人の想いがこれでもかと詰まってるところ。
そういうところが素敵だなって思う。

ウミガメをクイズとして楽しむ以上に、人との関わりを大切にしている。
むしろ『人を想ったから、生まれたウミガメ』
そんな感じかな。

僕は勝手に『物語スープ』の中に入れてしまっているけど、
そういう想いの問題がほんとに一握りあって、それを作ったのが
らてらてという場所だったことを知って欲しかった。

だから、『君がつくった物語スープ』。





正直な話、

社会人になって、僕自身がらてらてから離れていると思う。
サイトをクリックする回数は少なくなったし、
時間がなくなった、のはそうなんだけど。
みんなと関わる機会は随分減った。

たまに作問してもバフがかかったように筆が進まないのは、
良い作品しか作りたくないだとか、舌が肥えたとかそんなんじゃない。

言葉じゃうまく言い表せないんだけど、大人になって、スレちゃったのかな。
うーん、なんだろうね。

それでも、あの時ウミガメのスープを好きでよかったと。
この場所が好きだと胸を張って言えるのは。

あの作品たちのおかげだと僕は思います。





サイトには今日もたくさんの人が訪れているみたい。

どうか素敵な物語を、
この場所が紡いでやってください。

また気が向いた時に、戻ってきます。
それでは、let’sらてらて〜


敬具

7＋

心優しいツンデレラ（自薦）
https://late-late.jp/mondai/show/16398

自薦かよ！
ってツッコミもあるでしょうが、No.22でこたこた2号さんもやってることですし。
とりあえず紹介を続けますね。

この問題は、ある一点の仕掛けによってのみ問題として成立しています。
その一点の仕掛けを思いついた時は、頭の中で火花が弾けたような不思議な感じがしました。
居ても立っても居られなくて、すぐに問題を仕上げて出題したのを覚えています。
参加いただいた皆さんにも、楽しんでもらえたのではと思っています。

スナイパーの餌食にもなりましたが、そうでない多くの人は、何で？ どうして？ と少し考え込んでしまうかもしれません。
それでも考えに考えて、仕掛けられた謎に気付いた時、闇が一瞬で解けて光に包まれる最高の感触を味わうことができるでしょう。

それにしても何が悲しいって、自分がこの問題の作者だったことが悲しいです。
なぜなら、隠された仕掛けに気付いた時に湧き上がるであろう、あの感動を一生味わえないのですから。

「そんなこと言ったって、終了してるんだから、俺らだって味わえないじゃないか」
そう思っているそこのあなた！
なんと！
今ならこの問題を「おかわりスープ」で味わうことが出来るのです！

そして、さらに！
「おかわりスープ」では問題が少しだけ変更されていて完成度が上がっているんです！

「自分の問題だからって、『おかわりスープ』にしてまでバトルを有利に導こうなんて、そんな卑怯な手が許されるのか！」
そんな声が聞こえてきそうですが、大丈夫！ 許されるんです（多分）

紹介文以外のところから援護射撃を行う。
これこそまさに水平思考じゃないですか！

4＋

！！！！！！ネタバレ注意！！！！！！

前回までのあらすじ
退屈な授業中にタイムリープに気付いたあなた。
（https://late-late.jp/mondai/show/2122）
次のループで同じクラスの新海君が世界をループさせていると気づく。
（https://late-late.jp/mondai/show/2135）
さらに次のループでもっと前からループに気付いていたらしい亀山先生と寺田さんに話を聞き、新海君には身の危険が起きると時間をもどす能力があること、寺田さんにはテレパシー能力があることを知る。ループの原因には気付いたらしい新海君。同じタイミングでタイムリープに気付いたクラスメイト達とともに次でタイムリープを終わらせようと新海君へ伝えたのだった。
（https://late-late.jp/mondai/show/2171）

今回のお話
退屈な授業を終わらせよう。
https://late-late.jp/mondai/show/2394（とろたく(記憶喪失)さん）
↑↑↑↑続きはこちらで↑↑↑↑！！！！！

同時上映
快適な空の旅をお過ごしください。
https://late-late.jp/mondai/show/2392 [編集済]

3＋

たぶん2問紹介するのはなんらかのレギュレーション違反になっていて、この投稿は無効になるはず！
よく調べていないけど！10分前くらいにやっぱり滑り込もうかなと思い立ったので！

紹介させていただくのは私自身の直近の出題だった、20の扉です。


みつ豆が食べたいな
https://late-late.jp/mondai/show/16533
出題者がいま思い浮かべている食べ物を当ててください。


ほらカロリーが高いから
https://late-late.jp/mondai/show/16535
出題者がいま思い浮かべている、どちらかというと苦手なものを当ててください。


え、これ以上なんか言うとヒントになる？
2問まとめて紹介した時点でヒントになる？
そんなそんな...

4＋