晴れ男であるカメオは近くの公園に遊びに来ていた。雨が降る予報だったのだが、晴れ男であるカメオのおかげで今日午前中一杯雨が降ることはなかった。カメオは自らの幸運に感謝したのだが、午後になっても晴れていたことを後悔した。一体なぜだろう?
天気の子記念。トリックうんぬんより物語をお楽しみ下さい。
No.5[きっとくりす]06月30日 23:2607月01日 12:38
カメオの年齢は重要ですか?
YESNO。ですがあまり若すぎると成立しないでしょう。→【修正】考えた結果年老いすぎていても成立しないため、年齢は重要ですと変更させていただきます。すみませんでした。 [編集済] [良い質問]
No.11[天童 魔子]07月01日 00:2307月01日 00:36
毎日公園に遊びに来ていたカメオはなんだか公園の砂場が徐々に広がっているのが自分のせいかもと思い始めましたか?
砂場?もしかして天気の子に関係してます?no。
No.12[天童 魔子]07月01日 00:2507月01日 00:36
午後は塾かガキ大将のリサイタルのどちらかがあるので雨天中止を目論んでいますか?
No 。雨天中止を目論んではいません。 [良い質問]
No.16[エンゼル]07月01日 12:1407月01日 12:35
天気が晴れてたではなく、身体のどこかが腫れてたとかですか?
NO。それでしたら腫れていたorはれていたと明記しますのでご安心を。
No.17[エンゼル]07月01日 17:0107月01日 17:43
登場人物は2人ですか?
YESかな?重要な登場人物は2人だと思います。1名重要と言えるかどうか微妙な人物が居ますが。 [良い質問]
No.18[アメリ]07月01日 18:0207月01日 18:06
もう一人の登場人物はカメオの彼女で、雨の後の虹を見せたかったのですか?
NOですが彼女であったことは合っています。前半YES後半NO。 [良い質問]
No.23[アメリ]07月01日 21:3007月01日 21:39
気候は一般的なものですか?
YESNO重要ではありません。まあ普通のものだと考えてください。ですがまあカメオは神がかり的な晴男のようですが。
この日がどういう日かは重要です。
No.28[フラグ神]07月02日 14:2807月02日 15:06
雨が降らなかった理由というのは重要ですか? [編集済]
NO。ただ単に雨が降らなかったという事にして下さい。カメオがなぜ雨が降ってほしい(NO6)と思ったかが重要です。
参加者一覧 12人(クリックすると質問が絞れます)
全員
「マクガフィン」(2良:1)
きっとくりす(8良:5)
ももか(2)
天童 魔子(4良:1)
ねこねこ(8良:5正:1)
あほすけ(1良:1)
エンゼル(4良:1)
アメリ(6良:2)
フラグ神(4良:1)
茅蜩(1)
らいちゅう(1)
Bo5bo-ko(1)
A、遠くに行ってしまう恋人と最後に最高の時を過ごせて良かったと思っていたがお見送りの時に号泣してしまったので、雨が降ったら涙をごまかせるのにと思ったから。
カメオにはカメコという付き合ってもう3年になる医大生の彼女が居た。そんな彼女にカメオはいつプロポーズしようかと悩んでいた。そんなある時である。カメコから突然の呼び出しがあった。喫茶店で待ち合わせた二人。席に座り好みのコーヒーを注文する。
「私貴方のことが好き」
突然の告白であった。やはり両思いであったことに嬉しくなったカメオ。カメオは「僕もカメコのことが・・」と言いかけた。だがその後に続いた言葉はカメオを苦しめた。「でも私、アメリカに留学しようか・・正直凄く迷ってる」カメオの顔は晴れから一瞬にして曇り空に変わった。
「先生にこのチャンス逃したらもう多分先は無いだろうって言われて・・・私どうしよう・・・」顔を伏せてしまったカメコ。重く過ぎていく時間。カメオは次に発する言葉に思い悩んでいた。しかし、しばらくしてふとカメオの脳裏にある事が思い浮かんだ。カメコは幼い頃に母親を亡くしていて、父親一つで育ったと聞いたことがあった。もしかしたら・・・その母親がが亡くなった原因は・・・
「カメコには救いたい人が居るんだね?」
「・・・うん」
「だったら・・・僕はカメコの事を応援してるよ」
「えっ・・・でも」
「僕にこうやって相談してくれたんだから、本当に思い悩んでいたんだろう?今まで気づいてあげられなくてごめんね」
「僕はカメコは医者を目指すべきだと思ってる。それで多くの人の命を救ってあげて」
「・・・うん。ごめんね・・・カメオ。ありがとう」
「頑張って。遠くから応援してるよ」
その日、カメオにとってカメコはかけがえの無い親友になった。
約束の日。カメオは夕方の出立時間までにはまだ時間があるとカメコを誘って近くの公園へ来ていた。
天気は晴れ。晴れ男の本領発揮というやつだ。
「見せたい景色がある」
そういってカメコを連れ出したカメオ。そこは公園の高台であった。その高台からはカメオ達が暮らす街が一望出来た。
「僕のとっておきの場所なんだ」
自慢げに話すカメオ。
「こんなところがあったんだね」
笑顔で遠くを見つめるカメコ。
本当はここでプロポーズしたかった。そんな思いを胸にしまいこみカメオはこの場を後にした。午前中は公園のベンチに座り、二人で懐かしい話をしたり、近所の名物を食べたりして楽しんだ。そして約束の時間。空港の駐車場までやってきた二人。
「いよいよか」
「うん」
「頑張ってな。辛くなったら絶対言ってくれよ。相談乗るからさ」
「・・・うん。頑張る」
「じゃあな!向こうでも元気でな!」
「カメオ君も元気でね!」
「手紙絶対出すからな!」
「私も絶対返すよ!」
最高の笑顔で見送ってやろう。そう決心していたカメオはあふれそうな思いを精一杯抑え、笑顔でカメコを見送った。そしてカメコは踵を返し、後ろを向いた。カメコの背中が見える。
「もう良いかな・・・」
カメオは力を入れていた口を緩め、顔を少し伏せた。カメコをずっと支えるって約束したのに。好きで好きでたまらなかったカメコが遠くに行ってしまうことを考えたら。
堰を切ったように涙があふれてきた。
「う」
「くうぅ・・・カメコォ・・・」
しばらく目をこすっていたが、ふと周りの目が気になったカメオは顔を起こした。すると遠くでカメコが見ていた。もう行ったと思っていたのに。
「ごめん・・・カメコ。笑顔で送ろうと思ったけど・・・無理みたいだ」
見ればカメコも涙を流していた。
もし大雨でも降っていたら。この二人の涙も隠してくれるのに。カメオは憎らしいほど晴れやかな空を恨めしく見上げた。
それから数年後。一度あんなことを願ったためかあれからすっかり雨男になってしまったカメオ。窓の外からしとしとと振り続ける雨を見ると、彼女のことがふと頭に浮かぶのだという。彼女は向こうの大学でも優秀で、成績は上位。順調に医者への道を歩んでいるらしい。
「彼女の町では晴れているといいな」
せめて彼女の未来は明るくあってほしい。カメオはお天道様にそう強く願った。
カメオにはカメコという付き合ってもう3年になる医大生の彼女が居た。そんな彼女にカメオはいつプロポーズしようかと悩んでいた。そんなある時である。カメコから突然の呼び出しがあった。喫茶店で待ち合わせた二人。席に座り好みのコーヒーを注文する。
「私貴方のことが好き」
突然の告白であった。やはり両思いであったことに嬉しくなったカメオ。カメオは「僕もカメコのことが・・」と言いかけた。だがその後に続いた言葉はカメオを苦しめた。「でも私、アメリカに留学しようか・・正直凄く迷ってる」カメオの顔は晴れから一瞬にして曇り空に変わった。
「先生にこのチャンス逃したらもう多分先は無いだろうって言われて・・・私どうしよう・・・」顔を伏せてしまったカメコ。重く過ぎていく時間。カメオは次に発する言葉に思い悩んでいた。しかし、しばらくしてふとカメオの脳裏にある事が思い浮かんだ。カメコは幼い頃に母親を亡くしていて、父親一つで育ったと聞いたことがあった。もしかしたら・・・その母親がが亡くなった原因は・・・
「カメコには救いたい人が居るんだね?」
「・・・うん」
「だったら・・・僕はカメコの事を応援してるよ」
「えっ・・・でも」
「僕にこうやって相談してくれたんだから、本当に思い悩んでいたんだろう?今まで気づいてあげられなくてごめんね」
「僕はカメコは医者を目指すべきだと思ってる。それで多くの人の命を救ってあげて」
「・・・うん。ごめんね・・・カメオ。ありがとう」
「頑張って。遠くから応援してるよ」
その日、カメオにとってカメコはかけがえの無い親友になった。
約束の日。カメオは夕方の出立時間までにはまだ時間があるとカメコを誘って近くの公園へ来ていた。
天気は晴れ。晴れ男の本領発揮というやつだ。
「見せたい景色がある」
そういってカメコを連れ出したカメオ。そこは公園の高台であった。その高台からはカメオ達が暮らす街が一望出来た。
「僕のとっておきの場所なんだ」
自慢げに話すカメオ。
「こんなところがあったんだね」
笑顔で遠くを見つめるカメコ。
本当はここでプロポーズしたかった。そんな思いを胸にしまいこみカメオはこの場を後にした。午前中は公園のベンチに座り、二人で懐かしい話をしたり、近所の名物を食べたりして楽しんだ。そして約束の時間。空港の駐車場までやってきた二人。
「いよいよか」
「うん」
「頑張ってな。辛くなったら絶対言ってくれよ。相談乗るからさ」
「・・・うん。頑張る」
「じゃあな!向こうでも元気でな!」
「カメオ君も元気でね!」
「手紙絶対出すからな!」
「私も絶対返すよ!」
最高の笑顔で見送ってやろう。そう決心していたカメオはあふれそうな思いを精一杯抑え、笑顔でカメコを見送った。そしてカメコは踵を返し、後ろを向いた。カメコの背中が見える。
「もう良いかな・・・」
カメオは力を入れていた口を緩め、顔を少し伏せた。カメコをずっと支えるって約束したのに。好きで好きでたまらなかったカメコが遠くに行ってしまうことを考えたら。
堰を切ったように涙があふれてきた。
「う」
「くうぅ・・・カメコォ・・・」
しばらく目をこすっていたが、ふと周りの目が気になったカメオは顔を起こした。すると遠くでカメコが見ていた。もう行ったと思っていたのに。
「ごめん・・・カメコ。笑顔で送ろうと思ったけど・・・無理みたいだ」
見ればカメコも涙を流していた。
もし大雨でも降っていたら。この二人の涙も隠してくれるのに。カメオは憎らしいほど晴れやかな空を恨めしく見上げた。
それから数年後。一度あんなことを願ったためかあれからすっかり雨男になってしまったカメオ。窓の外からしとしとと振り続ける雨を見ると、彼女のことがふと頭に浮かぶのだという。彼女は向こうの大学でも優秀で、成績は上位。順調に医者への道を歩んでいるらしい。
「彼女の町では晴れているといいな」
せめて彼女の未来は明るくあってほしい。カメオはお天道様にそう強く願った。
19年06月30日 23:18
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自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
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