みんなのGood

ある日、霧が出た「2Good」
納得感:2票
A国にとある山がある。国土の中程に位置するこの山の近くには町もなく、主要な道路からも遠く離れている。踏み入る人も少ない、なんということもない山である。
ある日、この山に珍しく霧が出た。
そのためにA国は隣国であるB国との戦争に負けたという。いったいどういうことだろう。

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Cindy出題済み問題の改作……というよりも変奏です。元問題をご存知の方は観戦でお願いします。
20年12月27日 20:52
【ウミガメのスープ】 [GoTo_Label]



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{時代は近世。}
A国の国境では、敵対するB国の侵入を監視していた。そしてある日ついにB国が国境を越えて侵攻を開始した。

監視者はそれを確認すると、{合図の狼煙を上げた。}狼煙は首都へ向けて次々に中継されていく。

しかし、中継地点のひとつがその山だった。

{霧にさえぎられて先行する狼煙が見えず、}そこで狼煙が途切れたため、A国の対応に大きな遅れが生じてしまったのだ。
物語:2票
新型コロナウイルスの流行のせいで、イトラは、

初対面の裸の男がイトラの妻と寝ている映像を見ることになった。

状況を説明してください。
20年12月27日 22:16
【ウミガメのスープ】 [イトラ]

「私にとっての2020年」問題です。




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【解説】
新型コロナウイルスの流行により、感染防止対策で、入院している妊婦との面会が禁止され、産院での立会出産が出来なくなった。

イトラは、我が子が産まれる瞬間に立ち会うことが出来なくなり、リモート映像で妻の出産の様子を見届けることになった。



以下駄文。

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2020年7月20日。

出産予定日からは既に3日が過ぎた日の早朝。

里帰り先の病院にいる妻から、今日の昼に帝王切開での出産になるとの連絡がきた。

夜勤明けであった私は、何と急な話だと思いながら、帰りの電車に揺られていた。



今日、私は父親になる。



正直、実感は湧いていなかった。

新型コロナの流行で、妻の産婦人科の診察の付き添いにも行けず、両親学級も全て中止になった。

産院から帰った妻から見せられるエコー写真の画像は、恥ずかしがり屋だったのか、顔の前に腕があったりしてまともに顔が映った写真は無く、愛着の湧くものではなかった。

立ち合い出産も感染予防対策のため禁止され、入院中の面会人数も妊婦につき1人までというルールになったので、里帰り先の義理の母に任せることになった。

今となっては反省しているが、私は父親になるための準備を積極的にしていなかった。

そんな中で、今日出産するとの連絡。

現実感がないまま帰宅し、手術前の連絡を待った。





そして昼の11時、妻が手術室に入ったとの連絡。

それから30分もかからなかった。

LINEのビデオ通話の映像に、しゃくりあげるような声をあげて泣く赤子を抱えた助産師が映った。

身長約50cm、体重約3000gの元気な男の子だそうだ。

身体測定を終えた助産師がその赤子をつれて、もう一度妻のもとへ行く。

助産師が妻の傍らに赤子を寝かせると、妻は安堵したのか泣きだした。

結婚式でも泣かなかった彼女の感動の涙を、その時私は初めて見た。

私も自然と涙が流れた。



2020年7月20日。

私が父親になった日。

大切な家族が増えた日。

可愛い我が子の産まれた日だ。
さじ「2Good」
納得感:2票
おいしいカレーを食べるために、材料も調味料の配分もめちゃくちゃな作り方をしようとする女。一体なぜ?
20年12月31日 17:44
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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ルームメイト「いいカレーの材料貰ってきたんだよねー。じゃ、今日の料理当番よろしくー」
女「(今日は料理するのは気分的に面倒なんだよな……あとルームメイトの彼女の方が料理得意だからおいしいカレー作るだろうし……でも面倒がったら怒られる……よし!)じゃあ私の家で作っていたカレーを作ろう!ジャガイモをこれくらいで、スパイスは大匙で一気に……隠し味に……」
ルームメイト「ちょっと待った!いくらなんでもそれおいしくできなくない!?」
女「え?でも私はこれしか作り方知らないしなー。まぁまぁ{些事}にこだわらずに!任せといて!」
ルームメイト「いやいや、いいよ!いい食材がもったいないって!今回は私が作るよ!」
女(計画通り……!これでおいしいカレーが食べられる!)
一点突破「2Good」
納得感:2票
カメオはウミガメのスープ出題サイト『てらてら』にログインしようとパスワードを入力したが、ログインに失敗した。
このサイトではパスワードを10回連続で間違えると一定時間ログインできなくなるのだが、カメオは先程と同じパスワードを何度も入力し、何度もログインに失敗した。
彼は本気でログインしようとしているのだが、いったいなぜこんなことをしているのだろうか?
21年01月08日 13:40
【ウミガメのスープ】 [えいみん]



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『てらてら』を荒らし回って楽しんでいるカメオくん。
彼は今日も【他の人のアカウント】でログインしようと企んでいます。

このサイトでは公開されているユーザー名とパスワードを入力するとそのアカウントでログインできるのですが、乗っ取り防止のために10回間違えると一定時間ログインできなくなる仕様があります。
しかし、{ユーザー名を変更して同じパスワードを打てば}、この仕様にはひっかかりません。
カメオくんはみんなが使いそうなパスワードをユーザー名を変えて何度も入力しました。

「lateral」
「lateral」
「lateral」

......

「lateral」
カメオ「...ログインできた!」

こうしてカメオくんは『てらてら』で暴れ回るのでした。
(後日、管理人の杉上さんに捕まりましたとさ。)
30m/min「2Good」
トリック:2票
田中はエスカレーターを逆走しながら、「ヒュンガラモッケ、ヒュンガラモッケ」と連呼している。
何故だろう?

(言うまでも無いことですが、本問は非推奨問題です。)
21年01月08日 21:05
【ウミガメのスープ】 [ギー太]



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【一行解説】

上り下りのエスカレーターですれ違ったヒュンガラモッケさんを呼び止めるため。

【蛇足説明】

本問は、非推奨問題例の「例11 偏った価値観を必要とする」に抵触するかと思いきや、実は「例19 強引な固有名詞トリック」に抵触していたんだよ!な・・・なんだってー!!というネタでした。

うん、言わなくても分かるよね、ごめんなさい。

【読まなくても良いストーリー】

ヒュンガラモッケ「ねえ、分速30メートルなんだって。」
田中「えっ、なに。」
ヒュンガラモッケ「エスカレーターの動く速度。分速30メートル(ただし勾配30度の場合)。」

――――――――――――

20年後。田中は空港にいた。
昔から好きだったエスカレーターへの興味から、大手建設会社に就職した田中は、このたび、一大プロジェクトの責任者に抜擢され、某国への海外赴任を命じられていた。
プロジェクトは長期にわたるもので、少なくとも10年間はこの国に帰って来られないだろう。あるいはそのまま二度と帰って来ないかもしれない。
早くから世界を舞台に活躍したいと思っていた田中にとって、この国を離れることはさほど苦ではない。むしろ新天地で自分がどこまでやれるか、期待に胸躍る心持ちだった。

だが、田中にはひとつだけ心残りがあった。小学生の頃に仲の良かった女の子、ヒュンガラモッケのことである。
彼女とは何故か気が合った。ひょっとしたら、彼女も僕と同じように、どうしようもないくらいエスカレーターが好きだったからかもしれない。
彼女とは転校が原因で離ればなれになってしまったけれど、今から思い返すと、唯一僕が心から愛した女性だった。
今、彼女が僕のことをどんなふうに思っているかは分からない。ただ、小学生のあの頃、僕たちの気持ちはひとつだったと今でも信じている。

そんなセンチメンタリズムに浸りながら、田中は搭乗口に向かうエスカレーターを昇っていた。
その中腹、向かいの下りエスカレーターに乗った女性とすれ違った瞬間、田中に電撃走る・・・!

田中「あの横顔、あのはにかんだ様な表情、そしてあのアホ毛・・・。間違いない、ヒュンガラモッケだ。」

どうしよう、追いかけようか?いや、もう彼女は僕のことなんて何とも思っていないかもしれない。それどころか、僕のことを覚えてさえいないかもしれない。子供の頃の初恋を引きずっているなんて、所詮は僕の一人相撲に違いない。それなら思い出は思い出のまま、そっとしておいたほうが良いんじゃないか・・・。

だが、もしそうではなかったとしたら。万が一にも、彼女も僕のことをまだ想っていてくれたとしたら・・・。

田中は決意した。そうだ、これは僕に訪れた、一生に一度しかないフェアリーテイルなんだ。この機会を失うわけにはいかない。
エスカレーターが上階に到着してから引き返したのでは間に合いそうもない。田中は無我夢中でエスカレーターを逆走しながら叫んでいた。

「ヒュンガラモッケ、【ヒュンガラモッケ】、<ヒュンガラモッケーーーーーーー!>」

たぶん映像はスローモーションになってた。なんなら山崎なんとかさんの曲とか流れてたと思う。こんなとこにいるはずも無いのに。
果たして、田中はヒュンガラモッケと再会できたのだろうか。そして、田中の初恋の行く末は。それはまた別のお話。

うん、ごめんなさい。だから読まなくて良いって言ったのに。