みんなのGood

荷物を個室トイレに置き忘れたことに気づいたヒロキは、荷物を取りにトイレに戻った。
そのころ丁度お腹を下してトイレを探していたテルユキ。
やっと空いているトイレを見つけたのだが、彼が入る前にヒロキが入ってしまった。
テルユキは腹の痛みを暫く我慢しなくてはいけないのではないかと嫌な予感がしたが、ヒロキはただ荷物を取りに来ただけだったのでその予感は杞憂に終わったのだ。

【5人対5人の勝ち抜き戦】で、｛大将｝のカメオは圧巻の【5人抜き】をしてみせた。
カメオの圧勝ではあったのだが、｛相手の先鋒すら倒せない前の4人は弱すぎる｝だろうと、カメオは思ったのであった。

真っ暗な部屋でカメノスケは、｛オカルト研究会の仲間達｝に自分の大好きな｛怪談話｝である「カメミの首吊り」について話していた。

話の一番の山場である、カメミが死後も自らを自殺に追い込んだ者を呪う「オチ」のシーンで｛カメノスケは皆んなを怖がらせるために自分の顔を下から懐中電灯で照らした。｝



カメノスケ「今でもカメミは、自分を自殺に追い込んだ彼氏を探しているんだ……………ほら、お前の後ろにも！！！！！」ピカッ

一同「ぎゃああああああああああ！！！！！」

男は山道を車で走行中に事故を起こしてしまい、全身が血だらけになる程の大怪我を負った。

スマホは壊れており、救急車を呼ぶことも出来ない。
幸いにも近くに町があったため、男は力を振り絞って歩き助けを求めた。

しかし、町は男よりも大怪我を負ったように見える人々がうごめいていた。
今日は10月31日、ハロウィンの日だったのだ。

周りの者たちは男の鬼気迫る表情、べったりとついた血、どこを見てもなんて完成度が高い仮装なんだ！と勘違いされてしまい、男に救いの手が差し伸べられることは無かった。

カメオは7年間毎日ピザの注文をしていたが、ある日、注文前にカメオは倒れてしまう。
7年間も毎日続いた注文が急に途絶え、心配になった店員が家に行き、彼の命を救ったのだった。