ちょっとトリビア　ねこのここねこ

18年前の今日、2001年12月22日に、世界初のクローン猫が誕生しました。研究者たちは、オリジナルにそっくりな三毛猫が生まれてくると思い込んでいましたが、実際に生まれてきたのはキジシロ（白地に灰色のトラ猫）だったので、とても驚いたそうです。
同じDNAを持つ2匹の猫なのに、体毛の色や模様が全く違う個体になることがあるというこの現象は、「エピジェネティクス」によるものなのだそうですが、高校で生物を選択しなかった私は、検索して頭が痛くなりました。興味のある方は、頑張って検索してみてください。
生まれたクローンの子猫はCCと名づけられ（clone cat,copy cat,carbon copyの意）健康にすくすく育ち、のちに共同開発者の家族に引き取られました。2006年9月に出産し、2匹の雄と1匹の雌猫を育てました。（産んだのは4匹という記事もありますが、詳細はよくわかりません）どの猫も健康で元気な普通の猫だったそうです。
CCは少なくとも2017年3月までは存命していたそうで、クローンにありがちな短命とか遺伝的な疾患はありませんでした。
CCは、レインボーという名前のメスの三毛猫のクローンですが、両者の実の親がどんな猫だったかはわかりませんでした。また、CCは別の猫が代理出産をしたので、「親子」に関わる質問には、少しわかりにくい回答になってしまいました。
写真の左端がクローン猫のCCで、右の3匹がCCの産んだ子猫です。2006年撮影。