なぜ?
あなたは実は何でも知っているわけではなく、知っていることだけ知っていますか?
YES、百科事典のように何でも知っているわけではありません。 [良い質問]
私はソクラテスで、無知であることを知っており、何でも知っているというソフィストの相手を馬鹿にしていますか?
NO、私は哲学者ではありません。
15 あなたの死の直前に手を握っていますか?
NO、死の直前ではないです。が、「手を握っている場面」の追及は重要です。 [良い質問]
孫は幼子で成立しますか?
YESNO?問題文の手を握る描写の時点で孫は高校卒業後くらいとなっています。年齢はさほど限定されませんが、あまりに幼すぎると成立しづらいかも?
私は、小さい頃なんでも知っている祖父の手を握り、大きいと感じていた。数年の時を経てまた握ると、とても小さく感じられた。ですか?
NO、手を握ったこと自体が私を切なくさせたわけではありません。しかし「私が小さい頃なんでも知っている祖父と過ごした」日々から数年の時を経て…。 [良い質問]
昔は何でもよく知っていた祖父が認知症を患い、徐々にボケていくのを手を握りながら悲しく思った
YES、そうなのですが!ただ単純に手を握ったわけではなく、ある目的のため手を握りました。 [良い質問]
孫が手を取り声をかけても、祖父は孫のことを覚えていませんでしたか?
YES、祖父は孫の事を覚えていませんでした!しかし手を握ったのは別の目的があったのです! [良い質問]
祖父を立ち上がらせるために手を取ったが、祖父は孫のことを覚えていませんでしたか?
NO、立ち上がらせる為ではなく!認知症を患ったからこそ、祖父はある行動に出ました。 [良い質問]
勝手に外出しようとした祖父を止めるために手を取ったが、祖父は孫のことを覚えていなかったですか?
YES!!認知症のため徘徊に出た祖父を家に連れて帰るため、私は祖父の手を引きました。お見事です! [正解]
参加者一覧 8人(クリックすると質問が絞れます)
ねえ、じーじはどうしてそんなに物知りなの?
「そうじゃな。カメコよりもうんと長いこと生きとるからなあ」
ねえ、わたしもじーじと同じくらい長いこと生きたら、じーじみたいに物知りになれる?
「もちろんじゃ。カメコは賢いからのう、じいよりもうんと物知りになれるじゃろ」
そしたらカメコ、じーじにいろんなこと教えてあげる!…あ、でもそうすると、じーじはもっともっと長いこと生きてるから、もっともっと物知りになってるわよね。じゃあカメコ、いつまでたってもじーじには勝てないんだ…。
「ほっほ。そんなことはない。今にカメコはじいよりも物知りになって、いろんなことをじいに教えてくれるじゃろう」
私が小学生だったころ、大好きなおじいちゃんとそんな話をした。
毎年夏休みになると田舎に帰って、家族親戚が集まってわいわいと騒ぐのが習慣になっていた。大きなスイカに、セミの鳴き声。川のせせらぎに、風鈴の音、それから蚊取り線香の匂い。そんな夏の風景に混じって、当たり前のようにおじいちゃんの存在があった。
私がおじいちゃんに何か尋ねると、おじいちゃんは何でも答えてくれた。私が知らない遊びをおじいちゃんはいくつも教えてくれた。悲しい時に元気の出る方法も、けんかした時に仲直りする方法も、全部おじいちゃんが私に教えてくれたんだ。
私が高校を卒業する頃、お母さんが「田舎のおうちに帰って、そっちでおじいちゃんと一緒に住みましょう」と言った。
私はとても喜んだのだが、お母さんは浮かない顔をしていた。
「何だかね、おじいちゃん…相当物忘れがひどくなってるみたいなの」
私はあの時のことを、きっといつまでも忘れられない。
その夏、田舎のおうちへ帰った日。
大好きなおじいちゃんは、昔と何ひとつ変わらない優しい笑顔で私を見て、こう言ったんだ。
「これは…えらく綺麗なお嬢さんじゃな。どこから来たんじゃ?」
私は物知りなおじいちゃんに、たくさんのことを教えた。
私の名前。
私がおじいちゃんの孫だということ。
空の郵便受けを見て「今日は休刊日か」と言うおじいちゃんに、朝刊はさっきおじいちゃんが取ってきたことを教えた。
「飯はまだかのう」と呟くおじいちゃんに、ごはんはさっき食べたばっかりだということを教えた。
夜中に川のほとりで右往左往するおじいちゃんの手を引いて、家への帰り道を教えた。
お仏壇の写真を指差し「この可愛い人は誰じゃ」と言うおじいちゃんの傍に座って、この人はおじいちゃんが愛した人よと教えた。
たくさんたくさん教えた。
「いやあ、カメコさんは物知りじゃなあ」
ねえ、おじいちゃん。
カメコの知らないことを、おじいちゃんはたくさん知っているわ。
だけどカメコが知っていておじいちゃんが知らないことなら、カメコはいくらだって、何回だって教えてあげる。
ねえ、聞いて。
カメコは、おじいちゃんが大好きよ。
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要約
幼い頃、何でも知っている物知りなおじいちゃんからいろんなことを教えてもらったカメコ。
そんなおじいちゃんが認知症になり、カメコの名前をはじめ、様々な記憶を失ってしまう。
親元に帰ったカメコは、一緒に暮らす中でおじいちゃんが忘れてしまったことをひとつひとつ教えてあげる。
ある時には深夜徘徊をするおじいちゃんの手を引いて家へと連れて帰る(問題文描写)。
そんな風にしておじいちゃんに寄り添う日々の中、カメコの胸の内には切なさが募るのだった。
>>元灯台暮らしさん ご参加ありがとうございました!身近に認知症の方を経験していないので想像でしかないですが、実際にはもっと深刻でしょうね。FAお見事です。また宜しくお願いします![18年08月04日 23:46]
というわけで藤井でした。最後やや引っ張り気味になってしまいすみません…。ネタ質ネタ返ししたかったんですがぐっと堪えてました、匿名出題は意味もなく緊張しますね!笑 参加してくださった皆様、ありがとうございました〜![18年08月04日 23:38]
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