みんなのブックマーク

遭難「3ブックマーク」
A、B、Cの男たち三人は雪の降りしきる山道で迷っていた。

道中、偶然見つけた無人の小屋で地図を広げた。

A「このまま進めば、本来のルートに合流できるのではないか」
B「引き返して、こっちの道から行くほうがいいんじゃないか」
C「この辺り一帯はかなり道が複雑なようだから注意しないと……早く雪がやめばいいんだが」

話し合いの結果、この先の道を進むことになった。

しかし、しだいに吹雪く勢いが増し、道の見通しも悪いため、これ以上進むのは危険であった。
A「やはり引き返そう」
三人は小屋へと戻り、しばらく待機することにした。

雪がおさまったのは夜も更けた頃だった。
それから朝になるまで、AとBが交互に寝て起きてを繰り返したが、その間Cはずっと眠ったままだった。

AとBは、なぜCを起こそうとしなかったのだろう?
20年12月04日 22:38
【ウミガメのスープ】 [ぷらすちっく]



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X町に住む大学生の男たち三人は、Y町まで車で旅行することにした。

X町からY町に行くには果てしなく続く険しい雪山を越えていかなければならず、長時間にわたる運転を強いられる。
しかし、三人のうち、運転できるのは免許を持っているAとBのみ。彼らは交互に休憩を取りながら運転することにした。

しばらく走っていると、道に迷った上に猛烈な吹雪に遭った。これ以上運転するのは危険だと判断したAは、道中あった山小屋へと引き返し、雪がやむのを待った。
朝まで待たなければならないかと三人は思ったが、夜中には雪がやんだので小屋を出て運転を再開した。

翌朝、車は無事にY町に到着した。

一晩交互に運転し続けるAとBを尻目に、どうせ起きていても運転できないCは後部座席で眠っていたのであった。
防止策「3ブックマーク」
カメオはコンビニのアルバイトの予定が入っていた日にうっかり寝坊をしてしまった。
普段であれば遅刻を覚悟するほどの時間を寝過ごしてしまったが、その日はクリスマス当日だったためにギリギリ遅刻せずに済んだという。
バイトの時間も道の込み具合もいつもと同じだというのに、一体なぜ?
20年12月16日 22:08
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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カメオ「やべっ!寝過ごした!顔洗って寝癖直して……間に合うか!?あっ!そういえば今日のアルバイトはサンタクロースの帽子を被るんだったな!じゃあ寝癖直す時間は無しでいいや!その時間を省けば……よし!ギリギリ間に合う!」
右も左も「3ブックマーク」
殺人事件の担当刑事、井上の元に目撃者を名乗る女性が現れた。
彼女の証言と現場の証拠はほとんど一致するが、腑に落ちない点が2つある。

1つは目撃したという地点から現場まではけっこう距離があり、
彼女の視力で状況を視認できたとはとても思えないこと。

もう1つは、彼女の証言と現場の状況とでは
物や人物の位置関係が左右反転していたこと。

いったいなぜ彼女はそのような証言をしたのか。
20年12月19日 21:13
【ウミガメのスープ】 [kinnsada]

ここでの出題ははじめてです。おてやわらかにおねがいします。




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目撃者の名前はキャシー、来日して間もない留学生
日本語はよく勉強しているようだが、右と左の単語を逆に覚えてしまっていたらしい。
だから証言の内容が左右逆になってしまっていたし、
本当は視力もめちゃめちゃ良くて事件の状況もちゃんと見えていたのだが、
視力検査で左右を逆に答えてしまっていたので数値が悪く出ていたのだ。
ある日、霧が出た「3ブックマーク」
A国にとある山がある。国土の中程に位置するこの山の近くには町もなく、主要な道路からも遠く離れている。踏み入る人も少ない、なんということもない山である。
ある日、この山に珍しく霧が出た。
そのためにA国は隣国であるB国との戦争に負けたという。いったいどういうことだろう。

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Cindy出題済み問題の改作……というよりも変奏です。元問題をご存知の方は観戦でお願いします。
20年12月27日 20:52
【ウミガメのスープ】 [GoTo_Label]



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{時代は近世。}
A国の国境では、敵対するB国の侵入を監視していた。そしてある日ついにB国が国境を越えて侵攻を開始した。

監視者はそれを確認すると、{合図の狼煙を上げた。}狼煙は首都へ向けて次々に中継されていく。

しかし、中継地点のひとつがその山だった。

{霧にさえぎられて先行する狼煙が見えず、}そこで狼煙が途切れたため、A国の対応に大きな遅れが生じてしまったのだ。
この日から日常は変わった「3ブックマーク」
新型コロナウイルスの流行のせいで、イトラは、

初対面の裸の男がイトラの妻と寝ている映像を見ることになった。

状況を説明してください。
20年12月27日 22:16
【ウミガメのスープ】 [イトラ]

「私にとっての2020年」問題です。




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【解説】
新型コロナウイルスの流行により、感染防止対策で、入院している妊婦との面会が禁止され、産院での立会出産が出来なくなった。

イトラは、我が子が産まれる瞬間に立ち会うことが出来なくなり、リモート映像で妻の出産の様子を見届けることになった。



以下駄文。

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2020年7月20日。

出産予定日からは既に3日が過ぎた日の早朝。

里帰り先の病院にいる妻から、今日の昼に帝王切開での出産になるとの連絡がきた。

夜勤明けであった私は、何と急な話だと思いながら、帰りの電車に揺られていた。



今日、私は父親になる。



正直、実感は湧いていなかった。

新型コロナの流行で、妻の産婦人科の診察の付き添いにも行けず、両親学級も全て中止になった。

産院から帰った妻から見せられるエコー写真の画像は、恥ずかしがり屋だったのか、顔の前に腕があったりしてまともに顔が映った写真は無く、愛着の湧くものではなかった。

立ち合い出産も感染予防対策のため禁止され、入院中の面会人数も妊婦につき1人までというルールになったので、里帰り先の義理の母に任せることになった。

今となっては反省しているが、私は父親になるための準備を積極的にしていなかった。

そんな中で、今日出産するとの連絡。

現実感がないまま帰宅し、手術前の連絡を待った。





そして昼の11時、妻が手術室に入ったとの連絡。

それから30分もかからなかった。

LINEのビデオ通話の映像に、しゃくりあげるような声をあげて泣く赤子を抱えた助産師が映った。

身長約50cm、体重約3000gの元気な男の子だそうだ。

身体測定を終えた助産師がその赤子をつれて、もう一度妻のもとへ行く。

助産師が妻の傍らに赤子を寝かせると、妻は安堵したのか泣きだした。

結婚式でも泣かなかった彼女の感動の涙を、その時私は初めて見た。

私も自然と涙が流れた。



2020年7月20日。

私が父親になった日。

大切な家族が増えた日。

可愛い我が子の産まれた日だ。