内容
簡単に言うとラテクエの逆バージョンです。
ラテクエは、一つの問題に複数の解説があるのに対し
こちらは一つの解説に複数の問題文があります。
同じ解説から、参加者それぞれの味付けで問題文を作成するという企画です。
目的
さまざまな設問の仕方を目にし刺激しあうこと、そしてその刺激の結果、より良い設問スタイルを互いに築きあげることをを目的とします。
解説が同じだと、自分の設問の仕方と他の人の設問の仕方の違いが浮き彫りになり議論が容易になるとともに、自分の問題も客観視しやすくなるというメリットがあります。
「こういうアプローチの仕方もできるんだ。」「こんな先入観も植えつけられるんだ。」なんて思えたらそれは大きな収穫です。
それを念頭に置いて設問できれば、また一つ出題者としての技量も上がることでしょう。
以下、今回の解説となる文章です。
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解説
田舎のお婆さんが電車線路を横切ろうと、まさに線路に片足をかけた時に、無論そこには電車ばかりでなく自動車や自転車や馬車や人力車などが織る様に行違っているのですから、そのお婆さんの頭は十分混乱しているに相違ありません。
その片足をかけた刹那に、急行電車か何かが疾風の様にやって来てお婆さんから二三間の所まで迫ったと仮定します。
その際、お婆さんがそれに気附かないでそのまま線路を横切って了えば何のことはないのですが、誰かが大きな声で「お婆さん危いッ」と怒鳴りでもしようものなら、忽ち慌てて了って、そのままつき切ろうか、一度後へ引返そうかと、暫くまごつくに相違ありません。
そして、若しその電車が、余り間近い為に急停車も出来なかったとしますと、「お婆さん危いッ」というたった一言が、そのお婆さんに大怪我をさせ、悪くすれば命までも取って了わないとは限りません。
先きも申上げました通り、私はある時この方法で一人の田舎者をまんまと殺して了ったことがありますよ。
(江戸川乱歩の赤い部屋より)
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流れ
[投稿フェイズ]
5/7(木)23時59分頃まで
5/7(木)23時59分頃までに、各自作った問題を投稿してください。(1人10個まで)
投稿フェイズの間は闇スープ形式で行われます。
匿名で投稿も可能です。
[投票フェイズ]
5/12(火)23時59分頃まで
投稿フェイズ締め切り後、闇スープを解除し、アンケートを設置します。
5/12(火)23時59分頃までに、1人2作品まで選んで投票してください。
問題文を投稿していない方でも、投票のみの参加も歓迎です。
投票所は投稿フェイズ終了前にヒント欄にてお知らせいたします。
トップになったらコインがもらえるかもしれないかもしれません。
留意点
・投稿された問題文は、自由に批評されることをご了承ください。
・問題文は複数個 (1人10個まで) 投稿していただくことも可能です。
・また設問するに当たって、(文体を変えたい、ストーリー性を盛りたい、等の理由で)必要に応じて解説を書き換えることはアリです。
(現解説から大きくかけ離れた解説にするのはNG)
その場合は複数レスに渡ってもいいので解説も投下してください。
・問題文投稿時に、自分のこだわりポイントなど問題文作成における要点解説を付けることが推奨されています。
・自分で設問した問題は他所で出題しても構いません。
※「みんなで設問!!」はなささん発案の企画です。
当問題は間接的になささんの許諾を得たような得てないような微妙な感じで出題しております。
この場を借りて、発案者なささん、および、解説案を提供いただいた方々に深くお礼申し上げます。
結果発表~ 回答は今週中に終わらせます
ある日の懺悔
「私はある時この方法で一人の田舎者をまんまと殺して了ったことがありますよ。」
そう言って彼は自嘲気味に笑った。それは何故?
解説
彼はわざとでないとはいえ犯罪を犯してしまったことを唯一心を許す正解者に話したのである。
それを聞いた正解者は…
とりあえず一問目
素材の味をお楽しみ下さい
[編集済]
最後の文言を、そのまま問題文にしたわけですね
ただ、それだけですと解説への糸口になるクルーがないので、解こうと思ったらちょっと大変そうですね
線路を横断しようとしていたお婆さん。
電車が近づいていましたがまだ十分距離があったのに
線路を横断しようとしていたお婆さんは線路で立ち止まってしまった為に死んでしまいました。
一体なぜ途中で立ち止まってしまったのでしょう?
これはなかなかベールが薄いですね、そしてFAは誰かが危ないと叫んだからとかになるので、解説で真意に気づき、参加者は二度ビックリって言う形になることでしょう。
良く晴れたある日、私は一人の友人と街をぶらついていた。特に行く当ても決めていなかったので、適当におしゃべりをしながらあちこちを見物する。
さて、その最中に私が会話の文脈を無視して
「しかし今日は日差しが強いね」
と空を仰いだのは、自分だけはもう人を殺したくなかったからである。
どういうことか?
これは、善意で叫んだ人が同じような状況に再び遭遇しているために線路の方を見ないようにしているという解釈でしょうか?
解説とのつながりが、出題者ごとで変わってきそうなトリッキーな問題文ですね
お婆さんが線路を横断しようとしていると
急行電車が迫って来ていた。
お婆さんはまだ気づいていないようなので
僕は大声で「お婆さん危ない。電車が迫って来てる!!」っと大声を出しました。
しかしお婆さんは間に合わず急行電車に轢かれてしまいました。
さて、ところで僕の正体は一体誰だか分るかい?
正解は、僕の正体は殺人鬼だよ
これは、ウミガメのスープではなく、20の扉形式(質問制限)するタイプの問題文のようですね
そして、参加者はこの結末を共有して満足度が上がるようにしているのでしょう
転がる石は止まらない
彼はとても思い込みが強かった。
彼は救いを求めていた。
彼は恩人を恨んでいる。
彼はあなたにある話をした。
何故?
解説
彼は思い込みの強さから周囲とすれ違いが多くいじめられることもあった。
だが彼は自分が悪いんだと思い込み、また死ぬことを考えた。
そうしてもう自殺してしまおうとふらっと線路に立ち寄ったとき、おばあさんは長旅で疲れて辛そうにしていた。
彼はこう思った。
辛そうなおばあさんがたまたま自分が死のうと来たときに来るだろうか?
いやそんなはずはない。
彼女も自分と似たような境遇なのだ。
彼女もまた死にたがっているのだと。
そう考えた彼は本当に合っているかこの案を試した。そうすると予想通り行こうか戻ろうか迷っている振りをして電車を待っているではないか。
ならば私もと一緒に死のうとして電車が来たとき飛び込んだ。
が、親切なおばあさんは轢かれる直前彼を突き飛ばし、助けたのである。
しかし彼は自分は分かっていても彼女は分かってくれなかったと救い(自分のことを理解してもらう)を得られなかったため命の恩人を筋違いに恨んだのである。
【「このことを話したのはあなたが初めてです。
…あなたなら、…分かってくれますよね…?」】
設定を結構付け足した2問目。
主人公の身の回りの設定などがなかったのでそこから想像を膨らませてみました。
[編集済]
トリックや物語を活かしつつ、そこに主人公のバックボーンを付け足すことで解説に奥行きが出ていますが、問題文はちょっと抽象的になってしまい、参加者はどこから攻めたらいいかが分かりづらいかもしれません。解説がより良くなっているだけに、チャームやクルーになる問題文にしたらより評価してもらえるだけにもったいない気がします
最近、お年寄りによる不注意事故が連発している。
お年寄りは注意力が鈍っているから特急電車が迫って来ていても気づかないのだ。
「おーい、危ないぞ」
ほらまただ、まったくどうしてこうも事故は起きるんだ?
これは、解説には存在しない、近所の人目線の問題文ですね
電車事故の原因を探る問題文になっていますね
お年寄りをターゲットに声をかける男がいた。
男は親切心を装い、お年寄りを卑劣な罠に嵌める犯罪者なのですが
騙されたお年寄りの家族は男に対し感謝の言葉を述べたのです。
一体なぜ?
せっかく貴方がお声をかけてくれたのに・・・・
2行目に「親切心を装い」とあるので騙されたままであれば、感謝するのが一般的だと思うのでこのままではチャームが薄いと思います [良い質問]
線路を横断していたお婆さんが特急電車に轢かれて死亡した。
お婆さんは特急電車に気づいていなかったわけでもなく
むしろ耳も目も良い方で、迫ってくる特急電車を交わすことも出来たのに
一体なぜ?
叫び以外の条件をすべて問題文に載せているので瞬殺気味になりそうですが、言葉のレトリックでかわそうという企みが見えます
田舎から出て来たお婆ちゃんを駅で迎えた孫の僕。
僕は線路向こう側に居たお婆ちゃんに大きく声をかけた。
お婆ちゃんは直ぐに僕に飛びつき抱きしめようとしたので
僕はお婆ちゃんの手をひらりと交わし後ずさりしました。
あの時のお婆ちゃんの悲しそうな顔、僕は忘れられません。
ごめんねおばちゃん。どうしても僕、新しいゲームが欲しいんだ。
一体なぜ?
お婆ちゃんが死ねば遺産が手に入るんだ
出典元から、被害者と加害者の関係性を変えたことで、子供の無邪気な狂気が描かれ現代日本のひずみを表現している解説になりますね
男は殺人を犯そうとミステリー本に載っていたトリックをそのまま引用した。
しかしミステリー本をこよなく愛し全部のミステリートリックを暗記している名探偵に早々とトリックが引用したのがバレてしまい
男が殺人を犯した犯人であるの見抜かれてしまった。
しかし男は逮捕されなかったのです。
一体なぜ?
(江戸川乱歩の赤い部屋)と同じトリックを使用したものの男に殺意があったと証明するのは不可能だったため
江戸川乱歩の作品だけに、模倣犯が出てもおかしくはない。更に捕まらないことで最大限のリスペクトをしていることが分かります
男が急に声をかけるもので歩いていたお年寄りは驚き転倒してしまった。
お年寄りは大怪我を負ったものの
平謝りする男に私は過去に殺人を犯したことがあると自負した。
一体なぜ?
老人=解説の男。
過去に犯した殺人と同じような目に遭ったが怪我で済んで良かったと諭している。
たった一言が怪我をさせ悪くすれば命までも取って了わないとは限りませんの解釈
問題文が小説の冒頭で解説がその本編ような作りですが、
ウミガメのスープにするならば、1行目がほぼ解説と同じ状況なので、意外性のようなものが薄れる気がします。
1行目をもうちょっと違う状況にしたうえで真相にたどり着けるような工夫があるとより面白くなると思います。
天国行きか、地獄行きか。
閻魔庁で閻魔様の裁きを受けている男。
浄玻璃鏡に、男の生前の行動が映し出された。
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田舎のお婆さんが、電車線路を横切ろうとしている。
……急行電車が、あと少しのところまで迫っている。
それを見た男が、大きな声で「お婆さん危いッ」と叫ぶ。
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それを見た閻魔様は、男を「地獄行き」とした。
何故?
※ 浄玻璃鏡・・・閻魔が亡者を裁くとき、善悪の見きわめに使用する鏡。
[編集済]
まず舞台設定が素晴らしい。更にベールが薄いので何を解くべきかも明確でわかりやすいです。 [正解][良い質問]
……い! おい! あんたよそ見しながら歩いてっと危ねえでよ、足下見てねえのか?
……足下見てねえと畦道の脇に落っこちるでよ。危なっかしい奴だな
いったい何をそんな集中して見てたんだ? 電話なんか使ってよ
……らてらて? はぁ、不思議な話の真相を解く場所ねぇ
……そんならおいらも一つだけ知ってるでよ。茶でも出すから聞いてくか?
……じゃ、まあのんびり腰掛けながら聞いとくれや。こいつぁうちの、かかあが話してくれたことなんだがな……
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私は、人を殺した事がある程の悪人です
そんな私が、誰も彼もが急ぎ通り過ぎ、困っている老婆を無視する中、その老婆を助ける様に声を掛けたとしたら
さて、いったいそれはどのような理由であったと思いますか?
(以下罫線まで原文のまま)
田舎のお婆さんが電車線路を横切ろうと、まさに線路に片足をかけた時に、無論そこには電車ばかりでなく自動車や自転車や馬車や人力車などが織る様に行違っているのですから、そのお婆さんの頭は十分混乱しているに相違ありません。
その片足をかけた刹那に、急行電車か何かが疾風の様にやって来てお婆さんから二三間の所まで迫ったと仮定します。
その際、お婆さんがそれに気附かないでそのまま線路を横切って了えば何のことはないのですが、誰かが大きな声で「お婆さん危いッ」と怒鳴りでもしようものなら、忽ち慌てて了って、そのままつき切ろうか、一度後へ引返そうかと、暫くまごつくに相違ありません。
そして、若しその電車が、余り間近い為に急停車も出来なかったとしますと、「お婆さん危いッ」というたった一言が、そのお婆さんに大怪我をさせ、悪くすれば命までも取って了わないとは限りません。
先きも申上げました通り、私はある時この方法で一人の田舎者をまんまと殺して了ったことがありますよ。
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「……と、まあこれが、かかぁから聞いた話だな」
目の前の男は、そこまで話すと、ふぅ、と一息ついた
「助ける様に、とは良く言ったもんだ。心の中じゃあ……恐ろしい女よな」
そう言って暫く黙り込み、じっとこちらを見つめた後、男は更に口を開いた
「まあ、ここまではかかぁの話で、今度ぁおいらからの問い掛けだ。さて
【声を掛けられた人が死ぬことがあるとして、今回よそ見して歩いてた人間が声を掛けられて死ぬことになるのは、足を止めたせいで電車に撥ねられるからか? それとも口封じの為か?】
……なあ、おめえさん、本当に畦道の脇は見てねえのか? その電話で【あそこに隠してた、おいらのお袋を殺したあの碌でなしの女の死体】を撮ってた訳でねえのか? そもそもおめえさんは、なんだってあんなところに居た?
……まあ、今さらなんだって良いんだけどな。【長々と問答してたから茶に入れた薬もそろそろ回ってくる頃】だろ」
語り終えた男はどこか憂いを帯びた顔をしながら、それでもフッ、と笑って……
どこからか、遮断機の警鐘音が聞こえてきた気がした……これは幻聴かそれとも……
(参考文献:江戸川乱歩「赤い部屋」より)
(このシーンだけ抜き取るなら過失に出来るかなって思ってましたけどそうですよね「まんまと」ですもんね!
という訳で回答するのであれば「女には明確な殺意があった」ことを気を付けないといけない。また声を掛けたのは「殺すため」では半分。あくまで原作同様この問題でも「線路の上で呼び止め自分の手を汚さず殺した」点が、明確に解かれるべき部分である。電車が来る線路の上という点は「誰も彼もが急ぎ通り過ぎる」場所であることを手掛かりとして回答、ヒントとするべし
また、人を殺した事がある悪人の人を殺したとは無論問題文の老婆のことである。(原作じゃお婆さんは例え話だったような気がするけどこの問題ではの話)
後、あくまで問題文は罫線より下、解説は罫線より上、の部分であるため、解説では男にとって老婆は母親であり、問題文の私、は妻ではあるが、解く上では重要としないこと)
(解説の結末がこの後原作の「赤い部屋」の様なオチになるかはご想像にお任せします)
[編集済]
問題文投稿だけでなく進行についても書かれているので、解決までの道筋が明確になっているので、実際に出題したとしてもスムーズにFAまで行くことでしょう
男はタイムマシンで過去に戻り、大好きなお婆ちゃんを助けに戻ろうとしていた。
大正の頃、お婆ちゃんは線路を横断しようとして特急電車にはねられ
その時負った怪我が原因で亡くなってしまったのです。
男には両親が無く、唯一の実よりだったお婆ちゃんを助けるためタイムマシンを完成させたのです。
男は早速過去に戻り、お婆ちゃんが事故に遭った現場で待ち伏せていると
今まさに線路を渡っているお婆ちゃんと迫りくる特急電車が見えました。
「お婆ちゃん危ないっ」男が叫ぶとお婆ちゃんはその声に気づき慌てて振り返りました。
結果、お婆ちゃんの事故は回避できたのです。
すると男は自宅に戻り子供を殺害しました。
一体なぜ?
子供とはこの時代のお婆ちゃんの自宅にいる自分の事。
動機は解説の通り、お婆ちゃんを助けようとした結果、事故は防げたものの大怪我か命を失わせる事故を引きを越してしまった。
全ては自分が元凶のパラドックスのためで
まさかの非現実要素を入れた問題文を投稿されるとは思いませんでした。
解説の状況を誰の視点で見るかで問題文は多様化されますが、その誰の発想がぶっ飛んでいます。
「俺の白い部屋のほうが住みやすいぞ」と独り呟いた男。
いったい彼は何を見て、そんなことを言っているのだろうか?
【解説】「(江戸川乱歩の赤い部屋より)」も解説に含まれていたので……。
[編集済]
ルールの抜け道を突いた問題文ですが、赤い部屋を知らないといけない要知識問題になってしまったのが勿体ない所ですね
「このキリトリセン、何のためにあるんだ?」と困惑する男。
いったい何が書かれていたのだろう?
【解説】「以下、今回の解説となる文章です。」の下にある破線も解説の一部と解釈しました。
[編集済]
これは、ルールの抜け道を狙ったある意味最も水平思考な問題文ですね
ひとつ、完全犯罪の話をしよう。
次のような状況を思い浮かべてほしい。
ある男が女を殺そうと企んでいる。
男の目の前で女が死んだ。病死でも自死でもなく明らかに外的要因による死だ。毒殺でもない、血が流れる死だ。
女の死の瞬間にその場にいた生身の人間はこの男だけだった。
しかも女が死ぬ直前、男が女に大声で怒鳴っている姿が目撃されている……
どうだい? 誰が見たって犯人は明らかだろう?
事実、この男が女を殺したことには間違いないんだ。
しかし男は捕まるどころか、疑われもしなかった。
密室やアリバイなんてちゃちなトリックじゃない、まさに完全犯罪さ!
男がどうやってこの殺人をやってのけたか、君にわかるかな?
☆こだわりポイント→完全犯罪を暴きたい!という探偵ゴコロをくすぐるような問題文を意識しました。先入観トリックとして、男がお婆さんに「危ない!」と声をかける場面を「口論している」ように描いてみました。
[編集済]
ウミガメのスープでは死を扱った問題が多いので、死に焦点を当ててもさほど惹かれないのですが、投稿にも書かれている通り、完全犯罪という点に焦点を当てた事でチャームが高まっていると思います [正解]
この街で鉄道の人身事故が多くなるにつれて、
街の駄菓子屋が喉飴を仕入れる量が増えていったと云います。
果たして何故なのでしょうか。
【解説】大声を出す→喉が痛くなる→のど飴の需要が増える、という風桶です。
【改変】「一人の田舎者をまんまと殺して了った」→「何人もの人びとをまんまと殺して了った」
[編集済]
のど飴=のどのケア をするためというのは発想として近いので、風桶系ではありますが、そこまで遠くないので停滞せずにFAまでたどり着く事でしょう
津々浦々の鉄道の踏切りを巡る男が居りました。
彼は、格別鉄道マニアという訳でもなく、
街角の風景を切り取るような写真家といった訳でも無かったのですが、
如何してそのようなことをしていたのでしょうか。
【解説】鉄オタでもないのに踏切巡りをする人がいたら面白いかなぁと思いました。
【改変】「一人の田舎者をまんまと殺して了った」→「何人もの人びとをまんまと殺して了った」
出典元ではごくごく一般的な行動ですが、それを全国の踏切を巡るという形の奇行にアレンジして見事にウミガメのスープに仕立てていると思います。
男は死にました。
自らを麻縄で殺めたものでありました。
若しもあの老婆の耳が遠ければ、
男が死ぬことも無かったでありましょうに。
さて、これはどういった状況でしょうか。
【解説】「一人の田舎者」は電車の運転手で、
老婆を轢き殺してしまった罪悪感とトラウマから、
自ら命を絶ったという想定です。
出典元には一切出てきていませんが、当然運転手がいるわけで。ほかの投稿と違い、その運転手に焦点をを当てたこの投稿が一番ウミガメのスープらしいのかもしれません。
電車の人身事故が発生した。
踏切を横断しようとしていた老婆が、
突然、踏切内で往生し、そのまま轢かれたものだった。
幸いにして命を取り留めた老婆は、
病室で独り、ニタニタと笑いながら
「ご冥福をお祈りいたします」と呟いていた。
状況を補完してください。
【解説】語り手である「私」が「お婆さん」で、
「一人の田舎者」が「お婆さんに声をかけた人」という想定です。
「私」は田舎者の呼びかけにわざと逡巡した素振りを見せることで電車に轢かれ、
田舎者が見舞いに来るたびに罪悪感を煽るような態度を取り続けました。
やがて田舎者は精神的に追い詰められ、自殺するに至った・・・という筋書きです。
ややミュンヒハウゼン症候群チックですが・・・。
[編集済]
これはトリックをかなり発展させて、出典元よりも狂気性が増していると思います。
ただ、状況を保管してください と言う問いかけになると、ラテシン時代はそれだけで拒否症の人たちがいたので変えた方が良いのかもしれません。
『交通量の多い通りを眺めている男。横断歩道のない通りを無理に渡っている人を見つけては「危ない!」と注意している。その理由は事故が起こるからなのだが、横断しそうな雰囲気を感じても、まだ道路を渡る前の人間には声をかけないという。どういうことだろう?』
答え
『男は事故がおきてほしい』
全部問題文に書いている系。
実際にわたっているのではなく、渡りそうな雰囲気だけでは注意しないのは、それほどおかしな状況ではないのが勿体ない点だと思います
『殺してやろうと、道行く女性に声をかけた男。その姿は多くの人が目撃していて、警察にも事情を聞かれた。そして、死んだ女性に最後に声をかけた人物であると判明したが、男が逮捕されることはなかった。一体なぜ?』
答え
『男はただの事故の目撃者だったから』
これは、解説を知っていないと普通に逮捕されることはない状況なので、チャームが低くなってしまっていると思います。
道行く人に声をかける男がいた。その男が声をかけた人間は、高い確率でその後すぐに事故にあうという。さて、声をかけられた人の共通点は何だろう?
答え
『横断歩道のない通りを渡っている』
他の投稿では隠している、声をかけるという点を明記することでオリジナリティーが出ている問題文だと思います
【問題文】
男は風邪を引いていたので、電車が少しだけ遅延した。
一体なぜ?
【簡易解説】
男は風邪で喉を痛めてて、声がほとんど出なかった。
電車がもうすぐ通ろうとしている線路を婆さんが横切ろうとしていたのを見て思わず「危ない!」と声を出したが、先述の理由で声は婆さんに届かなかった。
婆さんが何にも気付かず線路を渡り切った直後、電車が通過した。
あわや人身事故と運転手は急ブレーキをかけていたので、多少遅延することになった。
仮に男の声が婆さんに届いていたら、婆さんは途中で渡り切るか戻るか躊躇し、どちらにも間に合わず電車に轢かれ、電車も大幅に遅延することになっていただろう。
解説では風邪の症状の喉の痛みのみが載っていますが、マスクをしている可能性もあるので、明確なクルーがあるので短文にもかかわらず、解きやすい問題文だと思います。
https://late-late.jp/enquete/show/198
投稿をありがとうございました。引き続き投票の方をよろしくお願いします。[編集済]
参加者一覧 9人(クリックすると質問が絞れます)
皆様、投稿、投票アリガトウございました
今回のお題が大正時代に書かれた作品のため、かなり高難度だったと思われます。
(かくいう私は問題作成を断念したネタだったりします)
それでは、さっそく3位からの発表です
第3位はNo.7の匿名さんの作品です
オメデトウございます~
隠された悪意に気づかずに、善意を返してしまうという、皮肉ややるせなさなど、オリジナルでは描かれていない部分に焦点を当てて、解説の意味合いすら変えてしまう投稿作品でした
続きまして、2位の発表です
第2位ははNo.17の匿名さんの作品です
この投稿作品と一言で言えば上手い。何が上手いってベールの掛け方です。
主人公のモノローグ形式の問題文で、事件のあらましを正確に描写しているにもかかわらず、真相につながる重要な要素だけを隠している匠の技ですね。
それでは、いよいよ1位の発表です
第1位に選ばれたのは、ドラムロールスタート!!
ドゥルルルルルルルルル・・・・・・・・・
No.12の匿名さんの
天国行きか、地獄行きか。
閻魔庁で閻魔様の裁きを受けている男。
浄玻璃鏡に、男の生前の行動が映し出された。
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田舎のお婆さんが、電車線路を横切ろうとしている。
……急行電車が、あと少しのところまで迫っている。
それを見た男が、大きな声で「お婆さん危いッ」と叫ぶ。
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それを見た閻魔様は、男を「地獄行き」とした。
何故?
※ 浄玻璃鏡・・・閻魔が亡者を裁くとき、善悪の見きわめに使用する鏡。
です! オメデトウございます!!
裁判では取り扱いにくいであろう人の心の内の問題でも、閻魔様の裁きだから、真相を隠すことは出来ない上に、このエピソードの後和時の悪さを軽減することもできていますね
日本人になじみ深い閻魔帳を舞台に設定した事で、チャームも高まり、参加したいと思わせたことが決め手となったことでしょう
3位のNo.7さんには良質を、2位のNo.17さんには正解を、1位のNo.12さんには良質と正解と今から管理人さんにお願いしてコインコードを贈呈します。
それでは次回があるかどうかは分かりませんが、次回があったらまたよろしくお願いいたします。
投票しました!(tsunaさんへ:投票所URLが編集ページのものになっています、editをshowに変えてください!)[編集済] [20年05月08日 02:12]
参加します。[20年05月05日 22:10]
返信ありがとうございますm(_ _)mやり過ぎたかなと思いましたが安心いたしました[20年05月01日 20:30]
13ですが、問いかけに関しては解説から大きくずれていないので問題ありません、加筆はOKです
そもそもお題が大正時代に書かれたものですので、現代とは多少の齟齬が発生していますので、改変OKとなっています[編集済] [20年05月01日 20:12]
参加しま。13のように問題の基本部分と別に基本の解説に+してストーリーを盛るのはありですか?
(主問題の解説としては大きくかけ離れてるわけではないですがラテクエの逆というならアウトだろうなとは思いつつ一先ずやってしまえと出したので。ダメならダメで全然取り下げます)[編集済] [20年05月01日 18:54]
参加します(゚д゚)ゞ[20年05月01日 00:09]
参考資料(ラテシンで行われた設問しようぜ全4回)
http://sui-hei.net/mondai/show/5508
http://sui-hei.net/mondai/show/9210
http://sui-hei.net/mondai/show/12788
http://sui-hei.net/mondai/show/31499
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!