みんなのGood

さがしもの「8Good」
物語:6票納得感:2票
今年高校3年生になったマユミは、友人のカナコが
「今回めちゃくちゃ頑張ったんだよ~!」と言ってテストの答案用紙を広げたのを見て

数年前、自分がゴミ箱を漁って探していたものはそもそも初めから無かったのではないか と考えた。

マユミはなぜ、ゴミ箱を漁ったのだろうか?
19年11月19日 01:31
【ウミガメのスープ】 [藤井]



解説を見る
【解答】
友人が「捨てた」と言った答案用紙を探すため


【解説】

「ナッちゃん、見て!今回すごい点数良かったんだ~!!」

中学1年生の夏、放課後。隣のクラスの親友のナツコにマユミはテストの答案用紙を広げて見せた。たくさんの赤マル、右上には94点の文字。

「……すごいねぇ!マユちゃん」
「ナッちゃん何点だった?」
「ええとね……78点!今回難しかったよ~」
「やったー!ナッちゃんに勝てたー!!」

無邪気に喜ぶマユミに、ナツコはへへへと笑う。

「マユちゃん、勉強頑張ってたもんね」
「ナッちゃんに負けられないからね~。ねぇねぇ、答案用紙見せてよ」

えっ、と一瞬ナツコはうろたえる。そして申し訳なさそうに頭を掻いた。

「実は捨てちゃったんだよね~、あんまり点数よくなかったから」
「ええっ!そうなの?でも確かにナッちゃんが78点って珍しいよねぇ。いつももっと点数高いのに」
「今回の範囲、苦手だったみたい」

そして部活へ向かうナツコを見送ったマユミは、やがて人がいなくなると、こっそり教室のゴミ箱を探った。
ナツコの答案用紙が気になったのだ。
頭のいいナツコとマユミは、小学生の頃からテストで高得点を叩き出していた。しかしナツコの方が点数が高いことの方が多かった。
今回ばかりはマユミは自信があった。そしてその手応え通り、いつにも増して高得点を叩き出した。クラスの皆からも尊敬された。

がさごそ、がさごそ。
ナツコの答案用紙は見当たらない。
(掃除の時間に一旦ゴミ回収されちゃったとかかな……?)
マユミは探すのを諦めた。そして、改めて自分の答案用紙を見る。
94点。誇らしかった。



月日は流れ、二人は中学を卒業。それぞれ別の進路に進み、マユミはいっそう勉学に励んだ。
そして、カナコという友人ができた。彼女も頭がよく、努力家だった。

「マユミ、頭いいよねぇ」

プライドの高いカナコがマユミをライバル視していることは、マユミにもひしひしと伝わっていた。


ある日のこと。
中間テストが返却され、担任の教師が「今回平均点低かったぞー。65点だ」と告げた。
授業終了のチャイムが鳴り響くなり、カナコはマユミのもとへ駆けてきた。

「マユミ!テストどうだった?」
「え、まぁそこそこ……。カナコは?」
「それがね、めっちゃ良かった!!」

嬉々として答案用紙を広げるカナコ。たくさんの赤マル、右上には91点の文字。
すると周りにいた生徒が振り返り、

「うおっ、すげーじゃん」
「カナコちゃんあったまいい~」

と口々にカナコを褒めた。

「……すご!平均65点なのにめっちゃいいじゃん」
「今回マジで頑張ったからね~。で、マユミは?」
「あー……84点」
「っしゃ!勝ったー!!」

「お前らマジ頭いいなー」と周りの生徒は感嘆の声をあげ、カナコの答案用紙を覗き込む。
誇らしげなカナコに「ちょっとトイレ行ってくるね」と告げ、マユミはその場を離れた。


マユミの机の中には、94点の答案用紙があった。
カナコは自分がとびきり良い点数を取ったとき、マユミの答案用紙を見たがる。帰り道に答案用紙を見比べあって、ここはこうだとか振り返るのがお決まりのパターンだ。
別にそれは良かった。いい復習にもなる。
だが今回は別だ。
咄嗟に嘘をついてしまった。

(……テスト、失くしたことにしようかな)

そう考えたところで、マユミの思考は数年前の風景をとらえた。
ぼんやりとナツコの顔が浮かぶ。

『捨てちゃったんだよね』

彼女の答案用紙は、彼女の手元にあったのではないか?
ちょうど今の自分と同じように。
とびきりの高得点を叩き出していたのではないか。
つまり、あの日自分が漁っていた教室のゴミ箱の中にナツコの答案用紙なんてそもそも無かったのではないか。


授業開始のチャイムが鳴り響く。
はっと顔を上げたマユミは、慌てて教室へ駆けていった。
物語:2票納得感:6票
クリスマス当日、母は七面鳥を用意して
カメオはサンタさんからクリスマスプレゼントをもらい
カメコはこれから彼氏とデートに行くためシャワーを浴びて
父はクリスマスツリーの飾りつけを終えると

家族は今年のクリスマスは最悪だと嘆いた。

一体なぜ?


19年12月01日 15:02
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



解説を見る
母が七面鳥を焼くためオーブンを使おうとし
カメオがクリスマスプレゼントのゲームに熱中し
カメコが髪を乾かそうとドライヤーにスイッチを入れ
父がクリスマスツリーのイルミネーションに電源を入れ
天童さんがコタツと暖房器具をフル稼働させると
(゚д゚)っ ピッ


電源がショートしてブレーカーが落ちたのです、




母は調理が出来ず七面鳥は生焼けとなり
カメオはデータが消え
カメコは髪が乾かず
父は真っ暗闇の中を彷徨い続け
魔子さんは凍死しました。


なんて最悪なクリスマスなのでしょう
Calligraphy「8Good」
トリック:3票納得感:5票
One day, there was a class of the calligraphy in my class.
I was weak in a class of the calligraphy and felt that I hated it very.
However, a hand has become dirty with a sumi when I was writing a character with effort as I hated getting yelled at.

カメミは手を洗おうと思った。なぜ?
19年12月06日 20:09
【ウミガメのスープ】 [だだだだ3号機]



解説を見る
カメミは{左利き}である。
故に書道は苦手だし、色々も苦労もする。

ある日の事、カメミは英語の授業中に、「自分の苦手な事」で{英作文をするように}先生に言われた。

カメミは苦手な書道の授業中に墨で手を汚してしまったことについて書こうと思い、順調に書き進めていたが、英語は{必ず横書き}な上に、{左から右に書き進める}ため、{左利きだったカメミは手の下側が黒鉛で黒く汚れてしまった}。

故に正解は、【{左利きで左から右に字を書いたから}】である。





以下英作文訳

ある日、私のクラスで書道の授業があった。
私は書道が苦手で、とても嫌な気分になった。
しかしながら、怒られのも嫌なので頑張って字を書いていると、墨で手が汚れてしまった。



※英訳は自力なので間違いがあるかもしれません。ご了承ください。
トップをねらえ「8Good」
良質:3票トリック:1票納得感:4票
【問】
息子と遊んでいたイツキが、息子がかいた銀メダルを金メダルと勘違いしたのは、おとといに息子と久しぶりにキャッチボールをしたからだという。

一体これはどういうことか。
19年12月08日 12:26
【ウミガメのスープ】 [tosh]

初出題です




解説を見る
【解】
キャッチボールで肩が筋肉痛になったので肩に湿布を貼ったイツキ。
今日息子と背中に書いた文字を当てるゲームをしている時に文字の一部がシップに被り「ぎんめだる」を「きんめだる」と勘違いしてしまった。
おみやげは角砂糖「8Good」
物語:6票納得感:2票
「海外で勉強して、一人前の社会人になって帰ってくるから。それまで待ってて。」


あれから1年。


今日はあなたが出張から帰ってくる日。

私はあなたにあった途端、その大きな背中が少しだけ嫌いになった。

一体なぜ??
19年12月08日 22:40
【ウミガメのスープ】 [弥七]



解説を見る
<解説>

「【おかえりいいいいいいいいい!!♡♡】…..あれ??」
[背中]△O)(チラ)


「あっはは。可愛い奥さんですねぇ。先輩?......あー、こりゃ二人とも死んでるな。」
「………」「/////」(チーン)

ーーーーーーーーーー

簡易解答:長い出張が終わり、久しぶりに夫に会うことができる。豪華な食事も用意して、化粧も綺麗な服も着て、1時間前から玄関の前で待っていた。ドアが開いた瞬間彼に飛びついてしまったものの、彼の大きな背中に隠れて、後ろにいる同僚の人に気づかなかった。...ああ、思い出しただけでも恥ずかしい。

私はあなたの、ひとまわり大きくなった背中が少しだけ嫌いになった。

(おしまい)



弥七(なにこれ甘すぎ…私の『{口から角砂糖}』でも出てんのかい…うえっぷ。)