みんなのGood

トリック:9票物語:1票納得感:3票
ウミガメ中学校3年Q組のツメ アマオは学校イチの秀才。
アマオにとって、中学校の定期テストなんてお茶の子さいさいである。

「当然今回の期末テストも完壁で、5教科すべて満点だろう」と考えていたアマオだったが、

結果は惜しくも{499}点だった。

アマオが間違えた1問は何だろうか?
22年03月06日 01:34
【20の扉】 [靴下]



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(例)
次の文のカタカナを漢字に直しなさい。
【(1)私の犯罪は{カンペキ}だ。】

アマオ「完璧の璧って壁じゃないのか...{そこだけ}盲点だったわ...」
らてらんど名物「13Good」
良質:6票トリック:6票納得感:1票
風花さんはテーマパーク「らてらんど」の常連さん。年間パスを持って毎週のように通っているような、園内作品の熱烈なファンなのである。

彼女は来る度に遊ぶアトラクションは変われども、いつも園内限定品の「ウミガメソフト」を購入することだけは欠かさない。抹茶風味のとろけるクリームに、キャラの焼印のあるサクサクのメープルコーン。このために毎週この地を訪れているといっても過言ではないほどのお気に入りな名物品だ。

ところで、そんな彼女の姉・凪さんも、同じく年間パスを持って風花さんと一緒に園内を回り楽しむ熱狂的なファンなのだが、彼女の方はアイス目当てではなく、いつも決まって○○○○○○をするらしい。

伏せ字に入るのが何かわかりますか?

{※}ニュアンスが正しければ、伏せ字の文字数と一致しない回答も正解とします。
22年03月08日 21:00
【20の扉】 [さなめ。]

ご参加ありがとうございました。




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【FA:】
{来園客の財布}をする{(掏る)}らしい。

【簡易解説:】
姉妹は共犯のスリ。妹の風花がアイスクリームを意図的に客にぶつけ、誠意を装って汚れを拭いたりなんだりしている間に、姉が相手の隙をついて犯行に及ぶという常習の手口を用いている。

+++++おまけ+++++

「あー!ごめんなさい!すぐに拭きますね!」

混みあった園内を通行中に、持っていた名物品のウミガメソフトを他人にぶつけてしまい、慌ててハンカチを取り出す…{という一連の演技}を行う風花。

あちゃ~、とこちらの「失態」に同情する二人組の女性。現役かどうかは怪しい制服姿に、ここで買ったであろうお揃いのカチューシャ。どうやら幾多の例に漏れず、かなりの浮かれ気分のようだ。

少し離れたところからその人混みを窺う姉の凪は、漸く安堵した。ハイな気持ちから油断し、風花の「誠意」を受容してわざわざ立ち止まる二人。懐もハンドバッグも緩く、標的として最適だ。

刹那、凪からの目配せを受ける風花。可愛い制服に付いてしまった抹茶色のクリームを拭き取りながら、申し訳なさげに女性たちに話をふることで注意を逸らす。すぐ溶けてベトベトになりやすいウミガメソフトは、{標的になすり付けるのにぴったりなので風花のお気に入り商品}である。

「本当にすみませんでした!良かったら、これ、どうぞ!」

礼と共に謝る風花は、バッグからここのキャラストラップを出し、制服姿の女性に渡す。自分の顔よりも記憶に残るものによって、犯行を露見させにくくするものだ。それに、「誠意」の表れにもなる。人によってはこれをあげるのだが、どうせ余るほど持っているものなので、一つくらいは必要経費である。

そそくさとその場を立ち去った風花は、ある程度は人気のない場所まで来ると、セーターを脱ぎTシャツ姿になった。理由は同上で、犯行の露見の防止。

残ったソフトのメープルコーンをかじりながら、姉の到着を待つ。今頃の凪は、{紙幣を抜き取った「抜け殻」の処理}に奮闘しているところだろう。

風花は所在なさげに、近くの売店を見つめる。

そこには、ガラス越しに、らてらんどのキャラクターグッズが、たくさん並んでいる。

ラッテーの桜衣装ver.ぬいぐるみ。
はらこちゃんの春季限定ペナント。
犬のオカブのバレンタイン仕様のタンブラー…。

早く、あれを手に入れたいな。

それはきっと、凪も同じ気持ちのはずだ。

早くグッズを全て揃えて。

部屋に飾って、部屋に飾って。

らてらんどのみんなに、囲まれて。



{空想の郷に暮らすんだ。}

{まだまだ浸っていたいんだ。}



3年も前、姉が解雇されて貯金が尽き、風花に泣きついてきたことが脳裏をよぎる。風花も一心同体で、ひもじく暮らした。苦難の末にやった初めてのスリは、それはそれは拙いものだった。

それからずっと、彼女たちはこうやってらてらんどで他人のお金を盗むことで生計を建てている。風花の仕事の給料は、年間パスやグッズ費用のほんの足しにしかならない。風花だって、スリになる前からもグッズの買いすぎで、いつ破産してもおかしくはなかったのだ。

{もう、罪悪感は一つもない。あるのは、幼少期から大好きな、憧れのらてらんどへの愛情だけ。}

多分それも、イベントの行きすぎで会社に愛想を尽かされた凪と同じ。

我慢できず、姉が来る前にショップへと入店した風花。グッズの「収集」が終わったら、もう一度ラッテーのスカイコースターに乗りに行こう。そう考える彼女が手に持っていたのは、{いつぞやの来園客から盗んだ紙幣}の入った、ラッテー柄の財布だった。

ふらふらと売店に吸い寄せられ、虚ろな目を妖しく輝かせる風花の後ろで、係員がこんなアナウンスを響かせた。



【{らてらんど名物の、スリに要注意!}】



おわり。

【要約:】
姉妹はスリ常習犯。
伏せ字は「来園客の財布」。
アイスをわざとぶつけて気を惹き油断させる手口を使う。
AB人と愉快な鼻歌「13Good」
良質:3票トリック:5票物語:1票納得感:4票
カメオは、カメコに指定された言葉を10回書いた。

カメコ「じゃあ、{これ}を書いたのは何人?」

カメオ「アメリカ人」

カメコ「正解!」

{これ}とは何?
22年03月31日 22:35
【20の扉】 [霜ばしら]

🌀




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<《 答え 》老人と海 >
The Old Man and the Sea(Ernest Miller Hemingway)
心優しいツンデレラ「13Good」
トリック:6票物語:5票納得感:2票
彼女の名前はツンデレラ
他人を責めたりしないし、心の中でも悪く思ったりしない、心優しい女性である

お城で舞踏会が開かれる日のこと
ツンデレラの目の前には、かぼちゃの馬車と綺麗なドレス

「魔法は午前零時で解けるから、それまでには絶対に帰ってくるんだよ」

そんな声を聞きながら、ツンデレラは「ホント、使えない魔法使いだな」と心の中で責めるのだった


心優しいツンデレラが、こんなことを思ったのはなぜ?
22年04月13日 23:39
【ウミガメのスープ】 [ごらんしん]

「おかわりスープ」出題中!




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魔法使いであるツンデレラは、午前零時で解けてしまうような魔法しか使えない自分を心の中で責めた


【『ストーリー』】

彼女の名前はツンデレラ
他人を責めたりしないし、心の中でも悪く思ったりしない、心優しい女性である
彼女は魔法使いだったが、魔法が上達せず何年たっても見習いのままだった

ある日、ツンデレラは、継母や継姉にイジメられているシンデレラの噂を聞いた
名前が似ているシンデレラに親近感を覚えた彼女は、シンデレラのために何かしてあげたいと思った

お城で舞踏会が開かれる日のこと
ツンデレラの目の前には、かぼちゃの馬車と綺麗なドレスに身を包んだシンデレラ
でも見習いの彼女では、午前零時まで解けてしまう魔法をかけるのが精一杯だった

「魔法は午前零時で解けるから、それまでには絶対に帰ってくるんだよ」

そんな自分の声を聞きながら、ツンデレラは「ホント、使えない魔法使いだな」と心の中で自分を責めるのだった
遠心分離スープ「13Good」
良質:9票物語:4票
海の見えるレストランの中、太郎(仮)はウミガメのスープを一口飲みかけている。

この光景を見た神林は、ぐるっと回るよう部下に言った。
何故、そのようなことを指示したのだろう?

★非現実要素があります。
22年05月17日 21:35
【ウミガメのスープ】 [マイけ~る]

ご批評歓迎します。




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概要:
出題文の光景が見つかったのは、深海探査中のこと。
太郎は時間の流れが通常と異なってゆっくり流れる空間におり、神林たちはそれを外から見ている。
海底探査の前に異常な空間の範囲を確認しようとして、空間の周りを探査機で一周するように指示した。

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無人探査機「すいへい」を使い、ラテラテ海溝の深度6653mで探査をしていた時のこと。
暗い深海にはそぐわない明るい光が、カメラを通して母船の神林たちに届いた。
「すいへい」でその光に近づくと、奇妙な光景があった。

天井と壁の無いレストランのような建造物の中で、広いテーブルの席に男が一人座っている。
その男はスープ皿を前に、スプーンを口に運んでいる。そのポーズのまま、動かない。

「神林さん、何でしょうかねこれ…」
「…出やがった。竜宮城だ」
「竜宮城? 昔話の?」
「似たようなものってことだ。あの男の服装を見てみろ」

部下が改めて目をこらすと、スープの男の格好は日本史の教科書にある明治か大正の頃のものに見えた。

「ラテラテ海溝に時々出て、動かないように見えるが少しずつポーズがスープを飲むように変化している。あいつのいる空間だけ時間がゆっくり流れてるんだろう。どうやって来たのかは知らないが」
「ああ、だから『竜宮城』と。じゃああの男は太郎(仮)かな」
「ここらの探査は、まずあの異常な空間がどこまであるかを調べてからだな。海流で判断しながら周りをぐるっと回ってくれ」

神林の指示に、探査機を操作する部下は頷いた。


「それにしても、これは報告していいんですか?」
「一応報告するが、まあ闇に葬られるだろうな。ヒトガタの時もそうだっただろ」
「確かに」