カメオ師匠が弟子を取るってよ！

「少し遅かったかな。明日は、もう少し早く来て芸を披露することにしよう。」 [良い質問]

と、門の方を見てみたけど、やはりこの時間は師匠はいなそうです。
芸を続けようにもお腹がすいて力が出ません。

「って芸の披露は明日にするか。腹減ったし晩飯食って帰ろう」
あなたは夕食を食べに行くことにしました。

夫人はもやもやし丼を食べながら「明日はちゃんとみに行こう！」と誓うのでした。

門の前で朝の掃除をしていお手伝いさんが声をかけてきました。
「あらあら、私に芸を披露してもカメオ師匠の弟子にはなれないわよ」
あなたは出直すことにしました。

あなたは、ちょうど夕食の買い物を終えて帰ってきたお手伝いさんに尋ねるました。
「カメオ師匠は、いつも２時間くらい門の前で待ってるわよ。それにしても、ちょうど私がいる時間で良かったわね。そうでなければ、門の前で独り言を言うはめになったわね。」

門の前で打ち水をしているお手伝いさんが答えました。
「私に言われても困りますよ。直接頼んでも怒鳴られるだけでしょうけどね」

と考えようとしたが、考えたところで意味がないなと思い直した。
「それより日も変わったし早く寝るとしよう。」

とやってやろうと、夫人は師匠の家まで来たのですが、門の前はしんと静まり返っていて幽霊でも出そうです。
「丑三つ時に近いからな。ヤバいもん呼んじゃうとやだしな」
夫人はビビッて帰っていきました。

と意気込んでやってきたはいいけど、時計を見たらまだ真夜中。
ふと門の方を見ると、夫人がビビりながら帰っていくところです。
いんふぃも出直すことにしました。

スマホで確認しようとしたけど忘れてきたようです。
「俺、使えないナ。でも、そろそろ夜が明けるかもな」

張り紙を思い出してみる。

【我こそはと思うものは、うちにみにきなさい。そして門の前で芸を披露しなさい。】

「う～ん、ぱっとみ時間指定はされてないけど、なんであんなこと言ってるのか意味が分からない部分があるんだよなぁ」

腕時計を見ようとしたけど満員電車で腕が上がらない。
ああ、何時なんだろう・・・

と思って腕を見たら腕時計つけるの忘れてた。
それはそうと、ここに来る電車は朝のラッシュでギュウギュウだったな。

OUTISはブツブツ独り言を言いながら帰っていった。

夫人はカメオ師匠に見せる前の練習として、門の前で朝の掃除をしているお手伝いさんに芸を披露しました。
「あらあら、今度は別の方なのね。みなさん私に弟子入りしたいのかしら？」

という切れ芸をやってみた夫人ですが、誰も見てないので空しくなってしまいました。
「コケコッコー」
どこかで馬鹿にしたように鶏が鳴いています。

ように見えたが夫人はそんなにヤワじゃない。
「でもまあ、そこまでヤヤコシイことはない気もするし、もう少し考えてみるか。 ん？ 今はたつか。 じゃあ、もう少ししたらカメオ師匠が出てくるかな。」

夫人は晩飯を食べながら二人を待つことにした。

芸を披露し終わると門が開いてカメオ師匠が出てきた。
「君は確かギー太といったかな。なるほど歌ネタか。中身はまだまだだが、まあそれはこれから磨けばいいか。よし、お前を一番弟子にしてやろう」 [正解][良い質問]

「ふふっ、あなた面白いわね。カメオ師匠に見て貰えたら弟子にしてもらえるんじゃないかしら。」
夕食の買い物を終えたお手伝いさんに批評されてしまった。
夫人は「それにしても、なぜ今だと思ったんだ？」と自問自答するのだった。

あれ？思ったより師匠の家まで来るのに時間がかかってしまったな。
もう昼ご飯の時間も過ぎてしまったよ。
そういえば巳の刻って二通り解釈があるけど、どっちだろう？
なんとなく師匠が言ってたのは、10時～12時ではなくて、9時～11時な気がするな。

振りをして、ヒントを待つことにした。

あらあら、この人はこんなところで何日寝込んでるのかしら。
「ボージャック夫人さ～ん、もう２週間も寝てるけど大丈夫ですか～　こんな時間に門の前で寝てたら芸もしないで何をしてるんだってカメオ師匠に怒られちゃいますよ～」