ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい……ウミガメのスープに間違いございません。」
男は少々納得がいかないような表情をしつつも特に文句を言うこともなくそのスープを平らげ、勘定をすませて帰宅しました。
その様子を見ていた見習いシェフはその日の夜、近いうちに今働いているレストランを辞める決心をしました。
一体どういうことだろう?
※甘木さんの問題「格下のウミガメのスープ」をオマージュさせて頂きました。
https://late-late.jp/mondai/show/3202
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい……ウミガメのスープに間違いございません。」
男は少々納得がいかないような表情をしつつも特に文句を言うこともなくそのスープを平らげ、勘定をすませて帰宅しました。
その様子を見ていた見習いシェフはその日の夜、近いうちに今働いているレストランを辞める決心をしました。
一体どういうことだろう?
※甘木さんの問題「格下のウミガメのスープ」をオマージュさせて頂きました。
https://late-late.jp/mondai/show/3202
甘木さんの「格下のウミガメのスープ」のオマージュです。タイトルは意識しなくて良いです。
No.5[甘木]12月14日 12:2012月14日 12:31
男、シェフ、見習いシェフ以外に重要なキャラは存在しますか?
Yes!1人います。あと男以外のお客さんがチラホラ程度。(他のお客さんはそこまで重要ません) [編集済] [良い質問]
No.9[おもち]12月14日 12:2912月14日 12:34
男はこの店のウミガメのスープを以前にも飲んだことがありますか?
Yes!レストランの常連で、ウミガメのスープをよく注文します。 [良い質問]
No.19[おもち]12月14日 12:4112月14日 12:44
男は今まで食べていたウミガメのスープには満足していたのに今回食べたスープだけ不満を持ちましたか?
YES!!今回のスープに不満を持ちました! [良い質問]
非現実的…とまでは行かないハズですが、少し未来の話とすると分かりやすくなる…かも?
No.28[みづ]12月14日 12:4812月14日 12:50
オーナーはAI(ロボット)にスープを作らせましたか?
YES!!味付けまでやる全自動調理器が導入されたのです!(まとめてください!) [良い質問]
No.31[おもち]12月14日 12:5212月14日 12:53
見習いシェフは味付けが下手なロボットを採用している店を辞めて、人間が調理する他の店へ働き先を変えますか? [編集済]
Yes!正解です! [正解]
No.32[みづ]12月14日 12:5312月14日 12:55
オーナーは話題性のため、全自動調理器具を導入し、シェフの代わりにウミガメのスープを作らせたが、隠し味的なものをシェフが隠していたので、あまり美味しくないスープになりましたか?
Yes!正解です!話題性のためではなく、人件費を抑えたかっただけなのでした。 [編集済] [正解]
参加者一覧 5人(クリックすると質問が絞れます)
全員
おもち(14良:8正:1)
甘木(3良:2)
きっとくりす(5良:1)
みづ(7良:4正:1)
夜船(3)
要約
急遽、調理工程を機械による全自動化を図ると、経営者による方針変更が出た。
レストランの名物であるウミガメのスープも例外ではなく、味付けを含むほぼ全ての工程を機械で行われる事になった。
見習いシェフは盛り付けの際にウミガメのスープを味見したが、美味しく感じたのは最初だけで、後味が残念な状態だった。
ここまで味が決まっていたら、元の状態に戻すのは1から作り直すしか無いがそんな時間は無かった。
結局、ウミガメのスープの味について、お客さんからの呼び出しに対応し続けるシェフの姿を見ていた見習いシェフは、このレストランに未来は無いなと失望し、辞める決心をしたのだった。
かなり長い解説
それは突然の出来事でした。
このレストランの経営者が支出(人件費)を削減するため、調理工程を全て自動化すると、極端な方針変更を行ったのです。
厨房の至る所に機械を設置するため一時閉店し、その間に多くのスタッフがこのレストランから去りました。
残ったのは、問題文に登場するシェフと、見習いシェフのカメオを含めても10人に届かない程でした。
リニューアルオープンしたレストランですが、料理についてはほぼ全ての工程を機械により自動化されており、
シェフが行うのは盛り付けをしてホール担当に渡し配膳してもらう。たったこれだけです。
そして調理の全自動化については、このレストランの名物である『ウミガメのスープ』でも例外ではありません。
カメオは、ウミガメのスープを盛り付けする際に、少しだけ味見をしてみました。
一口目は、確かに美味しかった。
しかし、それだけ。味の余韻や奥深さが感じられず、最初の味で留まってしまう。
機械が導き出した材料だけでは、スープ重要な「コク」と「旨味」が出なかったのです。
しかしオーダーは次々と来るので、味の変更はとても間に合いません。
ウミガメのスープをホール係が配膳して少し経った頃、見習いシェフの恩師であるシェフが客に呼び出されてしまいました。
客とシェフがやり取りし、客は納得できない顔のまま完食して帰って行きました。
料理を食べた客から次々と呼び出しを受けたシェフの姿を見ていたカメオは、
(この方針のまま続くなら、このレストランに未来は無いだろうな…)
と失望し、レストランを辞める決心をしたのです。
数日後、カメオは辞表を提出しにレストランに向かいました。
すると、レストランの前でお世話になっていたシェフと会ってしまいました。
「ココを辞めるのか?」
『はい、シェフにはお世話になりっぱなしでしたが、その恩を返す前に離れることになって、申し訳ございません…』
「謝る必要は無い。私もココを辞めるつもりさ。」
『……え?そうなんですか?』
「ああ。今まで散々あのアホオーナーに振り回されたけど、今回のは流石に呆れてね。」
シェフは深い溜め息をついた後、続けました。
「少し時間が必要だけど、私は別の場所で海が見えるレストランを作ることにするよ。
返して貰うモノなんて無いと思うけど、もし恩を返したいなら、一緒に来ない?」
『い、良いんですか?是非、お願いします!』
「決まりだな。それじゃぁ、これからもよろしく。」
と、シェフは握手を要求し、
カメオはそれに応えました。
少し肌寒くなってきた季節ですが、彼女の手はとても暖かく感じました。
長すぎるから3行で
全自動調理器でウミガメのスープを作ったが、味が微妙で客が不満げ。
対応に追われているシェフを見た見習いシェフは、
「このレストランに未来は無い」と見限ったのだ。
急遽、調理工程を機械による全自動化を図ると、経営者による方針変更が出た。
レストランの名物であるウミガメのスープも例外ではなく、味付けを含むほぼ全ての工程を機械で行われる事になった。
見習いシェフは盛り付けの際にウミガメのスープを味見したが、美味しく感じたのは最初だけで、後味が残念な状態だった。
ここまで味が決まっていたら、元の状態に戻すのは1から作り直すしか無いがそんな時間は無かった。
結局、ウミガメのスープの味について、お客さんからの呼び出しに対応し続けるシェフの姿を見ていた見習いシェフは、このレストランに未来は無いなと失望し、辞める決心をしたのだった。
かなり長い解説
それは突然の出来事でした。
このレストランの経営者が支出(人件費)を削減するため、調理工程を全て自動化すると、極端な方針変更を行ったのです。
厨房の至る所に機械を設置するため一時閉店し、その間に多くのスタッフがこのレストランから去りました。
残ったのは、問題文に登場するシェフと、見習いシェフのカメオを含めても10人に届かない程でした。
リニューアルオープンしたレストランですが、料理についてはほぼ全ての工程を機械により自動化されており、
シェフが行うのは盛り付けをしてホール担当に渡し配膳してもらう。たったこれだけです。
そして調理の全自動化については、このレストランの名物である『ウミガメのスープ』でも例外ではありません。
カメオは、ウミガメのスープを盛り付けする際に、少しだけ味見をしてみました。
一口目は、確かに美味しかった。
しかし、それだけ。味の余韻や奥深さが感じられず、最初の味で留まってしまう。
機械が導き出した材料だけでは、スープ重要な「コク」と「旨味」が出なかったのです。
しかしオーダーは次々と来るので、味の変更はとても間に合いません。
ウミガメのスープをホール係が配膳して少し経った頃、見習いシェフの恩師であるシェフが客に呼び出されてしまいました。
客とシェフがやり取りし、客は納得できない顔のまま完食して帰って行きました。
料理を食べた客から次々と呼び出しを受けたシェフの姿を見ていたカメオは、
(この方針のまま続くなら、このレストランに未来は無いだろうな…)
と失望し、レストランを辞める決心をしたのです。
数日後、カメオは辞表を提出しにレストランに向かいました。
すると、レストランの前でお世話になっていたシェフと会ってしまいました。
「ココを辞めるのか?」
『はい、シェフにはお世話になりっぱなしでしたが、その恩を返す前に離れることになって、申し訳ございません…』
「謝る必要は無い。私もココを辞めるつもりさ。」
『……え?そうなんですか?』
「ああ。今まで散々あのアホオーナーに振り回されたけど、今回のは流石に呆れてね。」
シェフは深い溜め息をついた後、続けました。
「少し時間が必要だけど、私は別の場所で海が見えるレストランを作ることにするよ。
返して貰うモノなんて無いと思うけど、もし恩を返したいなら、一緒に来ない?」
『い、良いんですか?是非、お願いします!』
「決まりだな。それじゃぁ、これからもよろしく。」
と、シェフは握手を要求し、
カメオはそれに応えました。
少し肌寒くなってきた季節ですが、彼女の手はとても暖かく感じました。
長すぎるから3行で
全自動調理器でウミガメのスープを作ったが、味が微妙で客が不満げ。
対応に追われているシェフを見た見習いシェフは、
「このレストランに未来は無い」と見限ったのだ。
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みづ
入力遅く申し訳ない(。´Д⊂)人件費削減、入れようか迷ってやめてしまいましたw甘い正解をいただき、ありがとうございます(泣)&出題ありがとうございました![編集済] [18年12月14日 12:59]
入力遅く申し訳ない(。´Д⊂)人件費削減、入れようか迷ってやめてしまいましたw甘い正解をいただき、ありがとうございます(泣)&出題ありがとうございました![編集済] [18年12月14日 12:59]
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
ブクマ:1
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これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
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